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2010-03-23

『劇場版Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』は、完璧な脳内補完映画

 『劇場版Fate/stay night - UNLIMITED BLADE WORKS』を観た。
 一応、原作のPCゲームはやっているので、物語はわかっているのだけれど、何せ5年前のことなので、細かいことは忘れている。TVアニメは、石川県で放送してないから観れてないし、DVDを借りてまで観る気はないし(買うなんて論外)、漫画版も読む気はないしで、正直、「劇場版」には全く興味がなかったんだけど、石川県なんて田舎で予想外に上映決定したので、世評が良いのもあり、どんなものやらと物見遊山気分で観てみた。
 そしたら、意外に良かった。

 アニメとしての出来は良い。「世界レベルで良い」わけではないけど、日本国内のアニメオタク向けと考えれば、かーなり上等な出来。作画の出来が最初から最後まで良く、戦闘場面の多さ(8割は戦闘場面だ)がその自信を示している。どのキャラも良く動く動く。日本アニメ独特のアクロバティックなカット割りと演出で満載。PCゲーム版しか知らないので、キャラに声が付いているだけでも感動ものだけど、「あの場面が動くとこうなるのか~」と感心しながら観ていた。うん、完全にファンだな私。
 そのファンぶりに我ながら驚きながらも、感動してしまったものはしかたない。たとえば、アーチャーの最後の台詞「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから」とか、セイバーの「問おう。貴方が、私のマスターか」とか、衛宮士郎の「いくぞ英雄王――武器の貯蔵は十分か」とかが原作のイメージを全く損なわないどころか魅力倍増で表現されているのだから、そりゃあ感動しますって! 遠坂凛の“ツン”なところがちゃんと声と表情で表現されていて、セイバーの腹ペコ王ぶりも少しだけど表現されていて面白かったし。
 ただし、完全無欠にファンサービス作品なので、ファンでない人には面白さが欠片もわからないどころか理解不能な作りになっている。ゲームなら十時間くらいの物語を2時間内に収めてるんだから、その端折りっぷりは凄まじい。それを「Fate」っぽく表現すると、それは――断片だけでできている。「Unlimited Blade Works」という副題からわかるように、物語は総合的でなく、ゲームでいうところの遠坂凛をメインヒロインとするルートに限定している。主人公である衛宮士郎が最も活躍するルートでもあるので、最初から最後まで戦闘場面だらけ。細かい説明は一切なし。一見さんお断り。予習復習当たり前。ファンには優しいけど、ファンでない者には鬼神の如く厳しい映画だ

 完全なファン向けとなっているけど、「劇場用」としてブラッシュアップさせたファンサービスとしては、物語の魅力を伝えることは放棄し、アニメとしての魅力――つまり「動き」に限定して力を注いであるので、満点合格といえる。PCゲーム版の『Fate/stay night』しか知らない人は、絶対に観た方がいい。感動できるから(細かい部分は全て脳内補完しなきゃいけないけど)。TVアニメを観ていた人は、アニメーションの演出は既に知っているしね。
 ファン限定サービス映画なので、歴史に残るような傑作とはいえないけど、ファンにとっては、原作と共にある作品として高く評価されると思う。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : Fate

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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