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2010-02-17

国母選手の服装問題とホラー映画とジャッカス

 今さらどうでもいいことだけど――
 今やってるバンクーバー冬季オリンピックで、国母選手が公式ユニフォームを着崩したのが小問題になったことを今日知り、どれどれと公式ユニフォームを見てみたら、あらまあ、ダサくありませんこと?
 国際大会で日本の代表として出場しているのだから、公的であることを自覚した行動を取ってもらいたいのはわかるけれど(国民の血税がどーたらこーたらというテンプレ発言)、「出場辞退するべき」というのは過剰反応しすぎだ。頭のオカシイ人々がたくさんいるのだなぁ。しまいにゃ文科相まで苦言を呈してる。

スポニチ→“国母問題”で川端文科相も批判「適切ではない」

上記リンクから引用。
 川端達夫文部科学相は15日の衆院予算委員会で、バンクーバー五輪スノーボード男子ハーフパイプ代表の国母和宏の服装問題について「極めて遺憾だ。国を代表して参加する自覚が著しく欠けていた」と批判した。
 えー、国民の代表である自覚が著しく欠けている民主党にいわれたくない台詞ですな。予算委員会で、民主党からすりゃどうでもいいと思われている省庁の上位に入っている文科省の大臣にさぁ。こっちの方が極めて遺憾だっつーの。
 国母選手の格好が「日本の恥」だといいたいわけなんだろうけど、恥丸出しの政治家がたくさんいて、国会で恥丸出しで大騒ぎしてて、その学級崩壊レベルの様が公共放送で堂々と放送されてる世の中に於いては、国母選手の行いは、褒められないとは思いつつも、「そんな世間に楯突いた」と勝手に解釈すれば笑えることではある(もちろんそんなわけないけど)。つーか、もっと「恥」はいるだろうに。小沢一郎民主党幹事長が不起訴に終わって不完全燃焼気味だったから、飛びつけるネタに脊髄反射的に飛びついただけなんだろうな、ワイドショー的には。つまり、どうでもいいことだ。
 でもまあ、問題となった以上、国母選手には「結果」が求められるだろう。入賞すらできなかったら、「単なる見かけ倒し」と批判しまくり、金メダルを獲ろうもんなら「ふてぶてしいのは実力」と大絶賛するのだろう。あー、何か、見慣れた光景だなぁ。朝昇龍さんとか亀田兄弟とか。でも、そもそも、そんなに日本人は注目しているのだろうか、その人たちに。殆どの人はニュースで試合結果を見る程度でしょ? どうでもいいんだよ、格好なんて。大して内容も知らずに見せかけの情報だけで批判しているだけ。
 私は、国母選手の立場は、ほんのごく僅かながら理解できる。なぜかというと、ホラー映画が大好きだからだ。
 
 未成年による凶悪犯罪(主に殺傷事件)が発生する度に叩かれるのがサブカル関係なのは、宮崎勤以降のテンプレ。その度に、アニメ・漫画・TVゲーム愛好家は恐怖するが、最も恐怖するのは、ホラー映画愛好家だ。もうね、居心地の悪いこと悪いこと。「趣味は何ですか?」と訊かれても、正直に「映画です。特にホラー映画。その中でも人々が五体満足で死ねない愉快痛快なものが特に大好きです」なんて絶対に答えられない。もしも合コンなんかでそう答えようものなら、終わりまでずーっとテーブルの端っこでストローの包み紙を濡らして遊んでいるしかない。もちろん、二次会への誘いなんてあるわけがない。みんなが二次会のカラオケで楽しくEXILEなんか歌っている時に、自室で『プライベート・ライアン』なんかを観てしまうんだ。
 ホラー映画の評判は悪い。SMAP稲垣吾郎さんなんか、「月イチゴロー」にて『ホステル』を罵倒しまくった。曰く、「良いところはない。存在自体認めない」そうで、まあ、SMAPの一員として『ホステル』を褒められるわけはないんだけど、それなら最初から選ぶなよ(選んでいるのは香取慎吾さんだけど)。誰にだって好き嫌いはあるから、「ホラー映画は苦手というか嫌いなので、良し悪しの判断はできない」とでもいうなら、「好き嫌い」と「良し悪し」は別なんだし、ホラー映画愛好家も「嫌いならしかたないな」と納得できる。だのに、「存在自体を認めない」だもんなぁ。
 「存在を認めない」ってのは恐ろしいくらいに強い意思だ。イジメでも、肉体的暴力は酷いけど、「存在を認めない」イジメが精神的に最も酷い。そこにいるのにいない、と思われる恐怖。まるで黒沢清監督の『回路』の幽霊になったような怖さ。完全に村八分の意見で、それをさらっといってしまうところに稲垣さんの無自覚の怖さがある。アイドルなんだから――国民を代表するアイドルなんだから、ちゃんとした発言をしてもらいたいものだ。が、所詮は「アイドル」だしね。
 ホラー映画の「存在を認めない」のは、何も稲垣さんだけでない。私の周りにも結構いる。私からすれば、美男美女の恋愛映画も「あり得ない」という意味ではホラー映画みたいなもんだ。でも、殆どの人はちゃんと理解している。「美男美女の恋愛なんて、絵空事だし、現実にあっても自分には関係しない」と。普通の大人は、ちゃんと理解している。ディズニーアニメの中のお姫様と王子様だって現実にはいない。子供だってわかっている。だのに、ホラー映画愛好家は「わかっている」と思われ難い。
 子を持つ親ならば、子供に「悪影響を与えなくない」のはわかる。わかるが、「ホラー映画が悪影響を与える」と思い込んでいるその悪影響の受けっぷりはどうなんだろう? 「悪影響を与える」ことを世間は問題にするけど、同時に日本人は自己責任論が大好きなので、その両方の問題が並列に語られることは少ない。特にTVのワイドショー番組では、視聴者に「あなたが悪いんじゃない。○○が悪いんだ」と囁きかけることで人気を稼ぐため、「他者が悪い」と「自己責任論」は共存しない。
 素晴らしい行いをした人にも、「自己責任論」は通用しない。「誰々のお陰で」とか、何よりも共同体の素晴らしさを称える。「周りのやつらがクズばっかだったので頑張れた」とかいおうものなら大顰蹙を買う。みんなと同じであることの素晴らしさ――それは社会形成の効率からすると当然推奨されるものではあるけど、だからといってはみ出し者を強引にそこに押し込める必要はない。はみ出し者は、はみ出し者だからこそできることもある。それを「みんなと同じ」推奨員は羨望と嫌悪をない交ぜにして語るから、異様な言論が出来上がる。正直にいえばいいんだよ、「ずるい。羨ましい」って。
 世論は不協和音を認めない。不協和音であっても、認めざるを得ない場合は、強引に和音に仕立て上げてしまう。ホラー映画を叩く者も同じ。イメージ操作をして、ある集団へと放り込む。約十年前、当時の防衛次官が、「強姦が罪にならんのなら、俺らは強姦するわ」とか発言して失脚した。女性蔑視で叩かれた発言だったけど、あれは本当は女性蔑視以上に男性蔑視発言だった。だって、「男は罪にならなければ強姦したいとみーんな思っている」といったわけで、つまり「男は女の立場なんて全く考えない生き物だ」と勝手に代弁されたのだ。そしてその根底には、「罪に問われなければ誰だって犯罪を犯す」という本音がある。ハイチは今、無政府状態で犯罪が横行し、強姦なんかも多く発生しているらしいけど、そのニュースを知って、みんな「ハイチにいけばヤりたい放題だから羨ましい」と思うってことだ。ホラー映画愛好家にそれを当てはめれば、「ホラー映画愛好家は、法律が許せば人を殺しそう」と思われていそうだ。それは余りにも「みんな」を馬鹿にしすぎている。
 「他者が悪い」と「自己責任論」が横行し、「許されるのなら誰だって犯罪を犯す」が本音にあるとしたら、ホラー映画は悪影響を与えるものになってしまう。そして、ホラー映画愛好家から真っ当な反論が出ても、「他者が悪い」好きの人々は聞く耳を持たないので、考えることを止めてしまい、「存在を認めない」になってしまう。子供の喧嘩みたいに、耳を手で塞いで、「あー、あー、聞こえなーい、聞こえなーい」で対抗する。つまり、国母選手の服装問題に於けるマスコミの反応は、そんな対応にすぎない。国母選手も子供だけど、叩いているマスコミはそれを軽く超える子供っぽさだ。

 だから思う。「精神的子供の大人」相手に真面目に論争をするのって、疲れるんだよね、と。

 国母選手の服装問題は、確かに公的にどうかと思うけど、選手のモチベーションを下げるような叩き方をする必要はないだろーに。非国民一歩手前扱いだし。気持ち良く戦ってほしいとは思わんのか。税金で出場させてやってるんだから、こっちの言いなりになりやがれ、か。叩いている奴らは、勝ってほしいのか負けてほしいのかどっちなんだ? もしも国母選手が「ジャッカス」好きだったなら、絶対に応援するけどね。そう、国母選手は嘘でもいいから「ジャッカス大好き」発言をすべきだ。そんで、釈明会見で、「俺はただのバカなので、良い子やクソガキや精神年齢の低い大人の皆様は絶対に真似をしないで下さい」といってやればいいのだ。そうしたら、日本中から、いや世界中から応援されるかもしれない。殺されるくらいに非難されるかもしれないけど。
 それにしても、国母選手の格好がどうとかいう以前に、公式ユニフォームの悪さはもっと叩かれるべきなんじゃないか? 有名デザイナーを起用していても、カッコ良かった例がない。うわぁ、かわいそうに……といつも思う。
 今回のスピードスケートの紐パン風公式ユニフォームも凄いし(男性が着用した時のインパクトがデカい)。股間部分の生地の色、技術的に全体と同じにできなかったのかなぁ? それとも、相手選手を笑かして勝利を得ようという魂胆なのか。どうせなんだから、今後はお笑いに徹底したデザインにしてみたらいいのに。笑いの達人(お笑い芸人やギャグ漫画家など)に絶対に笑ってしまうデザインを考案してもらう。開会式から閉会式まで日本選手がいると爆笑・失笑が止まらない、そんなデザインで作ってもらい、全世界の笑いものになりながら勝つ。恥も外聞もない戦法。ま、それはそれでやはり服装問題になってしまうのだろうけど。
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スノボ男子五輪代表の国母選手が素っ 裸な件

スノーボード日本代表・国母選手の高校時代の写真が流 出したが、謝罪会見で見た国母選手とはあまりにもかけ離れた「地味さ」に驚きの声が噴出している。。

そして今、この写真よりも更に衝撃の全 裸動画が話題に・・・

http://kkbkzhr.blogspot.com/
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ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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