--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-08-26

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』はエンドクレジットが一番面白い

 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を観た。予告編でのスペクタクル満載っぽい映像に惹かれ、これは観なければ! と意気込んだものの、全く、それはもう本当に全く面白くなかった。

 というか、そもそも私は原作をチラ見したことすらないし、映画版だってシリーズを通して観てもいない。物語だって、要は「醜いアヒルの子」のようなものだろう、と理解している程度(間違ってはいないだろう)。生まれの良い少年が、「生まれの良さ」だけを武器に、大して努力も苦労もせずに偉大な魔法使いとなって世界を救う、「いじめられっ子」の妄想な物語、というような理解だ(たぶん正解じゃないけど大きく間違ってもいないだろう)。つまり、「ハリポ」は単なる「世界系」なんだろ?
 まあ、原作がその程度の物語でなかったとしても、映画版に関係ない。映画版は原作がどうであろうと、とっても面白くないんだから。映画版『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を一言で表現すれば、予告編以下、だ。

 何が面白くないって、少年少女(という歳でもないんだけど)の痴話が長々と繰り広げられるところ。上映時間が2時間半もあるのに、1/3くらいが痴話。しかも、主役のハリポじゃなく、脇役の。はっきりいって、どうでもいいよ!
 痴話を百歩譲って許したとしても、普通は主役のハリポでやるべきじゃないか? もしかしたら既にハリポの痴話は処理済なので、今回は脇役にスポットライトを当ててやるか、という配慮なのかもしれないけど、問題はそーゆー配分でなく、スポットライトを当てられるキャラに全く魅力がないってことだ。いかにも馬鹿っぽいロンは、『グローイング・アップ』なんかで女子寮を覗いているのがピッタリで、実際、「ハリポ」シリーズでもそんな役割なんじゃないかと思うんだけど、あとハーマイオニーは「学園もの」で意地悪なチアリーダーなんかやってるのがピッタリで、実際、「ハリポ」でもそんな役割なんじゃないかと思うんだけど、そんな2人の痴話が面白くなる筈がなく、世界をかけた魔法戦争の箸休めにもならんわ。
 脚本が悪いという前に、たぶん原作通りなんだろうから、原作が馬鹿なんだろう。こんな無駄な痴話を繰り広げて、物語に何の深みも与えられていないし。ファンサービスとはいえ、主軸の物語に貢献しないと。思い切って脚本でロンとハーマイオニーの痴話を切る英断があっても良かったんじゃないか? 原作ファンは怒るかもしれないけど、映画としては絶対にそっちの方が正しいと思う。上映時間が極端に短くなるけど。

 批判することくらいわかりそうなのに観てしまったのは、それだけ予告編の出来が良かったからだ。ジョン・ウィリアムズさんテーマ曲が静かに鳴り響き(テーマ曲は、さすがウィリアムズさん、名曲だと思う。『ハリー・ポッターと賢者の石』のサントラだけは買った)、いかにも悪役でございますという黒尽くしの魔法使いが、何というか、水中で墨汁を吹いたようなCGの演出で空を飛んでいる場面が斬新でカッコイイと思ったのだ。他の場面でも「水中で墨汁を吹いたような」演出が使われていて、あんな場面が随所にあるんなら観てみたい、と思った。しかし。
 スペクタクルな場面は、最初と最後にしかなかった。しかも、最初の魔法世界でない現実世界での大惨事のシークエンスは、何であんなことが起きたのか何の説明もない。そして、そのまま放置。
 そうそう、最初の方に、ハリポがカフェの女性店員をナンパするようなシークエンスがあるけど、あれも意味不明。何でハリポがモテてるわけ? これまた説明なく、そのまま放置。

 長い物語だから枝葉があるのは当然なんだけど、「ハリポ」シリーズは枝葉がみーんな面白くないような気がする(シリーズを通して物語をよく知らないから、憶測)。原作の分厚さは、無駄な枝葉があるからだろう(これも憶測だけど、自信あり)。その枝葉を全部刈り取って、スマートにしたらもっと面白くなったんじゃないか。映画にする際にも絶対に無駄な枝葉が邪魔になっていると思うぞ。脚本の段階で削ろうにもファンが許さないから削れなくて、しかし盛り上がらないからどうしよう……と悩んでいるじゃないかなぁ。
 これなら、似たような物語でつまらなさも似ている『Dragonball Evolution』の方がバカ映画丸出しな分まだマシだ(いや、さすがにそれはないか)。
 物語は何だかんだと伏線を回収して大団円を迎えるんだろうけど、細かい枝葉はやりっ放しでオチなしなので、「ハリポ」シリーズはやおいであると確信を抱いた。「ハリポ」シリーズを好きな人は、やおい好きだと勝手に断定しました。

 ちなみに最も良かった場面は、場面というか、エンドクレジット。文字がみんな「水中で墨汁を吹いたような」演出で表示される。映画の中身でなく、最後の最後にある文字表示の2分間くらいが最も良かったというオチ……
スポンサーサイト

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : ハリー・ポッターと謎のプリンス

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

ハリーポッターと謎のプリンス

ハリーポッターと謎のプリンスの最新動画や評価レビュー、攻略情報なら「ハリーポッターと謎のプリンス」へ!

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

最近の記事
プルダウンリスト
プルダウンタグリスト
ブログ内検索
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。