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2007-12-02

町山智浩さんの『HOT FUZZ』の記事に……

 11/29の記事で紹介した「映画『HOT FUZZ』の劇場公開を求める会」のサイトページで、映画評論家の町山智浩さんのブログが紹介されてたので、行ってみた。みたら、書かれている内容について、それは少し違うんでないか、と思った。

町山智浩さんのブログ→ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

 いや、その日だけでなく、関連している記事内容は全くその通りで、反論する余地もなく正しいと思うのです。思うのですが、
難病映画、ケータイ小説映画、三丁目映画、アキモトコー映画、TVドラマ映画、みんな公開する必要なし! 作る必要なし! 見る必要なし!
そんなゴミでスクリーンを汚すな!
そんなゴミどもがヒットして、本気で熱き映画魂にあふれた「ホット・ファズ」が陽の目を見ないなんて、マジでどうかしてる!
というのはどうなんでしょう? いや、物凄く気持ちはわかりますが、そうかなぁ? どっちかっつーと、『HOT FUZZ』の方が世間的にはゴミ映画なんじゃないかなぁ?
 公開する必要なし、といっても、そーゆーのがヒットするんだからどうしようもない。『HOT FUZZ』みたいなマニアックな映画がヒットするのは難しいもん、そりゃ配給会社だって慎重になるさ。全米No.1作品がスルーされる今、質で公開されることはなくなった。
 昔はとんでもない映画が平気で公開されてたけど、今じゃ無理。マニアックなものを偶然に目撃してしまったせいで道を踏み外す自由さ、それがなくなってきた。それに、道を踏み外すにも才能は必要だ。理解できるか、好きになれるかの。
 理解できるかについては、予備知識が必要。予備知識がある人は、その時点で既に道を踏み外し気味なので、外して当然。問題は、好きになれるかどうか。例えば『少林サッカー』と『カンフー・ハッスル』を単なるバカ映画と見るか、凄い映画と見るかの感受性の違い。バカ映画と見る人は道を踏み外さないし、凄い映画と見る人は道を踏み外す。似たようなのでいうと、『エド・ウッド』で泣けるかとかでもいい。今挙げた映画は一般的にバカ映画扱いされている。私はそれでどんだけ悲しい思いをしたやら。

 町山さんのいうゴミ映画、公開されず作られなかったからといって、事態は何も変わらないでしょ。ただ単に映画館に足を運ぶ人数が激減するだけで。そうなったら配給会社は確実に足を運んでくれるマニアに目を向けるかもしれないけど、売り上げが上がることはない。それに、選択の自由が狭まって良くないと思う。
 「観たいものだけを観られる」ことは幸せだけど、そうじゃない状況があったから、昔の映画館は良かった。2本立て3本立てが普通にあり、3本立てになると、観たいのはそのうちの1本だけで、残り2本は興味もないことが多かった。考えると、観たいものより観たくもないものの方を多く観たような気がする。でも、そうやって観たくないものまで観ることには、それなりに意味がある。少なくとも若いうちは経験を積む意味でも。町山さんのいうゴミ映画は、そんな3本立て映画と同じではないけど。
 機会損失の点から考えれば、ゴミ映画を観に映画館に足を運ぶ人がいるだけマシなんじゃないかと。ゴミ映画の上映時間に間に合わず、仕方なしに観たゴミでない映画にハマる可能性だってあるし。結局は、数観ることなんだよね。年に1本しか観ない人が『HOT FUZZ』を熱望するとは思えないし、殆ど映画に興味のない人が理解できる映画ではないし。そうなって問題となるのは、鑑賞料金の高さ。

 基本1700円は数観るには高い。貧乏人はどうしても「確実に面白い作品」を狙って観る。「映画を殆ど観ない人」には、「映画に興味のない人」と「貧乏人」の2種類いて、どっちも雑誌やTVCMなどの事前情報を頼る。その時、海外で物凄く評判の良い作品があって、それを観たくて心待ちにしているにも関わらず、アホみたいな邦画ばっかかかって肝心の心待ちにしている作品がスルーされれば、確かに腹が立つ。「そんなもんよりこっちを上映しろよ!」となる。でも、確実に面白い作品だけ狙って観ている人は、マイケル・ベイ作品を観ているだろうか? 『HOT FUZZ』は、マニア向けだけど、確実に面白いものだけを観続けいてる人向けの作品でもない。
 確実な情報に頼って観ている人は、マニアのようでマニアではない。他人の意見に左右されている時点で、「感動しました!」的なTVCMに踊らされてゴミ映画を観る人と同じだ。『キル・ビル』や『グラインドハウス』を観た人の中で、本当にゴミ映画をたくさん観てきた人は一体どれだけいたのか。半分もいないでしょ。
 だから、もしも『HOT FUZZ』が上映されるのなら、鑑賞料金を下げるべきだ。作品としての敷居が高いんだから、まずは入口の敷居を下げる。よく、「面白いから料金が高くてもいい」みたいな発言あるけど、あれは全く逆で、今の日本では「面白いからこそ値段を下げる」しかないと思う。それが無理なのは承知している。しているけど、「そこまでする必要はない。観たい人だけが観られればいい」という意見が大勢なら、公開されなくてもいい。頑張って海外版DVDを買って観る。マニアなら、それくらい当然だ。

 それに、スクリーンを汚すなとかいうけど、町山さんの好きな映画の方がかなり汚れているような気がするのは他人事じゃないのでいいとして、ゴミ映画を観ている人は、それで感動しているんだからどうしようもない。なので、町山さんや『映画秘宝』みたいな立場から発言するとしたら、「作品が悪い」というのでなく、
「今の観客は本当に頭悪ぃな、もうちょっと勉強しろよボケ! こんなクソ映画のクソぶりもわからんとは、本当に低脳だな死ね! さっさと死ね! 三丁目の奇跡で感動できるような白痴は、全員残らず死んでしまえ!」
という感じに観客を徹底的に罵倒するしかない。中原昌也さんはそうしている。やる気があるなら、啓蒙するしかない。『映画秘宝』とかでなく、おすぎさんに対抗して、視聴率の高いTV番組で。稲垣吾郎さんと一緒に出るとか。そこまでしないと、単なるパイの奪い合いにしかならないんですよね、町山さんの発言では。それは結局、『HOT FUZZ』のような映画との出会いも奪ってしまいかねないような。

 ゴミ映画対策としては、病死もの3本立てとかすりゃいーんだ。『世界の中心で、愛をさけぶ』+『いま、会いにゆきます』+『象の背中』とか、『Deep Love』+『恋空』とか。いくら何でも立て続けに観ると、わかると思うんだよね、そのバカぶりに。あと、「泣ける映画」の料金だけ高くするとか。

 ところで、『HOT FUZZ』と同じマニア向けでも、『映画秘宝』で紹介されている『パルス』も『地球外生命体捕獲』も『ヒッチャー』も十分ゴミ映画です!
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ジャンル : 映画

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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