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2009-07-15

中年向けアイドル?

 パフュームの新作アルバム『トライアングル』を買わずに試聴した。一応は買う気があったんだけど、試聴したら前作『GAME』よりも出来が悪かったので、買わないことに。

 全体的に華がなくなったというか、面白味がなくなったというか、はっきりいってしまえばもうそろそろ飽きられるんじゃないか。問題があるとしたら、パフュームにあるんじゃなく、プロデューサーの中田ヤスタカさんにあるだろう。
 曲調や歌声は「パフューム印」みたいなものがあるから下手に変えられないし、変えるにしても徐々にしてかないといけないから、『トライアングル』から変化は聴こえるけど、どれもしっくりこない。曲にアイデアがなくなったのか、アルバム以前に、曲の途中で飽きて次の曲にスキップしてしまう曲ばかり。もうプロデューサーを変えたらどうだろうか? 難しいだろうけど。

 顕著になったのが、中年向けの曲の増加。ぱっと聴いても、80年代ポップスの影響がモロに出ている。YMOクラフトワークなんかまでごちゃ混ぜ。あとは、今まで以上にオリジナリティが欠如している。パフュームにオリジナリティなんていらない、という点を強調するかのようだ。
 アルバムを通して聴くと最初に引っかかるのが、「edge (トライアングルmix)」だ。デジタリズムかというような音作りだけど、出だしのフレーズから真っ先に想い出すのが『踊る大捜査線』の挿入曲。何て曲か知らないけど、事件が始まった時に流れる曲と似ている。
 次に引っかかるのは、「NIGHT FLIGHT」。出だしのフレーズが聴き覚えあって、何だっけ~と考えていたら、今、とりあえずレックス・ザ・ドッグの「Every Day Could Be Our Last Day」を想い出した。他にも、指一本で弾けそうなメロディ入ってるけど。中田さんとレックス・ザ・ドッグ、どちらの方が音作りが良いかとなれば、そりゃあもうレックス・ザ・ドッグでしょう。
 次が、「I still love U」。笑っちゃうくらい、80年代してる。ベースのシンセの音が80年代で、上ものがなぜか普通ぅ~の音。バランス悪い。変なの。アルバム通して、このバランスの悪さが気になる。宇多田ヒカルさんとウィンクの融合って感じ。
 アルバム中最も違和感のある曲が、「Speed of Sound」。シカゴハウスかっつー出だしから、ケン・イシイさんへとミックスされているような面白い曲。
 他の曲は……どれもこれも、まあまあ。

 全体的にいえるのは、「何かこの曲、あれと似ているなぁ~」と思った曲のことごとくが比較対象の曲よりも出来が悪いこと。あと、ポップさが前作よりも薄れていること。
 いや、まあ、十分すぎるくらいにポップだけど、コードの数が少なくメロディに変化がなく、ゆえに展開が少ないと感じてしまい、途中で飽きる。それが最も顕著だったのが、「edge (トライアングルmix)」。5分以上過ぎて、いきなり「誰だっていつかは死んでしまうでしょう」て歌うところ、唐突すぎて笑いそうになった。
 パフュームを聴く人がデジタリズムなんかを聴いているかどうかは知らないし、聴いている必要もないけど、まがりなりにも「先鋭的な音作り」が売りとなっているアイドルグループの曲なら、Kitsuneのコンピレーションに入っていても違和感のないポップスを作ってもらいたかった。クラブ向けの曲からポップさだけを最大限に活用し、日本のヒットチャート向けに偏らせすぎているからか、面白味が全くないんだよなぁ。クラブでもお茶の間(死語)でも聴ける曲を作ってもらいたい。例えば、フェアモントの「Gazebo」みたいな曲とかあってもいいと思うんだよな、パフュームには。もっともっとハイブリッドなポップスを。パッション・ピットの「Sleepyhead」みたいに、完全にラジオ向けテレビの歌番組向けのようなコッテコテのポップスだってクラブで大ブレイクするんだから、中田さんはそーゆーボーダレスなものを積極的に作るべきだと思う。目指すはリトル・ブーツ! それは間違ってるか。

 『ターミネーター4』だって本人不在のままCGでアーノルド・シュワルツネッガーさんを完全再現してしまう時代、パフュームみたいなポップスは、ヴォーカロイド初音ミクから始まったソフト)のアップデートでいくらでも代用可能だと思う。『GAME』の時にもそう思ったから、『トライアングル』では何かを変えてきたかと思ったけど、それは全くなく、ただただ物足りないとしか言い様のない出来。
 中田さんにとっては、簡単で便利なだけの存在なのかもしれないな、パフュームは。手抜きにしか聴こえないんだもの。

 以下、文中にあるアーティストのYouTube動画を貼り付け。
 
Rex The Dog 「Every Day Could Be Our Last Day」


パフューム 「Night Flight」


Firmont 「Gazebo」


Passion Pit 「Sleepyhead」

 どう聴いてもアヴァランチーズを想い出してしまい、どうせならアヴァランチーズを聴きゃあいーじゃん、とも思ってしまうんだけど、決して嫌いになれない「Sleepyhead」な私でした。

 で、大好きなアヴァランチーズからも1曲。
The Avalanches 「Electricity」

 もうアヴァランチーズとしての作品は作られないのかなぁ……
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テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

tag : パフューム

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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