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2009-06-02

『ノモンハン』と『天皇伝説』は公の秩序を乱すのか?

 またもや今日の北國新聞の朝刊に、渡辺文樹監督の『ノモンハン』と『天皇伝説』を巡る騒動について記事が載っていた。昨日のよりは小さい記事だ。


「金沢市文化ホール使用許可 市に取り消し求める 政治結社側」
 5日に金沢市文化ホールで上映される映画『天皇伝説』をめぐり、同市の政治結社猶存社北陸本部は1日、同市役所と同ホールを訪れ、ホールの使用許可を取り消すよう求める文書を提出した。同市は「どう対処するかは担当部局で検討する」(秘書課)とした。
 文書では、映画の内容は皇室を中傷し、公の秩序を乱す恐れがあると主張。主催者側が映画上映を告げずにホールの使用を申請したことや、市内の電柱などに無断で映画のポスターを張ったことが市文化ホール条例に抵触する可能性があると指摘している。
 『天皇伝説』は渡辺文樹監督の作品で、上映は県内の有志でつくる「表現の自由を考える会」が企画した。
 上映日は金沢百万石まつり開催日と重なるため、猶存社北陸本部は街宣活動を自粛するとしたが、本林勝輝代表は「ほかの団体が街宣活動をすればホール周辺が混乱する」と述べた。
 これに対し、渡辺監督は「表現の自由があり、使用許可の取り消しを求めるのは言語道断の行為」と述べた。ホールの使用申請については、「ホール側との打ち合わせで映画を上映すると伝えた。映画の内容までは尋ねられていない」とし、申請方法に問題はなかったとの認識を示した。

 だ、そうです。

 私は、「表現の自由」を訴えれば何でも表現が許されるなんて発想は馬鹿丸出しだと思っている。自由があっても、その自由は他人の迷惑にならないことが前提だ。だから渡辺監督の行為は、見事に他人の迷惑を呼び寄せているので、「表現の自由」なんて便利な言葉で逃げ回っているようにしか見えず、駄目だと思う。
 「表現の自由」で重要なのは、表現の価値であって、自由の価値じゃない。自由の価値は、あくまでも表現の価値によって左右される。表現の価値が低ければ(面白くなければ)、自然と自由の価値は高くなる(自由度が下がる)。表現の価値が高ければ(面白ければ)、自然と自由の価値は下がる(自由度が上がる)。表現の価値に関係なく自由度が保障されることはありえない。
 そーゆー観点から考えると、今回の騒動で重要なのは、渡辺監督作品を上映することと政治結社の抗議活動のどちらに利得があるか、ということだ。映画上映による利得と、抗議活動による利得、どちらの価値が高いのだろうか?

 単純に考えれば、渡辺監督の映画上映の方が価値は高い。まず、政治結社がいうような「公の秩序を乱す」なんてことが渡辺監督の映画によって起こるとは考えられない。観ればわかるけど(観ることに苦労するけど)、皇室批判なんてものだけで映画が成り立っているわけじゃない。皇室批判要素なんて、映画全体の半分もない。『天皇伝説』なんて、下手すると皇室批判は3割くらいだ。特に後半は古風(お金がかかってないからそう見える)なアクション映画でしかない。観終えた観客は、皇室批判のことなんてすっかり忘れてしまうだろう。それに観客は、観に来る時点で既に皇室に対するスキャンダル的な内容を期待しているわけだから、観たことで「公の秩序を乱す」結果になるとは思えない。
 政治結社の価値が低いのは、そもそも最初から一般市民の印象が低いというのがある。良かれ悪しかれ、政治結社は「馬鹿の右翼」か「ヤクザもどき」という変な印象が付きまとっている。そんな団体がする街宣活動なんて、一般市民からすれば迷惑この上なしだ。街宣活動によって啓蒙される人の数は物凄く少ないだろうし、街宣活動が面白いわけもない。やかましく、近寄り難く、面白くない。やかましい街宣活動をするのなら、「公の秩序を乱す」のは政治結社側だ。
 ただし、渡辺監督作品には必ず抗議活動が付きまとう。渡辺監督作品と政治結社はセットみたいなもんだ。敵対しているけど、互いに寄り添って生きている。もしかしたら、持ちつ持たれつだったり。なので最終的に渡辺監督作品の価値は、「渡辺監督作品の価値=渡辺監督作品の価値+政治結社の価値+騒動」で求められる。この要素で最も重要なのは、当然ながら「騒動」になるけど。

 公の秩序を乱す? おいおい、ちゃんと渡辺監督作品を観たのかよ。ケチつけるなら、観てからにしろよどこぞの政治結社の馬鹿たれどもは。噛み付く相手を間違うと、自ら価値を下げるだけだよ? 「ま、こんな映画なら放っとくか」くらいの寛容さがないとね。
 ――などという騒動に対する批判行為自体も娯楽の一環と考えれば、渡辺監督が提供する「娯楽」は既に始まっていることになる。映画自体の出来の良し悪しはさておいても、渡辺監督はみんなを楽しませてくれる。実際、映画自体、問題になっている皇室批判を途中放棄している娯楽映画なんだし。上映会場となるホール関係者や市役所職員はちょっと面倒だろうけど。
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テーマ : 映画関連ネタ
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tag : 渡辺文樹

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Author:ばっどていすとさんどいっち
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