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2009-05-16

『スマガ』とブー・ラドリーズの「Wake Up Boo!」

 友人が強力にオススメするゲームがあるからって、「何々?」と借りたら、『スマガ』というPCゲームだった。エロゲーだ。またか!
 しかし、今回は、前回(『キラ☆キラ』)にケチ付けたのに懲りたからか、ちゃんと私好みのものを選んでくれた。勧められた理由は、私が好きそうな物語だから。それと、音楽が良いから。

 主人公は、開始早々なぜか空を落ちている。また、なぜか記憶喪失だ。そして、落下中に、箒に乗った3人の女の子(魔女)に遭遇する。魔女たちは何か得体の知れない敵と戦っていた。主人公はそれがどんな状況なのかを考える間もなく地面に叩き付けられて、開始早々に死んでしまう。
 目覚めると、今度は天国だった。そこには、超ドでかいテレビがあり、画面に幼稚園児のカッコをした幼女が映った。どうやら神様らしく、「生き返りたいでちか?」と訊いてくる。死ぬ直前に話した魔女のことが忘れられない主人公は、神様に頼んで生き返らせてもらう。神様は渋々、その頼みを承諾してくれる。その上、前回(前世)の記憶を持ったままでやり直させてくれる。
 かくして主人公は、誰もが幸せな結末を迎えられるように、何度も何度も人生をやり直すのだった……

 物語は、基本的に明るく、どんだけ絶望的な展開でも、主人公が能天気なので、鬱展開になることは一切ない。何つっても、最高のハッピーエンドを目指すゲームだからね。
 音楽は、かなり気に入った。特に主題歌。あと、ガーネット(ヒロインの1人)のエンディング曲。驚いたのが、大槻ケンヂさんが挿入歌を歌っていたこと。最近のエロゲーは、豪勢だなぁ。
 声優陣の演技も素晴らしく、どのキャラも生き生きとしていて、音声ありの文章はほぼスキップせずに聞いた。これまた驚いたのが、本当に豪華な声優陣なこと。アダルト系の仕事以外に活躍している人が多く、だからか別名義なんだけど、実はよく知らないんだけど、本当に豪華らしい。主人公の声は、『とある魔術の禁書目録』の主人公・上条当麻役の阿部敦さんだし、「~でち」という口癖の幼女神様を文字通りの幼女として見事に演じるのはこおろぎさとみさんだし、主人公の親友となる宮本武を演じるのは『らき☆すた』でも変な方向性で一躍有名になった白石稔さんだ。全てのキャラの存在感が抜群にあるので、音声を聞かないで遊ぶのはもったいなさすぎなゲームだ。

 ただし、面白かったのは良いんだけど、物っっっ凄ぉ~く長いんだよね。何せ、死んでは蘇る、何度も何度も繰り返す物語構成だから、一進一退な進み具合。長いことかけてようやくハッピーエンドを迎えて「やったー!」と思ったら、実はそこがやっと中盤だったと気付いたのは本当の終わりが見え始めた時。へこたれずに続けられたのは、殆ど声優の演技力のお陰。
 ここ最近、ブログの更新が滞っていたのは、全て『スマガ』のせいでございます。仕事、食事、風呂、睡眠などの絶対必要な消費時間を除き、また映画や読書にも時間を費やさなきゃなんないから、自然と『スマガ』をやる時間は、1日2、3時間くらい。ブログの更新なんて後回し後回し。ゴールデンウィークの最中から遊び始めて、全クリに1週間以上かかった。本当に長かった。ADVでここまで長かったのは初めてだ。

 で、まあ、間違いなく面白かったんだけど、物語に破綻が多いのは気になった。何でもありなんだから、ケチを付けたら駄目なんだろうけど、気になるものは気になる。
 全体的にはいわゆる「世界系」で、構成は高橋留美子さんが得意とするような典型的なボーイ・ミーツ・ガール。なのに、出会いはあっても、“その先”がない。勢いで相思相愛になってるように見せられているだけ。何度も何度も人生をやり直すのはいいけど、要は多重世界の物語だから、そこら辺の辻褄というか設定があんまり活きてない。まあ、主人公が途中放棄する世界は基本的に崩壊しているので、残された人々のその後なんてものはないようなものだけど。
 ヒロインがみんな受け身なのも良くない。もっともっと積極的なヒロインの方が良かった。主人公は、人生を何度もやり直せるという能力以外は単なる一般人なんだし、ヒロインたちがもっと大活躍した方が面白い。
 私が理想とするのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』やロバート・A・ハイラインさんの『夏への扉』みたいなものだ(どっちも同じようなもんか)。最後に、「よっしゃー!」と喜びたくなるような。その点では、『スマガ』はまだまだ色々と全然足りない。奇人変人ばかりのキャラ設定の威力だけで乗り切っている。正直、小説で『スマガ』を読んだとしたら、ちっとも面白くなかっただろう。音楽と、声優の演技と、演出だけで細かい点をぶっ飛ばしている。だから、最終的には長すぎて盛り上がり場所があやふやになっている。起承転結が崩れていて、「結」がイマイチ盛り上がらないのだ。物語を作る上で参照したものが多すぎて、それをまとめ切れなかったんだと思う。
 ま、でも、何だかんだいって1週間以上を楽しませてもらったのは間違いなく、それだけ面白かったんだろう。もう少し短くして、多重世界の設定を活かして、ヒロインが主人公以上に活躍していたら、『YU-NO』を超えることもできたのに。

 今回は、友人に感謝しよう。ありがとう。
 
 さて、音楽――特に主題歌が気に入りすぎて、CDを欲しいと思うくらい気に入っちゃって、しかしたかがエロゲーの音楽をここまで気に入ってしまうのはムカつくなぁ、と思い、何でこんなに気に入ったんだろうか? うーん……と考えたら、ブー・ラドリーズの「Wake Up Boo!」を想い出させたからだった。つまり、この手の曲が大好きなのだ。

『スマガ』の主題歌 Swinging Popsicle 「(a)SLOW STAR」


Boo Radleys 「Wake Up Boo!」

ブー・ラドリーズは、ポップスとノイズとサイケとレゲエが渾然一体となった大傑作『Giant Steps』が物凄く好きだったから、「Wake Up Boo!」を聴いた時はあまりのポップさにビックリしてしまった。たぶん世界中がビックリした筈。懐かしい……この曲が発売された当時は、毎朝この曲を聴きながら目覚めたものですよ。

 懐かしついでに、雰囲気が少し似ている曲を思い出したので、ピックアップ。
Dodgy 「Melodies Haunt You」

これもバカみたいにわかり易い大名曲。なんだけど、ドッジーは大して売れることのないまま解散しちゃったな……この曲も発売当時、何百回と繰り返して聴き、今でも大好きな曲なので、解散はかなりガッカリしたもんです。

 『スマガ』で他に好きだった曲は、ヒロインの1人ガーネットのエンディング曲。エレポップで、音色が良かった(ギターの音が入る途中までは)。もうちょっと、こう、イレイジャーみたいにフワフワした音色を作ってほしかった。というのは無理難題か。
The Spin 「真実の灯」

1回聴いただけで物凄く好きな曲だと思ったんだけど、それはこれまた記憶を刺激されたからのようで、何の記憶を刺激されたのか一生懸命に考えてみたら、全体的にはレベッカに似ているな、と思うんだけど、レベッカでなく、じゃあ何だろう……と一生懸命悩んだ結果、ドイツのMIA.の「Factory City」だった(M.I.A.じゃないよ)。1分53秒からの7秒間の部分が、どうもMIA.の「Factory City」を彷彿とさせたようだ。パクリだとかいいたいんじゃなくて(実際、そっくりではない)、何とな~く想い出させた、というだけ。これも懐かしいな~。

MIA. 「Factory City」

手元にないからうろ覚えだけど、このシングルは確かウエストバムのLowspiritから出てた筈。当時は確か、エロクトロクラッシュなんて言葉が流行ってた。日本でもエレクトロクラッシュは流行ったけど、ドイツは昔っからこんなのがたっくさん、ずーっと作られ続けてた。今でも。そんな中でもかなり好きな曲。

ついでに、レベッカ 「Friends」


さらに、『スマガ』のOPデモムービー

これは販促のデモムービーだけど、実際のOPムービーも殆ど同じ。このムービー見たさに、ゲームを始めないで放置していたくらい、かなり好き。困った。最近のエロゲー、凄い。侮れん。参った。それとも、Nitro+というメーカーが凄いのか。
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テーマ : 美少女ゲーム
ジャンル : ゲーム

tag : スマガ

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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