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2009-04-29

『おっぱいバレー』は、低脂肪牛乳みたいに薄味

 綾瀬はるかさん主演の『おっぱいバレー』を観た。
 題名から、笑い要素が8割の「おっぱいが見たいために頑張る男子中学生のスポ根もの」で、「おっぱいが見たい」を抜いたら大して工夫のない「スポ根もの」だろうと思ったら、本当にそのまんまだったけど、意外と「感動もの」でもあり、意外と面白かった。が……おっぱい成分が皆無なのはいけないと思いますっ!

 映画の出だしは、とても感動的。
 主人公の男子中学生5人組が自転車で走っている場面で始まる。主人公らは、「時速80Kmで走っている時の風圧を『握る』と、おっぱいの感触を味わえる」という迷信を実践していた。急勾配の長い坂道を全速力で駆け下り、風圧を「握る」。「この感触がおっぱい!?」と感動に打ち震え――自転車を制御できなくなり、坂の下へ――宙を舞う! まるで『E.T.』の名場面のように! 絶体絶命の場面で叫ぶ言葉はもちろん、おっぱーっい!
 ツカミは完璧。馬鹿映画だ。昔の東映子供映画の匂いがする。鈴木則文監督作品の、『伊賀野カバ丸』や『パンツの穴』に近いものを感じる。傑作の予感!

 しかし、綾瀬さんが登場すると、一気に映画のテンションが下がる。困ったことに、おっぱいの要である綾瀬さんが映画を盛り下げる要因になっている。
 「試合に勝てば、おっぱいを見せる」と約束したから頑張る。そんな話ならば、おっぱいを見せるか見せないかが重要な要素なのに、主演が綾瀬さんなので、「おっぱいを見せる」がないのは最初からわかりきっている。綾瀬さん演じる新任教師・寺嶋は、主人公らを叱咤激励する時、「私のおっぱいを見るために頑張りなさい!」という。どれだけ馬鹿な男子中学生だって、「綾瀬はるか」な教師が本当におっぱいを見せてくれるわけがないことくらい気付きそうなもんだ。寺嶋に絶対的な信頼感があるなら話は別だけど、新任教師だし、淫靡な雰囲気が漂ってるわけでもないから、おっぱいを易々と見せるようには見えない。
 それに、そもそも綾瀬さんにおっぱいな魅力がない。何で巨乳な人を採用しなかったんだろう。または、巨乳な特殊メイクを施さなかったんだろう。巨乳でないなら、おっぱいを強調した服装にしなかったんだろう。『おっぱいバレー』から想定されるあらゆる要素に綾瀬さんは全く当てはまらない。
 さらに、綾瀬さんの演技が下手だ。
 とにかく、綾瀬さんに「この人のおっぱいを見るためなら何でもしてやる!」という魅力が欠けている。その時点で失敗作と烙印を押してもいいと思う。

 それでもギリギリで面白いと思えるのは、主人公ら子供たちの存在のお陰だ。しかしそれも中途半端。
 主人公らは馬鹿っぽく描かれているんだけど、その程度が弱い。主要メンバーは5人いるのに、皆いまいちキャラ立ちしてない。ぱっと見で面白く思えるのは、この手の物語の定番である、太っちょと天パの子くらい。他はいてもいなくても構わない。たとえば『ウォーターボーイズ』なんかと比べると、その弱さは一目瞭然。
 何で主人公らがキャラ立ちしてないかというと、大人キャラの物語を作らないといけないから。寺嶋は、ちょっとしたトラウマを抱えていて、それが物語の鍵となっているんだけど、邪魔にもなっている。大人同士のドラマを描かないといけないから、そこに余計な時間を費やしている。大人の場面でいらない部分を削れば、20分は短くできる。この手の物語はもっとコンパクトにして、あっという間に終わるくらいで丁度良いと思うのに。
 また、感動要素の大半が綾瀬さんのトラウマ解消に費やされているのも駄目。もっともっと子供たちにスポットを当てるべきなのに、子供たちの描写は物っ凄いテキトー。主人公らには番長みたいな先輩がいて、それが竹内力さんみたいな人なので、その先輩を使えばもっと物語が盛り上がるのに、放置。主人公らのリーダー格の男の子には幼馴染の女の子がいて、それが可愛い娘なので、その娘を使えばもっと物語が盛り上がるのに、これまた放置。

 原作は読んでないので映画と比較できないんだけど、映画は映画として、おっぱいを見せるべき――ハッピーエンドにするべきだったと思う。『スマイル 聖夜の奇跡』を観た時にも思ったけど、やはりこの手のドラマはハッピーエンドにすべきだ。綾瀬さんがおっぱいを見せられないのなら、そこを何とか工夫するのが脚本家の仕事だろうに。別に、観客に見せろといってるわけじゃないんだから。主人公らが見られればそれでいーんだし。
 主人公らが大ピンチの時に服の上からでもおっぱいを触らせたら無敵に強くなるとか、変な必殺技を登場させるとか(腕の動きにおっぱいの動きを取り入れた「おっぱいサーブ」とか)、馬鹿っぽい映画を作るなら、徹底しろといいたい。
 広く浅く楽しんでもらおうと欲張った結果、『おっぱいバレー』は、何もかもが中途半端で浅く薄味な映画になった。もっともっと面白くできたのに、もったいない。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : おっぱいバレー

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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