--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009-04-19

『いきなり☆ねこキック』『えむ×えす』『お兄ちゃんのこと~』で兄妹の三立て

 兄×妹のハアハア漫画を4冊購入。草野紅壱さんの『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』、むつきつとむさんの『いきなり☆ねこキック』、さのたかよしさんの『えむ×えす』。疲れた時に最適です~。

 まず、話題になっている草野紅壱さんの『お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!』の第1巻。帯に書かれた惹句からして「こっち見んな! こんのエロ兄貴がっ!!」と素晴らしい殺し文句。
 実は血の繋がりがない兄妹が、互いにハアハアするラブコメ(バカ度高し)漫画。兄が妹に欲情して大変な展開に――と思いきや、実は妹はそれを上回る兄ラヴで、兄をハアハアさせるためにパンツを見せるわ(3秒ルール(3秒だけ見せた後、「何見てんのよっ!」と怒鳴る)が設定されている)、風呂にスク水で入ってくるわ、時には風呂上りにバスタオルをわざと落として裸を見せつけるわ、兄がネットで集めているエロ画像に巨乳があれば貧乳に修正するわ、兄が買い集めているエロ本に妹成分が足らなければ捨ててしまうわ、兄の妹好きは妹による策略の結果であるという、尋常ならざる兄キチガイの妹漫画。兄が妹やエロに興味を持たなくなるや否や、妹は兄を本屋へ強制連行し、3万円分のエロ本を買い与えようとするくらいだ。
 兄キャラが霞んでしまうくらい、妹の変態っぷりは素敵だ。兄が妹を大好きで背徳的な恋愛ゆえに葛藤する漫画はよくあるし、実は血の繋がりがないとわかって安心する漫画もよくあるけど、「実の兄と禁断の一線を越える背徳的な恋愛ができない」ことを嘆き悲しみ、しかし、だとするならば、「兄とのキスも自然っ! 兄とのHも自然っ! 兄との結婚も自然っ!! 世の中素敵なことだらけだっ!!」と大興奮する妹キャラはそういない。兄が昔使っていた縦笛を舐め、今の自分より年下の頃のものだから、「年下のお兄ちゃんとキス……お姉さんが奪ってあげるわねっ!!」と妄想する錯乱ぶり。
 後半にはツインテールの幼なじみまで登場するテンプレ安心展開で、心安らかに読めます。今後も妹の変態妄想バカっぷりのさらなる加速に期待大の漫画ですな。
お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! (1) (アクションコミックス)お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!! (1) (アクションコミックス)
(2009/04/11)
草野 紅壱

商品詳細を見る


 次に、むつきつとむさんの『いきなり☆ねこキック』の第1巻。これは弟×姉のパターンだし、ギャグ漫画でなく、ラブコメ漫画。ラブ味が強く、コメ味は少々
 弟が捨て猫を拾ってきたら、それは猫耳幼女(こう表記すると妖怪のようだな)で、そのおかげか、姉と弟の健全な関係がなぜか恋愛に発展する。姉は完全にツンデレ設定。しかも、メガネでツインで、委員長。料理が壊滅的に下手、という設定もあり。そんな(一部の好事家にとっての)素晴らしい設定キャラの姉は、当然の如く弟と血の繋がりがない。だからこそ安心してドキドキ展開を作れるわけで。
 まー、そんな姉と弟の気付きつつも目を背けている恋愛展開も良いのだけれど、ネコミミ幼女であるちゃろがなーんか可愛い。「みゃぐぅ~」と鳴いて懐く姿が。が、まだ隠している設定があるようで、陰のある表情が垣間見える場面もあり、最後まで可愛いままではいられない予感。涙、涙の別れが待ち受けているような。
 むつきさんの漫画は、無理な設定やギャグ設定でもシリアス展開を入れるので、登場人物に謎というか小出しにする設定があり、今のところは恋愛要素だけが見えるようで見えない展開。よくある表現を使えば、センシティヴな表現を好む作家だ。つまり、少女漫画の表現技術を多用している。絵柄は男子向けの明確な線で描かれているんだけど、効果は少女漫画的。「まんがタイムきららフォアード」で連載されている作品だけど、「花とゆめ」や「マーガレット」なんかに連載されていても物凄い違和感はないと思う。物語を引っ張る明確な主人公がいないのも、少女漫画的といえるかも。
 むつきさんは昔から絵はしっかりしているし、物語や展開を大きくは破綻させないので、今後も安心して物語に没入させてもらえるでしょう。ただし、何だかんだでテンプレ展開や設定を押さえてあるけど、シリアス要素が見え隠れする以上、ハッピーエンドにはならないかもしれないなぁ。そこが「花とゆめ」っぽい部分でもある。
いきなり☆ねこキック (1) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)いきなり☆ねこキック (1) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
(2009/04/11)
むつき つとむ

商品詳細を見る


 最後の1つは、さのたかよしさんの『えむ×えす』の上下巻。これは……母×息子×妹、という親子丼パターン。なーのーで、成人指定マークはないけど、内容は成人指定漫画
 物語は大した設定なし。とりあえず、当然だけど(何が当然なのかと)、主人公と母&妹に血の繋がりがない。で、ある日、主人公が母とセックスしちゃって、それを兄ラヴの妹が見てしまい、母に負けじと妹も主人公とセックスしてしまう。で、今度はそれを母が見てしまい、家族関係が破綻してしまう。が、最後にはハーレムエンド。
 母親は、若く、典型的なドジっ娘で、口調が「なのよぅ~~~」と、語尾に「~」がたくさん続くような間延びした喋り方をする、のんびり屋さん。妹は兄ラヴなんだけど、一応は隠している(周囲にはバレバレ)。少しツンデレの才能あり。で、そんな2人と主人公はイチャイチャイチャイチャ。「禁断の恋愛」なんて言葉から連想されるような罪悪感は、皆無。多少は背徳的な雰囲気あり。
 さのさんは、昔からギャグ描写が巧い。何というか、ほのぼのと和ませるようなコメディっぽさ。いわゆる萌え系の作家と比べたら垢抜けてないけど、ちゃんとキャラが作れて、描けて、テンプレといえども連載を最後まで安心して読ませる作家だ。『えむ×えす』も、物語にオリジナリティは皆無だけど、ちゃんと最後まで読ませる。この手の作品は、登場人物のキャラ設定が織り成す雰囲気を最後まで破綻させることなく物語に組み込めれば問題なし。多くのエロ漫画家はそれができないんだから。そーゆー点でさのさんは巧い作家の1人だと思う。全体のバランスも良いし。
えむ×えす 上 (1) (GAコミックス)えむ×えす 上 (1) (GAコミックス)
(2009/03/25)
さの たかよし

商品詳細を見る

えむ×えす 下 (3) (GAコミックス)えむ×えす 下 (3) (GAコミックス)
(2009/04/16)
さの たかよし

商品詳細を見る


 さて、よく考えたら、上記の作家3人は、みんなエロ漫画出身ですな。現在進行形の人(草野さんとさのさん)と、そこから逸れてる人(むつきさん)の違いはあれど。最近は、そーゆー作家も遠慮なく一般紙で連載を持つようになってきているので、良いことです。エロ抜きでも面白い作家はたくさんいますからね。
スポンサーサイト

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

最近の記事
プルダウンリスト
プルダウンタグリスト
ブログ内検索
ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。