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2009-02-19

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』は『もののけ姫』と『妖怪大戦争』

 ギレルモ・デル・トロ監督の『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』を観た。
 前作には全く興味がなかったんだけど、今作は予告篇や雑誌の写真などで見ることができた怪物の造形が物凄く好みだったので、観ることに。

 期待は、予想通りに満たされ、少し裏切られた。
 まず、一言でいって、『もののけ姫』+『妖怪大戦争』。あ、『妖怪大戦争』はもちろん、三池崇史監督のでない、昔の方ね。実際、『もののけ姫』のダイダラボッチみたいな怪獣が登場するし、その怪獣が倒された後の展開も『もののけ姫』そのものだった。また、主人公のヘルボーイを『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎と交換しても物語は成り立つ。目新しさは皆無、面白さはまあまあ、迫力もまあまあ。
 魅力は、とにかく登場する怪物たちの造形の良さにある。そこは大評価。というか、そこにしか価値がない。怪物の造形に惹かれて観ようと思った人の期待は絶対に裏切らないだろう。が、期待を上回るものでもない。怪物の種類が思いの外少なく、大して活躍しないから。大金かかるからしかたないのかもしれないけど、もっともっと怪物(主に敵の)が大量に登場して大活躍してほしかった。ガス人間の上司が最も良かったなぁ。
 ファンタジー色が強かったのは予想外。アクション、ロマンス、ファンタジー、コメディの要素を揃えている欲張りな映画なんだけど、全てが中途半端。デル・トロ監督の前作『パンズ・ラビリンス』も中途半端だったし、『ブレイド2』も『デビルズ・バックボーン』も『ミミック』もそうだったし、もしかしたら「中途半端」はデル・トロ監督の持ち味なのかもしれない。秀才だけど、天才ではないというか。
 アクション場面でのカンフー映画っぽい演出は、ちょっと興醒めする。
 タイトルデザインも平凡だった。
 大好きなダニー・エルフマンさんが音楽担当なんだけど、記憶に残るような曲が一切なし。『スパイダーマン』以降は、あまり良い曲を作れていないと思う。というか、最近はテーマ曲が記憶に残ること自体少ない。大ヒットした『ダークナイト』だって、トレント・レズナーさんが音楽担当かと思ったくらいだったし。

 良くも悪くもない、平凡な映画。予告篇を見てワクワクしていた頃が最も楽しかったかも。うーん、もったいない。下手なロマンスやコミカル要素を一切排除して、街だけを舞台に「人間の仲間の怪物vs人間の敵の怪物」という図式でもっと単純に物語を作った方がスッキリとして面白かった。そんな物語は使い古されているけど、その典型といえる『もののけ姫』の方が何倍も映画として良くできているし。
 とはいえ、最近の『妖怪大戦争』や実写版『ゲゲゲの鬼太郎』よりは何十倍も面白い。『ゲゲゲの鬼太郎』をデル・トロ監督が撮れば遥かに素晴らしいものができるだろうに……日本の映画会社は今作を観て少しは恥を知った方がいいよな。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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