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2009-02-06

2008年の映画ベスト10

 これまた少し遅いけど、2008年の私の映画ベスト10を。

01.『It is Fine! Everything is Fine.』&『What Is It?』
02.『接吻』
03.『トウキョウソナタ』
04.『ハプニング』
05.『崖の上のポニョ』
06.『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
07.『トロピック・サンダー』
08.『ぐるりのこと』
09.『スピード・レーサー』
10.『252 生存者あり』
次点『インディー・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』
次点『ミラクル7号』
次点『Chocolate』

 ベスト10とはいいつつも、実質的にはクリスピン・グローヴァーさんの2作品と『接吻』の年だった、といって過言でない。というか、普通でない映画が多い年だった。
 ベスト10に入れてないけど、実は、川島雄三監督の『しとやかな獣』がベスト1。川島監督の特集上映で観たものだし、1962年という過去作品だということもあり、ベストには入れなかった。あんなにも物凄い映画を知らなかった自分の無知さに呆れてしまい、呆然としながら映画館を出た憶えが今でも強く残っている。コメディのくせに団地の一室だけを舞台とする実験的な映画。いささかも堅苦しさがなく、様式的なカメラワークと観念的な演出があるかと思えば、随所に意味不明で開放感に溢れたショットと演出もある。川島監督は『しとやかな獣』で邦画を変えるくらいの意気込みがあったようだけど、正月映画として公開されたので、当然のように全くヒットせず。完璧だけど、不完全で異常な映画。主役兄妹が、異様に赤い夕日を背景に、団地の一室で、TVから流れる和太鼓のBGMで踊り狂う場面には何事かと驚いた。
 考えると、本当に昨年は「何事だ!?」という映画が多かったなぁ。
 私は映画の評価を賞味期限で考えるので、賞味期限の長いものから選んでいけばいいんだけど、実際に作ってみたベスト10は、それとはちょっと無関係になってしまった。基本的に賞味期限が1年以上のものばかりではあるんだけど、賞味期限10年以上の『ダークナイト』や『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』が入ってなかったりするのは……何となく。

 『It is Fine! Everything is Fine.』と『What Is It?』の凄さは、『しとやかな獣』に引けをとらない。両作品とも、石井輝男監督と中川信夫監督を合わせたような、異常なのに感動的な大傑作。その凄さは、今後百年の映画史に残ることは間違いない。

 『接吻』は、邦画の予想外の大傑作。これまた『しとやかな獣』に近いものがある。つまり、これも異常な映画。もっともっと評価されて然るべき映画だと思うのは私だけ?
 主演の小池栄子さんは、美人ゆえに異常さが際立ち、今後『接吻』以上のはまり役はないかも。

 『トウキョウソナタ』は、相変わらずの黒沢清監督だった。つまり、予想通りの、当たり前の傑作。
 黒沢監督の家族映画は、他にも『ニンゲン合格』や『アカルイミライ』があるけど、『トウキョウソナタ』はどちらとも違っていた。黒沢監督の集大成的な映画なんだけど、それはつまり、ホラー映画も含めた、今までの全ての黒沢監督作品のエキスで作られた家族映画というわけで、どこにでもある風景を扱っているのに、一風変わっているどころじゃ済まない異常な家族映画に。しかも最後にはとってつけたような感動が待ち受けているから手に負えない。

 『ハプニング』は、まあ、世間的には圧倒的に評価が低いだろうなぁ。確かに、全く面白くないし、相変わらず出だしで盛り上げるだけ盛り上げて中盤以降には何事も起きない。それでも『レディー・イン・ザ・ウォーター』での大失敗を反省したのか、形式的にでもジャンル映画らしくは作ってある。
 しかし、パニック映画として、恐怖の対象が「風」ってのは凄い凄すぎる。メジャーな監督で、大ヒットを期待された話題作だってのに、超安い。まあ、黒沢監督だって『』で似たようなことしてるけど、それにしたって風が吹いているだけでギャーギャー逃げ回ってる画は……歴史に残るでしょ。ムカつく人はいるだろうけど、私は評価するべきかと思う。
 二十年以上経てば、トンデモ映画として大人気になるのは間違いなし

 『崖の上のポニョ』は、特に説明の必要はないくらい大ヒットしたけど、やはり異常な映画だった。観客のどれだけがその異常さを楽しんだのか気になる。

 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』は、映画そのものは格調高いとすらいえるんだけど、主役が異常。『グッド・フェローズ』みたい。演出やカメラワークが普通なのに、随所のショットや、終わり方、音楽が逸脱していて、最初からカルト映画が決定付けられている映画だった。

 『トロピック・サンダー』は、ただでさえ普通に好きな映画なのに、トム・クルーズさんの友情出演を超える怪演がプラスαとなった。クルーズさんがいるのといないのとでは、大違い。

 『ぐるりのこと。』は、リリー・フランキーさんの演技が良かった。はっきりいって、普通の、何てことのない映画なんだけど、監督の視点が好きだったので。

 『スピード・レーサー』は、本当に何事が起きているのかわからない映画だった。目まぐるしく動く、といえば聞こえはいいけど。完全にドラッグビデオ状態。
 こんなキチガイじみた映画が家族向けなんだから凄い。三池崇史監督の『DEAD OR ALIVE』を、最後が『ドラゴン・ボール』みたいだからと、家族向けとして公開するようなもんだ。アメリカ恐るべし。

 『252 生存者あり』は、誰もが認める駄作だと思うけど、インパクトが強かったので。余りにトンデモな映画だったので、他人に勧めまくったんだけど、誰も観てくれなかった……くそう。DVDで観ても面白くないのに。映画館で観てこそのトンデモ映画なのに。
 笑えるという意味でなら、『トロピック・サンダー』以上だったかもしれない。それが意図してのものだったら、凄いと思う。

 次点の『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』は、スティーヴン・スピルバーグ監督の暴走ぶりを楽しむ映画だと思う。核爆弾実験の展開、あれはないだろうと思いつつも、衝撃映像として楽しめた。私にとっては、あーゆー映像を見られることが映画の醍醐味だと思っているので。
 同じく次点の『Chocolate』は、女性が激しく頑張るタイのアクション映画。未だに公開されないので、とりあえずベストには入れなかった。未公開のままになりそうな気がするけど。

 ベストに挙げた映画に共通しているのは、映画でしか味わえないトンデモなさ。物語の感動とか、そんなもんはどーでもよくて、とにかく凄いものを見せてくれればいいのだ。映画は、もっともっと衝撃映像を見せるべき。
 あ、観る前は「大傑作間違いなし」「今年のベスト1は既に決定済み!」と騒いでた『WALL・E/ウォーリー』をベストどころか次点にすら挙げてないや……前半は物凄く好きだし、中盤以降はお掃除ロボットのモーがお気に入りなんだけど、人間の存在が邪魔でなぁ……
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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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