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2008-12-31

北國新聞について……

 今朝、28日(日曜日)の朝刊を今さら読んだ。いっつも読んだり読まなかったりで、読んでも1週間以上経ってからまとめて読んだりするので、世間の流行には疎い。で、日曜の朝刊でネタ的に引っかかったのが。

 まず、金沢市中心部の広坂の大通りにある用水路に飾られていた金箔飾りが撤去された件。

北國新聞ホームページ→金箔飾り、無念の撤去 金沢・広坂通り沿い 市に苦情「美しくない」

 実際に通勤などで毎日広坂通りを通っている私としては、「まあ、確かに」と思える話ではある。設置が始まった頃は、「何だこりゃ?」と思ったし。広坂には今井金箔があるので、記事を読むまでは今井金箔がボランティアで飾り付けをしているものだと思ってた。
 飾り付けは、一気にばーっと行わないで、少しずつ少しずつ増えていた。最初は金箔飾りが1束しかなかったのが、数日経つとその隣にもう1束できてる、って感じに。だから尚のこと「何だこりゃ?」だった。金沢は無駄に現代アートが好きだから、「また変なことして」と思っていた。
 美しくない、それは間違いない。もうちょっと他にやりようがあるだろう。しかし、わざわざ電話やメールで苦情を出すほどだろうか? ほんっと、暇な馬鹿がいるんだなぁ。そーゆー行為をすることが「正しい市民」だと考えている人がいるんだねぇ。いや、意見を出すのが悪いってんじゃない。批判するなら、ちゃんと反証的な意見を出せ、ってこと。同時に、代替案も出す。殆どの批判者って、それができもしないくせに偉そうに意見をいう。ここがこうだから駄目、せめてそれくらいの意見もいえない。そーゆー批判をする人に、「どこがどのように駄目で、どう改善すれば良いのか教えて下さい」と訊いたりすると、逆ギレしたりする。
 ちなみに、実際に撤去されたのを見てみると、やはりスッキリしてて良い。

 次に、曽野綾子さんのコラム「透明な歳月の光」について。
 「現在の困難を後の財産にする」という題名で、内容は、「今の不況による不幸は、個人の努力では回避できないものだ。しかし、そんな時こそ自身を成長させる機会と知れ」というもの。で、「ブラジルと比べたら、日本の方がマシ」と。いいたいことはわかるけど。
 曽野さんは外国での生活や発展途上国でのボランティア経験も豊富だから、よく日本と外国を比較して論じることが多い。その論調は、「外国に比べると日本は恵まれているんだから、何をごちゃごちゃいってんだ」というもの。比較してのその意見は理解できるんだけど、比較する時に重要なのは、比較対象が日本と比較になるのかどうかで、曽野さんの意見の大半はその点でマシじゃない。
 例えば、日本でニートが問題になってる時は、「アフリカの恵まれない人たち」と比べたりする。パンの一切れを食べるのも困難な人たちに比べれば、どれだけ日本は恵まれているか、と。確かにそりゃそうだけど、アフリカと日本じゃ余りにも状況が違いすぎる。比較するなら、どちらかをどちらかに合わせて計算しなきゃいけない。有名な「1日1ドル」概念を用いたり。
 曽野さんの論調は基本的に絶対的価値。でも、日本で問題になるのは相対的価値。当たり前だ。発展途上国での窮状は日本の窮状と絶対的な差はあるけど、相対的な苦しさは同じかもしれない。「豊かな国で無職になって住居も失うことは、発展途上国で暮らすことよりは大変でない」とは決していえない。相対的な価値観を比べても意味がない。
 今の日本の不況から降り注ぐ不幸が個人の努力でどうにもならないことをわかっているのなら、「大変だけど、とにかく頑張れ。今、ここを耐えるしかない。耐えるためにはどうすれば良いかというと……」という意見を書くべきだ。そうでないなら、政策について批判意見を書くべきだ。発展途上国で問題になっている貧困だって、原因の大半は政府の無能だったりするんだし。
 相対的な貧困は、国の所得分布の半分以下だと判定することがある。それだと、所得分布が上がれば、貧困ラインも上がることになる。そうなると、まず日本の派遣社員の大半は貧困扱いだ。その貧困層は、周囲の貧困でない層と生活基準を比較するだろうから、曽野さんがいうような発展途上国を見る余裕もないだろう。曽野さんの意見は「しばき主義」な意見でそれなりに価値はあるかもしれないけど、だから現実的でない。

 最後に、も一つコラムについて。広告枠の一面を丸々使ってのコラムで、大きな文字で「オバマ大統領就任で景気の潮目が変わる」と題名が書かれている。執筆者は、野村アセットマネジメント水谷龍雄さんという人。これがさっぱりわけのわからないことを書いている。
 まずは、「円高は、日本にとって大きなチャンス。先進国で為替レートが上がっているのは円だけで、見方を変えれば円は世界最強の通貨だ。輸出産業には逆風でも、株安を追い風に世界の優良企業を買収することができる」と楽観的観測を書く。そして、「アメリカのビッグ3が経営不振で喘いでいる今、トヨタはハイブリッドカーでマーケットシェアを高めるチャンス」と続ける。で、「世界が低金利政策を採っているにもかかわらず日銀の動きが遅いから、比較して円高になっている」とも書いている。
 うーん、だから? 円高の理由の1つが、金融政策の駄目っぷりと円キャリーのせいだってわかってんのに、それが追い風になる理由がさっぱりわからん。最終的には、「オバマ政権はクリントン政権と同じような人材登用をするから、アメリカ経済の見通しは明るい」みたなことを書いているんだけど、でもそれと日本は別問題でしょ? 日米の格差が開くだけかもしれないじゃない。
 輸出と輸入の金額は輸出の方が大きいのに、いくら海外で円が強くても、国内の輸出産業が逆風だと、どうにもならんでしょーが。収益の高い輸出産業は即ち優良企業だから、そこが痛いと日本経済全体が痛いに決まっている。部分的に円高で得する人たち(企業)がいても意味がない。加減算でわかる話だ。
 結局、このコラムは個人投資家目当ての内容なので、「不安はそんなでもないですよ、資産運用に適してますよ」と締める。確かにそうだけど、そんなアホな話を新聞に載せてもいいのかね。

 と、「何だかなぁー」と強く思った記事・コラムに対して雑感を述べてみました。上記3つの記事・コラムは、私的に何となく似通ったものを感じた。新聞を主な情報源とすると、知識が偏って大変なことになるなぁ、と。でも、ネットが今ほどに普及しても、情報源の大半は新聞社のものなので、今後もヘンチクリンな情報が蔓延するんだろうなぁ。
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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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