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2008-11-29

『白い巨塔』でBLに目覚める?

 再放送していた『白い巨塔』を見終えた。
 放送時間が午後4時とあって、仕事で見られないから毎日録画していたわけだけど……ちゃんと放送時間を確認しなかった私が悪いんだけど、昨日の最終回の放送時間がいつもと違ってた! 10分早くなってて、その10分間が録画できてない! あーっ、悔しいっ!!
 とりあえず、最期はちゃんと看取ったので、一安心はしたけど。

 唐沢寿明さん版の『白い巨塔』は、唐沢さん演じる財前と江口洋介さん演じる里見の、立場や考え方を超えたところにある友情がドラマの核になっている。
 物語は長く、構成が前半の教授戦、後半の医療ミス裁判と大きく分けられている。面白いのは前半で、感動するのは後半。しかし、「白い巨塔」のテーマを考えると、後半の医療ミス裁判は、必要なかったんじゃないかな? 財前を野放しにして権力の権化とし、しかし立派な病院を作る――そんな展開でも良かった筈だ。死ぬような展開は不要だろう。感動はしたけど、後半部分は丸ごと蛇足だ。
 財前の一代記や成り上がり物語として考えると、後半が邪魔。感動ものとして考えると、前半が邪魔。それ以外にも、余計な展開や、邪魔というか変な人物が何人もいて、『白い巨塔』がもっと成功していただろう展開を阻害している。

 財前と里見の友情を通奏低音とすることで、色んな材料を乗せても、まとまりのある物語として構成することができている。全体を通じて感動的な面白さを持続させられているのも、2人の友情ありきだ。だからこそ、最終回は駄目な出来だった。
 黒木瞳さん演じる財前の愛人・ケイ子との一幕は、丸ごといらなかった。その前の場面で、財前と里見の感動的な場面があるのに、愛人との余計な愁嘆場のせいで台無しだ。
 里見は、立場を超え、財前のことを真剣に心配する。それは友情というより、愛情に近い。里見の、「医者である限り、財前の隣を歩いていたい」と愛の告白めいた台詞もある。財前も、真摯な里見の友情に応えたいが、立場と地位のせいで、素直になれない。財前が里見の勤める病院で診察を受ける場面、2人っきりで向かい合って話す場面で、私は……そのまま2人は抱き合ってキスでもするんじゃないかとーーーーーっ!! 演じるのが唐沢さん、江口さんといういい男だから、尚更ね! もう、私の中では、「財前!」「里見!」「今だけは、立場を超えてお前と愛し合いたい!」とかいって抱き合う場面が、脳内補完っ!
 そう、あの場面こそが『白い巨塔』の本当のラブシーンだ。だからこそ、その後にあるケイ子との愁嘆場が余計。他に、矢田亜希子さん演じる佐枝子も邪魔。里見に恋心を抱くの勝手だけど、告白して困らせないっ! さらにいえば、水野真紀さん演じる里見の妻も駄目。妻の立場から嫉妬するなら、佐枝子にでなく、財前にだろう! 財前の妻や里見の妻は、男同士の愛に嫉妬の炎を燃やす役としていればいいのだっ!

 結局、最後は財前と里見で締められた。財前の今わの際に手を握るのも里見、財前が遺書を残すのも里見。ドラマ内の構図は、どう考えたって2人の愛の物語だ。その構図を崩さないように物語を展開すべきだ。
 だのに、脚本家はアホなのか、余計なことばっかしている。自分の作っているドラマの方向性がどこに向いているか、ちゃんと理解していない。広告代理店的に視聴者のことを考えて作っている。いらんのだよ、そんなもんは。そーゆーこと考えてドラマ内の方向性を“外側”へ向けちゃ駄目なんだよ。男性陣のドラマだけで成り立つのに、女性陣の余計な枝葉を増やしちゃって。東教授の台詞じゃないけど、「男のドラマに女が割り込むな!」だ。

 最後まで観終えて、面白かったけど、ちょいとばかり失敗していたな、と思いました。
 BL版『白い巨塔』ってないのかなぁ? ぴったりの題材だと思うんだけど。
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テーマ : ドラマ感想
ジャンル : テレビ・ラジオ

tag : 白い巨塔

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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