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2008-09-23

『ウォンテッド』は馬鹿映画に見えるけど……

 アンジェリーナ・ジョリーさんが主演(主役はジェームズ・マカヴォイさんだけど)の『ウォンテッド』を観た。徹頭徹尾の馬鹿映画……かと思ったらそうでもなく、前半が馬鹿、後半はちょと知恵ある感じで、とっても中途半端。

 物語は、簡単に要約できる。
 「平凡以下のヘボサラリーマンが実は凄腕の暗殺者だった」
 そんだけ。基本設計は、『マトリックス』+『スパイダーマン』+『ハルク』。アメコミだから仕方ないけど。
 暗殺者といっても、実際は正義の暗殺者で、必殺仕置人みたいなもの。ただ、悪いことが起きる前に予知してお仕置きをするのだ。『マイノリティ・リポート』みたいだ。
 暗殺組織は、これから悪いことをして大勢を苦しめるであろう人を、悪いことをする前に暗殺する。どうやって悪い奴を見つけるかというと、繊維の目。組織は表向きは繊維工場を営んでいて、その繊維で織った生地の網目から「0」と「1」を解読し、その2進数から人名を割り出す。単なる電波集団じゃねーか!
 主人公はそんな組織に凄腕の暗殺者として育て上げられる。何でそんなカルト集団の仲間に入ったかというと、自分が何者であるかを最初は知らなかったから。組織はその理由を教え、仲間入りさせるのだ。マット・デイモンさん主演の「ジェイソン・ボーン」シリーズみたいだ。
 そんな物語だから展開は容易に想像できる。紡績機の予知は正しいのか、そもそも組織自体が正しく機能しているのか、という疑問から展開する。予想通りのどんでん返しもある。

 前半部分は、『シューテム・アップ』と瓜二つの馬鹿アクション場面が続いて面白いんだけど、主人公が組織に入ってから一気に面白くなくなる。カンフー映画みたいな特訓場面は少しだけ面白かったけど。パクリネタの寄せ集めだから、何もかもに説得力がなく、すっごいつまんない。
 主人公や組織の人間は、銃の弾道を曲げたりできるんだけど、どうやって曲げるかというと、気合。何か、「ふんっ!」て撃つと曲がる。考えるな、感じろ、か? ブルース・リーさんが師匠? それともフォースが共にあるのか?

 観ている間は楽しいけど、観終わると何を観たのか記憶に全く残らない。
 世間的には馬鹿映画ということでまかり通るだろう『ウォンテッド』は、実際は馬鹿映画じゃない。馬鹿映画のくせに、物語にひねりを加えたり、どんでん返しを設けたり、意外と知恵を使っている。これが駄目。徹底的に見た目にこだわったアクション場面の連続なら良かったのに、そうしなかった。『シューテム・アップ』なんか完全無欠に馬鹿アクションだったのに。単なるパクリネタの寄せ集めだから、少しはひねりを加えようと企んだのが悪い方に働いている。
 イケてない男子中学生の妄想を具現化したような映画は、最後に大失敗する。やっぱ妄想ならジョリーさんとハッピーエンドにならなきゃ。で、続編はジョリーさんの父親を殺した殺人鬼を追いかけるのだ。しかし、そうしない。駄目じゃん。
 馬鹿映画なのに潔くない。いかにも続編を作るような終わり方だったけど、悪役を悪役として描けないのは駄目でしょ。正に子供騙し。カッコイイ音楽を流して、カッコイイアクション場面を連続させて、どんでん返しを用意して……それだけ。その全てがパクリ。
 私は馬鹿映画が大好きだけど、『ウォンテッド』は馬鹿映画じゃない。馬鹿映画に見せた、単なる駄作だ
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : ウォンテッド

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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