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2008-08-26

『スカイ・クロラ』で、押井監督の負け惜しみ

 経済ニュース関連のサイト巡りをしていたら、こんな記事があった。「物語が哲学的と称されるほど難解であり、それが一般の観客に敬遠されがち」らしい押井守監督の『スカイ・クロラ』についてのインタビュー記事。

日経トレンディネット→『スカイ・クロラ』の押井守監督が語る、これまで話すことがなかった作品世界の謎!!

 うーん、そもそも「哲学的で難解」かなぁ、押井監督の作品って? ただ単に子供っぽいだけでしょ? 普通に物事を考える大人が観ると、アホらしくて子供っぽいだけだよ、押井監督作品は。いい歳こいた大人までが「哲学的で難解」とかいうと、知性を疑われるだけですよ。

 さて、押井監督はこう語っている。
今作では、登場人物や地上での生活風景を手描きで、戦闘機に乗る空のシーンを3Dで描いた。それによって空の上が、登場人物たちにとって非日常であるという感じを表現したかった。彼らは空の上でこそ、生きている実感がある。そこでは地上とは異なる時間が流れている。そのことを視覚的に表現するために、手描きと3Dを使い分けた。
どこかの巨匠が全部手描きで描いたなんていばっていたけど(笑)、(手描きと3Dを)混在させたこっちの方がはるかに大変。

 日本のオリンピック野球じゃないけど、世の中、結果が全て。『スカイ・クロラ』のCGは酷い出来ですよ。ピクサーを見習え。『ウォーリー/WALL・E』の予告篇を観ただけで、『スカイ・クロラ』のCGの低レベルぶりがわかる。ピクサーと同じクオリティは無理だろうけど、それならそれで別の方法があったでしょ。「どっかの巨匠が威張ってた全部手描き」とかさ。
 
 押井監督はこう続けている。
どんな人間であれ、我々は日常と非日常を使い分けている。非日常は楽しく、日常は退屈かも知れないが、我々は日常で生きていくしかない。登場人物たちにとって、どれだけ戦闘機に乗る時間が楽しくても、燃料が無くなれば帰ってこなければならない。誰もいつまでも空の上、つまり非日常に留まることはできない。日常で生きていくしかないということを伝えたかった。
 日常と非日常……難解だなぁ。よくわからんが、要はどっちも日常じゃん。非日常って、どこにあるのさ。あるなら見てみたい。

 さらに、押井監督はこういっている。
大人になるということは、子供のままではいられないという、諦めと自覚を持つことであって、この映画はそういうメッセージを持っている。今の世の中は、色んなことを保留して生きる人が多いが、それでは大人になれない。
 何を勘違いしているのだろうか。ちょっと逆に考えてみよう。子供とは、大人にならない人? 大人になりきれない人? どっちも違うよね。子供のままではいられないという諦念を持っていても、子供は子供だ。
 「子供みたいな大人」を是認するなら、それは社会的に「大人」だ。今の日本が正にそう。「子供だけど大人」もあるだろう。昔はそうだった。つまり、社会のシステムの話。
 大人と子供の話をちゃんと作ろうと思うなら、社会のシステムの方を描かないと駄目なんだ。それなのに『スカイ・クロラ』はそっちに目を背け、大人子供の精神世界の話ばっかに明け暮れる。明らかに間違っている。『スカイ・クロラ』はだから、子供向けではある。そして大人には退屈でつまらない物語なのだ。

 ちなみに押井監督は、観客から「監督は<キルドレ>みたいに、いつまでも子供でいたいですか?」という質問を受け、「大人の男でいたい」と答えたそうだ。それは逆説的にに子供っぽいというんじゃないの?
 リップサービスとはいえ、「どこかの巨匠が全部手描きで描いたなんていばっていたけど(笑)」などという人は、子供っぽいとしか思えないんですけど……

 『スカイ・クロラ』を招かなきゃならない程、ヴェネチア映画祭は客寄せに困ってんのかね?
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ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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