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2008-05-24

Phantom Planet 『Raise The Dead』はツェッペリンでT-REX

 ファントム・プラネットの新作アルバム『レイズ・ザ・デッド』を購入。これまでのどの作品とも異なる魅力がある、とても良い作品だ。とてもありきたりで、ありきたりすぎて、素晴らしいポップスだ。

 今まで、ファントム・プラネットには全く興味がなかった。そもそもが映画『天才マックスの世界』(超傑作!)に主演していた「ジェイソン・シュワルツマンがやってるバンド」くらいの認識だった。つまり、「役者が片手間に趣味でやってるバンド」くらいにしか思ってなかった。だから、1作目には全く良い印象がない。というか、記憶にない。その当時の私は、どこにでもある、どうでもいいバンドにしか感じなかったんだろう。
 2作目は、ミッチェル・フルームさんとチャド・ブレイクさんのプロデュース仕事だってんで興味を抱いたけど、これまた印象に残らない作品だった。話題になった「カリフォルニア」も、良い曲とは思えなかったし。フルームさんとブレイクさんの名前で聴いただけで、この時点でファントム・プラネットのことは完全に忘れていた。
 どうでもいいが、ラテン・プレイボーイズロス・ロボスでのフルームさんとブレイクさんの仕事は素晴らしい。それ以降、何はともあれフルームさんの名前があればどんなものでも聴いた。チボ・マットシェリル・クロウさんの仕事は特に好きだ。チボ・マットといえば、今は何をしているのだろうか? 再び活躍してもらいものだ。
 ファントム・プラネットの話に戻る。3作目は、これまたプロデューサーの名前で聴いた。デイヴ・フリッドマンさんだ。さすがにこの時はファントム・プラネットを忘れていることはなかったが、「またもや作風が変わったなぁ」と思った。思っただけで、それ以上は感想なし。流行に乗ろうとして明らかに失敗しているなぁ、くらいか。
 そんなこんながあって、今まではずっとファントム・プラネットに興味がなかった。3作とも、ファントム・プラネット自体より、彼らを取り巻くネームバリューで聴いたようなものだ。ところが、輸入盤がタワーレコードで特価1500円になっていたこともあり、4作目の新作『レイズ・ザ・デッド』をとりあえず試聴する気になった。
 そしたら良かった。というか、かなり好きだ。一目惚れならぬ、一聴惚れ。
 
 ぱっと聴いて真っ先に思ったのが、「うわっ、これ……オアシス並みにT-REXのもろパクリじゃん!」て曲が2曲あることだ。誰が聴いても、そう聴こえるだろう。聴こえない人は絶対にいない(T-REXを知らない人は除く)。2曲目の「Dropped」と、6曲目の「Ship Lost At Sea」がそれ。特に「Ship Lost At Sea」は凄い。まんま「Get It On」オアシスにも「Cigarettes & Alcohol」というT-REXまるパクリな曲があったが、それ以上にまんまパクリ。今年の「まるパクリ大賞」はほぼ確定。
 そして歌い方が、アニマル・コレクティヴクラップ・ユア・ハンズ・セイ・ヤーみたいな、脱力系に傾いている。
 部分的には、クィーンというかブライアン・メイさんを目指したようなギターまで聴ける。
 しかし、あえて一言で全体像を総括すると、レッド・ツェッペリン直系のロックだ。低音が効いて、非常にリズミカル。色んなものがごっちゃごちゃに混ざり合っているけど、一言で表すと「ツェッペリンじゃん」だ。3作を過ぎて辿り着いた場所がそことは。

 ツェッペリンというと、今ではどうしても古臭い印象があるが、実はそうでもない。ダンスミュージックではむしろツェッペリンは今が現役だ。エロール・アルカンさんや2 Many DJ'sなど、「あそこら辺のDJ」は積極的にツェッペリンを使ってたりする。逆にディープ・パープルはそんなに使われていない(アーマンド・ヴァン・ヘルデンさんは使ってたような記憶があるが)。ツェッペリンの方がリズム的に優れいているというのが大きい。つまり、そのツェッペリンじみているファントム・プラネットの新作は、とってもダンサブルな仕上がりで、今までで最も「踊れる」作品になっている。
 しかも前述したように、まんまT-REXの曲もあり、とんでもなくキャッチーだ。ドラムの音も、ホワイト・ストライプ以降のタイトな音作りが当然となった今からすると時代遅れなんだけど、ダンスミュージックと被せて聴くと、メチャクチャいい音。繰り返すけど、6曲目の「Ship Lost At Sea」のつんのめって転びそうになるドッカンドッカンしたリズムは最高だ。T-REX「Get It On」そのままだとしても。

 いわゆるロックンロールな音ではないけど、ポップスとしては一級の出来でしょ。ありきたりで、斬新でも新鮮でもなく、耳馴染みが良い。
 しかし、今まではウィーザーやオアシスが好きな人にピッタリだし、JETと一緒に聴いても良かったけど、今作はちょっと異なる。
 ツェッペリン好きの人にもオススメできるし、T-REXもろパクリという言葉に釣られて聴いてみてもいいと思うけど、私的には、古臭くて新しい踊れるロックという観点から、フランツ・フェルディナンドが好きな人に最もオススメする(彼ら程に様式的じゃないし、少しハードロック寄りの音でもあるけど)。

 今後も今作の方向性に進んでほしいなー。またもや様変わりするかもしれないけど。
 とりあえず、今度こそファントム・プラネットの名前はしっかりと覚えた!
 
 さて、試聴できる動画やリンクを貼り付け。

 まずは、ファントム・プラネットのMySpaceがあるので、そっちでは『Raise The Dead』から「Do The Panic」、「Dropped」、「Raise The Dead」がフル試聴できる。
リンク→MySpace.com

 超オススメ曲の「Ship Lost At Sea」をフル試聴できるところは見つからなかった。
 30秒ずつの全曲試聴なら、iTunesを始め、そこら中で可能。日本のサイトで試聴の操作が簡単なのは、<Listen Japan>かな。
リンク→Listen.jp
 しかし、本家(アメリカ)のAmazonはもっと便利なのだ。早く日本も導入しろい。
リンク→Amazon.com

ついでに、T-REX 「Get It On」↓


さらに、Oasis 「Cigarettes & Alcohol」↓
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tag : ファントム・プラネット PhantomPlanet レイズ・ザ・デッド RaiseTheDead

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ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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