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2008-05-02

Madonna『Hard Candy』は買う程のものでない

 マドンナさんの新譜『ハード・キャンディ』を購入。只今、絶賛後悔中

 試聴した時に、『これ、単なるジャスティン・ティンバーレイクじゃないの?』と思い、買うの躊躇したんだけど、ちゃんとしたスピーカーから大きい音でじっくりと聴けば感想も変わるんじゃないか、と思って購入した。変わらんかった。

 マドンナさんのアルバムはここしばらくずーっと当たり続きだった。『ミュージック』、『アメリカン・ライフ』、『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』て一連の流れは見事だった。
 ミルウェイズさんの低音を効かせたダフト・パンク以降のフィルターハウスを導入し、中途半端なフロア志向の『レイ・オブ・ライト』よりも圧倒的にフロア寄りになり、かつポップスとしても抜群の完成度を実現させた。
 前作では遂にスチュアート・プライスさんをメイン・プロデューサーに起用し、アバのマッシュアップという、超メジャー・アーティストによる信じられない超反則技でお茶の間を驚愕させた(私は驚いた)。

 スチュアート・プライスという名前に覚えがなければ、ジャック・ル・コントレ・リズムス・デジタルズに覚えがないだろうか? ない人は、レ・リズムス・デジタルズの『ダークダンサー』を今すぐ購入しましょう。今から十年くらい前の作品だけど、今でも全然通用するどころか、むしろ今ど真ん中。
 私はリアルタイムで喜んで聴いていたんだけど、その当時、ドイツ(特にDJヘルさんのレーベルのジゴロ)以外で80年代ニューウェイヴを喜んでやってたのはこのレ・リズムス・デジタルズくらいのものだ。その当時といやぁ、ファットボーイ・スリムケミカル・ブラザーズアンダー・ワールドて時代だ。そんな中、安いシンセの音色で、赤毛のニューウェイヴ野郎だったんだから、偉いよな。
 どうでもいいが、私的にレ・リズムス・デジタルズ(でもジャック・ル・コントでもスチュアート・プライスでもどれでもいいが)の最高傑作は、ベックさんのシングル「ミックスド・ビジネス」のリミックスだ。8年前の作品だが、これまた今ど真ん中。KITSUNE好きならもう鼻血が止まらない珠玉の1曲となっております。もう入手困難だろうけど、何が何としても入手しましょう。フロアでかかるともうムッチャクチャ盛り上がるから。DJをする際、何はともあれラインナップに入れておく1枚でございます(私は)。

 マドンナさんに話を戻す。
 さあ、新作は一体どんな音になるのかな、とワクワクしていたんだけど……プロデューサー&ゲストは、ファレル・ウィリアムスさん、ティンバランドさん、カニエ・ウェストさん、ジャスティン・ティンバーレイクさんと、わかりやすいくらいに偏りすぎ。最後のクレジットを見ると、メイン・プロデューサーはファレル・ウィリアムスさんのようだ。
 で、正直、この面子による音作りは、マドンナさんには向いてないと思った。だって、どう考えてもマドンナさんってR&B寄りじゃないもの。ミッシー・エリオットさんならピッタリだろうけど、ヒップホップやバイレ・ファンキとか、絶対にマドンナさんのリズムではない。
 そして、曲が悪い。ティンバーレイクさんは、R&Bの歌唱がマイケル・ジャクソンさんレベルで上手かった上に、本当に曲が良かった。ティンバランドさんやウィル・アイ・アムさんのプロデュースも見事にハマったんだ。ところがマドンナさんの曲は、リズムやサンプル使いに振り回されているだけで、駄目。ポップスとして、ポップになろうと「頑張っている」感じがして、駄目。
 ネプチューンズプロデュースということでなら、グウェン・ステファニーさんの「ワインド・イット・アップ」の方が面白い。

 マドンナさん、今が旬の色んなアーティストと絡んでみたかったんだろう。本作をして、「マドンナの新境地開拓」と評する人は多くいるだろう。しかし、マドンナさんだけの持ち味ってのもあると思うのだ。それは本作とは違う方向性なんじゃないかなぁ。私の単なる選り好みなのかもしれないが。
 あ~、ちょっと損したなぁ。試聴した時にも少しは「買わなくてもいいかな」と思ったんだけど、ファンだし、アルバムは買い続けて来たから、判断誤った。とはいえ、買ってみてスピーカーから聴いてみなきゃわかんないこともある(パフュームの『GAME』だって、試聴とスピーカーとじゃ音の感触が全然違ったし。特に低音の厚みが。ちなみに私にはレンタルって選択肢は基本的にない)。

 というわけで、只今、ティンバーレイクさんの2ndアルバムを再び聴いています。
 
 さて、ここからは毎度のYouTube貼り付けコーナー。

 まずはマドンナさんでなく、いきなりレ・リズム・デジタルズから。
 とりあえず最も大好きな、ベックさんのリミックス曲「Mixed Bizness (Nu Wave Dreamix By Les Rythmes Digitales)」を。YouTubeで見つからなかったので、imeemから。何度聴いても、何年経っても、ベストな1曲。


 ちなみに原曲。
Beck 「Mixed Bizness」↓


 次はレ・リズムス・デジタルズのオリジナル曲を。
Les Rythmes Digitales 「Sometimes」↓


Les Rythmes Digitales 「Hypnotise」↓

 十年前とはいえ、その時点でもさらに十年は古臭い感じのものを現代風アレンジも何もなく、そのまま再現してみせたところが無意味に素晴らしい。マドンナさんがスチュアート・プライスさんと組む、と聞いた時、物凄くその方向性に納得できたものだ。
 ついでに、さらに別名義のMan With Guitarの曲を。これはもっとフロア寄り。シスコレコードへのリンクで。
CISCO RECORDS→Man With Guitar

 次はグウェン・ステファニーさんから1曲。
Gwen Stefani 「Wind it up」↓


 で、ようやくマドンナさんのを。
Madonna 「4 Minutes (feat. Justin Timberlake & Timbaland)」↓

 相変わらず刺激的なものを作るなぁ。これで50歳なんだから、凄い。

Madonna 「Beautiful Stranger (Calderon club mix)」↓

 見ればわかるけど、『オースティン・パワーズ・デラックス』のエンディング曲。サントラにはこのリミックスバージョンが収録されていた。キレイめハウスで、今でも使おうと思えば使える。よく使ったし、使われていた。

 何だかんだと書いたけど、これからも頑張ってほしいものです。次作にも期待しているし、たぶん買う。
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テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

tag : マドンナ Madonna ハード・キャンディ HardCandy

comment

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初めまして

初めまして、私はアルバムは買ってなくて曲を全部ダウンロードしたのですが(譲ってもらって)、私はジャスティン&ティンバランドの曲が凄くよかったと、でも、ジャスティンが歌ったらの場合です。ジャスティンは歌声&歌い方に特徴があるけど歌は上手で何でも歌える感じでジャスティンにあってる曲だなぁ~と。でもマドンナは歌いこなしてない・・・R&Bは向いてないなと。。発売ライブがありましたが、歌が下手でした。。

通りすがりですいません

初めまして。インタビューでは「今一緒に曲を作りたかったのがティンバランド、ファレルだったから」という結構安易な理由での今回のプロデューサー陣選択だったみたいですね。自分は普段R&Bを聴かないのでR&Bの事は語れないのですが、今回のアルバムはかなり好きでして。。。
これからもどんどん変化してみんなを驚かせて欲しいです。以前もドキュメンタリー映画で「変化しなければ…」って何回も唱えていたので、次作もまた違った手法で出してくると思いますしね。

コメント返し

yuri様へ
 初めまして。ジャスティン&ティンバランドさんの曲が良かったそうで。まあ、私も同意ですけど、それならティンバーレイクさん自身のアルバムを聴けばいいような、と思ってしまうんですよね。それにしても発売ライヴ、歌下手でしたか……

katsu様へ
 初めまして。今回のアルバム、好きでしたか。批判意見で申し訳ないです。50歳にもなってまだ変化し続けたいという行動力は凄いな、と思います。マンネリ化するよりは全然いい。色々と試してみるのもやり方ではあります。ま、今回があんなだったから次はどうなるのか、期待します。
プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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