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2008-04-30

「NO MORE 映画泥棒」というよりは……

 映画館で必ずかかる「海賊版取り締まり」の映像、あれ何とかならんのか。どうせ流すんなら、YouTubeとかでやってくれ。こっちはちゃんと鑑賞料金を払って観ているってのに、気分悪いわ。まあ、犯罪抑止として、周囲の怪しい客にも注意してね、という喚起を促しているのはわかるんだけど、いつもいつも同じものを見せられるとね、ウンザリするわけですよ。
 それに、ネットで違法ダウンロードされたからって、本当に困るくらいの悪影響が出るのだろうか? 出ないだろ。違法ダウンロードしたものを観ているような連中は、どうせ映画館まで足を運んで映画を観ないって。DVDにしても同じ。海賊版やP2Pが絶対悪であるとは思えんのだ。

 例えば『少林少女』なんてものは物凄く駄作だった。あんなもの、できればYouTubeで全編流れてたらそれを鑑賞して済ませたいくらいだ。本気でそう思う。思うが、私はその殺意すら湧くくらいのつまらなさを味わうことも必要と考える「正しい映画ファン」なので、海賊版にも違法ダウンロードにも目を向けない。日本でどうしても観ることが叶わない映画だけは、アメリカやフランスなんかでDVDが販売されている場合、仕方なく海外版DVDを購入するが。
 世間での評判がどうであれ、観てみないことには是非は判断できない。『ザ・シンプソンズMOVIE』の声優問題の時にも知人に同様のことを話した。知人は、「最初から駄目とわかってるものを観に行かなくても、ちゃんとした声優バージョンがDVDで出るんだし、そっちだけを観ればいい」といっていた。もちろん私はその考え方に大反対だ。
 映画は、映画である以上、映画館で観るものだと思っている。ビデオやDVDで観るのは、確認用や保存用でしかない。『ザ・シンプソンズMOVIE』でいうなら、明らかに駄目な声優バージョンであっても、製作者が映画として作ったんなら、それは映画館で観るべきだと思う。苦情をいうなら、観た後でいえばいい。実際、私は所ジョージさんや和田アキ子さんのバージョンは騒ぐ程に酷いと感じなかった。それを知人に話すと、信じられないといわれた。そりゃあそーさ。その知人は単なるオタクであって、私は映画ファンなんだもん。

 映画ファンは、映画のファンである以上、どれだけつまらなくても映画は映画館で観るものだと思っている。作品の良し悪し以前に、作品が「映画」だからだ。「映画」でない作品なら、TV画面やPC画面で観てもいーけど、「映画」ならば、それはまず映画館で観るものだ。そう思うのは私が映画ファンであり、その考え方が変だと思う人は映画ファンでないのだ。
 映画ファンでない人は、映画を単なる作品として見るから、どんな形態で観ても問題はない。一作品としての良し悪ししか判断しない。それはそれでいいんだけど、作品の良し悪しとは違う観点で、映画としての良し悪しってのもある。それを判断するには、やはり映画館で味わう必要がある。
 作品の良し悪しだけで判断する人は、作品が「映画」であることにはこだわらない。私は、こだわる。こだわる私からすると、「映画泥棒」という言葉は皮肉でしかない。映画が泥棒されないためには、映画館を潰すしかないからだ。当然ながら映画館が潰れれば映画自体が「論理的に消失」してしまう。私にはそっちの方が大問題だ。
 あの著作権保護運動は、「映画」でなく「作品」を守るだけで、「映画」や「映画館」を守ろうとはしていない。著作権という観点から、「作品」を守ろうとしているだけだ。それが映画館を潰す結果になったとしても気にしないだろう。

 近年のTVアニメで、人気を取るきっかけになったのがYouTubeやニコニコ動画だった、と聞いたことがある。違法コピーがまかり通ったお陰、と。YouTubeやニコニコ動画は「お試し版」みたいなもんで、それを気に入って実際の放送をリアルタイムで見たり、DVDを購入したりすることはあるだろう。しかし、P2PでDVDの完全コピーデータが流通していた場合はどうなるだろう。それは「お試し版」といえない。劣化していない、商品の完全コピーだからだ。間違いなくそれは「泥棒」だ。しかし、それは「映画」とは何の関係もない。商品としての「作品」だからだ。その泥棒行為を訴えたいなら、映画館でやる必要はないだろう。
 DVDの完全コピーデータでなく、映画館で上映中の映画を盗撮したデータの流通なら、極論だけど、放っておいてもいいと思う。宣伝になるじゃないか。つまらない映画を作られる方が、映画館には痛手だ。

 まったく、何が「NO MORE 映画泥棒」だ。こっちはボッタクリみたいな映画を見せられたんだぞ。あんな映画、泥棒にでも遭ってしまえ!
 「NO MORE 駄作」だよ!
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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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