2008-02-24

『AERA MOVIE』に猛反対!

 発売中の『AERA MOVIE ニッポンの映画監督』を購入。パラ読みしただけですが、その内容に猛反発!

 「映画のプロ」が選んだ「21世紀の日本映画ベスト30」て特集があって、その順位というか選出作品に不満が!
 順位は次の通り。
01 EUREKA ユリイカ
02 誰も知らない
03 ゆれる
04 下妻物語
05 それでもボクはやってない
06 ハッシュ!
07 いつか読書する日
08 パッチギ!
09 血と骨
10 フラガール
11 たそがれセ清兵衛
12 ジョゼと虎と魚たち
13 アカルイミライ
14 ヴァイブレータ
15 UNloved
16 回路
17 美しい夏キリシマ
18 殺し屋1
19 天然コケッコー
20 害虫
21 カミュなんて知らない
22 嫌われ松子の一生
23 紀子の食卓
24 GO
25 刑務所の中
26 風花
27 父と暮せば
28 雪に願うこと
29 ヨコハマメリー
30 武士の一分
 まず、1位が『ユリイカ』ってのが納得いかん! 悪くないけど、良くもないでしょ、これ。腰が引けただけの、典型的に駄目な現代思想の映画。これなら塩田明彦監督『カナリア』の方がどれだけ真摯で良い映画だか。基本的に青山真治監督って、考えてはいるんだけど、頭悪い人ですよね。だから饒舌なわりに、何も語れてない映画ばっか撮ってる。
 2位の『誰も知らない』はとにかくつまらない。確実に良くなく、どっちかというと悪い映画。というか、是枝裕和監督の映画に面白いものはない! 『ディスタンス』と『幻の光』も酷かったけど、『ワンダフルライフ』の酷さは極めつけ! 小学生が考えたようなアイデアを、小学生が撮ったような、ショボい映画。映画らしい嘘もつけんのか、と。想い出す度にムカつく映画。『誰も知らない』も、リアルに撮れんなないなら、最初からファンタジーにしとけ。貧乏臭くて、頭でっかちなアホが考えた現代思想ってこんなもん、て映画。考えれば考えるほど腹立つ映画だ!
 3位の『ゆれる』は……傑作です。けど、21世紀のベスト3になるほど傑作かというと、そうでもない。いや、でも良い映画ですので、ちょっと微妙ですけど……

 というかですね、黒沢清監督作品の評価が低すぎる!
 さらに、アニメがなぜ入ってないんだよ!
 ついでに、「映画のプロ」は何を基準に「映画のプロ」なんだか怪しい!

 黒沢清監督作の『回路』がベスト1になってないのは間違っています。それに、『』と『ドッペルゲンガー』が入ってないのも間違っています。というか、黒沢清監督作は全作入っているべき! それだけ群を抜いて黒沢清監督は偉いのですよ。そもそも「21世紀」なんてくくりにしてあるから駄目なんです。「90年代以降」だったら、『カリスマ』も『CURE』も『ニンゲン合格』も『蜘蛛の瞳』も『蛇の道』も『復讐』シリーズも、殆ど入るに決まっています。入らなきゃ変でしょ。
 ジャンルムービーにこだわって、観客の期待に応えつつも裏切り、思考するだけ思考し、それをほぼ完璧な形に昇華している点では、世界レベルで突出した監督ですよ黒沢清監督は。それなのに、当の日本で扱いが低くありませんか?

 アニメが入ってないのは、何の差別ですかね? 「実写限定」で選ばせたみたいですけど、それに何の意味があるの? そんなことしてるからマスメディアが扱う「日本映画」は駄目なんです。全く「日本映画」のことを考えてない。ふざけるな。
 アニメを入れれば、最低でもベスト20内には原恵一監督『クレヨンしんちゃん 嵐をよぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』が入ったでしょう。それに、宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』だって入らなきゃ変。
 アニメを外して、なーにが「日本映画」だ。アニメは、こんな「日本映画」というジャンルからさっさと決別すべきですね。

 影響力って点から考えれば、好きな映画ではありませんが、深作欣二監督『バトル・ロワイヤル』が入っていないのも問題あり。社会的な問題という点からも、『それでもボクはやってない』なんかより遥かに良い映画でしょう。
 つーか、『それでもボクはやってない』はどこがいいんだか。駄目な伊丹十三監督って感じでしたよ、あれ。あんなもんを映画として有難がってるなんて、アホかと。死ね。
 明らかに駄目な映画がベスト30に幾つか入っているのもどうなのかと。『ジョゼと虎と魚たち』、『殺し屋1』、『嫌われ松子の一生』、『武士の一分』。ちなみにこの4作品、私は大好きで、『武士の一分』除いてDVDも買いました。買いましたけど、「21世紀日本映画のベスト」として評価するとなると問題は別。シナリオ、演出、演技、撮影、色々と綻びだらけで、評価に値しない。
 同じように、悪くないけど大して良くもない作品がずらーっとならんでいるのもどうなのかと。好き嫌いと良し悪しは全く別物なのに、「映画のプロ」はそこら辺わかってんですかねぇ。

 あと、特集記事で、90年代を「日本映画最大の危機 起死回生の道を模索」としていますけど、その90年代こそが「近年の日本映画の芳醇な時期」だと私は思っています。「21世紀の日本映画」という括りは、どうしようもなくアホなライン引きでしょう。

 ちなみに私が「21世紀の実写日本映画ベスト10」を選ぶとしたら、次の十本になります。
回路

ドッペルゲンガー
LOFT
血を吸う宇宙
花と蛇
IZO
下妻物語
恋する幼虫
バトル・ロワイヤル
 ……偏っているなぁ。まあいいか。
 アニメを入れるなら、『千と千尋の神隠し』と『クレヨンしんちゃん 嵐をよぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を入れます。
 さすがに黒沢清監督作を全部入れるのはいかんので(他の作品が入らない)、『アカルイミライ』は外しました。自分でいっていることとやっていることが違ってます。すみません。
 近年の日本映画に最も貢献した『リング』や、北野武監督作を入れられないのは悔しいですね(90年代の作品だから)。そもそも年代とアニメ・実写の区分けなく選んだら、『AERA MOVIE』のベスト30作品の大半はランク入りしないでしょうけど。

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

tag : AERA

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プロフィール

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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