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2008-02-16

宮本警部のドラマ

 新聞のTV欄を見たら、宮本警部の実録ドラマなんてものが放送されているじゃありませんか。事件から1年で映像化するなんて、日本にしては珍しく早いですね。
 うーん、おかしいなぁ、どうせ話題の事件をドラマにするなら(映画でも可)、宮本警部よりもっといい題材があった筈なのに……JR福知山線脱線事故のことです。いつになったらドラマになるんでしょう?
 まあ、大惨事なので、ドラマ化は技術的に難しいでしょうけど。

 宮本警部の人柄や、功績について何かをいう気はありませんが、個人の行いにここまで殺到する今の日本、気持ち悪いです。今の時代が失いつつあるものが宮本警部の「ドラマ」にはあると?
 確かに、宮本警部のような行動を取れるか、といわれたら「無理!」と胸を張って即答してしまいますが、それが失われつつある「何か」なのでしょうか。はっきりいって、昔から宮本警部みたいな人は少数派ですよ。まるで今の時代だけが殺伐としているみたいな物言い、ムカつきますね。
 宮本警部の「ドラマ」を取り巻く雰囲気には、今の時代を軽視しているような批判的視点を強く感じます。宮本警部みたいな行動が取れる人は、今の時代だって他にもいます。川や海で溺れている子供を助けて死んでしまう人のニュースなんて、よく見ます。警察でも消防隊員でも何でもない、世間的には名もなきまま忘れ去られてしまうヒーローは、さっさと忘れてしまえる程にはいるのです。それなのに、なぜ宮本警部だけが「ドラマ」足りえるのでしょうか?

 別に宮本警部には「ドラマ」なんてありません。全く、どこにも、何にも。本人だって、まさか自分の人生に「ドラマ」があるなんて、思いもしなかったでしょう。「ドラマ」はあくまでも第三者の視点がなければ成り立ちませんし。宮本警部と似たような死に方をした人と宮本警部との差は、結局のところ、「死に様」でしょう。自殺しようとした人を助け、代わりに死んでしまった。それだけが「ドラマ」へと宮本警部の人生を昇華させています。
 「ドラマ」を簡単に成り立たせる要素は「死」です。「死」は、「喪失」と言い換えても構いません。「喪失」なしに、人々が共感し易い「ドラマ」はあり得ません。少なくとも、日本の大多数の人々には。
 死に方ひとつで、悲劇にもなりますし、喜劇にもなります。宮本警部の「死に様」が馬鹿みたいなものだったとしたら、ダーウィン賞の候補に挙がったかもしれません。ダーウィン賞を受賞した人には「ドラマ」はないのでしょうか? たぶん大多数の日本人は、ダーウィン賞を受賞するような「死」に「ドラマ」を見ないと思います。
 
 私は「喪失」なんてものがない「ドラマ」を好むので、宮本警部は偉いし凄いと思うのですが、宮本警部の実録ドラマを好きになるとは思えません。実際、ドラマは見ていません。見れば絶対に気分が悪くなるとわかっていますから。

リンク→『死ぬんじゃない!~実録ドラマ・宮本警部が遺したもの~』
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テーマ : TV番組
ジャンル : テレビ・ラジオ

tag : 宮本警部

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Author:ばっどていすとさんどいっち
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泣き虫で、馬鹿。
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