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2008-02-03

宮本警部の絵本、はっきりいって、困った感じ

 命をかけて見ず知らずの他人の命を救った宮本警部は、偉いと思います。でも、それが絵本になるとは、何て変な国なんでしょうか、日本は。

 『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』(高木書房)という題名の絵本です。「伏してぞ止まん」とは、「やるだけやって、その上でさらにやって、前のめりに倒れるまでやる」て感じの意味。男塾に出てきそうな感じ。
 その考え方は偉いけど、自殺する人だって、「伏してぞ止まん」だったかもしれないじゃないですか。自爆テロする人なんて、もうそんな感じじゃないですか。
 勇気と、誠意と、努力。今の世の中それがない? そんなわけありません。前のめりに倒れることができる人は幸せ者です。それすら叶わない人がどれだけたくさんいることやら。
 人事も尽くさないのに天命を待つような人が多いので、宮本警部のような生き方を見習ってほしい、という気持ちはわかりますが、駄目なら駄目とさっさと切り上げるのも頭の使い方。前のめりに倒れるよりは、倒れない方を選ぶべきです。または、最初っから倒れっ放しでいるか。倒れっ放しなら、倒れる心配もないし、倒れるまで頑張る必要もありません。
 また、倒れ方も教えないと駄目でしょう。前のめりに倒れた時、やはり受け身くらいはできた方がいいような気がします。保険は大事です。

 がむしゃらに頑張るのはいいかもしれませんが、それでもどうにもならないことがあって、社会は大半がそうゆうもので、それなのにそうゆうものだと知らない人が大勢いて、知らないからか前のめりに倒れるまで頑張ったりします。頑張って、前のめりに倒れて、その後どうすればいいのかさっぱりわからなくて、自殺したりもします。
 夢や、努力や、誠意や、勇気。綺麗な言葉ですけど、それは単に使い勝手がいいってだけです。夢や努力や誠意や勇気は、みんなが平等に与えられた「能力」じゃありません。人間は、生まれつき平等じゃないんですから。『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』は、教育のためになるでしょうが、ならないこともあることは承知していてほしいものですね、真面目な皆さんには。
 良いことを教えているつもりでしょうが、それが全くの逆に作用する人だっているんです。どんな人でも「夢を抱いて頑張って勇気を出して誠意を持って努力」すればいいわけじゃありません。頼むからもう頑張らないでくれ、という人だっています。殺人願望のある人なんて、頼むから努力しないでほしいものです。

 「伏してぞ止まん」をしようとして、つまずいて、バランスを崩して、仰向けに倒れてしまったらどうするのか。『伏してぞ止まん ぼく、宮本警部です』を子供に読ませるのは結構ですが、そこのフォローを全く考えてなさそうで、怖いなぁ。
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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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