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2007-10-02

郵政の民営化

 郵政が昨日で民営化された。その様子は、新聞、雑誌、TV、ネット、各メディアで色々と報道されている。郵便局では、待ち客にコーヒーを振舞うなど、サービスも「民営化仕様」らしい。
 国民の関心は専ら「これでサービスが向上すればいいな」という一点だけど、中には「気に入らない官僚が民間会社の社員となってざまあ」みたいなものもある。雑誌にも郵貯の暴露記事がこのタイミングで書かれてた。横領や暴行が蔓延しているみたいな記事だった(見出しだけで、内容は見てない)。

 でも、郵政民営化って、元々は国民の貯金が官僚や政治家に利用されるのを防ぐためにあったものだ。少なくとも、表向きはそーゆー話だ。サービスの向上とか、そんなもんは二の次。横領に暴行? そんな話、今さらだろ。得意満面でそんなこと書いている雑誌なんて、馬鹿丸出し。
 郵政民営化にはアメリカの意向だって関係してるってのもよく知られた話だ。ブッシュが特に望んでたってのも(そのくせアメリカの郵便は民間ではない)。民間になれば、その貯金や簡保の数百兆円もの巨大資産が市場に流れる。その金を狙いたいんだろう。ま、その話は事実的にも実践的にも疑問が残るけど。

 何にしろ、民営化の目的は、サービスの向上や組織の効率化も含まれるだろうけど、国民の大切なお金を無駄に利用されるのを防ぐ、ということ。社会保険庁の例もあるように、目の前にたくさん金があると、何だかんだと理由を付けて使いたがる連中がいて、その金の流れるパイプを塞き止めるのが、民営化。
 でもそうなると、問題はもう1つ残る。国民の大切なお金を無駄に利用していた連中はどうなったのか? 無駄に利用できなくはした。でも、無駄に利用していた連中、今でも無駄に利用できないかと画策している連中は野放しだ。
 民営化が、本当に素晴らしいものなのかはわからない。NTTやJRの例もあるし、悪いことばかりでないのは間違いない。社会保険庁にも民間の管理会社を、という話が出ていることを考えると、とりあえずアホ官僚に任せておくとろくなことにならんから、素晴らしいかどうかはわからんが、民営化にした方がマシ、と思っている人は多いのだろう。
 でも、そのお陰で、郵政の民営化とは別にあったもう1つの方向性、ろくなことを考えない官僚と政治家を片っ端から吊るし上げる、という方向性は、もう殆どの国民にとってどうでもいい、または全く知らない問題となってしまった。今の社会保険庁の年金問題みたいに、国民からも「官僚と政治家を叩きのめせ!」という声が上がってもおかしくなかったのに、そんな声は殆ど上がらなかった。単純に「民営化=サービスの問題」と考えている人が多かったからだし、郵政の問題が年金問題と同様の大々的な事件とならなかったからだ。

 考えてみれば、民間会社で国営の郵政よりも優れているところは、そんなにたくさんはいない。不二家、石屋の例を思い出せばわかるけど、ズルしているところなんて無数に存在する。株式会社になれば利益優先になってしまい、今までの郵貯よりも冷たくなる可能性だって十分にある。それに、巨大資産をどう運用するのか、無理難題だらけだ。
 世界銀行なんかも、何でもかんでも民営化といってたのを控えるようになった今、民営化を唱え続けている日本は、色んな意味で後退しているのかもしれない。

 と、郵政民営化を横目に、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『シッコ』を観たせいで、色々と考えてしまった1日でした。
 というわけで、『シッコ』の感想をまた後日。
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プロフィール

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
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