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2008-01-14

『ザ・シンプソンズ MOVIE』は最低最悪の傑作

  『ザ・シンプソンズ MOVIE』、とても良くできた傑作でした。日本の大半のクソオタクアニメなんかとは比べ物にならないくらい良くできた傑作でした。スマステでの「映画にする価値がない」という稲垣吾郎さんの評価は的外れもいいとこでした。こんなのを見ないから日本は駄目なんですよ。

 とはいえ、稲垣さんがいう通り、『ザ・シンプソンズ MOVIE』は下品で、馬鹿で、最低の映画です。
 父親のホーマーは、だらしなくて、馬鹿で、下品で、最低で、子供を虐待(としか見えない遊びを)するし、天皇陛下を投げ飛ばすし(これは別の話か)、タダで貰えるドーナツ1個のために町を破滅に追いやる史上最強のホワイト・トラッシュです。
 息子のバートも、父親に比べればマシですが、野原しんのすけが大人しく見える程の馬鹿です。映画版では、これ見よがしにチ○コ丸出ししてTV版との差別化を図ってます。というか、チ○コを丸出しするかしないか、その程度がTV版との差別化です。稲垣さんが「映画の価値なし」といったのは結構正しいです。「チ○コ丸出しは映画ならでは」ということを稲垣さんは知っていたのでしょうか? もし知っていたのだとしたら侮れません、稲垣さん。
 その他の家族はそれなりにマトモです。ですが、ホーマーの家族である以上、ろくな目に遭いません。今回の映画版では、町中から迫害されます。さっさとホーマーと別れりゃいーのに別れないところを見ると、やはり揃って馬鹿なのでしょう。

 とまあ、馬鹿揃いの『ザ・シンプソンズ』ですが、映画版では何と環境問題がテーマになっています。『ザ・シンプソンズ』が環境問題? 不思議に思うかもしれませんが、原作者のマット・グロウニングがアル・ゴア支持者なのは有名な話です。ホーマーの娘、リサも環境保護に奮闘します。しますが、ホーマーが高さ3メートルはあるゴミ箱一杯の豚の糞尿を湖に不法投棄してしまうので台無しです。どのくらい台無しかというと、湖の生態系が一瞬でわけのわからない方向へ変化するくらいです。湖に入るだけで、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪みたいなのになれます。
 アメリカはその湖汚染が世界中に波及することを恐れ、シンプソン一家が住むスプリングフィールドを丸ごと封鎖します。封鎖の仕方がいかにも『ザ・シンプソンズ』らしい馬鹿さ全開で笑えます。間違ってもジョージ・A・ロメロ監督の『ザ・クレイジーズ』みたいではありません。プロットはそっくりですが
 また、家族愛も重要なテーマです。

 今、振り返って考えてみると、信じられないことに、『ザ・シンプソンズ MOVIE』は、意外とマトモです。環境問題に家族愛。最後は何もかも解決して、町中から感謝もされて、ハッピーエンド(そもそも騒動の元凶はホーマーなんだけど)。TV版の方が無茶をしてました。「映画の価値がない」といった稲垣さんは、やはり正しい。実は稲垣さん、相当な『ザ・シンプソンズ』ファンなんじゃなかろうか
 適度に下品で、馬鹿で、笑えて、泣けて(いや、これは難しいか)、正に万人向けの作品です。上映時間は1時間半とこれまた適度で素晴らしい。基本的に映画はみんな2時間以内に収めるべきです。

 ちなみに映画版のゲストにグリーン・デイが出てまして、ライヴを湖の上でするんですが、ステージが溶け、メンバーがタイタニックに乗ってた演奏家みたく沈むんです。ジョークのわかるアーティストって素晴らしい。稲垣さんにも見習ってほしいものです
 
 ところで私の職場に、『ザ・シンプソンズ MOVIE』の声優問題に酷く憤慨し、署名運動に署名もした人がいます。その人は、何と『ザ・シンプソンズ MOVIE』を観ていないのです。「DVDになれば正当な声優版で観られるんだし、わざわざ駄目なバージョンで観る必要がない」とのことでした。それは間違ってるのではないでしょうか。
 声優問題で腹立つのは理解できます。私だって腹立ちます。金儲け主義もいい加減にせーよ、と思います。しかし、それを責めてもどうしようもありません。金儲け主義が「絶対悪」なわけないんですから。少なくとも、金儲け主義のお陰で映画公開が実現しているのだし(いや、むしろ金儲けしたいんなら、こんな映画を上映する必要はない。『ホット・ファズ』のように)。
 ただ、作品自身に罪はありません。声優問題で腹が立つからって映画版を劇場で観ず、DVDで済ますとは、映画版を観る意味がないじゃないですか。腹立つ余り、問題を履き違えてます。

 所ジョージさんの声優ぶりが駄目だといいますが、本当にそうでしょうか? 昔からの『ザ・シンプソンズ』ファンでもない限り、所ジョージさんで問題があると感じる人は多くないと思うのです。映画版で初めて『ザ・シンプソンズ』を観る人は、大きな違和感を感じないと思います。むしろ、今回の声優問題、何のことかと思うに違いありません。
 何にも知らずに初めて『ザ・シンプソンズ』を劇場で観、面白かったのでTV版を遡って観ようとした人は、劇場版とTV版の声が違うことに驚くでしょう。その時、違う理由を知って憤慨するでしょうか? する人はいるでしょう。でしょうが、所ジョージさんの方が似合っている、と思う人は間違いなくいるでしょう。断言できます。今回の声優問題は、大きな問題ではありますが、「その程度の問題」でもあります。

 昔からのファンを蔑ろにする映画会社なんてクソです。でも、だからといって映画版を蔑ろにするのもクソです。そんなクソしかいないから、映画会社だってクソになるのです。
 声優問題で反対運動、大いに結構。でも、映画版は劇場で観る。しかも大ヒットに繋げてみせる。それができて大声で文句をいえるファンであると思うのです。
 声優問題が余りに大きく取り上げられてしまい、肝心の作品が劇場で観られていない事実にこそ、私は憤慨します。反対運動に署名した時点で「反対表明」しているのに、その上「ムカつくから劇場で観てやらない」という態度、アンタ何様だ。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : ザ・シンプソンズ

comment

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No title

”日本の大半のクソオタクアニメ”っていちいち、自分が理解できないものに(ろくに観たことも無いのでしょうが)噛み付くのはどうなんでしょうか。醜悪なだけです。


稲垣吾郎の「映画にする価値がない」が不愉快なら、こういう発言も多くの人間に不快感を与えると分からないものでしょうか。
(稲垣吾郎の映画評は見たことありますが本当に不愉快、この点は激しく同意しす。)

それに、素人への声優陣の変更は、
多くの人には「その程度の問題」ではありません。
これも結局個人の感覚ではあるのでしょうが、自分の考えだけが全てのような表現が

私は海外のドラマや映画などは、声優あってのもの、殆どの作品は吹き替えでなければ観る価値はないという偏った考えの人間です。


あまりクソクソ言わずに、異なった考えの人間を受け入れてみればどうですか。


「映画にする価値がない」などもっての他、こればっかりはクソなのは間違いないですが。

No title

色眼鏡をかけてる人間は自分の書いてる文章もまともに読めないからな
プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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