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2012-09-30

<カナザワ映画祭2012 XXX>6日目(9/19)

 <カナザワ映画祭2012 XXX>の6日目です。
 上映される筈の『セクシー・ワールド』が諸事情で上映できなくなり、『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』に差し替え上映です。もともと『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』を観る気はなかったのですが、シネモンドで上映している『SR3 サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』を観たいのもあって、それなら上映が連続している『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』を観ようと。
 また、先日のシンポジウムでかなざわ映画の会代表の小野寺生哉さんが、『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』を上映させるための苦労話を語っておりまして、それならば観てみようと。
 製作・脚本・監督・出演のボー・アルネ・ヴィベニウスさんは、自分の大切な作品が自分に無断で上映されていないかネットで巡回監視しているらしく、<カナザワ映画祭2012 XXX>で上映することを発見し、メールで「その上映は違法だから、2,000ユーロ(約20万円)払え」と要求してきたとか。上映の2日前くらいのことだったそうです。
 『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』の権利はアメリカの会社が所有しているそうで、クリスチナ・リンドバーグさんのマネージャーから助言してもらい、権利はクリアしたのに、ヴィベニウスさんは「違法だ!」と。結局はそれもリンドバーグさんのマネージャーに助けてもらい、無事に問題解決したそうです。

 さて、リンドバーグさんの「隻眼+黒のロングコート+ショットガン」というクールなお姿が有名であり、クエンティン・タランティーノ監督のお気に入りということですから、期待満々で観ましたら、寝ました。開始から10分くらいで。目が覚めたら既にリンドバーグさんは隻眼になっており、空手の特訓中でした。物語の肝心な部分がごっそり抜け落ちております。しかし大丈夫。作品の理解には特に問題ありません。
 子供の頃に変態に襲われた恐怖から失語症になったのに、大人になったら見た目が普通の変態に手籠めにされ、何か大変なことがあって隻眼になり、何か重要なことがあって復讐することになった。何で隻眼になり、何で復讐することになったのか、その2点が不明ですが、まあどうでもいいことです。重要なのはその後の復讐展開。
 エロとしては全く大したことがなく、テキトーな結合場面だけ挿入して、『ゴッドファーザー』の馬の生首場面を彷彿とさせる血の滴るベッドから始まる復讐劇は、映画の興奮を大きく勘違いしたカタルシス満載。カーチェイス(というか、走ってるだけだ)では、すれ違う車が意味もなく爆発炎上。リンドバーグさんの格闘場面では、一挙手一投足がスローモーション。空手チョップも空手キックもスローモーション。ショットガンを撃つのもスローモーション。撃たれた敵が倒れるのもスローモーション。効果音もBGMもスローモーション。きっついディレイかかってました。サム・ペキンパー監督の「死のバレエ」を模倣したのかもしれませんが、瞬間が引き伸ばされるというより、場面が弛緩しているようでした。ショッキングというより、まったり。最後は西部劇みたいにして終わります。
 はっきりいってアホみたいな作品ですが、所々に素晴らしい画面があり、眠い目を覚まさせてくれます。たとえばどっかのレストランをリンドバーグさんが襲撃する場面。撃たれた女性が倒れる前を敵のボスが駆け抜けて逃げる。フォーカスは女性にあり、ボスはぼやけている。スローモーションだからとてもその場面がカッコイイ。最後の西部劇のような、荒野に青い空もいい。ちまちまとリンドバーグさんが訓練している様を描くのもいい。アホみたいなポルノ映画だと思っていたら、意外や細部があり、空洞化した映画ではありませんでした。まあ、それでも、基本は弛緩しているのですけど(だから寝た)。
 今観ると結果的にビースティー・ボーイズの「Sabotage」のPVと同じような魅力を放っている面白作品でした。天然な分、『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ』の方が魅力は上です。寝てしまったくせに偉そうで申し訳ありませんが。

 ところで、今回シネモンドで上映されたのは修正版でした。「SEX爆音」上映は無修正だったのですから、シネモンドでの通常上映に無修正は問題あったのでしょうか。ま、修正に作品の魅力は関係ありませんでしたが(無修正版が見たければYouTubeで全編観られる)、どうせなら爆音上映で楽しむべきでした。差し替え上映でも観られて良かったです。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : カナザワ映画祭

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プロフィール

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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