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2012-09-06

今年の<カナザワ映画祭>は、身が引き締まる

 今年の<カナザワ映画祭>は、もしかしたら今までで最もヤバい映画祭となるような気がします。毎年同じこと思っていますが。

 まず、ポスター。これは間違いなく最もポップです。貼ってあったら即剥がしてお持ち帰りされそうな出来。フージコちゃ~ん、の威力は大きいです。実際、毎年貼られていた場所に貼られていません。単に肌色率が高いから貼ろうにも貼れないだけかもしれませんが。いや、でも、今年はポスターを欲しがる方大勢いるでしょう。
 次に、爆音。何といっても、「SEX爆音」です。何だそりゃ。「SEX爆音」と聴いて即座に「ああ、あれね」とか思い浮かべられる方はいないでしょう。往年の東和魂をビシビシと感じさせます。簡単に考えて、喘ぎ声が爆音で聞けるわけですよね。古い作品の多い映画祭ですから、たぶん高音域がキンキンして聞こえるのではないかと思います。そうだとすると、「SEX爆音」は言葉から受ける甘美なイメージに反し、攻撃的なものになっているでしょう。毎年そうですけど。
 最後に、作品の選定。相変わらず絶妙だなぁ、と。

 『ショーガール』、『スペースバンパイア』、『にっぽんセックス旅行』、『瓶詰め地獄』なんかは、いかにも<カナザワ映画祭>、という感じでほのぼのとしますが、そこに『』、『ルパン三世 死の翼アルバトロス』、『地下幻燈劇画・少女椿』が加わると、観客の予想を超えることが宿命となった<カナザワ映画祭>であることが想起され、身が引き締まります。

 個人的に要注目は、『河』です。ツァイ・ミンリャン監督の名を一躍有名にし、台湾映画の名をさらに広めた傑作。
 台湾映画といえば近年では、エドワード・ヤン監督、ホウ・シャオシェン監督、アン・リー監督が即座に想起されます。それぞれが独特の作品世界を持ちますが(アン・リー監督は最も普通ですけど)、ツァイ・ミンリャン監督はその中でも一風変わった作風です。『ふたつの時、ふたりの時間』のような固定画面の長回し演出を見ると、下手すると「アート系志向の監督」と見下される可能性がありますが、何か日本のAVが好きなのか、AVをコピーしている業者の場面があったり、やたらとリズム感の悪いミュージカル場面があったり、凄くポップな作品を作る監督でもあります。
 『河』は、安部公房さんの作品のようです。幻想的であり、現実感があり。見終えて、何かわけわからんかったけど凄いものを観た、という気にさせます。次作の『Hole』は、『河』のミニマルさと真逆のにぎやかさで、しかし水が作品全体を重く包んでいる点は『河』と同じです。私は『Hole』をSF映画だと思っています。ハッピーエンドといえますし、とても愛すべき作品です。
 爆音上映するなら『Hole』か『西瓜』がポップであるため最適だと思うのですが、ミニマルかつノイズな『河』を選定する<カナザワ映画祭>は凄いとしか言い様がありません。実際に観てみるまでわかりませんが、必見であることは間違いありません。

 あと、個人的な希望として、いつか<カナザワ映画祭>でエドワード・ヤン監督の『牯嶺街少年殺人事件』を上映してもらえないものですかね。随分前に衛星放送で放送されたものを録画したVHSを持ってはいるのですが、ビデオデッキが何年も前に壊れたので観られません。あれだけの傑作が未だにDVDにもBlu-Rayにもならないのは不思議でなりません。権利問題でもあるのでしょうか?

 なかなか観られない作品として、最終日に用意された『地下幻燈劇画・少女椿』も凄そうです。映像だけなら実はYouTubeでも一部観られますが、謎の「特別仕掛け上映」とな。同日には『ルパン三世 死の翼アルバトロス』が無料上映されますし、これは県外客も帰るに帰れません。対策でしょうか?
 最終日は、行列を覚悟しなければなりませんね。大変です。

 大変といえば、お金がありません。
 先月は、<FREEDOMMUNE>と<WIRE>があり、旅費にチケット代にと出費が多く、かつレコードだCDだ本だ新作映画鑑賞だと出費が多く、今現在、<カナザワ映画祭>のチケットを1枚も買えていません。サポーター賛同金なんて夢のような金額です。
 支払いにクレジットカードが使えればすぐにでも買えるのですが、使えないようなので、給料が入り次第、速攻でチケットを買い(2万円はかかる……)、サポーター賛同金を受け取っていただきたく思います。節約しなければ……
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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

tag : カナザワ映画祭

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プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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