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2012-01-24

そこに物語はあるのか

 4日前になりますが、北國新聞にこんな記事が載っていました。

北國新聞ホームページ → 国より厳しい基準 震災がれき受け入れで輪島市
 上記リンク先から抜粋。

 東日本大震災で発生した「震災がれき」の受け入れ方針を固めた輪島市長は19日、国よりも厳しい独自の受け入れ基準値を設ける考えを明らかにした。同日の市議会全員協議会終了後、記者団の質問に答えた。
 全協は非公開で開かれた。出席者の話を総合すると、市長は冒頭、「がれき処理が進まないと被災地の復興は進まない」と強調し、受け入れに理解を求めた。
 受け入れに慎重な市議からは「福島第1原発事故の対応を見ると、国は信用できない」との発言や世界農業遺産「能登の里山里海」への風評被害の懸念など徹底した調査を促す意見が続出した。
 一方、受け入れ支持を鮮明にする市議は「日本全体の問題で知らない顔はできない。いたずらに不安をあおらず、われわれも住民に説明すべきだ」との市側への協力姿勢を明らかにした。
 全協終了後、大宮正市議会議長は「(被災地を)何とかしてあげたいという思いは全員が共有しているが、今は調査結果を待つしかない」と慎重に言葉を選んだ。

Web版には載っていませんが、紙媒体には次のようなことも続いて書かれています。

<反対呼びかけメールも寄せられる 大半は市、県外から>
 がれき受け入れ方針に対し、輪島市に寄せられる電話やメールの中に「市に向けて反対のメールを山ほど送るよう仕向けることもできる」と、反対意見を呼び掛ける趣旨のメールがあることが19日、分かった。同日までの電話やメールは計224件。大半は市外や県外からで、市民からの意見は少ない。
 風評被害が最も懸念される輪島市朝市組合の組合長は「風評は怖いが未曾有の大災害。応援したい気持ちはある」とし、受け入れ方針を否定しない。
 能登半島地震の発生当時、門前区長として総持寺通りの復旧復興に力を尽くしたそば店店主は、市に反対意見が殺到していることについて「『困ったときはお互いさま』。この言葉を忘れてしまっては日本人は終わりだ」と嘆いた。


 輪島市のがれき受け入れは、金沢市民の私としては応援するだけです。気になったのは、反対意見が寄せられたってこと。しかも、大半が市外や県外。そんなの無視してしまえば良いのですが、塵のような意見でも大量に積もり積もれば超邪魔なゴミとなってしまうわけで、それが「反対のメールを山ほど送るよう仕向けることもできる」なのでしょう。超邪魔なゴミを作りたい者にとっては意見の内容なんて関係ありません。みんなの邪魔をすることだけが目的なのですから。いや、もちろんゴミクズといえども一片の心や魂があるのでしょう。善意で反対意見を集めているのかもしれません。しれませんが、はっきりと「お前ら邪魔」と断言してあげるべきです。
 また市議から世界農業遺産への風評被害を懸念するような意見もあったそうですが、助け合いを必要とする場所が明確にあり、しかし風評被害が恐ろしくて見て見ぬふりをするのだとしたら、世界農業遺産を守る資格がないのではありませんかね。人々の暮らしあってこその遺産です。もちろん世界農業遺産が観光資源となって地元住民の生活を支えている点を考えれば、どこの「人々の暮らし」を重視すべきかは議論あるでしょう。でしょうが、能登の世界農業遺産を心配する余り、評判を落としては本末転倒です。そこは注意すべきではないでしょうか。

 イラン映画のモフセン・マフマルバフ監督は、世界遺産であるバーミヤンの石仏がタリバン政権によって破壊されたことに対し、「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」といいました。
 人々の暮らしを見守る石仏が、眼下に広がる人々の悲惨さに、己の不甲斐なさを恥じ、自ら崩れ落ちたのだ。
 その発想はとても面白いと思いました。そこには物語があります。現象や事実だけではない、別の「真実」。政権やテロに対して反対意見をただ声高に叫ぶのでなく、物語を見出し、語る。なるほど、そんな考え方もあるか、と心底から感動しました。

 がれき受け入れ反対意見を出す方々には、声高に叫ぶ言葉はあっても、「語るべきもの」が欠けています。
 いつもは批判されまくりの石原都知事ですが、がれき受け入れへの反対意見に対し、「黙れといえばいい」と断言したのはさすがだと思いました。大失敗な「天罰」発言もありましたが、被災地への実質的な協力を行ったので、かなり人気回復したのではないでしょうか。
 能登半島地震の際には支援も受けましたし、ここで輪島市が弱気になって「がれき受け入れ断念」とかになったら恥ずかしいですよ。しかし、そんな感情論とは別の問題もあります。

中日新聞Web → 輪島がれき受け入れ 市長「震災支援 恩返し」
 上記リンク先から抜粋。

 能登半島地震で全国から支援をいただいた恩返しに何とかお手伝いしたいという思いをずっと抱いていた。輪島市に焼却炉があり、処理能力に余裕があることも理由の一つだ。
 東京のように埋め立て地で離れた場所で処理するのとは違うので、地元への配慮や、理解を得ることは当然していかねばならない。


北國・富山新聞ホームページ → RDF化がハードル 輪島、がれき受け入れで
 上記リンク先から抜粋。

 輪島市が受け入れ方針を固めた東日本大震災の「震災がれき」に関し、河北郡市以北の他市町では、各広域圏事務組合が行っている一般ごみの固形燃料(RDF)化処理がハードルとなっている。RDF化に伴い、現在は自前の焼却施設を持つのは輪島市のみ。受け入れを模索する動きもあるが、がれきをそのまま埋め立てるのは現実的でなく、市町関係者からは「物理的に困難」との声が聞こえる。


 結局、問題になるのは「風評被害」のようです。安全性が明確になれば良いのですが。そうすれば脅迫めいた反対意見も無視できます。

 それにしても、本来は政府が指揮すべき問題だと思います。増税に夢中になっている今の日本政府は、ギャグにはなっても物語にはなりませんなぁ。見出すのが難しい。日本の場合、恥辱のあまり崩れ落ちるのはどこになるのでしょう。
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ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
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2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
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