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2011-08-31

筋肉痛の彼方から

 <WIRE11>が盛況で終了しました。3日を経てまだ足腰が痛いです。老いですなぁ。

 始まる前は、フロアが狭くなる、と不満のあったメイン・フロア後方の観客席でしたが、実際に見て驚き。広くなっとる! いや、それもその筈、昨年まではステージがメイン・フロアの両端2ヶ所に設けられていましたけど、今年は1ヶ所だけにし、もう一方の空き領域を観客席にしたわけですから、つまりフロアの広さは全く変わっていないのでした。その上で観客席が設けられているのですから、快適さが増しており、良かったです。お陰で今年は小さく狭い3階席を利用しないで済みました。早合点で文句いってすみませんでした。
 快適さが増した今年の<WIRE>でしたが、観客数は増えていないようでした。むしろ……また少し減った? 昨年か一昨年から観客数を公式サイトが公表しなくなったので実際はわかりませんが、体感的に減ったような気がしました。理由は、踊り易かったから。私は基本的にステージの反対側で踊っていました。フロア割りでいうと、BかD。実はそっちの方が低音が良かったのです。
 メイン・フロアをウロウロして音の良い場所を探して辿り着いたのが、ステージ側でなく、ステージ反対側でした。今年は天井から吊るしてある大きなスピーカーが、ステージが一ヶ所になったからか、ステージ反対側にはなく、つまり数が減っていました。最初は音が小さくなったと思い、ガッカリしましたが、それも早合点。床にウーファーが積み上がっている場所があり、その前方にいれば低音がビリビリと身体を揺らしてくれました。それがフロア割りでいうBかD辺りだったのです。身近に感じる低音の響きは、もしかしたら今までで一番良かったかもしれません。人生ウロウロしてみるもんです
 そんな音の良かったステージ反対側ですが、かなりガラガラで、とっても踊り易かった。客同士が密着してリズムを取るだけのステージ側と大違い。だからか、観客数が減ったのかなぁ、と思ったのです。減っているのだとしたら、それは石野卓球さんに要因があるかもしれません。24日に「ニコ生」で放送された<WIRE11>特番の内容が余りにも酷かったからです。

 <WIRE11>特番を見たいがために「ニコ生」のアカウントを取り、楽しみにしていたのですが、その内容ときたら……全っ然、宣伝になってない!
 卓球さんは、視聴者に対し、「これ観てるの、どうせ無職ばっかだろ」と衝撃的な指摘を行い、「だから特番を観ている奴はどうせ<WIRE11>には来ない」と切り捨てました。特番の視聴にしても、始まってから起きたため、「どうして起こさなかったんだよクソババア!」と母親にキレてるに違いない、と断定。さらに視聴者に、どうせ無職なんだから、「クソババアの財布から金盗って、それで<WIRE>に来い!」と、これまた衝撃的な提案を持ちかけます。
 この手の宣伝番組には付き物の質問である、「見所は?」や「オススメのアーティストは?」を質問される前に拒否し、司会者を困らせます。そんなもん全部に決まってんじゃん、と。その通りです。その通りですが、「毎年同じこと訊いてきて、同じこと答えてんだよ。何でいつも同じこと訊いてくるかわかる? バカだから!
 <WIRE>でのオススメ料理は何か、という質問には、答えず、「ケバブって、ワキガの匂いに似てねぇ?」という売り上げを邪魔するかのような発言をします。「キング・オブ・ワキガ」と嬉々として語っていました。
 さらには主催者自ら特番を全否定。番組冒頭と最後に「<WIRE11>に行きたくなったか」というアンケートを行い、「YES」で答えた数が殆ど変わらなかったため、「これで『ニコ生』に宣伝効果がないってことがわかった! これを観ている企業の人、『ニコ生』は出るだけ無駄だから! あーっ、出て損したっ!」と「ニコ生」を全否定。
 あんなに酷い宣伝番組は初めてです。<WIRE11>の宣伝番組なのに、7割は関係ないことを話していたと思います。面白かった! 録画機能があれば、録画してのんびり観たいと思うくらいでした。さすがは卓球さん、絶対に民放TVに出演させられませんねっ! あれではピエール瀧さんも「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに卓球さんを繋がないわけです。もしも神聖かまってちゃんの子さんと卓球さん(か電気グルーヴ)が共演するようなTV番組あったら……いや、そんな恐ろしい企画を実行するプロデューサーはいませんか。
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テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

tag : WIRE

2011-08-24

演奏時間ゼロの無音フェスの詳細

 <FREEDOMMUNE>開催中止となった経緯の詳細が公式サイトに改めて掲示されていました。
公式サイト→<FREEDOMMUNE 0<ZERO>開催中止に関するご報告とお詫び>
 その全文。

<FREEDOMMUNE 0<ZERO>開催中止に関するご報告とお詫び>
8/19に開催を予定しておりました、東日本大震災復興支援イベント「FREEDOMMUNE 0<ZERO>」は、
悪天候のため中止とさせて頂きました。

当日遠方から会場までお出でいただいた皆様、川崎駅周辺で待機を余儀なくされた皆様、出演者の皆様、協賛/協力各社の皆様、そして当イベントを楽しみにされていた全ての皆様のご期待に添えぬ結果となってしまい、本当に申し訳ございませんでした。

また、今回川崎市の後援にてご提供いただいた会場、東扇島東公園という素晴らしいロケーションから、皆様とこのフェスティバルを分かち合う事ができず、また今回のフェスの最大の目的であった「東日本大震災復興支援」を果たす事ができなかった事を、関係者一同、大変残念に思っております。

当日は、17時の開演予定時刻が過ぎても止まない暴風雨の中、どうにか開催できないかと模索し続けましたが、川崎市に発令された大雨洪水警報が解除されず、電源や配信システム用のインターネット回線の確保もままならない当日の会場の状況下に於いて、皆様の安全を最優先に考え、断腸の思いで中止の決断をいたしま した。

中止の理由は「川崎市に発令された大雨洪水警報、及び雷注意報」が当日18時の時点で解除されていなかったことと「19日の深夜川崎市で80ミリの雨量が見込まれるとの予報」が気象庁から発表されていたことの2点です。
(警報/注意報が解除された時間はそれぞれ以下のとおりです。
洪水警報:18時44分 大雨警報:22時26分 雷注意報:22時26分 <気象庁発表>)

当日DOMMUNEのtwitterアカウントからの中止発表後、このFREEDOMMUNE 0<ZERO>サイト上でも緊急の中止のお知らせページを表示させて頂いておりましたが、今回改めまして公式にお知らせさせて頂いております。
当時の緊急のお知らせは、その時の文章のまま、8.19のNEWS記事でご欄になれます。

今後の展開につきましては、まだ何も発表できる段階にございませんが、引き続き協議して参りたいと思います。
ご理解賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

また、公演中止の発表後にも、DOMMUNEがウェブ上で行っている募金活動に寄付金をお寄せ頂いておりますことに心から感謝申し上げます。

JustGiving Japanのサイトよりお寄せ頂いた寄付金は、サイトを通じて、被災地支援活動を行うCivic Forceさんに届けられます。

また、今回のフェス開催にあたってDMM.comに設けられたウェブ募金システムに関しましては、
DMM.comさんのご協力のうえ、FREEDOMMUNE 0<ZERO>で支援を予定しておりました基金に全額(355,100 円)寄付させていただきます。 (詳細につきましては、追って明瞭にご報告させて頂きます。)

皆様からの寄付金は、1円たりともDOMMUNEに入る事なく、支援先に届きますのでご安心下さい。

*今回のインビテーションカードについて:
現在皆様がお持ちのインビテーションカードは、正式なご案内ができるまで、そのままお持ち下さい。

なお、書籍「DOMMUNE オフィシャルガイドブック-1ST[初回版]」(幻冬舎)の返品は受け付けておりませんので何卒ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

*パーキングチケットについて:
全額払い戻しを受付いたしますので、手続きを行って頂きますようお願いいたします。
http://www.dmm.com/mono/top/information_html/=/ch_navi=/#info_110822
上記URLにてDMM通販からのお知らせ欄に返金についてのお知らせを記載しております。

*ZOMMUNEグラフィックツールについて:
トー クブースのみではありますが、配信自体は、本フェス中止決定後も実施しておりましたが、FREEDOMMUNE 0<ZERO>実行委員会の決断でAM1:00すぎに配信終了いたしました。また、豪雨による影響で、LANケーブルの接続ポイントがダメージを受け、配 信中、2回ほど中断されましたことをお詫びいたします。
グラフィックツールにおきましても、全額払い戻しをさせていただきます。購入者の方にはその旨をメールにてご連絡いたしますので、ご確認願います。

最後に、参加して頂いたアーティストの方々並びに、関係者の皆様、そしてなによりこのフェスを楽しみにして下さっていた皆様、この度は、本当にご迷惑おかけいたしました。心より深くお詫び申し上げます。御支援を頂きましたみなさま、本当にありがとうございました。

2011年8月22日
FREEDOMMUNE 主宰 宇川直宏
FREEDOMMUNE 実行委員会 一同


■追記
「FREEDOMMUNE 0<ZERO>開催中止にあたって…..」

先述しましたとおり、8月19日に予定しておりました東日本復興支援イベントFREEDOMMUNE 0<ZERO>開催中止についての理由は、当日ツイッターから僕自身が呟いた内容と全く変わらず、川崎市/東扇島東公園を襲った集中豪雨によって発令された「大雨洪水警報、及び雷注意報」が開演予定時刻の17時を1時間が経過した18時になっても解除されなかった為です。様々な憶測がネット上を駆け巡っていますが、この天候予測の不確かな状況下ではお客さんの安全を確保出来ないという判断から、関係各所と協議の結果今回のフェスは涙を飲んで中止にさせて頂きました。
当日遠方から会場まで向かって下さっていた皆様、川崎駅周辺で待機して見守ってくださった皆様、出演アーティストの皆様、協力各社の皆様、そしてお楽しみにされていた全ての皆様のご期待に添える事ができず、本当に申し訳ございませんでした。深く、深く、お詫び申し上げます。

FREEDOMMUNE 0<ZERO>は、僕自身「えいぞうのまち川崎」が主催する映画祭の審査委員を努めさせて頂いていたご縁などから、川崎開港60周年事業として、川崎市の後援の下、開催させて頂く計画でした。地域活性化の展開など、川崎市からの協力体制に基づき、積極的に取り組んでいた為、当日は神奈川県警の方々も万全の態勢で警備をして頂ける予定でした。

そしてこのフェスは”東日本復興支援イベント”の標題のとおり、「音楽のエネルギー」 を”直接の支援”に変換することを目的として、震災で家族を失った被災孤児と遺児、原発事故によって避難区域に取り残されたぺットなどの被災動物の未来をサポートしたいと考えていました。にもかかわらず、またもや、人知の及ばない強大な自然の力の前では、畏怖の念を抱きながら現実を直視する以外なかった、という因縁の顛末となってしまいました。この「東日本大震災復興支援」という自らが設定したミッションを、大自然の猛威に晒されて実現するに至らなかった現実に対して、ただただ無念に感じています。そして皆様、非力であった我々DOMMUNEをどうかお許し下さい。

しかしこんな状況下で、非常に沢山の示唆を得たことも事実です。FREEDOMMUNE 0<ZERO>のタイトルは、一刻も早い復興のために、日常の復権を目指し、全てを一度0に戻すというコンセプトが秘められていました。なのに当日、遂行することが不可能になり、結果、ジョン・ケージの「4分33秒」を彷彿とさせるような、演奏時間0分間の無音のフェスになってしまいました。途方も無い長さのフリによる壮大なオチがついてしまったように見えますが、「4分33秒」のコンセプトは偶然性の音楽の最も端的な例であり、「結果をあるがままに受け 入れる」という態度があったとききます。これは正に今回のFREEDOMMUNE 0<ZERO>の趣旨、そして事の顛末にも重なり合う概念だと考えることができました。つまり「無=0」を聞くのではなく、演奏以外のさまざまなノイズ、 風の音、雨の音、そして人々の声…….。いつも耳を澄まさないと聞く事が出来なかった様々な音や気配が、音楽となってオーディエンス 0<ZERO>の会場にスーパーナチュラルな和音を奏でていました。そして更に当日は演奏時間0分間のこの無音のフェスから派生して、各地で各アーティス トが自然発生的に同時多発的に、#diydommune というハッシュタグのもと、音楽配信を繰り広げていたと聞きます。1年前から準備していたにも関わらず、悪天候の為中止となったFREEDOMMUNE 0<ZERO>が、奇しくもこんな形で進展を遂げた事には、一抹の未来を感じずにはいられませんでした。この事実を、自然の力の前では我々人間はまたしても非力でしたが、無力ではなかったことの証だと捉えることにしたいと考えています。

最後に、もういちど、参加して頂いたアーティスとの方々並びに関係者の皆様、そしてなによりこのフェスを楽しみにして下さっていた方々、この度は皆様本当に本当に申し訳ございませんでした。 そしてこんな結果を導いてしまったにも関わらず、ツイッターやDMやメールや電話にて、最後まで応援して下さった大勢の方々に心から感謝いたします。有り難うございました。FREEDOMMUNE 0<ZERO>….このタイトルのまま再起できるかどうか現在はまだ未定ですが、何らかの形で必ずカムバックいたしますので、これからもDOMMUNEをよろしくお願い致します。

8月22日
宇川直宏(DOMMUNE)

 見た感じ大した悪天候には思えませんでしたが、「深夜川崎市で80ミリの雨量が見込まれるとの予報」が出ていたのですか……それにしても、演奏時間ゼロの無音フェスって凄いです。どこのフェスよりも斬新なフェスでしたね。しかし、フェス自体は演奏時間ゼロでしたが、その後、出演者がUSTREAMによって演奏を配信しましたこともあり、観客としては十分に楽しめました。
 ZOMMUNEのグラフィックツールの購入者には全額返金するそうですけど、そのまま貰っておいてDOMMUNEの運営費や<FREEDOMMUNE>をリベンジする際の費用に充てて構いませんのに。たぶん殆どの購入者がそう思っているのではないでしょうか。
 何はともあれ、お疲れ様でした。

テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

2011-08-22

DOMMUNE BOOKSを買ってDOMMUNEを応援

 激動と混乱と平安の<FREEDOMMUNE>が過去の想い出となり、しかし変わらぬ被災地の大変さがあります。『無常素描』を昨日観まして、「原発の是非は置いといて、散らかっている物を片付けろ」と<FREEDOMMUNE>で大友良英さんが仰った通り思いました。
 自然の力による大災害の復興支援を行うべく立ち上がったのに、同じく自然の力によって妨げられた<FREEDOMMUNE>でしたが、USTREAM配信による深夜~早朝の小室哲哉さん祭りが最大のハイライトとなり、終わってみれば、何だかとっても良いイベントだったように思います。途中がグダグダだったけど、最後の最期でキメた『スター・ウォーズ EP3』みたいな。
 宇川直宏さんがDOMMUNEのことを「現在美術」という呼び方をしているのは、色んな意味で正しいと思えました。

 さて、宇川さん初の著書である『@DOMMUNE』がAmazonから届いたので、簡単にパラ読みしました。
 利益がないのにDOMMUNEをどうやって運営しているのだろう、と思ったらやはり赤字のようです。しかもかなり問題のある。どうすれば赤字になることなく今の理念を維持したまま運営できるか、未だその方法を暗中模索しているようで。「DOMMUNE BOOKS」というレーベルからシリーズ刊行されている諸々の本も運営費を賄うためとか。以下、本から少し抜粋します。

 このレーベルを立ち上げた率直な理由は、消極的な根拠に聞こえるかもしれませんが、それは前半のトーク番組がほとんど赤字なので、メディアを移行し、それを活字として蘇生して、商品としての価値を図って、補填したいという思いです。もちろん、トークプログラムは今後も続けるのですが、経営を考えるとこれは非常に辛い。(…)
 DOMMUNEスタジオを運営していく、存続してゆく、そして収益を上げるということを第1の目的にして考えると、更に知名度のある芸能人的な立ち位置の著名人を集めるとか、トーク以外のもっと動員が見込めるようなプログラムに変更した方がいいという意見はたくさんいただきます。しかし、民放テレビの劣化版にアンチテーゼを掲げる我々が、そんなことをしたら本末転倒ではないか!!

そんなに無理せずとも、少しは有料化してもいーんじゃございませんこと? しかし、と宇川さんはいいます。基本は無料。フェスの運営費サポートに初回限定版のオフィシャル・ガイドブックを売ったことすら、引け目を感じているそうです。
 となると……<FREEDOMMUNE>を開催中止にしたのって、本当に痛いんじゃないでしょうか? 本を読んで(パラ読みだけど)、益々応援する気になりました。が、どーやって応援すれば良いのか、さっぱりわかりません。とりあえず本を買う、くらいです。他は……「頑張って!!!!!」と世界の片隅からでも念じて応援することくらいしかありません。Twitterやってないし。
 DOMMUNE頑張って下さい!!!!!

 ところで、<FREEDOMMUNE>の件で何よりも強く感じたことは、Twitterの威力です。いや、普段は別にどうでも良いと思っていますし、大して使い道もないと思っているのですが、今回のようにイベントが急遽中止となるような事態に遭遇すると、即時性の高いTwitter利用の可否が大きく状況を変えます。私は未だにドコモのmova携帯を使っているため、携帯からTwitterを見ることができません。ので、もしも予定通りに<FREEDOMMUNE>に参加していたら、中止になった状況がさっぱりわからないまま途方に暮れていたと思うのです。結果的に、失礼な話ですけど、参加できなくなって良かったなぁ、と……だって、石川県から8時間もかけて現地へ着いたら中止になっていたなんて、翌日の帰りのバスの12時くらいまでどーすれば良いのか途方に暮れるしかありませんよ。ホント、近隣にお住まいの方を羨みます。
 ですから、近隣にお住まいの方は、もー少しだけ寄付しても良いのじゃありませんかね。4万人も視聴者がいて、七尾旅人さんや向井秀徳さんや小室哲哉さんのUSTREAM放送に2~7千人もの視聴者がいたことを考えると、1人百円を寄付するだけでも楽に目標額を達成していたと思います。『@DOMMUNE』で、宇川さんがこういっています。

 まずは「東日本大震災復興支援イベントFREE DOMMUNE 0 」への改題です。つまりスタジオが1万人以上最大2万人規模に拡張された“巨大なDOMMUNE”を現出させて、より強い意思としての復興支援を形にしなくてはならない。端的に言えば、これまで以上に義援金を集める事を目的としているので、先述したように、書籍にインビテーションカードが付いて来るという構想も、再考する必要がでてきた。(…)スポンサーを募って、出演者のギャランティを捻出し、更に、完全なフリー予約枠と同時に、フェスの運営費用捻出の為のインビテーションカード付き書籍の予約も、サポート枠として同時に受け付けるというプランに切り替えることになりました。なぜなら今回は、東日本大震災で親や保護者を失った被災地の子供達の未来と、今回の震災・原発事故によって非難区域に取り残されたペットなど、被災動物の保護活動のサポートを目的としているので、たくさんの義援金を集めたいという希望があったからです。

DOMMUNEの未来もサポートしたいですけど、とりあえずこの<FREEDOMMUNE>の希望も叶えたいですね。とはいえ、私は無理なく出せる金額を出しちゃったので、とりあえず今月と来月はもう無理です。
 うーん……何とか頑張って下さい!!!!! 念じてます!!!!!!!!!!

 とりあえず、『@DOMMUNE』は、宇川さんの想いを知ることもできますし、DOMMUNEに至る状況を知ることもできるので、DOMMUNEフォロワーは絶対に定価で買うことをオススメします!!!!!!!!!!

テーマ : オススメの本
ジャンル : 本・雑誌

2011-08-20

<FREEDOMMUNE>中止! でも、夢中にさせちゃうぞっ!

 帰宅して、<ZOMMUNE>を鑑賞……

 参加できなくて大変悔しい思いをした<FREEDOMMUNE>でしたが……悪天候+電源トラブルにより(電源トラブルの方が大きな問題だった?)、開催中止になったそうで。ツイッターの公式アカウントから正式に中止発表。

<緊急発表!!>現在神奈川県に大雨洪水警報が出ています。天候予測の不確かなこの状況下ではお客さんの安全を確保出来ないという判断から、関係各所と協議の結果今回のフェスは中止に致します。開催を楽しみにして下さっていた皆様ご免なさい!

 これは……この決断は辛かったでしょうね。
 私は参加できなくなりましたが、本当にもったいないと思いました。残念無念です。多少の危険を「参加者の自己責任」ということで開催することもできたのに、しなかったのは、主催者として立派だと思います。参加者の中には、「それでも自分なら大丈夫だから開催してほしかった」と思う方はたくさんいたでしょう(私もそのタイプ)。しかし、最近連発している水難事故のように、止めときゃ良かったと後悔するような事態になっては、せっかくの復興支援イベントが台無しになってしまいます。

 ただ、<ZOMMUNE>画面の寄付の項目を見ていると、イベントが中止になっても、金額は上がっています。素晴らしい! <FREEDOMMUNE>は復興支援のイベントなのですから、イベントが中止になろうが復興支援に役立つことを行うことは主旨に叶っている!
 それにしても、こういう結果になり、今回の<FREEDOMMUNE>は歴史に残るイベントになったのではないでしょうか。上手く会場に入れた方は、第1回目の<フジ・ロック>同様に伝説の立会い者になることができ、良かったのではないでしょうか。失礼な話ですが、正直、私は現地入りできた方々が羨ましい! こんな貴重な瞬間に立ち会えるなんて、ガッカリ感と絶頂感が同時に襲ってくるようで超楽しいではありませんか!
 私も少額ではありますが、旅費が浮いたので、その分を寄付しました。

 さて、今現在(この文章を打っている23:44時点)も<TALKING DOME>のトークショウは続いています。<ZOMMUNE>を観ていると、最初はとりあえず<TALKING DOME>でのトークショウだけは開始され、他のステージは開始未定で、途中で宇川直宏さんがちょろっと映された時の発言によると、天気はさて置き電源トラブルが発生していることがわかり、特に<ZERO BEACH>が大変な状態になっているらしく、そのままマッタリと雑談は続いているのですが……
 というか、中止になったのにそれだけでもネット配信にて続けている点に頑張りと誠意が見られます。単なる失敗にしたくはない、という強い意思。しかしその実、そこで語れてている内容といえば、すっごいゆる~い駄話。

 大友良英さんのはゆるくありませんでした。「原発推進も反対もないんだよ! 散らかってるものをさっさと片付けやがれ! 俺はこの話になると怒りしかないんだよ!」という発言は、本当に正しいと思いました。うん、もっと民放TVでこーゆー発言が堂々と通るようになってほしいものです。

 <FREEDOMMUNE>最初のハイライトは、吉田豪さんと杉作J太郎さんの駄話でした。ゆるさ炸裂! 杉作さんが包茎手術をしたかしてないかで議論し、杉作さんがいった言い訳は、
 「大化の改新と包茎手術はなかったっ!!!!!」
 包茎手術なんてなかったという論と大化の改新がなかったというトンデモ論が<FREEDOMMUNE>で奇跡の邂逅!
 そしてお2人の無駄話が長々と続いた後、締めにいった杉作さんの発言は、
 「こんな時に思うんですよ――家で寝てりゃ良かったって」
 とりあえず残ってる観客に対してそれいっちゃお終いですよ! お終いでしたけど!
 
 さらに何が面白いって、<FREEDOMMUNE>は中止になったのに<ZOMMUNE>で放送しているから、「何だ中止になってないのか」とか思って現地を目指す方がいたために、警察と揉めたのか、「ここに来ないでーっ!」と懇願していたところです。
 面白いっ! 段取りのない面白さっ! こんなの民放TVの生放送でも味わえないと思います。「まだトークはやってるので、来て下さい!」ならわかりますが、「来るなっ!」ですからね。初めて見ましたよ、そんなの。

 そして0時くらいで<ZOMMUNE>も終わりました(観客に体調不良で倒れた方がおり、救急車が出動する事態となったため、本当に中止になったらしい)。しかし<FREEDOMMUNE>は終わりませんでした。
 出演者の石丸元章さんによるUSTREAM放送「もくれんGEN-SHOW FREE Stream」(超公式の第6チャンネル)で、しばらくは楽屋裏とかをドキュメントしてくれました。それも終わり、遂に本当にこれで<FREEDOMMUNE>は終わるのか――と思ったらまだ続きがありました。
 
 KIMONOS向井秀徳さんの粋な計らいにより、七尾旅人さんの緊急アコースティック・ライヴがUSTREAM放送「tavuuuuune」にて開始。タビューンですって。カワイっすね。
 Phewさんの作詞に七尾さんが作曲した1曲を演奏。小声でしたけど、楽しめました。七尾さんらしい曲で良かったです。
 そして次は向井さんと七尾さんの2人で演奏か――と思ったら、警察が来たらしく(機動隊も出動しているとかどうとかいってた……)、強制終了しました。1時直前でした。

 <ZOMMUNE>の視聴者数は4万人を超えました。「もくれんGEN-SHOW FREE Stream」は、約1,800人。「tavuuuuune」は約2,800人。ネットメディアの威力だけでなく、簡易に放送できるようになった技術革新に感心です。
 ネットからの寄付金は34万円くらいでした(1:58時点では)。正直、4万人も視聴者がいた割に少ないと思います。1口100円なのですから、1人1口寄付するだけでも単純に400万円となったのに、なぜこんなにも少額だったのか。それは<ZOMMUNE>を観るためにはDMM.comの会員になる必要があったからです。会員になるには、クレジットカード決済かコンビニ決済を選ばなければなりません。クレジットカードの情報入力を行うのは嫌なので、払う必要のないコンビニ決済で無料会員になったため、寄付金が集まり難かったのでしょう。実際に現地でフェスが開催されていればもっと集まったかもしれないと思うと、本当にもったいないな、と思います。
 宇川さんによる閉会の挨拶。

 今まで1年と半年の間DOMMUNEを愛して下さった皆様、今回は本当にすみませんでした...FREEDOMMUNE 0<ZERO>!! 本当に0分間のフェスになってしまいました。途方も無い長さのフリによる壮大なオチになってしまいましたが、この0分間のフェスを、ジョン・ケージのコンセプトを横目でリスペクトしつつ、東日本大震災で亡くなった被害者の方々への黙祷として捧げます。参加して頂いたアーティストの方々並びに、関係者の皆様、そしてなによりこのフェスを楽しみにして下さっていたDOMMUNEフォロワーの皆様本当にごめんなさい!必ずリベンジいたしますのでその時は何卒何卒何卒何卒何卒何卒よろしくお願いいたします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 これは絶対にリベンジしなければならないでしょう。今度こそ参加してみたいと思います。このまま終わるのは悔しいっ!

 と思ったら、3時過ぎから小室哲哉さんが、小室さんのスタジオから、<FREEDOMMUNE>で演奏する筈だったものをUSTREAMにて放送するらしい……

 (5:46追記)
 そしてその後……
 音楽は予告通り鳴り、鳴り止まない。
 誰もが望むように始まり、望まないことは始まらない。
 まだ続く。

 まさか……この私に小室さんを大好きになってしまう日が訪れるとは思いませんでした。むしろ積極的に大っ嫌いな存在だったのに。嫌っている人を好きになってしまうと……ものっ凄い大好きになってしまうかも。今までの否定的な印象全てがひっくり返る程に。
 正直、殆どちゃんと聴いてこなかったから、ライヴ後のCD流しっ放しでかかっている曲が誰の何て曲かもわかりません。DOMMUNE画面に表示されているタイムラインで曲名がわかる程度。それでも、ライヴが終わったってのに、まだずーっと聴いています。視聴者数は、まだ2,300人もいます。

 そして予定通り、6時に終わりました。
 終わってみれば、全く予定通りではありませんでしたが、興奮する気持ちと、音楽の楽しさを予定通り楽しめたフェスでした。「THX A LOT T.K. FROM FREEDOMMUNE」と手書きされたメッセージボードが表示され、ゆっくりと、曲が、止まる。
 終わり良ければ全て良し!!!!!!!!!!!!!!!!!

 (6:19さらに追記)
 本日22時から<AFTER FREEDOMMUNE+1 <PLUS ONE>>というパーティがあるそうで。<FREEDOMMUNE>でプレイできなかったDJが出演するようで、これはDOMMUNEで放送されるのでしょうか? ジェフ・ミルズさんにDVS1さんもプレイするので、できたら観たいものです。

テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

2011-08-19

御身体は大切に……

 本日の夕方から川崎で始まる<FREEDOMMUNE>に参加する予定でしたが、私事で緊急事態が発生し、急遽キャンセルすることに。先月のうちから8/19~8/21の3日間を非番指定しておいたのに……あーーーーーっ、も、すっっっごい悔しい!!!!!!!!!!!!!!!!

 金沢市を高速バスで9時半に出発して8時間、東京は新宿に17時過ぎに到着、そこから川崎へと行って、会場までの直通シャトルバスにて、会場到着予想時間は19時頃。少しは見逃すけど、そっからは大いにはしゃぐぞーっ! とか、思っていたのですが。
 私みたいな遠方からの参加者は、参加するだけで一苦労です。7/15に<FREEDOMMUNE>の参加予約をして、8/4にはインビテーションカード付きの初回限定版『DOMMUNE OFFICIAL GUIDE BOOK-1ST』が届き、一昨日からの雨天もあり、昨日にはスポーツ用品店で雨具も購入し、準備万端、<FREEDOMMUNE>よいつでも来いっ! と思っていたのですが、むしろ私から遠ざかってしまいました
 自分自身に対する言い訳(慰め)としては、チケット代がかかってないだけ良かったよねぇ、ですか。<WIRE11>とかだと、さすがにチケットを購入しているので、開催日直前になってキャンセルすることはありません(したくない)。でも悔しい。ああ悔しい。グギギギギギギ。
 高速バスの予約(金沢駅~新宿駅の往復で13,800円也)をキャンセルし(キャンセル料は100円。安くて良かった)、<FREEDOMMUNE>の予約をキャンセルし、今晩から明朝までの私の浮付いた期待感を握り潰し……

 でも、やはり諦め切れず、DMM.comと協力して配信される<ZOMMUNE>を体験するべく、急遽DMM.comの会員登録。さらに、高画質で配信を観られるとかいうグラフィックツールも購入(本日10時前に購入したので500円だった)。自宅にて<ZOMMUNE>を楽しみます。
 そして、現地にて募金するつもりでしたが、現地へ行けなくなったので、ネットから募金することにします。

 寒い冬も大変ですが、暑い夏も体長管理には注意しましょう。自分だけならず他人にも迷惑をかけますし。ホント勘弁してよねっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 ところで、遠方から重装備でも構わず行きたい私からすると、川崎の近隣地域にお住まいのくせに悪天候になったくらいで<FREEDOMMUNE>参加を躊躇う方々が信じられません。東日本大震災の復興イベントでもある<FREEDOMMUNE>なのですから、大災害になるような暴風雨でもなければ、参加すれば良いのに、と思ってしまいます。
 だってっ! たとえば東京にお住まいなら、川崎まで電車で1時間内でしょっ!? 交通費は千円もかからないでしょっ!? 羨ましすぎだっつーのっ! 私なんか片道で8時間に6,900円ですよっ! 仕事があると参加は無理になっちまうってのにっ!
 それにっ! 被災地はもっと大変な我慢を強いられているのですから、多少の悪天候くらい我慢して行けば良いのにっ!
 と、ゆーのは、愚痴です。こぼしまくりです。つまり、現地で参加できる人、羨ましいなぁー、ってことです。いや、参加しない方が悪いわけではありません。わかっています。無理して参加しても良いことなんてありません。無理せず、気楽に、気ままに、テキトーに楽しむ。それが重要なのです。気負っても良いことなんてありません。
 高速バスを使うから時間的に参加が難しくなるわけで、電車や飛行機を使えばもっと早く川崎へ到着することができ、仕事があっても参加することはギリギリ可能です(もちろん交通費は倍以上高くなるけど)。それはよーくわかってるんですが……悔しいので、愚痴をグチグチ。
 民放のTV局もさぁ、被災地応援してたりするんならさぁ、<FREEDOMMUNE>を取材するとか放送するとかしないのかなぁ? 散々お世話になった小室哲哉さんも出演するってのに。露出度低いんじゃないのぉ? <FREEDOMMUNE>で最も突出した存在って、小室さんだよ? <KAWASAKI BUDOKAN>の出演者の並びを見ると、

Fragment × leno
salyu x salyu(with 小山田圭吾)
BEATNIKS(高橋幸宏x鈴木慶一)
神聖かまってちゃん
OOIOO
小室哲哉
非常階段
FISHMANS+
KIMONOS
iLL
LEO ZERO

明らかに小室さんが浮いている。いや、だから<FREEDOMMUNE>は面白いし、凄いのだと思うのです。これは主宰者である宇川直宏さんの嗅覚の良さというかセンスの良さなのでしょう。
 <ZOMMUNE>配信があって良かったっ! どっか近くのクラブで<ZOMMUNE>を楽しめるトコないかなぁ……

 ところでもう1点、現地のステージ構成を見て思ったのですが、1万人以上を集めるイベントなのに、トイレが2ヶ所って、足りるのでしょうか……?

テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

2011-08-15

人の振り見て我が振り直そうか

 金曜日にTV放送されたクリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』を観、感心する気持ちと落胆する気持ちの両方を抱きました。『硫黄島からの手紙』は何度も観てますが、いつも同様の気持ちを抱きます。
 感心したのは、これが本当に日本語によってコミュニケーションを行うこともできないアメリカ人監督による作品なのか、という点。落胆したのは、たぶん観た殆どの方が同様の思いを抱くとは思いますが、なぜこれが日本人による作品でないのか、という点。つまりどちらにせよ、日本を倒したアメリカに、下手な日本作品以上の素晴らしい作品を余裕で作られてしまう、という悔しさがあります。
 私の中で『硫黄島からの手紙』は、アメリカ作品なのに、今や日本作品と比較する評価基準となっています。日本人が下手な作品を作ると「日本製なのにアメリカ製の“日本映画”を超えてない」と思ってしまう。『硫黄島からの手紙』は、「アメリカ人による日本映画」ですが、「アメリカ人によるアメリカ映画」でもある、厄介な存在です。『硫黄島からの手紙』以降、『硫黄島からの手紙』を超える日本人が作った素晴らしい戦争映画は未だ存在していません。
 敗戦から、日本は“アメリカ流”を甘んじて受入れてきました。そして今ではそれが意識できないくらいに定着しています。これは考えようによっては、アメリカに文化的な占領を受けたようなものです。戦争を直に知らない世代は、洗脳されたこともわかりません。

 ところで最近(といっても少し遅い話題)、高岡蒼甫さんという俳優が、韓国製TVドラマの過剰な隆盛から今日の日本を心配した発言(ツイート)をし、それが余計な騒動に発展したそうです。
 高岡さんは、日本――特にフジTV――が余りに親韓すぎるのではないか、と疑問を呈しました。その発言が話題となり、現実に反韓運動が始まりました。韓国製TVドラマ放送枠のスポンサー商品をAmazonにて事実無根の非難レビューし、それが多数(1人で何人分も兼ねているだけかもしれないけど)の賛同を得る、という異常事態が発生。花王の製品が標的になったようで、レビューを見ると酷いこと酷いこと。非難レビューのためだけにアカウントを取得したのか、レビュー1件のみのレビュアーや花王商品の非難レビューのみのレビュアーが何人もいます。で、それにたくさん「参考になった」が付いているので、レビュアー・ランキングも中位以上に入っています。また実際にフジTVを標的にした抗議活動も行われました。
 
 韓国製TVドラマが嫌ならTVを観ないかチャンネルを替えれば良いだけ、と単純に思います。どんなボロいTVにもチャンネルを替える機能はあると思うのですが、意外とないものなのでしょうか? それとも壊れたTVを使っている方が多いのでしょうか? 壊れていてフジTVしか観られないのであれば、確かに韓国製ドラマばかり放送されるのは困ったことです。しかしそれであれば、問題になるのはTVそのものなので、放送局が悪い、ということにはなりません。
 その前に、本当に韓国製TVドラマが危機感を抱く程に氾濫しているのでしょうか? 私の地方では、朝~昼過ぎにかけて毎日、韓国製TVドラマが放送されていますが、多いと感じる程ではありません。時間帯からすれば、夕方にかけて家にいる方に向けて放送されているものと思われます。つまり、主婦向けが主流なのではないでしょうか。夕方を過ぎると韓国作品は殆ど観られませんから、多いと感じることは全くありません。ただ、映画も韓国作品はここ数年で日本作品以上に目立つようになりました。それはもちろん完成度が高いからです。音楽でもいわゆるK-POPが台頭し、日本のヒットチャート上位に入ることは普通になってきました。韓国作品が目立っているのは確かです。
 昔から「洋楽」「洋画」を楽しんできた私にとっては、なぜ今さら近隣アジアの時代遅れ感溢れる作品が盛り上がっているのか不思議でなりませんが、少なくとも完成度の高い作品が選別されて韓国から輸入されていることは間違いありません。AKB関連よりは少女時代KARAの方が音楽として面白いと思います。

 私は十年前くらいからTV番組を殆ど観なくなりました。お笑い番組が大好きだったのですが、製作費の問題からか、漫才やコントがTV番組から減少し、お笑い芸人が司会者やコメント機能として便利に消費されるようになってから、徐々にTV放送を観なくなりました。ビートたけしさんが事故後に復帰した時期から、だったかもしれません。
 嫌悪すべきは今のTV番組の作り方です。確かにTV局が非難されるべき問題だと思いますが、韓流ドラマなんてどーでも良い部分です。韓流ドラマの放送が今回の騒動でなくなったとして、良質のTV番組が残るでしょうか?
 まずは日本人による日本人向け番組の体たらくを心配すべきです。あんな番組ばかりを観ている方々が日本を担うことになると思うと――いや、担うわけがありませんね。日本を真の意味で担うような役職に就く方々は、今のTV番組を観るわけがありません。今は皇太子妃である紀子さまは、川嶋家であった頃、TVを観ないで育った、とお聞きしました。川嶋家にはTVが置いてなかったそうです。これこそが教育であり、洗脳です。偉くなろうと思うなら、TVなんぞは不要である。それくらいの意気込みが必要です。

 そもそも、今さら本当に韓国から洗脳されるのでしょうか? 色んな主義主張があり、趣味趣向があり、今は韓国作品が好まれているだけのことではないのでしょうか? 元々、日本作品をバカにしていたような「洋楽」「洋画」好きの私からすると、日本作品が見下されるようにして韓国作品が台頭することに大した疑問はありませんし、別にどうでもいいことです。それで日本作品の傑作がなくなるわけでもありませんし、韓国作品に刺激を受けて日本作品が良くなることもあるでしょうし。
 ですから過激にいってしまえば、韓国作品に洗脳される方は、元からその程度の知性しか持ってない、ということです。となると今度は、「韓国に洗脳されることは悪いことなのか?」という疑問が出てきます。
 今の日本のTV番組レベルだけで考えれば、韓国産のTV番組が面白ければ、韓国作品の放送枠が増えることに何一つ問題ありません。それに、日本人は本当に韓国から学ぶことはないのでしょうか? 日本は韓国から何一つ学ぶことがないくらいに優れているのでしょうか? まずはそこから考えるべきだと思うのです。

 こないだ『メアリー&マックス』というクレイアニメーションの映画を観、とても感動しました。出来損ないの私は、終盤のマックスの独白に涙が止まりませんでした。
 人は、自分らしい自分になろうと努力します。しかし、「自分らしさ」とは何か、それがまずわかりません。自分の考える「自分らしさ」は、他人から望まれている自分なのか、憧れている自分なのか。「自分らしさ」なんて曖昧な自己は、「なりたい自分」でしかないのかもしれません。それも他人がいて初めて規定できる基準です。
 マックスはいいます。欠点は選べない。ですから、欠点を含めた自分を受け入れよう。その通りです。完璧な人はいないのです。どんな障害を抱えていても、それを含めて個性と受け入れることが大切です。しかし、それは大変なことです。みんなそれができないから死ぬまで苦労します。

 大好きなコーマック・マーッカーシーさんの『血と暴力の国』に、こんな文章があります。

 人は自分の望みを知ってるつもりでいるが実際にはたいてい知らないもんだ。運がよければ望みがかなうこともある。(…)
 人はよくいわれのないひどい目にあってると文句を言うが自分の身に起こったいいことについてはあまり話さない。そんないいことが起きたのは自分が何をしたおかげかというようなことは。おれは神様からこんなに微笑みかけてもらえるほどいいことをした覚えはない。でも神様は微笑みかけてくれたんだ。


 アメリカにはとっくの昔から洗脳されるているようなもので、今さらそれを「洗脳されている」とか非難しても意味ありません。アメリカ相手だとそう考えることはできても、近隣アジア相手だと近親憎悪なのでしょうか、過剰反応する。東日本大震災後のTV番組の体たらくを思い出せば、韓国製TVドラマのことなんてどうでも良いレベルの話です。
 しかし、それでも、私にもTVには楽しい記憶がたくさんあります。TV番組を観るのが何よりもの楽しみだった時期もありました。韓国作品にも、「何でこれを日本は作れないのだ」と悔しくなる作品が何作もあります。情報が溢れいてる現代、洗脳されるには、洗脳する側が優れている必要があります。優れているし、憧れてしまうから、洗脳されるのでしょう。韓国作品にそれはまだないと思うのです。アメリカ作品には……『硫黄島からの手紙』があります。それ以前に、羨ましくなる面白い娯楽映画がたくさんあります。今の日本の政治を考えると、羨ましいと思うことはあります。同時に、アメリカのようになりたくはない、と思うことも多々あります。
 韓国作品――韓国文化に洗脳されると考えた方々は、日本文化をどの程度理解し、愛しているのでしょうか。そんな心配をする前に、今の充実した多様性のあるこの時代を楽しむ方が建設的だと思います。色んな文化を取り入れて大きく寛容になる――そんな日本文化であれば良いと思うのですが。そして、「自分がその担い手になる」と世間の洗脳を解除するべくポジティヴに頑張った方が良いと。

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ジャンル : ニュース

2011-08-06

タイムテーブルは興奮と共に

 <カナザワ映画祭>の公式サイトに今年の詳細な情報が発表され、トークショウ等のチケットの売り上げも順調なようで良いことであるなぁ、と思いつつ、さて、自分はどうしよう、と考えた時、最も楽しみなのは、何だかんだいってトークショウであり、それは23日(金)に行われる入場無料のカナザワ映画祭5周年記念シンポジウムです。
 何といっても金沢市が誇る駅前シネマの館長である藤岡紫浪が出席するのですから。毎月楽しみにしていた「駅前シネマニュース」が発行されなくなり(ブック宮丸の笠市店から入手していた)、とても寂しく思っておりましたので、生の藤岡館長節が聞けるかと思うと、それだけでワクワクします。
 <カナザワ映画祭>の話をするということは、シークレットで『シェラ・デ・コブレの幽霊』を世界初の映画館上映した時のことや、同じくシークレットで渡辺文樹監督作品を上映した時の騒動が語られるのだろうと予想します(公式サイトのブログが更新されないままなので、ここで色々と語られるのではないかと)。<カナザワ映画祭>を楽しみ続けてきた者としては、絶対に見逃せません。
 入場無料だけあり、当日は大変な混雑が予想されるので、早々に並びに行こうかと思っています。いやぁ、本当に楽しみです。あ、柳下毅一郎さんと小野寺生哉さんはオマケです(いや、御二方にはクリスピン・グローヴァーさんの話をしてほしい)。
 
 <WIRE11>のタイムテーブルも発表され、これまた興奮。
 毎年この時期は、<WIRE>付録のある『ぴあ』が発売され、それを購入し、タイムテーブルや屋台の種類を見て、<WIRE>当日を夢想していたのですが、『ぴあ』が休刊となり、発表は公式サイトのみとなりました。正直、寂しい。
 今年は、メインフロアの初っ端がシン・ニシムラさん、続いてタサカさんと、何年か前の<WIRE>を想い出させる順番で、相変わらず出だしから頑張り過ぎて深夜前には体力が底を尽きる方々が大勢いそうな感じです(まあ、そうはいっても石野卓球さんの出番には殆どの客がメインフロアに集まるのでしょうが)。石野さんの前にはケン・イシイさんがいて、後にはウエストバムさんがいる。この並びにも覚えありますな。深夜にかけて超盛り上げようという意思が感じられます。
 しかし、そこで盛り上がりすぎると、後が大変。メインフロアの深い時間帯には、フェリックス・クロヒャーさんがいて、レディオ・スレイヴさんがいて、レン・ファキさんがいて、何と驚きのカール・クレイグさんもいます。
 クロヒャーさんは、一時はシュランツの第一人者として名を馳せていましたが最近はそうでもなく、速いくせにしっかりとグルーヴがあるクロヒャーさんのプレイが大好きだったので、久しぶりにシュランツちっくなプレイを期待したいところです(しかしそーなると、クロヒャーさんで体力が尽きそうですが)。
 レン・ファキさんがトリなので、いつも面白いプレイをするのですが、トリとなるとどのようなプレイで<WIRE>を終結に導くのか楽しみです。
 それにしても驚きなのは、カール・クレイグさん。69名義ですが、最近はクラシカルな方面での活躍が目立っていただけに<WIRE>でどのようなライヴを行うのか、とっても楽しみです。うん、クレイグさんのライヴがもしかしたら今年の<WIRE>で最も楽しみかも。

 また、今年の<WIRE>は、東日本大震災の影響下にあるため、耐震性と省エネを考慮したフロア作りをしているようです。
 天井から吊るされたデコレーションはなくなり、<WIRE11>のロゴである「ひまわり」のような、照明の効果でさまざまな色に変化するオブジェを床に複数配置するそうです。今までと全く異なるデコレーションに、これまた想像するだけでワクワクしてきます。
 さらに今年は、メインフロアが「踊りたい人」、「揺れたい人」、「眺めてたい人」、という客層に合わせ、前方に3つのステージ、後方にはスタンドを配置するそうです。これは……ちょっと懸念材料。どちらかというと「踊りたい人」である私は、フロアが狭く区切られていやしないかと心配です。好きな(音の良い)場所で――または過密度の低い場所を探して踊っていた私からすると、客層に合わせてメインフロアを区切るのは懸念材料でしかありません。まあ、実際に見てみないと判断できませんが。
 何にしろ、新しい試みをしている今年の<WIRE>は、やはり今から楽しみではあります。

テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

tag : カナザワ映画祭 WIRE

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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