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2011-03-24

売名行為がありがてぇ

 福島原発を抜かし、そろそろ東日本大地震の被害も落ち着いてきたようで、これからが本当に大変です。お金の心配もありますが、被災者の気力が持つか心配です。孤独に生き延びた人が、何もかもが嫌になって自殺したりしないか。
 今回、よーくわかったのは、災害放送に関して、TV局では民放よりもNHKが最強だったってことです。NHKは確実に全国で映りますから。
 しかし、通常番組となるとどこもガタガタ。今は各局とも通常放送に戻りましたが、私も「今まで通りの日常を取り戻すべき」といいましたが、本当に「今まで通り」すぎて驚きます。TV局の本気を見たかったのですが……あんなもんですか。TV番組からガッツリ気力を貰った――そんな番組があるのでしょうか? 私が見ていないだけで、あるのかもしれませんが。

 気力を貰えるかはわかりませんが、大好きなS.L.A.C.K.が今回の大災害に向け、元気になる曲を発表していました(登録日が13日だったので、早くに作ったんですね)。
S.L.A.C.K. TAMU PUNPEE 仙人掌 「But This is Way」

「マジで心配してます、今友達とみんなで集まって曲作ったから聞ける環境ならいいです。まだヤバい人たちも含めて、ネガティブに負けないで下さい。俺たちも気は抜かずにいます。なるべく無理しないで下さい」
とメッセージもありました。

 決して完成度は高くありませんが、3分12秒のラインが心に響きます。

これは売名行為だ
少し有名だからできるような売名行為だ
俺らを好きなちょっと不安な人たちが少し元気になるような売名行為だ

そう、売名行為です。でも、こんな時にこそ売名行為をしなくてどーするのか。はっきりと売名行為と明言しているのが素晴らしいです。電力を必要とする売名行為ですが。
 TV局も見習ってほしいものです。
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2011-03-17

『空気の無くなる日』を想い出す:有難さを忘れる有難さ

 東日本大地震が、被害は落ち着き、復興に向けて動いていることに安心します。
 しかし福島原発に関しては、まだまだ予断を許さない状況で、一進一退というような感じ。安全神話のあった日本の原発でしたが、本当に予測できない大惨事には神話すら敵わないということが判明しました。神話は所詮「神話」でしかなく、真実ではなかった。過剰なくらい安全設計にしていた筈でしたから、それでこの始末ですので、少なくとも日本で原発はもう作られないでしょうね……まあ、これをきっかけにして原発に代わるエネルギー開発を行い、日本は世界の最先端に立つかもしれません。日本は、ただで負けることはない国だと思います。現在も福島原発で頑張って作業をしている方々を心から応援します。

 そんな大変な方々がいることを尻目に、私は今日も今日とて映画を観に行きました。
 観たのは<午前十時の映画祭>から『ミクロの決死圏』。フライシャー監督の一般的な大ヒット作。さすがに特撮はチャチですが、フライシャー監督の演出は素晴らしく、今でも存分に楽しめました。
 特に良かったのは、主人公らが鼓膜付近に入ったので手術室で音を出してはいけない、という場面。BGMどころか効果音すら一切鳴らさず、映画は完全な無音になります。観客にも固唾を飲ませて音を立てさせない演出。今時こんなマトモな演出をする作品は殆どありません。本当に素晴らしいと思います。この場面は家のTV画面で観ていても盛り上がりません。映画館で、他の観客と一緒に観るからこそ価値がある場面です。ちょっとでも物音を立てたらすぐにわかりますからね。その緊張感は家では味わえません。

 映画には満足しましたが、映画館に貼ってあった『ヒアアフター』上映中止の告知には、やはり落ち込みました。東日本大地震被災地への配慮という、配給会社のいいたいことはわかります。わかりますが、過剰反応しすぎでしょう。もちろんイーストウッド監督なら「被災地への配慮で上映中止なら仕方ない」といってくれるでしょう。しかし、イーストウッド監督はいたずらに津波場面を撮ったわけではないと思いますので、そこを理解しないで「とりあえず見せない」という反応は、余りにも官僚的です。本当にガッカリします。
 また東日本大地震に係わって公開が延期された『ザ・ライト』の告知も貼り出されており、これも内容が不適切と判断されて公開延期となったのかと思いましたが、単に交通事情の問題でフィルム到着が遅れるからということ。
 公開予定の映画といえば、4月1日公開予定の『世界侵略:ロサンゼルス決戦』も上映したら拙いんじゃないかと思いました。『ヒアアフター』が駄目なら、予告編からして『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は駄目なんじゃないか。『ヒアアフター』は災害だけど『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は戦争だから問題なし? そんな判断基準なのだとすると、本当に呆れてしまいます。

 官僚的な判断といえば、福島原発事故の恐怖から、東京から非難する人々もいるということに驚きました。これも過剰反応でしょ。ちゃんと考えずにとりあえず行動する。昨年の<カナザワ映画祭>で観た『空気の無くなる日』を想い出します。
 『空気が無くなる日』は、「ハレー彗星が地球に接近する5分間だけ空気がなくなるのでどうしよう?」という物語です。舞台は北陸の山村。村民は、諦めて静かに死を受け入れる人、大騒ぎしてタイヤチューブを買い占めて自分たちだけ生き残ろうとする地主一家、冷静に考えて「5分間だけ空気がなくなる」はありえないから普段通りに行動する人、の3グループに分かれます。果たして空気はなくなりませんでした。地主一家は、無駄にタイヤチューブを買ったことで大損し、冷静さを欠いていたので恥をかき、自分たちだけが生き残ればいいとタイヤチューブを買い占めたことで人望も失います。村で一番貧しい家庭の子供が最後、空気がご馳走だといわんばかりに深呼吸をするのが印象的な作品です。
 『空気が無くなる日』は、古いし(60年くらい昔)、上映時間だって1時間しかありませんし、コメディなんですが、大金で最新鋭のCGを使った2時間以上ある超大作に負けないくらいの面白さと、示唆に富んだ作品です。人は、簡単に噂に惑わされる。正しいことよりも、「正しそう」なことを信じてしまう。そして、忘れ易い。
 福島原発の事故は本当に恐ろしい出来事ですが、離れた地域の人が必要以上に警戒することはないと思うのです。それが、原爆を落とされ、『ゴジラ』と『鉄腕アトム』を享受してきた日本人の冷静さではないでしょうか。
 今までも日本は色々と大変な目に遭い、その都度、何でもないことのありがたさを実感しているのですが、しばらく経つと忘れてしまいます。逆にいえば、常に「何でもないことのありがたさを実感」していることは異常事態といえます。今が正にそうです。

 少しでも早く、何でもないことのありがたさを忘れてしまう日常に戻りたいものです。
 いや、願うだけでなく、みんなで頑張らなければなりません。『ヒアアフター』を上映中止され、ムカつきますが、本当ならあと2回は観る予定だったので、その分の鑑賞料金を義援金として日本赤十字に出しました。そう考えると、上映中止されて良かったのかも。『ヒアアフター』が上映中止にならなければ、たぶんコンビニの募金箱に小銭をチャラチャラと入れる程度でしたから。どちらにせよ小額ですけど。
 空気をご馳走と意識せず味わえることに後ろめたさも感じますしね。

当ブログ内リンク→カナザワ映画祭2010体験記:5日目

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tag : カナザワ映画祭

2011-03-16

善意のある馬鹿な発言をします

 東日本大地震が起き、日本は今まで通りの日本でなくなりました。
 と思ったらそうでもなく、まだまだ今まで通りの日本です。しかし何を考えているのか、「今まで通りの日本でなくなった」と思う人はいて、オカシナコトを話す変人がいます。新しい日本が訪れる気配はまだありません……

 たとえば産経ニュース。
産経ニュース→この期に及んで責任転嫁とは…首相、東電幹部に「撤退すれば100%潰れる!」
 上記リンク先から抜粋。

 菅直人首相のいつもの政治パフォーマンスと責任転嫁が加わり、事態は混迷を深めている。首相は東日本大震災発生直後から「低支持率を挽回するチャンス」とばかりに自らをアピールしてきた。
 13日に蓮舫行政刷新担当相を節電啓発担当相に、辻元清美元国土交通副大臣を災害ボランティア担当の首相補佐官に任命したことにも必然性は感じられない。蓮舫氏は事業仕分けで大津波対策のスーパー堤防の廃止を判定した。辻元氏は平成7年の阪神淡路大震災の際、被災地で反政府ビラをまいた。2人の起用はブラックジョークなのか。
 首相もパフォーマンス以外に知恵が浮かばないならば他の人に代わってもらうしかない。

 確かに政府に不満や不安はあります。「こんな大惨事に菅首相で大丈夫なのか?」とは思います。しかし、それでも首相は菅さんなのです。今は菅首相に頑張ってもらうしかありません。危機的状況に対し、「菅首相が悪い、東電が悪い、蓮舫行政刷新担当相はスーパー堤防の邪魔をしたから悪い、辻元氏は阪神淡路大震災の時に反政府ビラをまいたから悪い」という批判は、足を引っ張っているかもしれない首相の足をさらに引っ張っているだけ。それこそ無責任です。
 蓮舫行政刷新担当相がスーパー堤防建設の邪魔をしたからといって、それが今回の大津波による被災の原因になりません。辻元さんが阪神淡路大震災の時に反政府ビラをまいていたからって今回何か悪いことが起きるのでしょうか? 日本人は昔から「罪を憎んで人を憎まず」が大好きな筈です。ケチをつけるためのこじつけにも限度ってものがあります。この記事を作成した方は、物凄い馬鹿です。しかし、たぶん、善意によるのです。だから手に負えません。
 福島原発で発生している大事故に関する報道にも気になる点がたくさんあります。間違いなく今回の事故は大事故であり、東電のミスは大きく、福島原発で働いている職員の作業ミスもあると思います。しかし、今はそれをいちいち論って叩いている場合ではありません。専門家や知識人が、「ほら見たことか! だから以前から危険だと警告していたのに、政府も東電も聞く耳を持たなかった!」とか「信じられない人災だ! 酷すぎる!」とか批判していますが、確かにそれはご尤もなんでしょうが、今、最悪の事態にならないように必死(本当に文字通り命がけで)に作業している職員の安全も考えて発言すべきじゃないでしょうか。上記のような批判を必死(こっちは全く命がかかっていない)で行っている人たちは、預言者のつもりなんでしょう。自分のいう通りにしなかったから大事故が発生したのだ、と。
 新聞も批判的な(不安を煽る)だけの記事は載せないでほしいものです。特に、反原発派の意見が「反原発派」であることが明示されないまま載っているのは誘導的で、フェアではありません。大学教授とかの肩書きだけを見、「こんな偉い先生がいってるんだから間違いない。政府と東電を批判しなきゃ!」と思う人ばかりになってしまいます。
 政府の不始末に対する批判は、現在の危機的状況を乗り切ってからで構いません。今はまず応援でしょう。

 たとえば、石原都知事。
毎日jp→東日本大震災:石原知事「津波は天罰」
 上記リンク先から抜粋。

 東京都の石原慎太郎知事は14日、東日本大震災に関連し「我欲に縛られ政治もポピュリズムでやっている。それが一気に押し流されて、この津波をうまく利用してだね、我欲を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思う。被災者の方々、かわいそうですよ」と発言した。蓮舫節電啓発担当相から節電への協力要請を東京都内で受けた後、記者団に語った。多くの犠牲者が出ている災害を「天罰」と表現したことが、被災者や国民の神経を逆なでするのは確実だ。
 石原氏は「天罰」発言の前段として「去年一番ショックだったのは、おじいさんが30年前に死んだのを隠して年金詐取する、こんな国民は世界中に日本人しかいない。日本人のアイデンティティーは我欲になっちゃった」と述べていた。また「残念ながら無能な内閣ができるとこういうことが起きる。(95年の阪神大震災の際の)村山内閣もそうだった」とも語った。

 「天罰」発言について石原氏は、14日夕に都庁で行った記者会見で「『被災された方には非常に耳障りな言葉に聞こえるかも』と(前置きで)言ったんじゃないですか」などと釈明したが、実際には発言していない。
 発言の真意については「日本に対する天罰ですよ。これをどう受け止めるかという受け止め方の問題なんですよ。大きな反省の一つのよすがになるんじゃないですか」と持論を展開。「それをしなかったら犠牲者たちは浮かばれないと思いますよ」と述べ、撤回しない考えを示した。

 いいたいことはわかります。しかし、我欲を洗い落とされるのは、我欲の塊な人々だけで構わないでしょう。反省を促すために無関係な人々の命までたくさん奪う必要はありません。
 堕落した政治社会は天変地異でもなければマトモにならない――そのような想いは誰もが抱いています。実際にマスコミでそのような発言をしていた人はたくさんいます。しかしそれでも「天罰」はいいすぎです。いつから神様の代弁者となったのですか石原都知事は。東京都が被災地だった場合でも同じことがいえるのでしょうか? その場合、「我欲に縛られ政治もポピュリズムでやっている」のは自分自身ということになります。石原さんには、都知事より、宗教団体の教祖が似合いかもしれません。ま、軽率すぎで、言葉を商売としていた作家だったとは思えない驚愕発言ですけど。
 数多の政治家が失言で職を追われているというのに、石原都知事の不退転の決意は余計なだけです。応援する気になれません。

 そして、たとえば映画の規制。
 イーストウッド監督の『ヒアアフター』が急遽上映中止となりました。
公式サイト→『ヒアアフター』
 上記リンク先に理由が掲載されています。

『ヒアアフタ-』上映中止に関するお知らせ
 平成23年3月11日に発生しました東北関東大震災により、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 さて、現在公開中の「ヒアアフタ-」の本編内に本震災を連想させる内容があり、この度の震災被害の被害状況を鑑み、上映を中止することといたしました。皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、何卒、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

 私は全く逆の感想を抱いています。『ヒアアフター』には、被災者だからこそ強く感動できるものがある、と。
 何かを連想させるから駄目――それならば、世の中の大半の物語は駄目じゃないですか。福島原発の大事故を連想させるということで、『ゴジラ』も駄目ですし、『鉄腕アトム』は兄妹でアトムとウランですから言語道断です。
 そもそも『ヒアアフター』の津波の場面は明確にスマトラ島の津波をモチーフとしていますが、「スマトラ島の被災者の心痛を慮ると、上映は不適切」とは誰もいいませんでした。スマトラ島住民はどうでも良い、と。もちろん、既に終わったことであるスマトラ島の被災と現在進行形の東日本大地震の被災では、影響度が比較になりません。しかし、それでも今回の判断には納得できません。
 観たくないなら観なければ良いだけのことなのに、なぜ上映中止にするのか。映画館内に「『ヒアアフター』には津波災害の場面があります。ご了解の上でご鑑賞下さい」とポスターを貼って報せておけば済む問題です。
 被災者から上映に対して苦情があったのでしょうか? 配給会社の先走った自主規制なら、間違った判断だと思います。上映から1ヶ月近く経っているので、期間的に上映が終わってもおかしくはありませんが、作品の持つ意味、それを全く考えていないことがよーくわかります。見た目だけで判断しているわけです。石原都知事が批判したように、やはり日本は我欲とポピュリズムで駄目になっているのでしょう。

 天罰が下ればいいよ!

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2011-03-12

空想だからこそ

 今日(11日)は、仕事中(15時くらい)に少しグ~ラグラと揺れを感じましたが、余りにもゆっくりとした揺れだったため(仕事先の建物の耐震構造がしっかりしているから)、私が眠くてフラフラしているだけかと思っていたら、実は大きな地震で驚きました。その時点ではまだ被害状況を知らず、終業後、のん気に映画を観に行きました。
 観た作品は、2度目の『ヒアアフター』、オリヴェイラ監督の新作『ブロンド少女は過激に美しく』。『ヒアアフター』が素晴らしいのは当然として、『ブロンド少女は過激に美しく』もオリヴェイラ監督だからこれまた当然のように素晴らしかったです。

 そして先ほど帰宅し(11日の23時頃)、驚愕しました。
 作品の素晴らしさの余韻に浸りながら、そーいえば地震ってどーなったのかな、とTVを点けたら、映ったのは物凄い大災害の映像。余韻が一瞬で消し飛びました。
 地震自体がマグニチュード8を超える大きいものでしたが、何よりも驚いたのは、津波。日本であれだけ大きな津波被害を見たのは初めてです。実際に『ヒアアフター』冒頭のような事態になっていたとは。車がプラスチックのミニチュアと見紛うようにサラサラ流されていく。貿易センタービルが崩壊した映像を見た時と同じような、心が砕けるような感覚を覚えました。夢でも見ているのか、そんな風にも思いました。実際、被災地住民の方々は、これが夢であれば良いのに、と思っていることでしょう。

 そしてもう1つ驚いたことがあります。
 今日観た2作品とも、大災害映像を見た後でも、作品の威力が欠片も損なわれないのです。これだけの大災害となれば、「映画なんて観ている場合か」や「作り物の映画なんて、現実の映像に比べれば弱いものだ」と思ったりして当然なのですが、『ヒアアフター』も『ブロンド少女は過激に美しく』も現実に負けません。
 『ヒアアフター』なんて、呆気ない程あっさりしているのに、現実の大災害を見ると、むしろ現実に負けないくらい途方もない威力が込められていることに気付かされます。不謹慎かもしれませんが、被災者の皆さんこそ、『ヒアアフター』の魅力に気付くのかもしれません。クリント・イーストウッド監督にそのような視点があったのかといえば、そうではないと思うのですが、『ヒアアフター』には観る人を勇気付ける魅力があると思います。

 TV番組は今はまだ全ての局が災害情報の放送を行っていますが、正直、NHKで災害情報を放送していれば、民放まで残らず災害情報を放送する必要はないような気がします。しかし、被災者の気持ちを考えれば、NHK以外の放送局が通常の番組を普通に放送していたら、「こんなに大変な事態に陥っているのに、何でNHK以外どこも災害情報を放送していないんだ?」と、世界から自分たちが取り残された不安を覚えるかもしれません。
 今はまだ、TVのチャンネルをあちこちに切り替え、どこも同じような画面構成で同じような不安顔のキャスターが同じように被災地の安否を気遣っているのを見、「みんな同じように心配している」を認識することで安心できる状況です。そうではあっても、「普通」に日常を堅持する放送局があっていいような気もします(生放送だとそれは難しいでしょうが)。私が被災者じゃないからそう思うのかもしれません。
 大災害の最中に通常の番組放送をしていると「不謹慎だ!」と怒られるのでしょう。しかし、助かった人々の中にはその「不謹慎さ」を見て心が休まる人もいると思うのです。全局が同じ内容を放送しているのは――NHKだけは全国どこでも見られるという前提ありきですが――絶対に正しいとは思えません。マスコミが持つ力は、そんなものではないと思うのです。
 少し時間が経ち、落ち着きを取り戻したら通常の番組に切り替わるでしょう。その時、いつもの「弱い」番組でなく、「力強い」番組を放送してほしいものです。お笑い芸人は特に頑張って人々を笑わせるべきです。お笑い芸人の実力は、こんな時こそ真価を問われるのではないでしょうか。笑いはかなりの活力になります。日常を取り戻す重要な要素となるべく、TV局は自覚的に頑張ってほしいものです。

 映画は、映画となった時点で、それが現実を切り取ったドキュメンタリーであっても、現実とは別次元のものとなります。『ヒアアフター』は現実を別次元で超えた作品です。大変な時だからこそ、それでも楽しめる映画、そんな作品を観たいと思っている私にとって理想と思える作品の1つです。今上映中の作品でそのように思えるものは、『ヒアアフター』くらいです。
 大災害に遭った方々は、大変に辛い思いをし、大変な苦労をすることになり、心身共に疲弊することでしょう。しかし、だからこそ、救いがあり、心の平安が訪れることを願って止みません。日常を取り戻すこと、まずはそれが重要です。そう、『ヒアアフター』のように。あの作品を観た後では、そう思わずにはいられません。

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2011-03-03

『パラノーマル・アクティビティ2』は、遂に恐怖学芸会となった

pna2
 『パラノーマル・アクティビティ2』を観た。
 寝室にハンディカメラを設置して、デカイ音鳴らしたりするだけの超激安恐怖映画が、何と続編を作ってしまった。番外編的な続編『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT』とやらもあったようだけど、金沢市では上映してないので未見。

 物語は、超単純。引っ越し先で悪魔騒ぎが起こり、次々と人が死ぬ。
 前作と何も変わらん。脅かし方も同じ。デカイ音が「バーンッ!」と鳴ったり、小さい音が「ミシ……ッ」と鳴ったり、ドアが勝手に凄い勢いで「バーンッ!」と開いたり、ゆっくりと「ギィ……ッ」と開いたり、食器が「ガランガラーンッ!」と落ちたりする。そして、人が引きずり回されたり、吹き飛ばされたりする。続編だから演出が強化されているけど、基本は同じ。要するに、「バーンッ!」で「ミシ……ッ」な作品だ。

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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : パラノーマル

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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