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2010-07-28

カナザワ映画祭2010、遂にタイムテーブル公開!

 待ちに待ったカナザワ映画祭2010のタイムテーブル公開ですよ!

かなざわ映画の会→カナザワ映画祭2010 世界怪談大会

 またもタイトな上映間隔です。上映間隔は15分前後空いていますので、厳しくない気もします。少なくともトイレに行く余裕はあります。が、上映待ちの列に並ぶことを考えると、のんびり食事する余裕はありません。美術館の外に屋台が出ているんですけど、そこでのんびり軽食なんてできません。食った食った~、なんてのんびりしていると長蛇の列ができていて後悔する羽目に陥ったりします。
 ですから私は携帯食を用意します! 『カロリーメイト』のような栄養補給を主にした携帯食とペットボトルの飲み物を事前に用意しておけば何の問題もありません! 去年もそうしてましたし!

 しかし、ぶっ通しで観た場合に大変なのは、私は18日だけですね。トークイベントには全く興味がありませんので、そこを無視すれば楽です。
 それに正直、去年の経験から、「爆音上映」にイマイチ魅力を感じていませんので、作品をシネモンドと観分ければかなり楽に観られます。ただしそれは「爆音上映」の質が去年と同じ場合です。今回の「霊的爆音上映方式」がもっと素晴らしくなっていれば、何がなんとしても「霊的爆音上映方式」で観なければなりませんので、そうなると観るのが少しだけ大変になりますな。
 ま、とりあえずこれで予定が立てられるので、安心です。後は……『シェラ・デ・コブレの幽霊』の野外上映が実現することを祈るばかりですね。

 ところで、改めて副題を眺めますと……「世界怪談大会」って、物凄く馬鹿っぽいですね! もちろん良い意味で!!
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tag : カナザワ映画祭

2010-07-26

祝! 村崎百郎さんが惨殺!

 最近のニュースで思わず声を上げてしまうくらいに驚いたのが、村崎百郎さんが亡くなった件です。あの清々しい鬼畜発言を目にできないのかと思うと、悲しくなります。しかし、死因が他殺となれば、話は違います。精神病患者に約50ヶ所も刺されて殺されたとなれば、これはもうおめでたい話題といえます。

産経ニュース→村崎さん殺害 危険潜むネット 一方的恨み、情報うのみ…検索して自宅へ

 上記リンク先から抜粋。

 作家の村崎百郎さんが自宅で刺殺された事件で、村崎さんは腹部などを約50カ所刺されていたことが24日、警視庁練馬署への取材で分かった。「著作に不満があった」などと供述し、殺人の現行犯で逮捕された無職の男が一方的に恨みを募らせたと同署はみている。
 村崎さんは約15年前から前衛文化を取り扱う雑誌などに連載を開始。読者を“あおる”文体が人気を集めていた。平成8年には、「鬼畜のススメ」(データハウス)を出版。「ステキな彼女と知り合うには」のテーマでは「好きになった女のゴミを漁って、その女の情報を集めるんだ」などと方法論を紹介している。
 同署によると、逮捕された男は「彼の本にだまされたことが分かり恨みを持った。殺すつもりで包丁を買って刺した」と供述。同署は、こうした実践本を実際に試したがうまくいかず、犯行に及んだとみている。
 村崎さんと対談した作家の唐沢俊一氏は、自身のホームページで「ネット上にどれだけ人の命を軽んじる発言、脅迫としかとれない発言が蔓延(まんえん)しているか。第二、第三の彼を出してはいけない」とコメントした。

 『鬼畜のススメ』に騙された恨みで殺害とは、馬鹿だねぇ。
 『鬼畜のススメ』は私も大好きです。世の中には色んな価値観の人がいる、ということがわかる素晴らしい教科書です。視野の狭い人が多いので、世の中みんなが『鬼畜のススメ』を読んだ方がいいのじゃないかと思うくらいです。
 その後の「社会派くん」シリーズは、いってしまえば唐沢俊一さんと村崎さんの余技といえる作品でした。両者とも立ち位置が明確なため、どんな事件を扱ってもぶれることなくスラスラと語ることができたのではないでしょうか(さすがに最近はマンネリ化していましたが)。苦情がかなり寄せられていたそうですが、判断力が乏しいという点で、苦情をいう馬鹿は今回の殺人犯と同じようなものでしょう。
 村崎さんはいってしまえば「鬼畜芸人」です。実生活でも「鬼畜」なのかは知りませんが、少なくとも文章の上では遠慮なく「鬼畜」を売りにしていました。これは単純にいえば悪役を得意とする俳優と同じです。悪役ばかり演じているからって本当に悪人だとは限りません。
 「社会派くん」シリーズを読めばわかりますが、村崎さんは意外や常識人です。「鬼畜」発言の隙間からこぼれる常識人発言は多く、それは情報番組の下手なコメンテーターより「正しい」ものでした。「社会派くん」シリーズが長く続いたのは、「鬼畜芸人」としてのポジションをちゃんと理解した上での「正しい」発言を多く発していたからでしょう。
 ま、こんなこともわからないから、村崎さんを殺害した犯人は精神病患者なんでしょうけど。

 それにしても――今回のニュースを目にした時は正直、「さっすが村崎さん、やるな!」と感心してしまいました。
 鬼畜の死に方として、今回の件は喜ばしいことなのではないでしょうか。少なくとも、「鬼畜芸人」ゆえに原因はたくさんありますし、「何で俺が!?」ということはなかったと思います。「社会派くん」シリーズなんて「叩かれてナンボ」でしたから、殺傷事件に遭う可能性は常にあったと思います。どうせ死ぬなら日本中を駆け巡るニュースとなりたいと思っていたかもしれません。精神病患者に殺される……鬼畜にお似合いの死に方です。正に「本懐を遂げた」結末です。
 村崎さんは、鬼畜としての素晴らしい死に様を与えてくれる犯人に対し、一刺しされる毎に感極まって感謝の涙を流したかもしれません。しかし殺人者となってしまうであろう犯人に対し、鬼畜を自称していた割にとっても常識人な村崎さんですから、今後の人生を慮り、憐憫の涙を流したかもしれません。
 いいたい放題な「社会派くん」シリーズの連載がもう読めないと思うと、寂しくなります。なりますが、やはり「鬼畜にお似合いの死に方だ、おめでとう村崎さん!」という気持ちもあります。これって、「鬼畜」な村崎さんの悪影響なんですかね? いや、元々か。

 ところで、記事にある唐沢俊一さんのコメントは抜粋されすぎです。実際は、

 人の住所をネット、ことに大多数が悪意を持って見る2ちゃんねるのような場所にさらす行為というのは、もはや殺人幇助、いや教唆と言えるのではないかと思います。いや、思えばネット上にどれだけ、人の命を軽んじる発言、脅迫としかとれない発言が蔓延しているか。正常な判断力を持たないものが、そこからの情報をウのみにして行動に及んだとしたら……。事件後、私にインタビューしてきたマスコミ各社も、多くはそのことに言及していました。ことを村崎百郎一人の特異なケースにしてはいけない。第二、第三の彼を出してはいけない。そのような思いをただ、反復しながら、今、彼との10年にわたるつきあいを記憶の底から甦らせています。

という感じです。
 事件の重点は個人情報の取扱いに向けられているようです。「第二、第三の彼を出してはいけない」と唐沢さんはいいますが、出版社はたぶん何も対策をとってなかったのではないでしょうか? 村崎さんが「鬼畜」を売りにしていた以上、殺傷事件が発生したのは当然の流れで、むしろ今までよく何事もなかったものです。
 今後、iPadのような電子出版が一般化していく中、やはりどこか管理会社(出版社など)が中間にいないと、こーゆー事件は増加するでしょう。アップルAmazonが個人を護ってくれるとは思えませんしね。

テーマ : 気になったニュース
ジャンル : ニュース

2010-07-20

前々から思っていた

 前田有一さんという、凄いプロ映画評論家がいます。前田さんの「超映画批評」というサイトにて、その凄い仕事ぶりを確認できます。

 たとえば『借りぐらしのアリエッティ』の批評では、次のようなことをいっています(一部抜粋)。

 宮崎駿監督作品のとっつきにくさだけは別格だと私は思っている。この監督の作品はきわめて作家性が強く、毎回解釈に頭を悩まされる羽目になる。最近のものはどうもスッキリ楽しめないというのが私の大まかな印象である。
 今回彼は脚本を担当しているが、できればそれも他のスタッフにまかせたらもっと良くなったのではないかと思う。うっとうしいテーマ性が、そこから観客のフォーカスを微妙にずらして不協和音を発生させ、どちらも中途半端に終わらせてしまった。これはまずかった。いっそ少年とアリエッティのかなわぬ交流、恋のごとき感情の交感に焦点をあて、別れの切なさに見せ場を収束させる物語にしてほしかった。それでも十分に、作品の主題は伝わったはずだ。この作品のクライマックスは、王道に背を向ける近年の宮崎駿色が強すぎると私などは感じる。

 うーん、そうですかねぇ? うっとうしいテーマ性なんて殆どありませんでした。病弱な少年の翔がいう「君たちは滅びゆく種族なんだ」という台詞がそうなのかもしれませんが、あれなしにアリエッティの涙は描けませんし、先行き不安な別れとその切なさも演出できません。私は必要なものだと思いました。
 前田さんは頭が良いからか、難しく考えすぎだと思います。

 または『インセプション』の批評。次のようなことをいっています(一部抜粋)。

 現実と非現実の境界。真実(と信ずるもの)を知ったほうが幸せなのか否か。そんなややこしい哲学的問題を描く『インセプション』は、映画の内容もかなり複雑。『インセプション』は本来、前日には十分な休養をとり、ワンシーン、ひとつの台詞たりとも見逃さない覚悟で、3回くらいは見ないと作品の真意を理解するには至らないであろう、重厚な作品である。
 まず冒頭から感じるのは、編集が不親切設計で、その結果、作品世界のルールがきわめてわかりにくいということ。これは現実と非現実の境界をあいまいにするための意図的な演出だろうが、何の予備知識も無い場合、かなりの混乱が予想される。
 さらに「マトリックス」シリーズを見ている人などは余計な先入観がさらなる混乱の元になる。両者は一見似てはいるが、実はかなり根本的な部分で「ルール」が異なる。
 ユング心理学でいう、集合的無意識の共通、の概念をモチーフにしているのかなと思うが、私にとっては専門外なので詳しい方の解説を待ちたい。そうした教養のある方にとっては、きっと見ごたえがある作品であろうと予想する。
 信じたいものだけを信じたい。余計なことは知らないほうが幸せ。この映画の評価が異様に高い現状を見ると、今のアメリカ人はそんなふうに弱気になっているのだろうかと、じつに興味深く思えてくる。

 つまり、よくわからんかった、と。前田さん程のプロ映画評論家がわかり難いというのですから、どれだけ難解な作品なのかと身構えてしまいます。
 しかし実は『インセプション』はわかり易い作品なので、『マトリックス』やユングさんのことを散りばめ、鑑賞上のヒントをさり気なく出しています。「詳しい方の解説を待ちたい」と謙遜していますが、本当は前田さんだけで全てを語れるに決まっています。同業者に仕事を譲って経済効果を出そうと画策するあたり、何という巧者かと感心します。
 何よりも驚くのは後半の部分です。1本の映画から、アメリカ社会まで一刀両断。アメリカよりも日本の方が超弱気になっていますが、そんなことお構いなしに、それこそ「信じたいものだけを信じ」て社会批評にまで手を出すあたり、前田さんは単なるプロ映画評論家に納まるレベルの方ではありません。
 その証拠に、実は上記感想文の前には、

 たとえば、日本経済の問題点を調べていけば借金の総額に誰もが唖然とする。だがより調べればそれが財務省による数字のトリックで、まだまだ挽回可能なものであることも同時にわかるだろう。ただし、より興味を持って追求していけば、そんな解決策を採用する政治はこの国にもう存在せず、もはや大増税の暗い未来しか事実上存在しないことを知ることになる。
 こんないやな気持ちになるくらいだったら、国や経済の事など最初から考えず暮らしていたほうが、よっぽど幸せなのではないか。

と、映画と本格的に無関係な政治批評をしています。これが『インセプション』を読み解くためのわかり易いたとえ話であるだけでなく、政治批評と政治提言になっているのです。いっていることを要約すると、何も考えない馬鹿は幸せ、となりますが。

 前田さんの政治社会批評はよく登場します。最近では、『トイ・ストーリー3』の批評にもありました。次のように(一部抜粋)。

 このシリーズは、おもちゃたちの視点で描かれるが、それを利用したテーマ性の高さも見事なもの。捨てられるおもちゃたちには、リストラ渦巻くアメリカの労働者たちの境遇が重ねられている。現在オバマ政権は必死に数字合わせでカバーしているが、かの国の失業率は最悪レベルである。
 この作品のおもちゃたちは、自分たちのできる事、生業をしっかりとわきまえており、「子供たちのために役立ちたい」「働く場所がほしい」と居場所を探し続ける。
 社会の中で生きる人間にとって、もっとも幸せなものは何かという主張が込められている。それは、失業の危機と隣りあわせの、現代のアメリカの労働者たちにも必ず届くメッセージである。

 世相を切り取った見事な批評といえます。しかし、失業に怯えるお父さんが子供を連れて『トイ・ストーリー3』を観に来たら、観終えてからが大変です。グッズをねだる子供たちと真剣に戦わなければならないのですから。子供を楽しませると同時に大人を励ますような映画を作るディズニーとは、親からすると鬼のような商売をする会社でもあります。
 前田さんのような観点で『トイ・ストーリー3』を観ますと、その結末は結局、「選ばれた者だけが勝者となる」という情け容赦のない物語です。大半の情けない大人は、捨てられる側に入るのですから。失業した大人は、とりあえず働かなきゃならないので、働く場所に文句いってられないと思うのです。従って前田さんのような社会批評的観点から『トイ・ストーリー3』を見れば、バズたちは、自らの境遇を自覚できない駄目な大人といえます。
 しかし、バズたちは納得してあの保育園に異動したわけではありません。そこで、バズたちは北朝鮮による拉致被害者みたいなものと考えてみます。実際は強引に拉致されたわけじゃありませんけど、結果的に拉致されたようなものですし、保育園を決死の覚悟で脱出しようとするのは脱北するようなものですし。『トイ・ストーリー3』を拉致被害者の会の方々に観てもらうとまた違う感想が出るのじゃないかと思います。『クロッシング』と同時に観てもらうと、びっくりするくらい異なる見方ができると思います。神様は、選ばれし者のところにしか現れないのです。
 『トイ・ストーリー3』は、大人も感動できる感動作かもしれませんが、非情で残酷な作品でもあります。

 まあ、何にしろ、前田さんは凄い映画評論家だ、ということです。日本の映画評論家社会の裾野の広さに驚きます。

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2010-07-14

カナザワ映画祭2010のラインナップ決定!!

 今年のカナザワ映画祭2010のラインナップが、公式ブログにて遂に発表されました!


かなざわ映画の会の日々是映画→カナザワ映画祭2010 世界怪談大会

 今年の映画祭の副題は、「世界怪談大会」! おお~。「オカルト」がテーマだって以前いっていましたが、さらに怖く、「世界怪談大会」ですか! 恐怖映画、残酷映画好きとしては、それだけで超アがります。
 さて、そのラインナップは――
 上記リンク先から抜粋。

【トークイベント】
 9月18日(土)
  ・横山茂雄(稲生平太郎)×高橋洋

 9月19日(日) 
  ・小池壮彦の怪奇映像講義(聞き手:東雅夫)
  ・中山市朗×福澤徹三×東雅夫の怪談鼎談

  怪談専門誌「幽」イベントも深夜に開催 主催:「幽」編集部
  豪華ゲストが登場予定!詳細は近日発表予定

 9月20日(月・祝)
  ・平山夢明×ライムスター宇多丸×高橋ヨシキ

  怪談新耳袋殴り込み!Lost Tapes
  ・ギンティ小林×豊島圭介×田野辺尚人

【上映作品】
 日本怪談
  ・『海魔陸を行く』
  ・『おらあカッパだ』
  ・『吸血鬼ゴケミドロ』
  ・『怪談せむし男』
  ・『空気の無くなる日』
  ・『邪願霊』
  ・『女優霊』
  ・『リング』
  ・『降霊』

 米国怪談
  ・『スクワーム』
  ・『巨大生物の島』
  ・『ゼイリブ』
  ・『パラダイム』
  ・『エクソシスト ディレクターズカット版』
  ・『クトゥルーの呼び声』

 韓国怪談
  ・『チャウ』

 中国怪談
  ・『夜半歌聲』
  ・『夜半歌聲続集』
  ・『霊幻道士』

正直、微妙

 トークイベントには全く興味が湧かない。つか、今までも映画祭中のトークイベントは全て無視してるから(上映とトークイベントがセットだったもの以外)、ここは私にとって休憩時間ですな。怪奇現象は、その話にノれるかノれないかで信憑性が決まります。私は怪奇現象には全く興味がないので、今回のトークイベントには今まで以上に興味がありませんね。

 肝心の上映作品は……これも微妙ですねぇ。たとえば黒沢清監督の『降霊』は幽霊描写が素晴らしいと思いますけど、映画祭向きでしょうか? 「爆音上映」をまた行うのなら、是非とも『叫び』にしてほしかったものです。
 西洋の怪談は……うーん。ジャック・クレイトン監督の『回転』とか基本的な作品も入れておいて良かったような。あと、『スクワーム』があるなら、『ミミズバーガー』を是非とも入れてほしかったです! 『ミミズバーガー』好きとしては!! 「爆音上映」向きに『サスペリア』も入れてほしかったです。音楽的には、『エクソシスト』より、ジェリー・ゴールドスミスさんの『オーメン』の方が観たかったかも。
 ついでに中国映画に、『スクワーム』と似た(いや、全く似ていないか)『人蛇大戦・蛇』があっても良かったような。強烈な因果応報の話ですし。

 「爆音上映」をまた行うようですけど、古い映画の場合、音響設定を上手に合わせないと、「爆音」を楽しむどころか耳障りなだけになります。子供の騒ぐ声とか、高音域を使う音は、最近の映画なら問題ありませんが、古い映画だと高周波がキンキン響いて耳を塞ぎたくなる程です。それは『叫び』に於ける音の効果と別次元の問題です。前回の映画祭で上映された『釈迦』が最も酷く、あれなら普通の音響上映の方が良かったと思うくらい。今回の「爆音上映」ではそこら辺の問題がクリアされていることを願います。
 それに正直、金沢コロナシネマの音響は爆音と同じかそれ以上に良いと思います。「爆音」に設定していないので耳障りな音は絶対に発せられませんし、高音~低音まで綺麗に出ています。「爆音上映」の方が低音域が大きくて『宇宙戦争』のような映画は楽しめるかもしれませんが、音楽が重要な『AKIRA』は「爆音上映」には向いていませんでした。それは「爆音上映」が悪いのでなく、設定が悪いのだと思います。
 スピーカーとかお金のかかる問題なんでしょう。お金のかかっている金沢コロナシネマの方が圧倒的に有利です。それに今回のラインナップには「『爆音上映』の意味があるのか?」という疑問も抱きます。
 噂程に「爆音上映」は凄いものではない、と思うのですが……

 ラインナップが決まる前は期待感に胸を膨らませ、決まった後は難癖を付ける。観客とは勝手なものです。主催者は大変です。かなざわ映画の会の皆様、頑張って下さい。何だかんだいって今から大いに期待しています。
 映画祭に合わせてもう9月の勤務に休日申請をしてますし!

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tag : カナザワ映画祭

2010-07-11

今こそ観るべき大傑作映画、それは……

 『トイ・ストーリー3』を初日に観た。感動した。
 やはりピクサーは凄い。もうジブリと並び、追い越したんじゃないかと思えるくらい、凄い。いや、宮崎駿監督が現役で頑張っている限りそれはないだろうけど、制作会社としてはジブリを追い越した。宮崎監督は人材育成にもっともっと力を注いだ方が良いと思う。『借りぐらしのアリエッティ』はジブリの今後を考える上で重要な作品になるだろう。
 ということで当記事の題名にある「観るべき大傑作映画」は、『トイ・ストーリー3』のこと――ではない。『トイ・ストーリー3』を観た後、ななな何と! 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』を再度観た。どう考えても酷い駄作なのに、何かが気になって気になって、もう1度観た。そしたら、何が気になっていたのかわかった。

 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は駄作だ。正真正銘の超駄作だ。歴史に残る駄作だ。いっちゃ何だけど、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』を真面目に面白いと思う人は馬鹿だ、と断言してもいいくらいの駄作だ。1年経とうが十年経とうが百年経とうが色褪せない駄作だ。あれ? でも、それ、私の評価基準からすると、賞味期限長いってことじゃない?
 観直して確信した。『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、駄作だけど、そんじょそこらの凡作を気楽に上回る――じゃなかった、下回る真の馬鹿映画なので、実は賞味期限の長~い作品だ。駄作は駄作だけど、その駄作っぷりゆえに歴史に残る作品だ。「踊る大捜査線」の映画シリーズは今までの4作品とも駄作だったけど、遂に歴史に残る駄作をものにした。これは、とっても評価してあげるべきじゃなかろうか。

 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』のクライマックス――爆発したビルの中、瓦礫やガラスが降り落ちる中から青島が真奈美様を背負って出てくる場面――で真っ先に連想したのは、『252 生存者あり』の最後の場面だった。
 私は、過去、『252 生存者あり』を褒めていた。あまりの駄作っぷりに、むしろ絶対に観るべきだ、と。
 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』と『252 生存者あり』は、とにかく脚本が酷いという共通点がある。無意味なスローモーションで間延びさせる演出が随所にあるのも共通点だ。無駄に登場人物が多くて収拾がつかなくなっているのも同じ。音楽が無駄にやかましいのも同じ。裏設定がありそうなのに、明かされないままの展開があるのも同じ。そもそもあらゆる展開がぶつ切りなのも同じ。そして、最終的に何の映画なのか忘れしまうのも同じ。

 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、マリファナを吸って観ると大傑作に思えるかも、と前回の記事で感想を述べたけど、マリファナなんてなくても負の大傑作だった。駄作っぷりに真面目に怒っちゃもったいない。あの駄目っぷりを楽しむべきだ。
 何が気になって再度観たのか、そして何がわかったのか。それは、私は物凄い駄作映画も大好きだ、ってことを自分自身忘れていたのだ。『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』を真面目に批判してしまったけど、そんな評価軸を用いる作品じゃなかった。久しぶりに捻くれ根性が喜んで顔を出すくらいの作品だ。
 真面目な映画ファンは怒るだろうけど、絶対に大きなスクリーンで観た方がいい。人によっては「駄作っぽいし、どうせTV放送されるし、わざわざ金払って観に行く必要はない」と評価を下しているようだけど、それは大間違い。あの駄作っぷりを、真の駄作っぷりを正しく味わうには、金を払ってスクリーンで観た方がいい。
 つまり、今こそ観るべき大傑作映画は、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』のことだ!

 そのうち『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の感想文をひっそりと修正しておこう……

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tag : 踊る大捜査線

2010-07-08

『踊る大捜査線 THE MOVIE3』は、マリファナで推奨映画

 『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』を観た。
 前作から7年も経ったけど、ファンにすれば待ちに待った続編だ。私も『踊る大捜査線』はTV版から大好きで、携帯動画以外は、全て観ている。映画版第1作目が作られた時なんて、物凄くワクワクしたものだ。が、映画版は全て超駄作。ゆえに、映画は諦めてTVドラマとして戻ってきてもらいたかった。こちらとしてはいつでも続編を待ち望んでいるってのに、7年ぶりに現れたのはまたもや映画版。予告編から「死ぬ気になったら~」とか妙な意気込みを感じさせる台詞を覗かせ、ファンの期待を煽るどころか不安を煽る。
 果たして、不安は的中した。酷い。酷すぎる。ファンに対するプレゼントというより、嫌がらせのような作品だった。しかし、それゆえに、シリーズ最高傑作ともいえる。

 とにかく罵倒してもしたりないくらい、さすがフジの映画だなぁ、とその低クオリティぶりにむしろ感心する酷さだけど、ある場面からその評価はアクロバティックに全力で一転する。
 それは、小泉今日子さん演じる真奈美様を護送している場面。なぜか真奈美様の台詞にエコーがかかっている。いや、あれは軽いダブ処理ではないか。となれば、あの場面はマリファナをやりながら観るべきなのだろう。そういえば織田裕二さんが歌う主題歌「Love Somebody」はレゲエだ。その歌詞はこうだ(一部抜粋)。

あの日見た夢の続きを今も憶えているから
あてもなく過ごす日々をどうにかこうにか切り抜けた
大切な人を忘れないように生きるのも難しいさ
僕らはせめて同じ時代を生きていることを感じたい
僕をみつけた時から求め続けていることは1つだけ

また逢える日の約束をしよう
言葉が足んなくたって響き合ったね
同じリズムで
どんなに遠くに離れても
風に耳を澄ませば聴こえ続けている詩はひとつだけ
いつも負けないように 心に誓おう

むう、これは真奈美様に響く歌詞ではないか? 真奈美教の人々が大合唱していてもおかしくない。英語歌詞部分は、「誰かを愛そう、ずっと愛そう」と歌う。ねばねばねばねばねばねばねーばれっつらごー、だ。実は「Love Somebody」は真奈美様のテーマ曲だったんじゃないかと。
 無意味に杭で警察署の扉をガンガン叩く場面がスローモーションになるのも、実はダブなんじゃないか。

 もしかしたら、みんなでマリファナを吸って作ったのが『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』なのかもしれない。そう考えれば全ての辻褄が合う。物語がテキトーなのも、演出がテキトーなのも、マリファナのせいだ。そうそう、劇中で登場する謎の煙(毒ガス)もマリファナから連想したに違いない。副題の「ヤツらを解放せよ!」の真意は、「マリファナを解禁せよ!」と読める。
 何かハイテクな現代っ子を敵視しているのも納得だ。健康診断の話題ばっか使うのも納得だ。
 最後の最後で、健康であることが判明した青島が安心してタバコを吸うのも、実はタバコよりもマリファナの方が健康に良い、ということを暗に仄めかしているのかもしれない。何て深読みできる傑作なのだろうか!

 青島が真奈美様に「誇りがない」というけど、そりゃ本作を作っている関係者全員にいいたい台詞だ。でも、ま、別にいっかー。だってラリって作ったんだもん。どうでもいいよねー。
 誰が見ても駄作な本作、「何でこうなったのか?」が疑問だ。本広克行監督は、余談の余地がないくらいに駄目な監督だけど、それでも本当にこれで良いと思って本作を撮ったのか? 脚本の君塚良一さんは、本当にこれが面白い物語だと思っているのか? 疑問は尽きない。はっきりいって、本作は下手なミステリーよりも謎深い。マリファナが関係しているのか、いずれたぶん業界通の人が明かしてくれるだろう。「煙は会議室に充満しているんじゃない、現場に充満していたんだ!」とか。
 何もかもがテキトー極まりない『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、予想以上にヒットしないだろう。それは作品の出来が悪いからではない。日本でマリファナが合法化されていないからだ。マリファナの煙が充満する中で鑑賞すれば、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、ダイアモンドの原石が輝くように評価を上げるだろう。
 上映時間が40分は長いと思うので、もっと挿話を減らせば面白さは普通程度には上がると思うけど、マリファナでラリって観ることを考えたら、2時間半の上映時間は短いくらいだ。青島が湾岸署の扉を杭でガンガン叩く場面が延々と1時間くらいあって、真奈美様の説教場面が延々と1時間くらいあったら良かった。もっともっと夢のようにテキトー極まりない映画になっていれば歴史的傑作となったのに。
 それでも、何十年経っても色褪せない貫禄のある駄作っぷりなので、映画館で楽しむべき。大ヒットしてほしいなぁ。

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2010-07-04

善意が国を滅ぼす

 こないだ我が金沢市で菅直人首相が街頭演説をしていました。内容は相変わらず酷いもので、もちろん自民党はもっと酷いのですけれど、いや、甲乙つけ難い酷さですか。

 「ぶれてない」を強調していましたが、ぶれないリーダーほど怖いものはありません。完璧超人でもない限り間違って当然なんですから、間違っていた時は素直に謝罪してぶれてほしいものです。「ぶれてない」を強調する時点で「駄目だコイツ」と思います。ぶれてるぶれてないを問題にするマスコミの罪も重いですが。
 でも、菅首相の「駄目だコイツ」ぶりはそれだけではありません。「一国の首相がこんなこといっていいのか?」と思うような発言をしていました。

asahi.com→「財政破綻したとき、誰が困るかご存じですか」―菅首相

 上記リンク先から抜粋。

 財政が破綻(はたん)したとき、誰が困るかご存じですか。あの大金持ちのカルロス・ゴーンさん(日産自動車社長)は、(日本から)いなくなりゃいいんですよ、簡単なんですよ。

何がどう簡単なのかさっぱりわかりませんな。日産は名誉毀損で怒らないんですかね?
 菅首相は民主主義というより、社会主義なのでしょう。ゴーン社長は物凄く高額な役員報酬を貰っていますが、その額がゴーン社長の価値より高ければ、株主が文句をいえば良いのではないでしょうか? なぜ首相がケチをつけるのか、理解できません。

 菅首相は消費税の増税もいっていますが、意見が右往左往しているようで、上げるのは間違いないのでしょうが、どのように上げるのかしっかり考えてない様子。消費税を上げて基礎年金分を賄うようなことをいっていたと思いますが、今上げた分は、今の高齢者分なので、将来の高齢者分はその時にまた上げなければいけません。なので、消費税増税で基礎年金のアイデアは難しいように思います。また、社民党とかは「消費税を上げたら年金受給者が可哀相」とかいってますが……あれ? 年金の受給額ってスライドするんじゃありませんでしたっけ? 消費税が上がれば、受給額もその分だけ上がる仕組みだったような。そうだとすれば、消費税を上げる際に、年金受給額も上げる(年金受給者の負担を減らす)のか、受給額を上げない(年金受給者にも相応に負担をしてもらう)のか新たな議論が登場します。そこらの問題を隠したまま増税の話をされても困ったものです。
 ニュースを見る限りでは、「財政難だから増税も致し方ない」と思う人が多いようですが、細かいとこにツッコミを入れないと、良かれと思って選んだ選択肢が悪い結果を生みます。
 まあ、財政難だから税率を上げるのは理解できますが、それで景気回復とか理解できません。負の所得税の話をしているのかと思えば、「低所得者には税金分だけ全額還付する方式」とかいってて、意味不明です。年金問題で真っ先に行うべき対策として納税者番号制がありますが、それもまともに議論できなくてどうやって「税金分だけ全額還付」をするのか。どうやって消費額を計算するのでしょうかね? まずは日本にもインボイス方式を導入するのでしょうか? とりあえず低所得者向けにリップサービスをするにしても、とりあえずすぎです。

 アホな議論が続くなぁ、というものには「児童ポルノ規制」問題もあります。

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テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

2010-07-03

日本戦よりも興奮した

 ウルグアイとガーナの試合は興奮した。

 延長の後半、最後の最後でハンド! ゴール前の大混戦の末、「ああっ! 入った!」という決定的瞬間、思わず本能的に手を出しちゃったんだろうなぁ。「負けるくらいなら、レッドカードくらい!」と。バレーボールのアタックだ。
 そして、当然のように、PK。ガーナはギャン選手が蹴る。ウルグアイにとっては一難去ってまた一難。それもまた絶体絶命の大難。延長戦の後半の時間は終わっていたから、決められれば、ウルグアイは反撃することもできず敗退決定。せっかくハンドまでして防いでも、もう駄目、ああ負けた、と誰もが思った。
 しかし、サッカーの神様は気まぐれだ。クロスバーに当たって外れる。ウルグアイのGKムスレラ選手は、サッカーの神様へ大感謝! その感謝っぷりときたら、爆笑してしまうくらい。クロスバーが人間だったら抱きついてキスしまくっていたんじゃないか、ってくらい大感謝してた。「ヤッベ、本っっっ当ぉーに、助かった有難うクロスバーぁーっ!」みたいな感じだったんだろう。翼くんは「ボールは友達」と名言を残したけど、GKには「ポストとクロスバーが友達」なのかもしれない。
 試合はPK戦に委ねられた。ウルグアイは、直前のPKでサッカーの神様から与えられた幸運を掴んだまま離さなかった。見事に2本を止め、ガーナに勝った。ガーナのメンサー選手の1本を止め、「これで勝ったも同然だ!」と安心した次のペレイラ選手が外し、「うわっ、意味ねー!」と思ったけど、ムスレラ選手は次のアディイアー選手も止めた。

 ハンドによるPKを決められなかったのがガーナには痛い。PK戦ではギャン選手は見事に決めていただけに、あそこで決めていれば。世界ランキング32位のガーナが16位のウルグアイ(最近はパッとしないけど優勝候補の一国だ)の拮抗した試合ぶりと、PK戦で決まったのが何となく日本とパラグアイの試合を思い出させた。
 ブラジルとオランダのバタバタした試合も面白かったけど、歴史に残る試合は、ウルグアイとガーナの試合だろう。

 深夜~早朝までサッカーを観ているから、仕事も眠いし、他に何もやる気が起きない。でも、ウルグアイの「ハンド→PK外れる→クロスバーに大感謝」には元気を貰えたような気がした。うん、今日はスッキリしている。

テーマ : FIFAワールドカップ
ジャンル : スポーツ

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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