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2009-11-28

のりピーがトニー・モンタナを演じたら凄いのに

 携帯電話の契約サービスで、毎日新聞の「ニュース便」というものを毎日朝・昼・夕の3回配信してもらっている。毎回その時点での注目ニュースを3本取り上げており、といってもニュースの本文はなく、2行の見出しだけで、本文を読みたければ「ニュース便」のサイトにアクセスするしかないんだけど、見出しだけでも結構便利で、新聞のTV番組欄を見るみたいに、それで世間の注目ニュースを知ることが多い。今日(11月27日)の昼のニュース便に、またのりピーさんの記事があった。のりピーさんは離婚したいらしく、でもそれは難しい、という記事だった。

スポニチ→のりピー離婚難航も…夫、義父母が反対

 上記リンク先から抜粋。
 検察は先月21日、高相被告の初公判で「ここ1年間は2週間に1回の割合で繰り返し使用していて依存性が高い」として懲役2年を求刑している。酒井に覚せい剤を勧めた上、反省の色が薄いともとられかねない供述が多いため、実刑か保護観察処分付きの厳罰が下るかどうかが焦点。
 判決公判は当初、今月12日に予定されていたが、鹿児島・奄美大島の音楽イベント会場で拾ったとする覚せい剤の没収手続きが必要とされたため、27日に延期されていた。この間、高相被告は今後、クラブDJとして音楽活動をしていく意向を知人らに話している。
 私の興味は、2人の離婚なんかにゃ全くなく、いつまで高相祐一被告は「自称」のプロサーファー扱いなのか、という点だ。「プロ」でないのなら、「元プロ」か「アマチュア」で駄目なんだろうか? なーんか、マスコミの「自称」扱い、しつこい。
 あと、高相被告はクラブDJとして音楽活動したいそうだけど、「覚醒剤DJ TAKASO」として食べてくつもりなんだろうか? DJ TAKASOが回していれば覚醒剤も回りそうだから人気でそうだけど、パーティやレイヴが無駄に警察から注目浴びそうだ。
 さらに、「2週間に1回の割合」は依存性が高いかなぁ? やっぱ「嗜み」って感じだよ。タバコや酒を「2週間に1回の割合」で味わっていても誰も依存しているとは思わんだろ。嗜みで覚醒剤は可能なんだろうね。

 スポニチのニュース記事を眺めていたら、他にものりピー関連記事があった。

スポニチ→のりピー映画原作の梨元氏「訴訟ならば争う」

 上記リンク先から全文引用。
酒井の覚せい剤事件を描くドキュメンタリー映画「刹那」(監督笠原正夫)の製作発表が26日、都内で行われた。
 芸能リポーターの梨元勝氏(64)が先月出版した「酒井法子 隠された素顔」(イースト・プレス)が原作で、酒井に逮捕状が出た8月7日から判決までの経過を作品化。しかし、主演予定だった元宝塚歌劇団の女優から今月25日になって出演を断られたという。代役は女優の街田しおん(37)が務め、来年1月に公開予定。映画化をめぐり、梨元氏は「(酒井側と)訴訟になったら争いますが、そうなることはないと思います」とした。
 おお、「話題の事件が即映画化されるとは、珍しく動きが早いな」と思ったら、梨元勝さんの本を原作とした映画なのか。この記事だけだとどんな映画になるのかわからないから、さらに。

asahi.com→酒井法子さん事件映画突然の主演女優交代

 上記リンク先から抜粋。
 芸能リポーター梨元勝氏の著書「酒井法子 隠された素顔」を原作に、子持ちバツイチの週刊誌女性記者が酒井さんと自分を重ねながら同事件を見つめる内容。
 ドキュメンタリー風に作ろうとしていることはわかった。「子持ちバツイチの週刊誌女性記者」という設定からして、物凄く面白くなさそう。監督の笠原正夫さんは、石原真理子さんが主演・監督の『ふぞろいな秘密』のプロデューサーだ。もうそこからして駄作であることが確定。内容からして、携帯小説の映画化と同レベルっぽい。話題性の熱が冷めないうちにさっさと作ってさっさと公開して小金を稼ごうとしている醜い魂胆が見え見え
 梨元さんは梨元さんで、「訴訟になったら争います」なんて息巻いているのはいいけど、恥ずかしい人だなぁ。あんな駄本で小金を稼ぎ、明らかに駄作決定の映画に喜んでる。

 ていうか、話題性を狙うなら、のりピーさん本人を主演にすればいいのに。何で他人を使うかなぁ?
 どうせだから、『スカーフェイス』のトニー・モンタナばりに覚醒剤をキめるのりピーさんを描けっての。そーじゃなきゃ映画にする意味なんてねーっつーの。腕に注射器が刺さったまま踊り狂うのりピーさんや、鼻からの吸引をやり過ぎて鼻血が溢れて血の海になって溺れるのりピーさんなんかを描いてこそ映画でしょ。金取るんだから、それくらいサービスするべきだ。事実に基いた、中途半端に倫理的な映画に価値はない。製作陣は麻薬に関する知識も全くないだろうし、事前に調べるようなこともしないだろうから、絶対に時間の無駄な映画になるよ。
 こんな醜い芸能界に住んでいたら麻薬くらい手を出してもおかしくない。
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テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

2009-11-26

絞りカスマーク

 車に乗っていると、他人の運転に色々と不満が出る。「若葉マーク」や「もみじマーク」の人々が下手なのは当然、というのにも不満が出る。一生ずーっと無期限で初心者でいるべき人がたくさんいるし、「若葉マーク」付けてるからって図々しい人がたくさんいるし、「もみじマーク」つけてるからって図々しい高齢者もいる。
 そもそも“免許を取得すべきじゃない人”が取得しすぎている。どんなひどい学校で習ったんだ、と苦情をいいたいくらい下手っぴな“初心者じゃない人”が多すぎる。取得にかかる費用をもっともっと高額にするか、費用を下げて試験をもっともっともっと困難にしてほしい。とにかく、マトモに運転できないような人が多すぎてムカつく。

 「もみじマーク」が不評といわれ結構経つ。そもそもだ、あれが「もみじ」だと最初はわからなかった。「しずく」かと思っていた。何の「しずく」なのかわからんが、何も知らされずに「もみじマーク」を見せられたら、「オレンジジュースのマーク?」とか思いそうだ。人によってはとっても瑞々しいマークに見えてしまう。だから、そのマークが何で問題になるのかさっぱりわからん。

asahi.com→もみじマーク変更デザイン案を募集 警察庁

 上記リンク先から抜粋。
 警察庁は19日、70歳以上のドライバーが表示する高齢運転者標識の新しいデザイン案を一般から募集することを決めた。
 同庁が4月、もみじマークについて一般にアンケートしたところ、70歳以上では「気にいっている」と「まあまあ気に入っている」が55%だった一方、「あまり気に入っていない」「気に入っていない」が42%あった。年齢層が下がるほど不満の割合が高かったという。
 こうした不人気を受けて、デザイン一新を検討。「ベテランドライバーを象徴し、高齢者が誇りを持って自らの意思で表示したくなるもの」を基本に、11月20日から来年1月8日まで募集することにした。
 もみじマークは、「表示すると嫌がらせの対象になる」「一律義務化はおかしい」などと批判が強まり、デザインにも「枯れ葉のようだ」と反発が出た。
 どんな高齢者が苦情を申し立てているのか知らないけど、本当に苦情をいっている高齢者がいるんだとしたら、高齢者だけに頭がボケてるんでしょ。駄目だよ、ボケ老人のいうことを真に受けちゃ。

 運転技術に関する標識にすぎないのに、デザインなんてどうでもいーだろーに。「枯れ葉のようだ」って意見に関しては、初心者が「若葉」だから高齢者は「枯れ葉」なのは、納得できる対照だ。「嫌がらせの対象になる」という意見もあるようだけど、そもそも「もみじマーク」対象者の運転が嫌がらせに思える場合が多いっつーの。
 後期高齢者医療制度の問題でも図々しい高齢者がたくさんいたけど、その問題化はわかる部分が多かった。「もみじマーク」の問題化は全く理解できない。「ベテランドライバーを象徴し、高齢者が誇りを持って自らの意思で表示したくなるもの」なんて意見、頭悪すぎだよ。ベテランドライバーだからって運転技術が優れているとは限らないし、誇りなんて持ってもらいたくない高齢者はたくさんいるし、自らの意思で表示する必要がないのは義務だから当然のことだ。本当にそんなことをいっている高齢者がいるとしたら、物凄く馬鹿なのかボケているかのどちらかだ。そんな高齢者は、「枯れ葉」でなく、「絞りカス」だよ。

 こんなどうでもいいことに無駄な予算を注ぐってんだから、余程お金が余っているんだろう。どうせお金が余っているんなら、運転技術の程度によってマークを作り分けてほしいもんだ。赤ちゃんマーク、成人マーク、高齢者マークと3種類くらい作ってさ。
 赤ちゃんマークの人は高級車とかカッコイイ車を運転できないようにするとか。車はカッコイイのに運転が下手クソなのは最悪なんだよ。高級車に乗ってるくせに、駐車場に入れる時、何度も何度も前進と後退を繰り返し、最終的にはドアを開けて後ろの確認したりする奴とか、すっげーカッコ悪ぃー。そんな奴いるせいで待ち行列できたりして、イライラする。下手クソは身の程を知れ。誰の迷惑にもならないように事故死してほしいよ。
 本当、ムカつく運転が多すぎる。

テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

2009-11-24

ウホウホッ! カルピス的なゲイ漫画

 本屋で色々と新刊を物色していたら、一際目立つ表紙の漫画があった。山川純一さんの『ウホッ!!いい男たち2 ヤマジュン・未発表作品集』だ。
 こーゆーの↓
ウホッ!!いい男たち2 ヤマジュン・未発表作品集 (fukkan.com)山川 純一(2009/11/16)
ウホッ!!いい男たち2 ヤマジュン・未発表作品集 (fukkan.com)
 相変わらずインパクトのある表紙だ。迷わず購入。

 私は当然、第1巻も持っている。復刻ドットコムで予約して。最初の復刊の時には買い逃し、Amazonで買おうと思ったらレア価格になっていて(2万円近くしていたような)、いくら何でもこの価格はねーな、と思っていたら再び復刊ドットコムで予約受付を開始したから迷わず予約し、定価(復刊価格)で買えた。
 その後、Amazonを見てみたら、まだレア価格での出品のままだったから、親切心で「復刊ドットコムで再販売されたから、このムカつくボッタクリ価格では絶対に買わないように!」て感じのカスタマーレビューを送ったら、掲載拒否された。今、Amazonを見てみたら、やっぱボッタクリ価格が存在する。定価の在庫がまだあるってのに、定価の3倍近い価格はないと思うぞ。
 第2巻も既にレア価格が付いている。でも、普通に本屋に在庫があるくらいだから、まだまだレア価格で買う必要はないだろう。2倍以上の価格を付けてる店は、市場を見ているんだろうか? 買取時にそれだけ高額買取をしたのだろうか? どうせなら定価の在庫がなくなるまで寝かしておけばいいのに。

 で、第2巻だ。また復刊価格だからか定価が高い(これについては批判しない)。が、本そのものは薄い。第1巻の半分以下。じゃあ何で価格が高いかというと、初回限定版には付録「やらないかバンダナ」が付いているから。
 こんなの↓
「やらないかバンダナ」
 ヤマジュンキャラがみっしりとプリントされ、その上に、
やらないか」、
腹の中がパンパンだぜ」、
男狩り」、
などと魅惑的な台詞がみっちりとプリントされている。「チャンピオンREDいちご」の付録並みに使う機会に困る品物だ。嬉しいやらいらないやら。
 内容は、未発表作品集ということもあり、正直、出来はイマイチ。印象的なキメ台詞、印象的な物語、印象的な展開、印象的なコマ、印象的なキャラなどがげっそりと減り、第1巻に比べると現代アート的なポップ感も減り、一般向けでなくなってしまった(そもそも一般向けではないか)。だから付録で価値の底上げを図っているんだろう。が、それでも独特の魅力がなくなったわけじゃないので、面白いことは間違いない。任侠と暴走族な漢臭い設定で安定感のある、スカッと爽快にカルピス味な実用性第一のゲイ漫画でございますよ(私は実用してないけど)。それに、やはりレアな作品集だし、放っといたらレア価格になってしまうので、ちょいと定価からして高いけど、ファンは迷わず買いでしょう。

 ちなみに購入した本屋は、ブック宮丸。復刊ドットコムから第2巻発売情報のメルマガが届いていたんだけど、すっかり忘れてしまっていたのに、まさかの本屋での出会い。しかも初回限定版。石川県のオタク文化を支えていただけはある、見事な品選びでございます。

 復刊ドットコムでも購入できるので、一応、リンクをば。
復刊ドットコム→『山川純一(ヤマジュン)』 復刊特集ページ

テーマ : 漫画の感想
ジャンル : アニメ・コミック

2009-11-23

実行力のある人は素晴らしい

 遅ればせながら、知っている人はもう知っていると思いますが、TVの「探偵ナイトスクープ」で「『シェラ・デ・コブレの幽霊』を観たいんじゃー」と駄々をこねて大成功させたブログ「鴫野2.0」のネルソンさんの記事で、再び『シェラ・デ・コブレの幽霊』が公然の秘密上映されるらしいことを知りました。

鴫野2.0→95個目の記事の投稿、そしてあの映画の上映会が開催されマス。

 私はたま~に、『シェラ・デ・コブレの幽霊』の現況はどうなっているのか気になって検索したりするのですが、今回も同様で、ネルソンさんの「鴫野2.0」を見たら、上映会の記事があったじゃないですか!
上記リンク先から抜粋
ホラー映画を愛して止まないある方々の手によって…ななななななな、何と! フィルム所有者である添野さんと調整、ここにめでたく上映会の開催が決定したんですよね~。
 そそそそそりゃ何と! 本当に驚きです。英語で記事を作れば海外からも人が来ること間違いなしでしょ。
 開催者は、ここの人↓
ホラー映画向上委員会→MebiusRing上映会のお知らせ 「シェラデコブレの幽霊」

 観客の許容人数は80席以下。少なっ! 少なすぎるっ!! 私も『シェラ・デ・コブレの幽霊』記事を作ったからよ~くわかるのですが、ちょいとTVで取り上げられただけでも閲覧数が百倍以上になるくらいに注目されるってのに、80席未満!?
 だからか、「鴫野2.0」でネルソンさんはこういっています。
・DVD化に非協力的な人は観ないで欲しい

 この上映会を開催する背景には、フィルム所有者である添野さんの希望でもある、『シェラデコブレの幽霊』のDVD化を実現させたいという思いがあります。私が観た後はレア度を高めるためにも無くなってしまった方が良い、くらいに思っているのであればその人は勝手なことを言えば観て欲しくない。きっと開催に力を注いで来た全ての方との思いとも相反する考えだと思いますので。

・観賞後はより多くの人に今回の話をして欲しい

 上映会を開催したことがDVD化へ直接に繋がるか知りませんが、少なくともこのことによって認知度を高めることは出来る筈です。鑑賞された方にはなるべく多くの方にお土産話を披露して頂きたいと思います。勝手なことを言えばブログなどといった情報発信ツールを持っていればなおよしです。

・本当に観たい人だけ観て欲しい

 何とも抽象的な願いだとは承知していますがその通りなんですよ。会場のキャパシティや皆さんからお金を取らないということからも、どれだけ多くの人が願ったところで様子された席数は80に届きません。

 ラッキーで観れた僕が言うのも何ですが、テレビ番組に依頼するほど観たかったいうことで堪忍、本当に観たくて観たくて夜も眠れないという人だけ観て下さい。
 いいたいことはわかります。とってもよーくわかります。正しい。間違いなく正しい。全面的に賛成です。

 私も再び観たいところですが、既に素晴らしい環境で観られることが叶っているのですから、遠慮するべきですね。
 行動力のある人々は、素晴らしい。私はというと、こんなしがないブログで記事を作るくらい。しかも他人の記事を使ってるだけ。手抜き感に溢れています。
 なので、とてつもない熱気に包まれるイベントとなることを願って止みません。そしてそれがソフト化に繋がることも願って止みません。少しずつですけど、ソフト化に向けて運気の良い方向へと流れているような気がします。Wikipediaにも項目ができてますしね。
 開催に尽力している方々、頑張って下さい!

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

tag : シェラ・デ・コブレ

2009-11-20

マイケル・ジャクソンにギュンギュンします!

 マイケル・ジャクソンさんの『THIS IS IT』を観て、改めて気付かされたことがある。私は昔からマイケル・ジャクソンさんが大好きだったってことに。

 映画を観て以降、ハマっているというかやり直しているゲームがある。もちろん、メガドライブ版の『ムーンウォーカー』と、ドリームキャストの『スペースチャンネル5パート2』だ。
 メガドライブ版と別にアーケード版の『ムーンウォーカー』もあるけど、さすがにこれはできない。確かアーケード版はクォータービューだった。両者ともに共通するのは、マイケル・ジャクソンさんの曲が流れ、要所要所でダンスするって点。つーか、いちいち動きがちゃんとマイケル・ジャクソンさんしている。そして、映画の『ムーンウォーカー』を踏襲している。これがとっても楽しい。メガドライブ版でも足や手からキラキラ~と光りの粉が飛び散ったりするし、技を使うとみんな踊ったりする。はっきりいって馬鹿ゲーとして有名だと思うけど、私は大好きだった。棚の中に片付けたまま十年以上使っていないメガドライブを引っ張り出して遊んでいる。
 ドリキャスの『スペースチャンネル5パート2』(パート1にもちょいと出ているけど)はまさにマイケル・ジャクソンさんにぴったりなゲームだ。画面の登場キャラが踊る振り付けとタイミングを丸暗記してそのままトレースするってだけのゲームなんだけど、これがかーなり面白い。要は音ゲー。ここでマイケル・ジャクソンさんが局長として登場する。マイケル・ジャクソンさんはセガ好きで、わざわざ声を収録しての登場。しかも、マイケル局長と一緒にダンスするステージもある。正直、けっこう難しいけど、振り付けが完全に一致した時の達成感といったらないね! 主役のうららの「ギュンギュンします」という台詞も良かった! そう、『THIS IS IT』を観た時の感想は、一言でいうと、「ギュンギュンします!」だ!

 PVも見直している。随分見ていなかった映画『ムーンウォーカー』、PV集の『ヒストリー』と『ヒストリーVol.2』。
 マイケル・ジャクソンさんが全盛の頃、新作PV(本人はショート・フィルムといってたっけ)が出る度に興奮していたものだ。「すげぇすげぇ!」って。真似も頑張ってしてみたり。

 CDも聴き直している。毎日ほぼマイケル・ジャクソンさんの曲ばかり聴いている。ジャクソン5のも。
 完全新作アルバムを出さなくなってからは、徐々に興味が薄れて行った。その頃から、醜聞ばかりが取り沙汰され、特に個人的に大きかったのは、ブリットアワードでパルプジャーヴィス・コッカーさんがマイケル・ジャクソンさんを愚弄した事件。正直、「よくいった!」と思った。だって、あの当時のマイケル・ジャクソンさん、おかしくなってると思ったもん。今は……よくわからない。よくわからなくなった。
 色々と出ているベスト版は持っていないので、マイケル・ジャクソンさんのアルバムは『デンジャラス』まで。正直、当時は時代遅れだと思っていた音なんだけど、流行がぐるりと周ったおかげで今ではど真ん中に聴こえる。

 ところで、私のマイケル・ジャクソンさん再評価の時期は、実は死去したことや『THIS IS IT』よりも前にあった。ダ・パンプが司会をしていた「スーパーチャンプル」というTVのダンス番組だ。あれに登場するダンサーのマイケル・ジャクソンさんへのリスペクトぶりが、「マイケル・ジャクソンは今でも偉大なる伝説なんだな」と思わされた。マイケル・ジャクソンさんと一緒に踊ったことがあるってだけのダンサーが特別ゲストとして迎えられ、皆から超尊敬されてたから、本家本元のマイケル・ジャクソンさんへの尊敬の念は神扱い。そして、元Folder三浦大知さんの登場がその思いをさらに後押しした。
 アイドルグループの1つでしかないFolderなんかには全く興味がなく、「ああ、また沖縄からSPEEDみたいなのが出てきたな。二番煎じの出し殻」程度の認識だったんだけど、三浦さんだけは違った。まず、歌が巧かった。「和製マイケル・ジャクソン」と呼ばれるのも納得だった。そして、変声期を迎えたためにFolderから脱退し、「三浦大知」としてソロ活動するようになってからが本領発揮って感じだった。
 ダンスの巧さが、日本人のアーティストとしては際立って巧かった。アクロバティックな動きを極めるようなダンサーと比べれば物凄くはないんだけど、マイケル・ジャクソンさんと同様の、動きの“キレ”で勝負するダンスの巧さだけなら、世界レベルなんじゃないかと思えた。1回観ただけであっという間に三浦さんのファンになってしまった。一目惚れだ。そして、その動きがマイケル・ジャクソンさんを彷彿とさせ、改めてマイケル・ジャクソンさんの凄さを再認識したのだ。「三浦大知は凄いけど、マイケルはもっと凄かった」と。
 今でも三浦さんには注目している。正直なところ、どの曲も、曲がイマイチだと思う。普段なら見向きもしないタイプの曲なんだけど、ファンになってしまうとバイアスがかかって凄く良く聴こえる。実際、音は厚めだし、それなりに世界規模での流行を捉えていて、悪くはない。それに何より、三浦さんの歌声が贔屓なしで本当に素晴らしい。変声期を越えても、あの歌声の素晴らしさは、日本の男性ポップス・アーティストの中でも最高峰だろう。そして、アルバム初回版に付いてくるDVDで見られる、三浦さんのダンス! あれを見るためだけにアルバムを買う価値はある!!
 まだ大ブレイクには至っていないけど、三浦さんは今後、もっともっと上がるアーティストでしょう。マイケル・ジャクソンさんはもういなくなったけど、彼が世界中にばら撒いた種子は、至る所で花を咲かせている。三浦さんもその1つだ。プロデューサー次第で凄いことになると思うのですよ。

 三浦大知さんのPVがYouTubeにあったので貼り付け。
三浦大知 「Inside Your Head」

 これは未編集バージョンなので、ダンスをじっくり楽しめる。ちょっと画面が小さいのが惜しいところだけれども。

テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

2009-11-18

観る作品によっての映画館選びは重要ですね

 マイケル・ジャクソンさんの『THIS IS IT』をまた観た。というか、実は既に3回目になる。観れば観るほど、感動してしまう。3回も観たの今年は他にクリント・イーストウッド監督・主演の『グラントリノ』しかないんだから。

 3回も観たのは、マイケル・ジャクソンさんが好きってのも当然あるんだけど、映画館によって感じ方が異なるか試したかったから。で、これがすっごい異なった。良い映画館で観ないと『THIS IS IT』の良さがわからないことを本当に実感した。
 1回目の鑑賞は、金沢駅前にあるフォーラス内のイオンシネマ金沢
 2回目が、イオンかほく内のシネマサンシャインかほく
 そして3回目が、アピタタウン金沢ベイ内の金沢コロナワールド内の金沢コロナシネマワールド
 一番良かったのは、金沢コロナシネマワールドだった。最も最近できたシネマサンシャインかほくが一番かと思ったんだけど、総合的には金沢コロナシネマワールドの勝ち。
 映画館の良さを決める要素は、
  ①映像・音響の良さ、
  ②椅子の快適さ、
  ③上映作品の多彩さ、
  ④売店の品揃え、

の4つ(私にとっては)。

 ①は、やっぱどうせなら映像と音響が優れていた方がいいに決まっている。環境が良いと作品の価値を底上げすることもあるし。
 ま、これは当然ながら新しい映画館の方が優れている。かわいそうだけど、最も貧弱なのは、ユナイテッドシネマ金沢だ。『THIS IS IT』を観るのにユナイテッドシネマ金沢を利用するのはオススメしない。最新の映画館はシネマサンシャインかほくで、デジタル上映なので、映像は最も綺麗。なんだけど、音響は「新しい映画館だけにずば抜けて良かった」というわけでなく、音量が小さく、低音も小さい感じだった。
 私は『THIS IS IT』には映像の良さよりも音響の良さを求めるので、音響の違いが作品の価値すら変えてしまうと思っている。その点で良かったのは、金沢コロナシネマワールド。低音に厚みがあり音が柔らかく音量も大きかった。

 ②は、長時間拘束される以上、快適さは物凄く重要。
 昔の映画館の椅子に比べたら今時の映画館の椅子はどんなとこでも最低限の快適さがあるけど、一度いいものに慣れてしまうと、欲が出てくるのが人間とういもの、さらに上もっと上を求めてしまう。
 石川県の映画館で最も椅子が快適でないのは(駅前シネマは除く)、御経塚サティ内の御経塚ワーナー・マイカル・シネマズだ。椅子が硬い。背もたれが高く、頭部を乗せる部分が硬く、背の低い高齢者には向いていない。同様に、私からすると悪くはないんだけど、椅子のクッションが強くて背の低い高齢者に向いていないのがイオンシネマ金沢。どちらも足が床に届かず、疲れてしまうようだ。頭部を乗せる部分が硬かったりクッションが強かったりすると、首が前に押しやられる感じになり、これまた疲れる原因になってしまうようだ。平均的な身長以上ならば特に気にならないことなんだけどね。
 座り易いのは、ユナイテッドシネマ金沢なんだけど、可もなく不可もなくって感じ。背の低い高齢者にも好評だったのは、金沢コロナシネマワールド。椅子の幅が広く、椅子の上であぐらを組むことも余裕でできる(太ってなく背の低い人なら)。クッションが強すぎず弱すぎず、ふかっとしていて丁度良い。前の座席との間隔も広く、足を組むのも楽。

 ③は、マニアックな作品を上映してくれるかが重要。
 昔と違って最近は、シネコンだから家族向け女性向け作品ばかりと侮ってはならず、意外とマニア好みの作品を1本くらいはどこの映画館でもかけてくれる。ただ、「ここでしか観られない」というのをどの映画館もやっているので、映画好きとしてはありがたい反面、たとえば『ファイナル・デッドサーキット3D』を観るためにシネマサンシャインかほくまで20Km以上の道のりを歩く羽目にもなり、困りものでもある。でも、まあ、我がままはいえないので、ありがたいと思っておこう。

 ④は、何本も続けて観ることだってあるから、飲食物の品揃えは結構重要。
 個人的にはポップコーンよりもポテトチップスの方が嬉しいんだけど(昔の映画館の売店は普通の菓子メーカーの袋菓子が売っていた)、どこもポップコーンしか売ってないから、その出来が重要だし、ホットドッグやフライドポテトなどのホットフードの充実さも重要だ。
 ポップコーンは、金沢コロナシネマワールドの出来が最も良い。塩くどくなく、口の中でじゅっととけるような軽さが良い。
 金沢コロナシネマワールドは、ホットフードにフライドポテトを売っていて、他にフライドポテトを取り扱っているのは、ユナイテッド・シネマ金沢とシネマサンシャインかほくがあるんだけど、これまた金沢コロナシネマワールドのが最も良い。マクドナルドのよりも美味しいくらいだ。
 金沢コロナシネマワールドは、その他に、最近はハムカツが登場し、これまた美味しかったし、ホットドッグも4種類くらいあり、どれも他の映画館より美味しい。さらに、映画館内にペットボトルの飲料自販機があるのも良い。これで、いちいち売店でカップの飲料を買わずに、コンビニとかで買ったものを持ち込んでも良くなった(本当は駄目だろうけど)。
 サティ内にスーパーマーケットが入っているのでワーナー・マイカル・シネマも飲食物には困らないけど、あくまでも映画館内にこだわるなら、金沢コロナシネマワールドが最高。

 というわけで、金沢コロナシネマワールドは、私の独断と偏見から①~④の全てにおいて他の映画館よりも良いと思う。難点は、私の家からだと遠くて、10Kmくらいあるから移動に1時間半はかかってしまうこと(徒歩の場合なので、自転車を使えばその半分で行けるけど)。それでも『THIS IS IT』のような映画を観るためなら苦労する価値はある。
 他にも映画館選びの要素には、多用な割り引きサービスがあるか、ポイントカードがあるか、家からの距離が近いか、などがある。
 割り引きサービスの豊富さでは、ユナイテッドシネマ金沢が飛び抜けている。特に設備にこだわらないのならユナイテッドシネマ金沢が最も割安で観られる。10月までは観る度に割り引きチケットを貰えて、毎回毎回千円で観れる上に、“お試しサイズ”のポップコーンか飲料のどちらかをタダで貰えていた(チケットの有効期限は確か10月末までだった)。ただし、イオンシネマ金沢は平日の初回上映とレイトショー上映は、会員だと千円になるので、そこを狙えば殆ど千円で観られるから、時間が合えばイオンシネマ金沢が最安。
 ポイントカードは、ワーナーのスタンプ形式のポイントカードが5回観れば1回無料になる制度なので得だけど、割り引きサービスが貧弱なので、私は殆どワーナーを利用しない。イオンシネマは千円で観る機会が多いので得だけど、その場合のポイントサービスは、基本的に10回観て1回無料なので(ポイント2倍の曜日もある)、総合的に考えると6回観て1回無料になるユナイテッドシネマ金沢が最も得。でも、お得度に関しては、使い分けれよく、「ここが一番!」というのはない。
 家からの距離は……私は、根性で何とかなるので、考慮しない。

 映画館を変えて『THIS IS IT』を3回観たら、やはり映画館の設備の良さは作品の価値をも左右することがよーくわかった。『THIS IS IT』のような音楽映画の場合は特に。
 石川県在住の人は、『THIS IS IT』を観るなら、金沢コロナシネマワールドがオススメ。

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

2009-11-16

私ヤバイ

 これこれこれ。

産経ニュース→【島根 女子大生遺棄】行きずりの犯行か 交友関係に不審者なし

 上記リンク先から抜粋。
 島根県立大1年の平岡都さん(19)の遺体が広島県北広島町の臥龍(がりゅう)山に遺棄された事件で、両県警の合同捜査本部が、行きずりの犯行との見方を強めていることが12日分かった。平岡さんの交友関係で犯人につながる有力な手がかりは得られなかったという。
(中略)
 手口の残忍さが犯人の本性を現していると判断し、レンタルビデオ店でホラー映画を借りた不審な客がいないかも調べ始めた。
 レンタル店なんて利用していないから私は大丈夫だ! と、ここでそんなこといってる時点で駄目だ!

 ホラー映画を観ただけで不審者とは……馬鹿だねぇ。
 そりゃあ自慢じゃないけど、ホラー映画好きな私は残忍な手口を考えられますよ。残忍な手口の殺人事件を見れば、他人事なら大喜びで楽しめますよ。はっはっはー、こりゃまたすげぇ犯罪者が現れたなぁ、おっもしれー、と。馬鹿な犯罪者やつまらん手口の殺人事件を見ると、ちったぁホラー映画でも見て研究しろ、とイラっとするし。でもそれだけで不審者扱いされたらたまったもんじゃない。
 この論理でいうと、性犯罪があったらアダルトビデオをレンタルしている奴が不審者になるし、目玉が飛び出ている他殺死体があったら「ルーニー・テューンズ」のアニメを見ている奴が不審者になってしまう。誰だって不審者になる可能性がある。こえーこえー。
 不審者にならないには、趣味嗜好を持たないことかもしれない。感情だって邪魔だ。無趣味で、好きなものなし、嫌いなものもなし、感動することもなく、怒ることもなく、笑うこともなく、何かに興味を抱くこともない。そんな人ならば不審者になることはないだろうな。でも、そんな人はむしろ不気味だ。

 島根県と広島県の住民は大変だなぁ。大丈夫かね、こんな無能の警察がいて。両県のレンタル店は、是非とも警察が無能に描かれている作品を大量にオススメしてもらいたいものですな。
 たとえば国民的大人気漫画である『名探偵コナン』。あれ、日本一の「警察が無能」を描いている作品だと思う。いっつもガキんちょが事件解決してんだもん。警察なんてコナン少年の一挙手一投足に驚いたり感心したりしてばっか。警察の皆様、もっと怒った方がいいよ! 『名探偵コナン』を見ている人は反警察的だから要注意だよ! いざとなったら警察を裏切る行動を取る可能性が高い。みんな怪しい! 逮捕だ逮捕だぁー!

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

2009-11-15

『ファイナル・デッドサーキット3D』は、死に様のファミレス映画

 『ファイナル・デッドサーキット3D』を観た。楽しかった~。
 いつも通りにオープニングに前菜(大惨事)があって、その後、メインディッシュ(多種多様な死に様)を堪能する、いわば「死に様のレストラン映画」っぷりは健在。いや、安っぽいから、「死に様のファミレス映画」か。でも、その安さが私には丁度良く、とっても美味しかった。シェフを呼んできて下さいっ!

 「オモロ死に様もの」として世界最高峰の「ファイナル・デスティネーション」シリーズの最新作は、遂に「飛び出すオモロ死に様もの」へと進化。正しい。とっても正しい進化だ。『オーメン』から始まった死に様を強調する演出(あれより前にもインパクトのある死に様を描く映画はあったけど、エポックといえるくらいにインパクトのある死に様を“集めた”映画は『オーメン』が最初だろう)の、正統な進化といえるだろう。
 潰され、轢かれ、焼け、真っ二つになり、木っ端微塵になり、知力の限りを尽くしたオモロ死に様が描かれるだけなら、昨今のホラー映画には珍しいものではない。「ファイナル・デスティネーション」シリーズよりも凄い死にっぷりを描く映画なんて無数に存在する。しかし、ただ死ぬのではなく、「死が追いかけてくる」という設定が良かった。特に第2作目である『デッドコースター』の、ドミノ倒しのように、何かが起きた結果、逃げようがなく死に包囲されるってのは新しかった。たぶん殆どの人は『デッドコースター』をシリーズ最高作と評するだろう。

 第3作目の『ファイナル・デッドコースター』(こちらは第1作目の『ファイナル・デスティネーション』のジェームズ・ウォン監督と脚本家のグレン・モーガンさんが再び集った映画)がイマイチの出来だったので(『デッドコースター』の影響を引きずるような形で、思い切り(派手さ)が足りず、第1作目の『ファイナル・デスティネーション』と『デッドコースター』の中間で中途半端な作風になったのがいけなかった)、いくら3Dにしたからといっても『ファイナル・デッドサーキット3D』には期待できなかった。しかしそこは『デッドコースター』のデヴィッド・リチャード・エリス監督と脚本家のエリック・ブレスさん(この人はバタフライ効果をそのままに使った『バタフライ・エフェクト』を監督したくらいだから、そうとうバタフライ効果のアイデアが気に入ったんだろうな)が再び集ったんだから、期待できないどころか、期待を裏切るわけがないという確信があった。しかも3Dだ。『スネーク・フライト』を作った我らがエリス監督作が悪いわけがない。んだけど。
 エリス監督の前作『アサイラム 狂気の密室病棟』は、かなりつまらなかった。『デッドコースター』、『セルラー』、『スネーク・フライト』と職人監督として見事な結果を残してきただけにとても期待したんだけど、それは続かなかった。職人監督だけに、脚本の出来に左右されるのだ。エリス監督だから、というだけで傑作になるわけじゃない。
 そして悲しいかな、実は『ファイナル・デッドサーキット3D』の脚本の出来はかなり悪い。それに引きずられるように、作品の出来も悪い。

 オープニングの大惨事は見事だ。けど、『デッドコースター』より出来は落ちる。その後のオモロ死に様も面白くて楽しめるけど、これまた『デッドコースター』より出来は落ちる。そして何よりも、全体的に物語がテキトーすぎて面白くない。「ファイナル・デスティネーション」シリーズは『オーメン』的なオカルトの面が強かったのに、そこはかなり希薄に。物語はあってないようなもの。ただ単に「死に様のファミレス映画」と割り切ってしまえば楽しめるのかもしれないけど、それも無理。3Dのせいで
 せっかくの3Dなのに、その3Dの演出が足を引っ張ってる。基本がしっかりとパワーアップした上で3Dになったのなら良かったんだけど、3Dにしなきゃならない制約のために基本がパワーダウンしてしまっている。3Dになってパワーアップというよりは、基本がパワーダウンしたのを3Dで補っているだけ
 パワーダウンと思える要因は、物語のつまらなさにあるのは当然として、死に様に目新しさがなかったことにもある。第1~3作目までに見たことのあるような死に様しか登場しない。ちゃんと「死に様会議」を開いたのか疑問だ。「ピタゴラスイッチ」のようにじわりじわりと追い詰めて追い詰めて、最後に肩透かしさせてからドカン! てのが『デッドコースター』の面白さだったのに、上映時間がたったの84分しかないからか、上映時間の短さはとっても評価できるんだけど、練り上げ方が全く足りない。焦らす展開が殆どない。
 演出に迫力がなかっただけでなく、特撮の出来も悪い。CGの出来が特に悪く、出だしの大惨事の場面で、サーキット場の天井が崩れるショットが特に悪かった。CGを使えば何でも演出できるようになったのはいいけど、そこに重量感がないと、ちっとも臨場感がないんだよね。予算がなかったのかなぁ?
 また、オープニングタイトルでのシリーズの死に様を骸骨のワイヤーフレームのCGで表現し直すアイデアは良かったけど、結末の死に様までそれにする必要はなかった。「来た来た来た来たぁっ!」と最後にデカイ死に様が演出されることにワクワクしたのに、いきなり骸骨ワイヤーフレームに切り替わってお終い。何だよあれ! ガッカリだよ!!
 残酷度はシリーズ最高だし、娯楽度もシリーズ最高だけど、面白さはシリーズ最低。惜しい。とっても惜しい。そしてその惜しさに拍車をかけるような問題がある。

 3Dメガネが邪魔だった。私が観たシネマサンシャインかほくでは、3D上映にXpanD方式のメガネを使っているんだけど、これが使い辛いのだ。映画館側のコストはかからなくて便利なようだけど、観客からすると、大きくて重いため、時間が経つにつれずり下がってくるし、鼻梁が痛くなる。そのために適切な定位置が見つからず、鑑賞中に何度もメガネの位置を変え、最終的にはずーっと手で押さえて観た。液晶シャッター方式だから、画面が暗くなってしまうのも欠点。観客としてはRealD方式のメガネの方がチープであっても軽くていい。
 あと、3D上映だから字幕は見辛いため、吹き替えになってるだけど、この吹き替えが物っ凄いド下手。主人公の声は誰かと思ったら、ココリコの田中直樹さん。田中さんは可もなく不可もなくだったんだけど、ヒロインの声を演じている里田まいさんって人が凄い下手だった。さらに、呑んだくれ親父の声なんか、はるな愛さんだよ? エンドクレジットの後に吹き替え版のキャストとスタッフの名前が表示されて初めてわかったよ、はるな愛さんがオッサンの声担当してたって。それ、映画ファンにとってもはるな愛ファンにとっても得ないよね? 配給会社は何を考えてこんな吹き替えにしたんだ? 田中さんとはるな愛さんの起用が「死に様のファミレス映画」に何の味付けをするってんだ? 不味くしてるだけじゃないか。どんな馬鹿が考えたんだその企画を。シェフを呼んで来い! 怒ってやる!!

 作品そのものは楽しいし、面白い。大きなスクリーンで人間が多彩な死に方をするだけでも楽しいのに、それを3D映像で楽しめるんだから、嬉しくないわけがない。だから、映画館に行って観る価値はある。というか映画でしか本来の価値で楽しめない。
 が、しかし、2千円(シネマサンシャインかほくはこの価格だった)という割高な料金を払ってまで観る価値は、ない。重いXpanD方式のメガネと下手糞な吹き替えのことを考えると、2D版の字幕版を作ってほしかった。メガネと吹き替えの下手さが気になって、映画に集中できなかったもん。特に私は、映画館まで7時間近く、距離にして往復で40Km以上歩いて観たからか、そこまでして観る価値はなかったと思った。映画には、観ている間だけでも何もかも忘れさせてくれるような娯楽を期待しているのに、「余計なことしやがって」としか思えなかった。

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : ファイナル・デッドサーキット3D

2009-11-12

『THIS IS IT』は、最高の最終話

 マイケル・ジャクソンさんの遺作『THIS IS IT』を観た。全身全霊をかけて挑んだロンドン公演のリハーサル、生きていた最後の数日前までを映したドキュメンタリー映像となれば、それは遺作と呼んで問題ないだろう。

 はっきりいって、映画として観るものではない。映像的な喜びは全くない。音楽映画として、ライヴを最高の状態で切り取ったライヴ・ドキュメンタリーとして観るものでもない。音楽的な興奮も全くない。曲はぶつ切りだったりするし、リハーサルにすぎないので、マイケル・ジャクソンさんも全力で歌っていない。同様に、最高のパフォーマンスを楽しめる、ダンスの教科書的なものとしても価値はない。やはりマイケル・ジャクソンさんは全力を出していない。軽ぅ~く流している感じ。マイケル・ジャクソンさんの珍しい姿や発言を多数見られるわけでもないので、舞台裏のドキュメンタリーとしての価値もない。だから、マイケル・ジャクソンさんのファンでない人には単調極まりないと思う。

 『THIS IS IT』は、いうなれば、最高の第1話があって、途中が丸ごと存在しない、未完成の最終話だ
 物凄く想像力が豊かな人でもなければ、最終話だけを見てその作品が素晴らしいかどうかは判断できない。しかも未完成だし。だから『THIS IS IT』はファンでない人には何が良いのかさっぱりかもしれない。逆に、ファンにとっては想像力を最大に働かせて楽しむことのできる大傑作となる。
 ファンにしか、大傑作にできない。ファンにしか、この未完成作品を完成作品に到達させられない。映された映像の先、あった筈の未来に、想いを馳せ。

 最も素晴らしい、涙が溢れて止まらない場面は、最後の場面だ。
 曲が最高潮になる瞬間――音を止めさせ、自分の時間を楽しみたい、と指示を出す。ここが自分の世界なんだ、と。ジャケットのボタンをとめたり外したり、観客を見回したり、指を鳴らしたりして、ゆったりと時間を楽しみ――再び音を鳴らす。
 あの、マイケル・ジャクソン世界を演出する場面。日本のアーティストなら矢沢永吉さんなんかが似合いそうな、自分を魅せる演出のカッコ良さ。あの場面に「マイケル・ジャクソン」の全てが凝縮されていると思う。あの場面を最後の最後に持ってきたケニー・オルテガ監督の判断は素晴らしい。

 ここまで素晴らしい『THIS IS IT』だけど、物凄い不幸な作品でもある。最後のコンサートであるロンドン公演の映像だからだ。
 考えてみてほしい。マイケル・ジャクソンさんは、アメリカ人だ。アメリカで生まれて育って、人気を取ったアーティストだ。それなのに、なぜ、最後のコンサートがロンドンだったのか。ベスト・アルバムの『KING OF POP』もアメリカ版は発売されなかった。アメリカには、もう活躍する場がない、と思っていたんじゃないか? 保守的な白人社会では、もうマイケル・ジャクソンさんは不気味がられて、純粋に活躍できないと思っていたんじゃないか?
 保守的な人が多い場所では、マイケル・ジャクソンさんは受け入れられないのかもしれない。しかし、変身願望の具現化でもあるマイケル・ジャクソンさんは、人種や性別の関係なくハマることのできるポップ・スターだった。ある国や人種や性別に自己同一化ができなくても、マイケル・ジャクソンさんに自己同一化することは可能だ。だからというわけでもないだろうけど、黒人社会は最後までマイケル・ジャクソンさんを擁護していた。黒人は意外と今でも白人的になろうとする人が多い。マイケル・ジャクソンさんみたいに肌を白く、というわけじゃなくて、髪をストレートにするとか、その程度だったりするんだけど。誰でもない誰かの代表。誰にでもない誰かのために歌われる――ポップスには、そーゆー側面がある。その最高峰に立っていたのが、マイケル・ジャクソンさんだ。最高峰すぎて人間の域を超えてしまってる感もあるけど。
 日本ののりピー被告報道を見ていてもわかるけど、ポップ・スターは歪みの象徴だ。自己同一化の歪み。そんなスターが健全なわけがない。マイケル・ジャクソンさんはその歪みを全面的に受け入れ、かつ最高の形で具現化しようとしていた。そして、崩壊した。
 ジャクソン5の頃から人種を問わず皆を魅了し――つまり与えるだけ与え、次第に奪われるだけ奪われるようになり、遂には居場所がなくなってしまった。それが、ロンドン公演であり、『THIS IS IT』の正体でもある。『THIS IS IT』で再三登場するマイケル・ジャクソンさんのエコなメッセージには辟易するけど、それだって歪みの結果ではないだろうか?

 完璧で最高のステージを構築しようと頑張る姿、それをマイケル・ジャクソンさんは見せる気はなかったろう。しかし、期せずして『THIS IS IT』の形となり、地に足の着いたマイケル・ジャクソンさんを見ることができ、「単なる変人」でないことがわかるようになった。最後の場面で、いかにマイケル・ジャクソンさんがポップ・スターであろうとしてるかが、とてもとてもよくわかる。
 歪みを全て受け入れるような世界的なポップ・スターは、もうマイケル・ジャクソンさんで最後になるだろう。単なるリハーサル映像にすぎないけど、ポップ・スターであろうとしている世紀のポップ・スターの姿を見るために、特に最後の場面のためだけにでも、観に行く価値のある作品だ。できれば、ソフト化されるまで待たずに、可能な限り設備の良い映画館で観た方がいいと思う。

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tag : ThisIsIt

2009-11-11

のりピー被告には幸福薬が必要

 既に賞味期限切れの感があるのりピー被告のその後の報道が相変わらず続いているようで、朝、時刻と天気予報を見ようとTVを点けたら、続報をやっていた。いわく、「前途多難」と。
 のりピー被告は介護師を目指しているそうだけど、「そんなに甘いものじゃない」とか批判されてる。芸能界に復帰しようにも、「反省の色が見えなきゃ駄目」だとか「みそぎが終わってない」とかいわれてる。んで、離婚する話も当然のように報道されてる。そもそも「薬物依存症は簡単に治らない」とまでいわれている。
 つまり、どうすりゃいーの? のりピー被告は薬物依存症なんでしょ? たかだか月間にして数回程度の使用で依存もクソもねーんだけどさ(「麻薬は趣味です」と断言しちゃえば依存症にならないよ。「ご趣味は?」「麻薬を少々嗜んでおります」とか)、依存症の人を治すには周囲の優しい理解って必要だよねぇ? だのに、復帰は難しいだの反省しろだの世の中甘くないだの簡単に薬物からは抜けられないだの、邪魔ばっかしてる。あー、気持ち悪いし、ムカつくし、ウザい。こんな世の中ならクスリで楽しくなりてーっつーの。つーか、あの偉そうな(私も偉そうだけど)ボケコメンテーターどもを薬物依存症にしてしまえ。

 有名人だから責任が重いという意見は少しは納得できるけど、その周囲で「こんなにも麻薬が蔓延している」報道をするマスゴミの報道はね、本当にゴミ報道だよ! あのね、悪い行動を抑えたい場合、「多くの人が悪いことをするので困っています」というのと、「みんなが規律を守っているので助かっています」というのと、どっちが効果ある? 当然、後者だ。選挙の投票率でたとえてもいい。悪い行動を抑えたいのなら、悪い行動を強調しないことだ。しかし、たいていは悪い行動を強調する。わかり易いのは「最近の若者」論ね。
 人間には理性があるし判断力もある。その判断力は、深い確かな知識と経験と冷静さに基いて行われることが多いけど、周囲の判断に誘惑されることもとっても多い。ある問題に99%の人が「A」と答え、1%の人が「B」と答え、正解は「B」だったとしても、正解を明かす前に「99%の人が『A』と答えています」と教えれば、1%の「B」の人は「A」に変更する可能性が物凄く高い。
 マスゴミの報道を見ていると、的確に視聴者を誘導しているとは思えない。悪い方へ悪い方へと誘導しているとしか思えない。

 麻薬は悪いものだ。でも、どうして? 心と身体を駄目にするから? じゃあ、心にも身体にも優しい麻薬を開発すりゃあいーんじゃないの? 適度な使用を心がけるなら、人生を楽しくさせてくれる麻薬を開発して販売すりゃあいーんじゃないの? つまり、現状の酒やタバコのように。そうすりゃ裏社会絡みの麻薬問題はかなり減る。税率を高めに設定して販売すりゃ、政府だって助かる。それの何が悪いの? おかしいなぁ、こんだけ医療技術が高まっていて、心と身体に優しい麻薬――麻薬という言葉が悪いなら、幸福薬とでもいおうか――が作れないなんて。私は医療技術に詳しくないので、とんでもなく間違っている荒唐無稽なことをいっているのかもしれないけど、絶対にできない技術ではない筈だ。

 のりピー被告は、実際はどうか知らないけど、どん底に堕ちてしまわないよう、頑張るだろう。そこに世間がごちゃごちゃと批判的意見を出していたら、頑張れなくなるかもしれない。そこで頑張れないような心の弱さがいけない、という意見が出るだろうけど、批判ばっかしてたら、また麻薬に手を出すんじゃないの? 麻薬依存から抜けさせる一番の方法は、麻薬を必要としなくらいに楽しい人生を歩ませることだ。
 個人的な体験からいわせてもらうと、十年くらい前、エクスタシーが流行っていた頃、Eをやってた人はとってもフレンドリーだった。レイヴでEをやってる人がいると、非常に盛り上がって良かった。初対面なのに、人種や性別が違うのに、すぐに友達になれた(その場限りだとしても)。Eのせいでやたらとフレンドリーだった人が実は物凄い人見知りする上がり症で赤面症な人だったってこともあった。もちろん弊害だってたくさんあるけど、暴力沙汰は酒絡みの方が圧倒的に多かった。それに、私が大好きなダンスミュージックは、クスリの影響なしでは語れないから、どうしても私のクスリに対する見方には好意的なバイアスがかかっている。覚醒剤の問題をそれと混同したら拙いけど、そんな理由からのりピー被告の報道にはイラっとくることが多い。
 麻薬をやるってことは、楽しくなりたいからだ。ダイエットしたい理由の人もいるけど、それは明らかに間違った知識なので、無視。楽しくなりたいってことは、概ね楽しくない状況があるってことだ。ならば麻薬問題の解決策は簡単。麻薬に頼る必要がないくらいに生きるのが楽しくなればいいだけ。マイケル・ジャクソンさんの『THIS IS IT』を観ると、本当にそう思う。あの幸せな空間が続けば良かったのに、と。マイケル・ジャクソンさんは、着飾る必要がないくらいに輝ける大スターなのに、周囲がそれを潰したとしか思えない。
 マスゴミの報道を見ていると、そんな根本的なことが抜けていると思える。見ていて気持ち悪いしイラっとするしムカつくし、辛くなる。考えれば考えるほど、世論がこうやって形成されてしまうのか、と悪い方に考えてしまい、落ち込んでしまう。あんなマスゴミ報道を見ていて楽しめる人がいるとするなら、それは歪んでいると思う。マスゴミ報道をオーバードーズするとロクなことにならない。

追記:
 その後、ロンドンブーツ(?)の人が司会をしているバラエティー番組で、台湾の「清純派アイドル」が麻薬で堕落していったことを特集(?)していた。見たくなかったけど、友人が見てたので、内容が聞こえた。友人の家で晩御飯を食べている時のことだ。
 新聞のTV番組欄を見たら、ご丁寧にも「台湾の」を抜いて、ただ「清純派アイドルが麻薬で~」と記載されていた。誰がどう考えても、真っ先にのりピー被告を連想するよな。
 いくら視聴率を稼がなきゃいけない客商売だからって、品がなさすぎるよ。こいつらが他人の品を語っていいのか? フジテレビはのりピー被告にお世話になっただろうに、犯罪者となれば叩いてもいいと思ってんのか? 最低だよ。
 その番組は、友人に頼んで、即刻他のに切り替えてもらった。友人も別にその番組が見たかったわけじゃなく、晩御飯を食べる時に何となく寂しいからTVを点けただけだったそうだ。友人がその特集を楽しむような奴でなくて良かった。そうでなかったら、絶対に口論になっていた。

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2009-11-09

血肉が飛び散るのを23Km歩いて観る

 石川県に、また新たな映画館が誕生した(誕生したのは先月だけど)。イオンかほくにあるシネマサンシャインかほくというシネコンだ。最も新しい映画館だけはあり、音も映像も他のどこの映画館よりも最新設備なので、たとえばマイケル・ジャクソンさんの『THIS IS IT』を観るのはシネマサンシャインかほくが最も適している。3D上映もやっているので、最高だ。
 が、しかーし、たーだーし、場所が遠い! いや、かほく市近郊住民はいいだろうけど、私は金沢市民かつ街中に近い町住民なので、私んちからはすっごい遠い。距離にして23Kmもある。そして、私は車を持っていない。移動手段は、公共交通機関、自転車、徒歩。
 基本貧乏な私は、しんどくても移動は基本的に自転車か徒歩だ。遠くない限りは――私にとって「遠い」とは、10Km以上の距離を指す――徒歩だ。ちなみに私の徒歩速度をこないだ計ったら、早歩きで時速8Kmだった。23Kmも離れたシネマサンシャインかほくに徒歩で行くには、速度を落とさず休まずでも約3時間近くかかることになる。のんびり歩いたら6時間はかかりそう。自転車なら2時間以内ってとこか。おおう、遠いなぁ~。

 で、そんな遠ぉ~いシネマサンシャインかほくへ、徒歩で行って参りました。いや、何か挑戦してみたくなって。朝8時に出発して、11時過ぎに到着。正直、疲れた。もちろん行った理由は映画を観るためで、観たい映画は『ファイナル・デッドサーキット3D』でございます。
 何かね、3時間近くも歩いて疲れた身体で観るような映画では……ありましたね!
 血肉の吹き飛びを3Dで観たら疲れも吹き飛んだ!
 3D残酷映画最高!
 個人的には第2作目が最も面白かったので、あれを3Dで観られたら良かったんだけど、今回のも良かった。この手の「死に様映画」は、とにかくアイデア勝負なので、作れば作るほど「死に様」のアイデアが枯渇し、マンネリ化する。「ファイナル・デスティネーション」シリーズも然りで、第3作目は地味で少しガッカリな出来だっただけに、3Dである今作も期待薄ではあったんだけど、3Dにしただけでこれほどまでに「死に様」が面白くなるとは。いや、「13金」や「ジョーズ」でも3Dはあったからそれはとっくの昔からわかっていたことではあるけど、最近の『ブラッディ・バレンタイン3D』が魅せ方に於いて安直過ぎて失敗していたから、やはり基本の演出力とアイデアは重要だ。
 色々と不満はあるけど、3Dでしか、大きいスクリーンで観る3Dでしか味わえない楽しさ満載なので、是非とも映画館で観るべし! ソフト化されてから観ても面白さは大激減しますよ!

 ところで最近観た、絶対に酷いだろうなぁ、と予想していたら本当に酷かった、『サイドウェイズ』はヤバイ!
 題名からすぐにわかる、アレクサンダー・ペイン監督・脚本の『サイドウェイ』のリメイク。結構忠実にリメイクしているので、『椿三十郎』っぽくもあるんだけど、何というか、『HACHI』を観ているようだった。何しにリメイクしたのかさっぱりわからん。つーか、日本でこれを作る意味、全くないでしょ? ダサいんだよ、感性が。すえたオッサン臭がするっつーか。テレビ局映画は小説映画、漫画映画、アニメ映画に飽き足らず、遂に洋画映画を作るよーになったのか? もう最悪だよ!
 とりあえず、十年前くらいの「トレンディ・ドラマ」臭がすっごいする。連ドラの脚本家とか設定がダサいし、日本人でロードムービーなんて、カリフォルニアを舞台にせずとも作れるのに、海外ロケすると客が入ると思っている「トレンディ」っぷりがとにかくダサい。オッサン狙いなのか、オバサン狙いなのか、若者狙いでないことは間違いないんだけど、顧客層のどこを狙ってるのかさっぱりわからない。これでワインブームとか絶対ねーし。
 今の日本映画の歪さを見る上で必見ではありますな。終始、「ああー、何か気持ちわりー」という感じが味わえて最高です。どうせ日本で作るなら、ペイン監督の『ハイスクール白書』にすりゃあいーのに。それなら邦画で十分面白いもの作れたろうに……観る前か後に、『サイドウェイ』を観ることを絶対にオススメしますね。

 シネマサンシャインかほくからの帰宅時間は4時間近くかかった。往復で7時間近く。朝8時に出て、18時過ぎに帰宅。映画1本観ただけなのに、足痛いし、すっごい疲れた……

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2009-11-06

『プラン9・フロム・アウター・スペース』のリメイクは、『ドーン・オブ・ザ・デッド』風

 何となーく、以前に記事にしたエド・ウッド監督『プラン9・フロム・アウター・スペース』リメイクのことを今さら思い出したので、公式サイトを見てみたら、ありゃ、とっくの前に結構できてたんだ。そういや、09年09月09日にこだわってたの忘れてた。

公式サイト→PLAN 9

 予告編を見る限りでは、単なる走るゾンビ映画になっちゃってますなぁ。で、宇宙から変な謎の物体がやってきて。「えっ!? これがあの史上最低映画『プラン9・フロム・アウター・スペース』のリメイクなの!?」て感じな出来映え。

『PLAN 9』予告編


 おおー、普通だ……普通に駄目だ。何でこんな程度でリメイクをしようと考えたのか? やはり、元が元なだけに、「これなら俺でも簡単にリメイクできるぜ! しかも、史上最低なんていわれている作品だから、どれだけ下手糞なリメイクになって誰もケチをつけねーぜ!」という志の低さがあるんじゃないかと予想。
 ちなみに『PLAN 9』の公式サイトでは、原作を見ることもできたので、それも貼り付け。

『プラン9・フロム・アウター・スペース』を丸ごと

Plan 9 from Outer Space

 改めてじっくり鑑賞してみましょう……

 (鑑賞中)

 3時間後。
 うん、やはり素晴らしく駄目だ。何て時間の無駄遣い! 3時間も鑑賞時間がかかったのは、途中で何度も寝てしまったため。何度観ても(いや、複数回の鑑賞に堪えられる作品じゃないんだけど)、絶対に寝てしまう。これぞ最低映画。もっと駄目な駄作は山ほどあるけど、この愛すべき駄目さを醸し出している作品はそんなに多くない。そのリメイクである以上、『PLAN 9』も愛すべき駄目っぷりを踏襲しないといけないというか、気を失うくらいの凄い駄目さを目指すべきだと思う。
 監督をするジョン・ジョンソンさん(失礼だけど、名前からして駄目っぽいよねぇ)の他の監督作を見ても、どれも駄目っぽくて、しかしウッドさんほどの狂いっぷりのない普通な駄目さなので、せっかくの史上最低映画リメイクは期待を下回る結果になりそう。いや、原作よりも普通になっている分、リメイクには成功しているのか? うーん? 史上最低映画のリメイクの場合、もっと駄作になるべきなのか、普通に面白くするべきなのか……やっぱ、もっと駄作にすべきだ。

ジョンソン監督の予告編リンク→『The Vampires of Zanzibar
ジョンソン監督の予告編リンク→『Freshman Psych

 『The Vampires of Zanzibar』は見るからに酷いけど、嫌いにもなれないな……
 IMDbを見るとジョンソン監督は、『The Dark Tower』なる映画の監督をするようだけど、まさかスティーヴン・キングさんの『ダーク・タワー』ではございませんよね? 同名の全く別の映画ですよねぇ? だって、『The Dark Tower』の情報を見ると、主演が『Zombthology』なんて珍しいゾンビのバリューセット映画に出ている人だし、他の面子も『PLAN 9』絡みの人たちだし。そもそも確か『ダーク・タワー』の映画化はJ・J・エイブラムスさん手がけるから、絶対にジョン・ジョンソンさんなんかに声がかかるとは思えない。が、もしもキングさんの『ダーク・タワー』なんだとしたら、止めさせた方がよろしいのじゃございませんか、キングさん。

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2009-11-04

『私の中のあなた』は、空っぽの私の物語

 キャメロン・ディアスさん主演の『私の中のあなた』を観た。
 日本で大人気の「難病もの」なんだけど、そこはさすがに腐ってもアメリカ映画、邦画の「難病もの」とは違い、設定が正しく「現代的」であり、単なるお涙頂戴に終わっておらず、観る前から「これなら面白そう」と期待を抱ける。そんな「難病もの」は、邦画では『ちゃんと伝える』くらいしかないのだから、期待はかなり大きかった。

 2歳の頃に白血病であることが発覚した娘を助けるため、その両親は、ドナーが完全一致する移植用に遺伝子操作で新たに子供を“創る”。しかし、その“創られた”子が、自らの人権を訴え、姉への移植手術を拒否する訴訟を両親相手に起こす。両親は驚く。まさか妹は姉を助けたくないのか? 移植手術を拒否することは即ち姉を死なすことにしかならないからだ。しかし実は、姉妹には誰にもいえない2人だけの秘密の決意があった――

 粗筋だけ見ても、物語は掃いて捨てる前から腐っている邦画の「難病もの」と一線を画する。デザイナーズ・ベイビーを扱っているだけでも、邦画からするとSFみたいな設定だ。実際、『私の中のあなた』で重要なのはその設定。
 誰かを助けるために、身代わりとなって用意された存在。これは、たとえばスティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』も似たようなものだ。だからたとえば『私の中のあなた』は、舞台が科学の発展した未来で、妹がアンドロイドで、姉の死後、妹にその脳を移植し、姉の肉体は死滅しても心は生きている――そんなSF設定だったとしても似たような内容で作れてしまう。つまり『私の中のあなた』は、SFでは特に珍しくもない使い古された設定で、その姿形を変えただけのものでしかない。なのに面白いと思えるのは、登場人物それぞれに視点を変え、立場の違いから事態がどのように見えるかを描き分けている語り口の巧さにある。
 物語は、日本じゃ考えられない話だけど、想像はできるし、考えさせられる問題を孕んでいる。長女を助けるために妹を“創り”、その身体をいじる、一見すると非道な両親は、もちろん非道なわけがなく、物凄い葛藤を抱えている。病気の姉、その姉を“助けるためだけ”に存在する妹、その両者の間で存在感を失っていく弟、子供たちも三者三様に悩みを抱えている。特に、妹が両親を訴えてからは家族間がギスギスしてしまう。が、みんな、良かれと思って行動している。少しでもみんなの幸せのために、最善の行動を採ろうとしている。家族の周囲にいる、親戚や医者たちも、解決には程遠いけど、最善を尽くす。素晴らしい人間ドラマだ。
 ありふれた物語をSF的設定で作り、見事な語り口で描いた物語は、とっても感動的で、また衝撃的だ。が、それは原作である『わたしのなかのあなた』の話。映画はお世辞にも成功しているといえない。

 まず、映画は原作の脚色に失敗している。意味不明の場面がかなりある。長男が夜の街を徘徊している場面など、長男絡みの場面は、その行動の説明が全くなく、「何じゃこりゃ?」と、原作を読んでいないと意味不明すぎる(特に長男が病院の屋上から絵を破いて捨てる場面は意味不明な上に非常識だ)。弁護士がいきなり癲癇でぶっ倒れるのも意味不明というか不要だ。何つーか、気分だけの場面が多い。それに何よりも結末。原作と全く異なっているんだけど(死ぬ人が違う)、あれじゃあ「私の中のあなた」という題名の意味がない。
 「私の中のあなた」は、単純に考えると、「死んでもあなたは私の中に生き続けている」という古今東西使い古されたありきたりの意味に捉えてしまうけど、実は違う。原作だと、文字通りの意味で、「私の中のあなた」なのだ。そして原題である「My sister's keepper」の意味を考えると、映画の演出は納得できるものじゃない。原題を直訳すると「私は姉の番人」となるから、これまた簡単に考えると「確かに、妹が姉の命を守ってるものなぁ」と思えるんだけど、原題の意味はそうじゃない。よくある兄弟の世話を巡っての親子喧嘩の内容みたいなものなのだ。
 「あんたのお姉ちゃんなんだから、助けるのは当然でしょ!」
 「私だって好きなことしたいよ! 私が好きなことしちゃ駄目なの!? 私はお姉ちゃんの番人なわけ!?」
 まあ、そんな感じの会話に登場するような、「私は姉の番人」であって、間違っても『ボディガード』みたいなものではない。つまり、鼻で笑って、「はっ、知ったことか」というような嫌味の意味がある。原題にはそーゆー辛辣な意味があって、同時に誰もが考える優しい意味もあって、原作にはそれがあって映画にはない。映画はただ単に甘々だ。

 SF要素、法廷劇の要素、「難病もの」、家族愛、恋愛、色んな要素が詰まっていて、とっても面白そうなのに、実際はとっても薄ぅ~い印象しかない。特に法廷劇の要素が寂しすぎる。はっきりいって、なくても構わないんだもん。盛り上げるためのフックにはなっているけど、それだけ。途中から放置プレイ。すっごい中途半端。
 何でそんなことになってしまっているのかというと、登場人物や物語や世界がみんな優しいように描きたいから。いや、そりゃあね、優しい世界の方がいいですよ? でも、そんな起伏のない物語を面白くするのはかーなり難しい。やっぱ敵というか嫌な奴が登場してくれないと盛り上がらない。だのに、『私の中のあなた』にはそんな要素が全くない。悪い奴といえそうなのは、せいぜいで母親くらいなんだけど、それにしたって本当の悪人じゃないし。みんな優しい人ばかりで、この世は優しいのです、めでたしめでたし……って、そんなの面白いわけないじゃん!
 結論としては、結末を変えてしまってのが何よりも悪い。原作の辛辣さが全くなくなり、ただただ優しいだけの物語で終わってしまっており、後味がさっぱりしすぎていて何も心に残らない。
 俳優人の演技は、みんな結構良い。ところが、感動できるようでできない。キャメロン・ディアスさんは、演技派への道を歩こうとしているのか、頑張っているけど、ちょっと似合わない。丸坊主にする場面なんて、感動的から程遠かったし。ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァも、メイクに助けられた感じ。ハゲっつーとゴスってのはお約束過ぎて止めてほしかった。アナ役のアビゲイル・ブレスリンは巧いけど、存在感は全くなし。何に困って訴訟を起こしてんだかよくわからない存在感。弟に至っては不思議ちゃん。存在が全く機能していない。その他にも、断片的に語られる脇役陣(弁護士や判事)の挿話が無駄なのも駄目。結末の挿話に、弁護士の勝率に関する会話があるけど、あれもさぁ、「君のお陰で93%になったよ」とかにした方が良かったのにねぇ……
 とにかく、優しい優しい映画なわけですよ。「私の中の」というよりは、「夢の中の」て感じの。その原因は間違いなく脚本にあるけど、監督が何よりも悪いニック・カサヴェテス監督だもんなぁ。全体的にぼんやりとした、登場人物の誰もが優しいだけの、現実的でない物語になってしまっている。これがたとえばスパイク・ジョーンズ監督なら、原作通りに、結末も同じようにして、冷たいと思えるくらい衝撃的な映画に作れたろう。

 とまあ、映画そのものが中途半端で批判してしまったけど、本当に批判すべきは配給会社(なのかなぁ?)だ。どこがというと、挿入歌の歌詞に字幕がないこと
 劇中には、何曲も挿入歌が流れる。登場人物が殆ど喋らない場面で、登場人物の心情や状況を代弁するように。その挿入歌の殆どに字幕がない。これにはね、「アホか!」と声(文字)を大にして怒りたい。
 『WALL・E/ウォーリー』の時にも似たような批判をしたから、『私の中のあなた』だけに限った話じゃないんだけど、もうちょっと挿入歌の歌詞にも気を配ってもらいたい。歌詞の意味がわからなきゃ、CMで流れているBGM程度にしか感じないでしょーが! 意味があって使われているってのに、何やってんのさ配給会社は! ケチらずに歌詞も字幕にしろ! 気になった人はサントラを買えってか?
 エンド・テロップで使われるヴェガ4の「Life is beautiful」にしたって、歌詞の字幕がありゃしない。手抜きとしかいいようがない。どうでもいい広告――「感動しました」を色んな有名人から集めたりするような――にお金を使うくらいなら、もっと映画の内容に気配りした方がいいと思うんだけどなぁ。まあ、そうしたところで映画が素晴らしく良くなるわけでもないんだけど。と、グチばっかだけど、それでも昨今の邦画の「難病もの」よりは何百倍も素晴らしいですよ

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : 私の中のあなた

2009-11-01

『あなたは私の婿になる』は、物凄い詐欺映画

 サンドラ・ブロックさん主演の『あなたは私の婿になる』を観た。
 アメリカが得意とする軽い恋愛喜劇で、女性のための恋愛喜劇だ。得意とするだけでなく、人気のあるジャンルでもあるから、安定感のある巧さで、物凄く無理のある設定と展開でも、なぜか面白く見られるのだから素晴らしい。

 物語――というか設定。ブロックさん演じるマーガレットは、社内で密かに鬼や悪魔とあだ名されるくらいのデキる女なんだけど、ビザの申請にミスがあり、外国人のために国外退去を命じられてしまう。このままでは積み上げたキャリアからも退去することになってしまうから、窮余の一策、奴隷同然にこき使っている部下のアメリカ人男と強制結婚し、難を逃れようとする。が、当然、事態は大混乱に陥る。
 という設定があって、展開は、大雑把にたとえるなら、『プリティ・ウーマン』みたいな感じ。『プリティ・キャリア・ウーマン』とでもいうか。ちっともプリティじゃないけど。つまり、王子様が現れて自分を救ってくれる話。『あなたは私の婿になる』でいうなら、高学歴で就職して働きまくって役職にまで辿り着いたはいいけど、気付けばいい歳で孤独で、結婚しようにも自分に見合うような相手がおらず、しかしそんな自分を幸せにしてくれる相手はどっかにいる筈だ! というシンデレラ物語を捨てきれない人が楽しむ物語。全世界に何億人といるだろう、そんな老若男女に一時の夢を与える映画。
 作り慣れたというか、使い古されたジャンル映画だけに、展開はパターン化されたツールが用意されているも同然で、新鮮味が殆どなく、しかしその代わりに演出は手堅く安定感があり、「たぶんこんな映画なんだろうなぁ」という予想を全く裏切ることなく、笑わせてほしいところで笑わせてくれ、泣かせてほしいところで泣かせてくれ、最後まで予想通り、想像通りの展開を続け、観客の期待を上回ることも下回ることもない。だから傑作には程遠く、長く記憶に残るような映画でもない。予定調和と批判してもいいんだけど、こーゆー映画は予定調和でいいのだ。観ている間だけ楽しませてもらえばいいのであって、その夢心地を観終わった後にまで引きずるようなものであってはいけない。誰だってこれが下らない荒唐無稽の夢物語だってことはわかっていて、だからこそ無理矢理な展開でも許して楽しめる。

 ブロックさんは熱演で、その力の入ったコメディエンヌぶりは、全裸を惜しみなく披露し、かつその大切な全裸で笑いを取るくらいのご立派さ。日本の女優にも見習ってもらいたいもんだ。
 わけわからないままに鬼上司と結婚する羽目に陥ってしまう、ブロックさんの相手は、ライアン・レイノルズさんで、役名はアンドリュー。こちらは冷静な常識人ぶりで、ブロックさんを引き立てる役。アンドリューなんて役名ピッタリな設定で、貧乏で能無しの部下かと思いきや、実は実家は富豪で、いいとこのおぼっちゃん。
 主人公らの名前がマーガレットにアンドリューという、物凄くありふれた名前であることから、ハーレクイン小説そのまんまって感じ。主人公らが出版社勤務という設定もハーレクインっぽい。上流っぽくもなく、下流っぽくもない。知性が溢れ過ぎもせず、アホ過ぎもせず。本を作るという、「夢を作る商売」という設定はハーレクイン小説を読む女性には馴染み易いし。ハーレクインっぽいキャッチコピーをそのまま使えそうだもん。「今ここにある危機」。じゃなかった、「今ここにある恋」か。どこの国でもそーゆーとこは似たり寄ったりだ。

 物語がベタにわかり易いなら、音楽の使い方だっても同じだ。
 男性ストリップ小屋の場面があって、そこで流れるのがフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドの「Relax」で、それに続くのが、MCハマーの「U Can't Touch This」。男性ストリップに「Relax」という組み合わせだけで笑ってしまう。「Relax」といえば私は『ズーランダー』なので、やはり「Relax」はアホな場面によく似合うなぁ、と思った。
 主人公が大好きな歌がロブ・ベース&DJイージー・ロックの「It Takes Two」。口ずさむ場面がある。エンド・テロップにもそれが流れる大サービスぶり。
 ブロックさんが森の中で腰振って祈祷する変な場面では、リル・ジョンの「Get Low」をブロックさんがカラオケする。
 もうね、音楽1つで笑いを取ろうとしていて、それが見事に成功している。30代以上の人にはど真ん中の選曲でしょう。と思いきや、ケイティ・ペリーの「Hot & Cold」なんかも使っていて、これまた超ど真ん中。本当にベッタベタ。

 とまあ、基本的に大好きな類の映画で、佳作狙いの佳作映画なので、不満は特にないんだけど、ないんだけどぉ、映画本編以外に大いに不満あり!
 まず、邦題。嘘偽り大いにあり! だってさぁ、「私があなたの嫁になる」話なんだよ? 婿? どこにもそんな展開ないよ! JAROに訴えてもいいレベルだよ!
 次いでチラシ! 嘘偽り大いにありすぎ! 「新・婚活=“草食系”男子部下&“アラフォー”バリキャリ女子の場合」と書かれているけど、どっこにも“草食系”男子は登場しない。レイノルズさんが“草食系”? いやいや、めちゃくちゃ肉食系だよ! 「婚活」と強調されているんだけど、誰も“婚活”なんてしてないし! 結婚したくて困ってる人なんて全く登場しないから!
 配給会社がチラシを作ってるのか知らないけど、いくら何でも嘘だらけすぎ! 酷いもんだよこれは! 普通に作っても面白くて客が入りそうなのに、「婚活」だとか「草食系」だとか「アラフォー」だとか今時の言葉を使えば客の関心を集められるとか思ってるようだけど、むしろ時代遅れっぽいし、ダサいんだよ! 女性客が飛びつくとか思ってんだろうけど、むしろ「婚活」と「アラフォー」なんて書かれてたら、女性客は観辛くないかい?
 せっかくの能天気なご都合主義ラヴコメってのに、邦題やチラシで大失敗しているよ! もうちょっと頭使え!!

 『プリティ・キャリア・ウーマン』と前述したように、マーガレット役には最初はジュリア・ロバーツさんが考えられていた。だから本当に『プリティ・ウーマン』のような感じなのだ。ただ、『あなたは私の婿になる』には、『プリティ・ウーマン』程の夢物語感はなく、面白味もない。主人公らの障害となるような要素が殆どないのが要因。忘れ難い名場面といえるようなものがないのも悪い。曲を聴いただけで映画を想い出せるような挿入歌がないのも悪い(エンド・テロップで流れる「It Takes Two」がテーマ曲だとしたら凄いけど)。
 全国一斉ロードショーの直球ど真ん中ラヴコメ洋画は久々だから、とっても楽しめた。大好きだ。でも、物足りない。だからか、『プリティ・ウーマン』というよりは、『能登の花ヨメ』に近いかもしれない。邦題とチラシの作り方がそんな物足りなさを悪化させてるし。配給会社のせいなのかわからないけど、そーゆー細かい部分で手抜きをしないでもらいたい。いくら能天気ラヴコメといえども、誠実な仕事を心がけてほしいもんです。

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

tag : あなたは私の婿になる

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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