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2008-12-31

北國新聞について……

 今朝、28日(日曜日)の朝刊を今さら読んだ。いっつも読んだり読まなかったりで、読んでも1週間以上経ってからまとめて読んだりするので、世間の流行には疎い。で、日曜の朝刊でネタ的に引っかかったのが。

 まず、金沢市中心部の広坂の大通りにある用水路に飾られていた金箔飾りが撤去された件。

北國新聞ホームページ→金箔飾り、無念の撤去 金沢・広坂通り沿い 市に苦情「美しくない」

 実際に通勤などで毎日広坂通りを通っている私としては、「まあ、確かに」と思える話ではある。設置が始まった頃は、「何だこりゃ?」と思ったし。広坂には今井金箔があるので、記事を読むまでは今井金箔がボランティアで飾り付けをしているものだと思ってた。
 飾り付けは、一気にばーっと行わないで、少しずつ少しずつ増えていた。最初は金箔飾りが1束しかなかったのが、数日経つとその隣にもう1束できてる、って感じに。だから尚のこと「何だこりゃ?」だった。金沢は無駄に現代アートが好きだから、「また変なことして」と思っていた。
 美しくない、それは間違いない。もうちょっと他にやりようがあるだろう。しかし、わざわざ電話やメールで苦情を出すほどだろうか? ほんっと、暇な馬鹿がいるんだなぁ。そーゆー行為をすることが「正しい市民」だと考えている人がいるんだねぇ。いや、意見を出すのが悪いってんじゃない。批判するなら、ちゃんと反証的な意見を出せ、ってこと。同時に、代替案も出す。殆どの批判者って、それができもしないくせに偉そうに意見をいう。ここがこうだから駄目、せめてそれくらいの意見もいえない。そーゆー批判をする人に、「どこがどのように駄目で、どう改善すれば良いのか教えて下さい」と訊いたりすると、逆ギレしたりする。
 ちなみに、実際に撤去されたのを見てみると、やはりスッキリしてて良い。

 次に、曽野綾子さんのコラム「透明な歳月の光」について。

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テーマ : 今日、気になったネタ
ジャンル : ニュース

2008-12-31

毎日映画コンクールは日本アカデミー賞より上

 過ぎた話だけど、毎日映画コンクールの日本映画大賞候補作品が決まったそうで。

毎日jp→毎日映画コンクール:「日本映画大賞」候補作と選考委員が決定

 候補作品は、

 「おくりびと」
 「ぐるりのこと。」
 「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」
 「闇の子供たち」
 「接吻」

の5作品。さすが、とはいわないけど、日本アカデミー賞よりも確かな見識がありますな。
 私的には、『接吻』と『実録・連合赤軍』の一騎討ちかと。
 一般的には、『おくりびと』と『ぐるりのこと。』かもしれないけど。

 基本的に毎日映画コンクールは信用に足る選考をする。去年の『それでもボクはやってない』はどうかと思ったけど、一昨年の『ゆれる』は納得だったし、まあ、毎年それなりに納得できるので、日本アカデミー賞のクソぶりに比べれば偏差値が高い。
 ただし、一般観客から募る「TSUTAYA映画ファン賞」はいつもどうかと思う作品が受賞している。去年は『恋空』。あの駄作の。でも、このファン賞と審査員選考との落差がまた面白いっちゃあ面白いんだけど。

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

2008-12-29

似てるようで似てないエロゲー業界漫画

 紺野あずれさんの『こえでおしごと!』第1巻と、ぷらぱさんの『R18! あーるじゅうはち!』第1巻を購入。
 どっちもエロゲー業界を舞台にし、どっちも主人公が女の子で、どっちも主人公がエロゲー初心者の漫画。

 『こえでおしごと!』は、16歳の女の子が姉にそそのかされてエロゲーの声優をやる羽目になり、エロゲー業界でもみくちゃにされる一般のストーリー漫画
 『R18! あーるじゅうはち!』は、18歳の女の子が姉にそそのかされてエロゲーのグラフィッカーをやる羽目になり、エロゲー業界でもみくちゃにされる一般の4コマ漫画
 両者とも展開が似ている。「エロゲー業界を舞台にエロゲー初心者の女の子が活躍する物語」という主軸が決まれば、あとの発想は似たり寄ったりになるってことか。でも、主人公の性格が全く異なるので、両者の雰囲気はかなり異なる。

 まず、どっちも一般漫画だから、エロゲーをモチーフにしながらも、エロくない。エロくないけど、『こえでおしごと!』は、主人公がエロゲーの声優をするから、放送禁止用語がよく登場する。例えば、「お○んこー!」とか大声で叫んでみろ、とかそんな展開がある。主人公が「お○んこ!」を連呼+絶叫する展開もある。それをニヤニヤしながら読む読者、って図式だろうから、『こえでおしごと!』はセクハラオヤジ漫画というべきかも。
 『こえでおしごと!』の主人公は、ムッツリスケベの女子高生。多少は拒否反応を示しつつもエロいことに興味津々で、エロい台詞を熱演するだけで大興奮する。前述したように、純情な女子高生がエロい台詞を絶叫したり、純情な女子高生がエロい台詞で大興奮する展開が売りであって、エロい声優業界のハウツー的なものは殆どなし。この後の展開は、主人公が段々とエロくなってゆくだけのようで、面白くないかもしれない。

 『R18! あーるじゅうはち!』の主人公は、おっぱいマニアな女の子。一応、18歳という設定だから、ちゃんと働けるところが『こえでおしごと!』とは違うので、こっちの方が健全漫画っぽい。ただ、18歳だけど男性と付き合ったことがないようなので(そこら辺は読者の大半がオタク男性だから、そんな設定なんだろう。『かんなぎ』の処女論争なんかもあるし)、純情なのは間違いないんだけど、とにかくおっぱいマニアなのが変でよろしい。
 こっちの方が少しは業界ネタのハウツー的要素が強い。っつっても、グラフィッカーなんで、塗りの話がメイン。『こえでおしごと!』と被っているネタもあるけど、『R18! あーるじゅうはち!』の方が業界の悲哀が描かれている。例えば、主人公が勤めている会社の社員が同じゲームをバラバラに購入するのを見て、主人公は「1本だけ買って、貸し合えばいいのに」と提案するんだけど、「それが業界に暗雲を呼ぶんだよ!!」と魂の叫び。
 エロゲーを猛烈に意識しているのは、本に付いている帯のデザインによく表れている。18禁シールみたいなものが描かれている。帯の背には「俺の嫁、生産中」、表には「総理、日本のコンテンツ産業は私たちが支えるっす」と書かれている。本を開けば開いたで、登場人物紹介ページがエロゲー雑誌のエロゲー紹介みたい。単行本のデザインが漫画そのものよりも凝っている。それはそれで面白いんだけど、今後(このまま連載が続けば)はそっちばかりが暴走してゆくような気がする。漫画の内容的にも、たぶん主人公が段々と変態になってゆくだけのような。大丈夫か?

 どっちも物凄く面白いわけじゃないけど、主人公の頭がアレな『R18! あーるじゅうはち!』の方が好き。また、どっちも作者も元々エロ絡みの人ってのが何だね。そのままの設定でエロ漫画にできそうなのが、ちょっと工夫がないかなと。
 今後、面白くなるかならないかは、担当の人の努力次第ってとこでしょうか。

テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

2008-12-28

ロブ・ゾンビ監督版『ハロウィン』は、かなり腰抜け

 ロブ・ゾンビ監督の『ハロウィン』を観た。『デビルズ・リジェクト』の傑作ぶりに、物凄く期待していたんだけど、かなり期待を裏切られた。
 日本劇場公開版はゴア場面が修正されておとなしくなっているらしいので、本来の実力を発揮していないものを見せられているせいもあるだろうけど、全然面白くない。

 まず、見せ方が凡庸すぎる。ショットが、TVドラマ並みに魅力ない。
 あえて安っぽいイメージで70年代風を演出しようとしたのかもしれないけど、元々のジョン・カーペンター監督版は、今観ても魅力が落ちてないから、古臭く作る意味がないので、単に演出力がないだけなんだろう。
 ホラー映画で見せ方に面白さがないのは致命的に駄目だ。

 次に、物語が面白くない。ゾンビ監督版『ハロウィン』が面白くない最大の要因。
 カーペンター監督版『ハロウィン』は、ハロウィンという祝祭ムードそのものが主役であり、殺人鬼ブギーマンの正体そのものは正直どうでもいい。ブギーマンであることが重要なのだ。ファンからすれば、「ブギーマンの仮面の下、心の中はどんなだろうか?」という興味はあるけど、それは永遠の謎であるべきだ。正体がわかってしまえば、何てこたないキチガイなんだもん。それは、『羊たちの沈黙』のレクター博士だって同じ。
 キチガイキャラを物語的に深く掘り下げることは、致命的な失敗に陥り易い。物凄いストーリーテラーでない限り、確実に大失敗する。で、『ハロウィン』は失敗した。

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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : ハロウィン

2008-12-25

『1408号室』の正しいやり過ぎっぷり

 『1408号室』を観た。スティーヴン・キングさんの原作を映画化したものでは、面白さは上位5本に入ると思う。
 私が惹句を付けるなら、部屋に入ると、そこは戦場だった――! そんな感じだ。ホラー映画を超越しているね。

 物語は単純。単なるお化け屋敷ものだ。お化け屋敷ミシュランの主人公が、「ここだけは行くな」と念を押された物件に興味を抱き、行ってみたら本当に大後悔する羽目になる、というそれだけのもの。そこにキングさんお得意の家族愛を隠し味に振りかけてあるので、何とな~く感動っぽい展開もある。
 キングさんのでお化け屋敷といえばスタンリー・キューブリック監督が映画化した『シャイニング』が代表作で、『1408号室』は元々は短編だから、長編の『シャイニング』に比べると、映画的にも『1408号室』は小粒。しかしまあ、小粒だからこそできる味わいがある。
 『1408号室』の魅力を一言でいうと、やり過ぎ。怖いを通り越して、呆気に取られるくらい、超やり過ぎ。出だしは小さなモーテルから物語が始まるから、『地獄のモーテル』っぽい気もするんだけど、件の「1408号室」があるホテルに入ると一変。『ポルターガイスト』と『CUBE』をディズニーランドのアトラクションにしたような物凄い演出展開が繰り広げられる。その一部分は、次のような。

 窓から出て隣室へ助けを請おうとすると、隣室がなくなっている。というか、窓の外が果てのない無限地獄になってる。
 「1408号室」の歴代の犠牲者が次々と現れ、再び次々と自殺する。
 壁に飾られた、海を描いた絵画から水が怒涛の如く溢れ出し、部屋の中で『ポセイドン・アドベンチャー』。
 壁を叩いても、誰も「252ぃー! 生存者ありぃー!」と助けに来てくれない。
 自分の偽物が現れる。
 部屋の中が氷点下になる。
 部屋から自殺を推奨され、あっちこっちに首吊り紐がぶら下がる。墓や棺桶まで用意してくれる親切設計。
 最後は爆発。

 文章にすると平凡な感じだけど、演出がティム・バートン監督の『ビートルジュース』に近いので、テンションが高く、最初は「ありえねー」と思っていたのが、途中から「やりすぎだよ!」になり、観終わる頃には力技で「これは正しい!」と思わされる。
 元々が簡単なアイデアで作られた短編小説を長編映画にしているわけだから、そこは余分なほどに肉付けしないと面白くならない。だから映画では、映像面が豪華アトラクション並みの演出となっている。同時に物語は、余韻のある原作通りに、余韻が残るというかわけわからんものになっている。
 こーゆー小粒な映画は、下手に伏線をちゃんと回収したりキレイにまとめたりするより、途中放棄するくらいの方が印象に残るので、『1408号室』の演出はとても正しい。実際、受賞はしなかったけど、アメリカの映画サイトのロッテン・トマトが選ぶゴールデン・トマト賞やイギリスの映画雑誌『エンパイア』が選ぶエンパイア賞、アメリカのSFファンタジー&ホラー映画アカデミーが選ぶサターン賞などのホラー部門でノミネートされていたから、人々の記憶に残るくらい印象深かったのは間違いない。
 殆どジョン・キューザックさんの劇団ひとりと化している高テンション映画なので、一般的な面白い映画として推薦できるかといわれたら少し悩むけど、大作でない地味なホラー映画としては、またキングさん原作映画としてもかなりの高水準映画であることも間違いなし。
 でも、見せ方が、ショットが凡庸すぎてTV映画レベルの画面のため、正直いって、年間ベストに入るくらい記憶に残るものではない。一室が舞台となっているだけに、もっと見せ方そのものに凝ってほしかったなぁ。

参照リンク→ROTTEN TOMATOES : 9th Annual Golden Tomato Awards
参照リンク→The Sony Ericsson Empire Awards 2008
参照リンク→The Academy of Science Fiction Fantasy & Horror Films

テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : 1408号室

2008-12-24

大麻も大変だけどお酒もね

 最近は未成年に麻薬が浸透しているとかで、ワイドショーなんかで話題になったけど(新聞のTV番組表に書かれてた)、大麻に問題があるのは間違いないけど、タバコや酒も大問題でしょーが。誰かワイドショーでそれを問題にしろよ。
 酒気帯び運転事故のニュースを見る度にこんなことを考えてしまう。

毎日jp→酒気帯び:高校教諭を逮捕 軽乗用車と衝突、逃げる 福井

 我が石川県のお隣で起きた事故。Winnyでの情報漏洩や振込み詐欺と同様の「本当に馬鹿だなぁ」な事件。どーしてまだこんなことが起きるのか。学校の先生にまでなれるのに、確率的に「自分だけは大丈夫」なんてことないってのがわからないのかね? 衝突してテンパって逃げちゃって、いかに「自分だけは大丈夫」と思っていたかよーくわかる。先生のくせに、本っ当ぉ~に、馬鹿だ。

 で、話題になった大麻だけど、少なくとも大麻で事故や殺傷事件は殆ど起きていないんだよな。タバコは普通に身体に悪影響がある。中毒もある。酒も身体に悪影響がある。中毒もある。酔っ払いの殺傷事件は絶えないし、事故も絶えない。で、麻薬による殺傷事件と事故の数は酒によるそれよりも多いのか? 少ない。少なくとも、ワイドショーネタになるような大きな事件・事故は殆どない。だのに、なぜ麻薬だけが叩かれるのか?
 クラブで大麻のやり取りしてるようなイメージを抱いている人いるけど、とりあえずテクノとかダウン系じゃないジャンルのパーティで大麻はないわ。何故にまったりしなきゃならんのだ。クラブでも傷害事件は起きるけど、9割方が酔っ払いのせいだ。ジョイントの匂いがしても、揉め事の原因の9割は酒。私的に、悪いのは「酒>大麻」なんだよね。

 そもそも、いい歳した大人による「若者が大麻になぜハマるのか?」という疑問はおかしい。そんなの、「若者だから」に決まっているからだ。真面目くさった顔で「若者の麻薬の乱れ」を語るオッサンだって、昔はブルーフィルムとかに興味を持ったことがあるだろう。未成年時の飲酒に喫煙にポルノ映画館、本番ありのソープランド、裏本、裏ビデオなどなど、法律的に禁止されているものに興味を持ち、味わったことがないと断言できる人はどれだけいるのだろうか? 「それらをあなた方はやったことがないのか?」と問えば、「それとこれとは話が違う」と答えるだろう。同じだっつーの。若者は常に刺激を求めるもんだ。
 どうでもいいけど、いい加減警察はネットによる無修正画像・動画の蔓延に諦めてアダルト関連の修正を止めたらいいのに。つまり、検閲機関の廃止をしたらいいと思う。無駄に警察組織の人間の得になるようなことはなくしてしまえ。小学生でもネットで無修正画像・動画を無料入手できるってのに、本屋やレンタルビデオ店やポルノ映画館では今でも修正商品が流通している馬鹿馬鹿しさ。修正の入ったアダルト雑誌のすぐ側に無修正画像・動画の入手方法が説明されたPC雑誌が置いてある矛盾。本当にアホらしい。
 大麻と酒。どっちが悪影響がデカいのか。少なくとも現状では、大麻による悪質な殺傷事件や事故がない以上、酒の方が圧倒的に大麻より悪影響がデカいといえる。大麻が普通に流通したらその結果は変わるだろうけど、現時点で「若者の麻薬の乱れ」はアホみたいな問題だ。

 ――と、酒気帯びによる事件を見る度に、私はそんなことを考えてしまう。禁酒しちゃって、大麻を解禁しちゃえ。居大麻屋とか作っちゃえ。馬鹿は、どんなことをやっても馬鹿な結果しか生み出さないだろうけど。

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

2008-12-22

1つ前の記事の作成は寝ぼけてやった

 何かいいたいことがあったんだけど、半分寝ながら作成したのが、1つ前の文章。公開したのを今知った。下書きとしてグダグダ作っている文章がいくつもあり、そのうちの1つだったんだけど、操作ミスか、公開してしまっていた。
 読み返すと、結局何がいいたいのかイマイチわからない。でも、ま、これはこれで面白いし、公開させておこう。

テーマ : ひとりごと
ジャンル : 日記

2008-12-22

遂に始まらなかったか

 アメリカがゼロ金利政策を採るとニュースで知り、何だかんだいってもアメリカ政府はやると決めたら迅速であるなぁ、と思い、対して日本はやると決めても遅いわ立ち消えになるわどうにもならんなぁ、と思っていたら、思いの外速い動きが。

産経ニュース→日銀、0.2%の利下げ決定 米に追随

 なぁーんだ、日銀、やればできる子かぁー……いやいやいや! 金利0.1%? 何その「ギリギリの瀬戸際に追い込まれて頑張ってます」感バリバリの足掻きは? ゼロにしちゃえばいいのに。
 しかも、まだ残りの手を温存なんて様子が見える(残りの手があるかどうかは知らないけど)。アメリカが畳み掛けるように金融政策を行い、それに合わせて日本も政策を立てているから、基本的に後手に回る。1つが後手に回ると、色んなものが被害を受ける。
 「ゼロ金利にしちゃうと本当に後がなくなってしまう」という意見をよく見るけど、それならマイナスにすりゃーいーでしょ。何にしろ、借り手の国民が借りたくなるような状況を作らなきゃなんないのに、体外的なメンツばかり気にしている理由がわからない。今のやり方じゃ海外に恥さらししてるようなもんなのにね。不況から脱するには、積極的な利下げと緩和政策が必要でしょ? 政治家は積極的にそーゆー議論を、国民が納得できるくらい簡単にしてくれない(できないだけかも)。色々と失業者への政策は提案しているみたいだけど、一時しのぎ以上の、「下手すると1、2年は苦しい状況が続くかもしれませんけど」というような説明付きの政策論議を全くしない。それでいて「何とかしなければ」という声だけはやたらとデカい。
 麻生首相は政府が景気対策を行うものだと考えているようで、日銀の金融政策の意義を低く見ている。そんな麻生首相に、何かと楯突く民主党も、金融政策に関しては大したことをいってない。政治家は頭の良い人ばかりなのに、何で一時しのぎにもなってない意見ばかりいうのか。

 も1つ面白いニュースを見つけた。

産経ニュース→【予算財務省原案】借金1人当たり630万円

 記事にある「国民1人当たりに換算すると赤ちゃんを含めて約630万円の借金を背負う計算」は、よく見る意見です。でもこの手の表現、おかしいと思う。だって、当たり前だけど、国民は借金なんざびた一文してないからね。
 危機感を煽るために「全国民1人当たりの借金」と書けば、大変な状態なんだとわかる。私なんざ、数百万円もの借金が実はあると知ったら、泣いて逃げ出すだろう。しかし、年収が数十億円もある人なら、大した金額でもない、と思うかもしれない。
 それに、借金というけど、「国と地方」はどこから借金をしたのか? どこの誰が日本にお金を貸してくれたのか? いないよねぇ。国債の取引は、家計のお金から出ているといえる。それなのに、国民が借金? 国が借金というからには、海外からお金を借り入れてなければならない筈。しかし実際は、日本はむしろ貸している側だ。借金があるとしたらそれは、政府部門でしょ。
 また、国民個人が数百万円の借金をしていたとしても、その借りたお金で商売を成功させられれば問題はない。記事の論理には、借金の額は書かれていても、収益額が書かれていない。ただただ「ヤバイ」と煽るのみ。これだと偏った議論にしかならない。どうやって迅速に借金を返すか、という。でも、国内だけで考えるなら、支出はプラマイゼロにしかならないんだし、やはり「借金」という表現は正しくない。
 この手の論説は、プロによる記事でも多く見られるのだから、困ったもんだ。

 日銀の金融政策にも困ったもんだけど、それを駄目だと喝破するマスコミもいない。例えば、みのもんたさんとか、ワイドショー番組で色々と発言しているんだから、「日銀の腰抜け利下げはなっとらん!」と怒るべきだ。
 何つーか、日本とういか政府というか官僚は、戦時中から何も進歩してないのかも。アメリカの様子伺いしているだけなのが。少しの判断の遅れが、1年か2年経ってから大きくなるってのに。

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

2008-12-21

『252 生存者あり』はサブプライムな結末の映画

 『252 生存者あり』を観た。想像を絶する駄作だった。だったけど、駄作っぷりに感動するくらいの駄作は久々なので、むしろ観る価値はある。いや、絶対に必見!

 内容は、東京が巨大台風に襲われる大パニック映画――ではなく、数人のこじんまりとしたトラウマを物語る、地味ぃ~な小パニック映画
 はっきりいって、物語はどうでもいい。重要なのは……次々に現れるクライマックス場面! そもそも開始からいきなりクライマックス! 凄い! 明らかに編集を間違っている!!
 まずアバンタイトルがあるんだけど、緊迫感のあるやかましい音楽が流れ、クライマックスの如き盛り上がりなのだ(実際は何にも盛り上がらないけど)。
 なぜか地下に閉じ込められた人々が鉄パイプで壁を叩いている。叩くことで生存者がいることを知らせ、救助を求めているようだ。しかし、何度叩いても反応がない。パイプを持つ掌はボロボロ。そこへ、主人公を演じる伊藤英明さんが現れ――画面は暗転。壁を叩く音だけが響き、真っ暗な画面には、叩く振動によって揺れる水面がCGで演出され、その後にタイトルが現れる。この叩く回数が律儀にゆっくりと2回、5回、2回と行われ、その度にCGがゆらゆら~と揺れて、「いつまで続くんだーっ!」とイライラさせられる。まさかそのイライラ感が全体的なものとは、開始直後は思いもしなかった……
 
 物語は2日前に戻って始まるんだけど、戻っても全く何の説明にもなっていないのが素晴らしい。それならアバンタイトルなくてもいいのに。「前代未聞の巨大台風が接近している」という説明だけで十分なのに、登場キャラの説明のために無駄な場面がたくさん続く。というか、この時点で温水洋一さんがウザい役立たずキャラで登場するんだけど、パニック映画の定石として、こーゆー役立たずキャラが最後に役立つ……かと思ったら、最後の最後まで全く何の役にも立たない。何のために存在してるんだ! 脚本家(または原作者。あ、同じ人か)はアホだね。
 基本的にパニック映画は『ポセイドン・アドベンチャー』を手本にすれば良い。限られた(観客が飽きない長さの)上映時間内に多彩な登場人物の説明と物語の展開を見せるには、本当に教科書のような映画だ(ちなみに『ポセイドン・アドベンチャー』の上映時間は2時間以内。『252 生存者あり』は2時間13分)。教科書的なのは、登場人物に無駄がないから。物語を展開するのに必要不可欠、かつ盛り上げるために必要不可欠な最低限の登場人物が用意されている(豪華俳優陣ではあるけど)。しかし『252 生存者あり』には、無駄で邪魔な人物しかいない。恋愛要素がないのがせめてもの救いか。

 登場人物の設定が色々と間違っているけど、それ以外にも映画の演出として色々と間違っている部分がある(というか、間違ってない部分が少ない)。

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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : 252 生存者あり

2008-12-19

やってまいりました世界最低レベルの日本アカデミー賞

 さすが、目を引き剥くラインナップでございます。

日本アカデミー賞公式サイト→第32回優秀賞一覧

 もしかしてそれなりに楽しみにしている人はいるかもしれませんが、はっきりいって、相変わらず最低の映画賞です。何この馬鹿な作品賞は。

  『おくりびと』
  『母べえ』
  『クライマーズ・ハイ』
  『ザ・マジックアワー』
  『容疑者Xの献身』

 評価できるのは、唯一『おくりびと』だけ。残り4本は何のネタかと。特に、『クライマーズ・ハイ』と『ザ・マジックアワー』には「金の野苺賞」を設立して受賞させればいい。
 いい加減、吉永小百合さん出演作を何でもかんでも表彰するのは止めましょう。『母べえ』も何だけど、『まぼろしの邪馬台国』も酷い出来だったぞ。
 笑えるのは、主演男優賞。『デトロイト・メタル・シティ』の松山ケンイチと『パコと魔法の絵本』の役所広司さんが挙げられるとは。どっちも変なキャラじゃん。もしも『ダークナイト』のヒース・レジャーさんと並べられたら、役者として恥ずかしくないか? こんなのが評価されるとは、日本映画は本当にろくな映画がないみたいじゃないか。
 主演女優賞も凄いね。吉永さんはどうでもいいとして、仲間由紀恵さんと広末涼子さんとは。超大根役者が混ざってますよ? 仲間さんが入っているのに、主演男優賞に中居正広さんが入っていないのはなぜ? ま、入ってなくても不満はないんだけどね。

 ちなみに私なら、作品賞は、

  『接吻』
  『ぐるりのこと。』
  『トウキョウソナタ』
  『崖の上のポニョ』
  『天皇伝説』

にする。従って、

 優秀監督賞 万田邦敏
 主演男優賞 リリー・フランキー
 主演女優賞 小池栄子

とするなぁ。

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

2008-12-18

女子高生の会話

 今日は朝から雨降りだったので、通勤にバスを使った。
 私が乗るバスは、女子高がある通りを走っているので、女子高生がいつも多く乗っている。だから、とてもやかましい。やかましいが、女子高生の、というか大学生以下の女の子の会話は言葉遣いが面白いから思わず聞き惚れてしまう。例えば今朝はこんな。

 「彼がすっげー毛ぇーぼーぼーで、ちょぉーっときしょいっつーか」
 「さるみたいな。みーたーいー!」
 「ひゃっはっはっはっは、あんた声でけぇって!」
 「おめぇだよ!」
 「マジくね!?

 今朝のバスでの「初級女子高生会話」で注目すべきなのは、最後の「マジくね!?」。よくわからんのだが、「本当に?」と「凄くない?」という意味が合体したような語法なんだろう。これは斬新だった。全国区の語法なんだろうか?
 他にも、以前には。

 「今日、テストどーだった?」
 「全っ然。あ、でも山張ったとこ出てたし、ちょーっとはいいかも」
 「出てたっていえば、あたしも出たよ!」
 「超ぉ良かったじゃん」
 「ウンチが!」
 「……」
 「何日かぶりに出たんよ。スッキリ!」

 爆笑しそうになった。バスの中で、女子高生率が高いとはいえ、他にもオッサンとか乗っているというのに、曇天から晴天の空が垣間見えるようなこの会話、面白すぎ。ちらっと周囲を見ると、私以外にも口元が笑いそうになってる乗客が何人もいた。

 よく、日本語の乱れなんてものが知識人や良識人に批判されるけど、私は「マジくね!?」というような乱れなら大歓迎だ。確かに美しくはないかもしれないが、面白い。何種類かの意味合いが微妙に混ざり合って、様々に異なる場面で使えそうなのも素晴らしい。何というか、インスタント日本語。美しい言葉よりも、面白い言葉の方が活力があって良い。景気の悪い時こそ、景気の良い言葉で話しましょー。
 ま、そーはいっても、仕事で上司に「マジくね!?」とかいったら怒られるけど。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

2008-12-18

遂に始まったか……

 最近の、非正規社員の大量解雇のニュースを見ながら、日本の政治は打つべき手を何も打たずに、下らない権力争いに夢中になっているなぁ、と思っていたら、アメリカが遂にゼロ金利政策ですか。

産経ニュース→米ゼロ金利で産業界悲鳴 日銀の協調利下げに期待

 これで日本は大きく差を広げられましたね。アメリカは遂にリフレ政策ですよ。日本は、「協調利下げ」なんていってる場合じゃないでしょうに。前からわかってた政策だったような気がするんですけど。しかし、ここにきてまだ日銀は「検討」とかいうだろうなぁ。アホの集まりか。

 日産やいすゞは、非正規社員を全カットらしいし、ますます無職が増えますね。セーフティネットの充足は急務でしょうけど、財政的に政府はどーすんでしょう。やることはたくさんありすぎです。アメリカのオバマ次期大統領は、「打つ手は全て打った」といってます。対して麻生首相は、全てどころか殆ど打ってないし。
 マスコミでもさすがに最近はそこらの問題ばかり取り上げてますが、建設的な意見は殆ど見かけないんじゃないでしょうかね(見てないから知らない)。サブプライム問題やアメリカ発の金融問題に絡んだ問題ではあっても、日本の現況の拙さは、明らかに政策の拙さ。ちゃんと対処してればまだ救いはいくらでも見えた。
 自民党と民主党が大いに争ってても、緊急の政策論議は全くなし。あっても実効性なし。麻生首相も小沢民主代表もやってることは変わらないし、他の面々も似たり寄ったり。
 例えば内定取消しとか大問題になっているけど、それなりに大変なことではあるけど、取り消した企業に対して賠償請求とかして、どーすんでしょうね。ただでさえ死にそうな企業に追い討ちかけなくてもいーと思うんですけど。マスコミがまた煽るんだよねぇ。内定を取り消すとは雇用契約的に違法だとかどーとか。それはさて置き、そんな会社に本当に入りたいかぁ? 直前で入らずに済んでラッキー、と思えないのかな? いや、「他の会社を蹴ってまで内定を貰ったのに」という不満もあるんだろうけど、それは個人の勝手であって、社会問題にすべきじゃない。企業的には「そんなこと知るかよバーカ」って感じだろう。まあ、中にはちょっとその断り方は酷いよな、という内定取消しパターンはある。でも、それをことさらに煽る必要はないだろうに。今後、もっと悪い展開が待ってるかもしれないんだから。

 日本の政府(日銀)は、バブル崩壊の後から今までに何も学んでなかったのか。アメリカのやっていることは、間違いなく日本のケースを参考にしているってのに。
 映画に行く人もますます減るだろうな。巡り巡ってあらゆる産業に大打撃。迅速さが全くないとどーなるか、実践的に学べるけど、実感的に学びたくはないですね……

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

2008-12-17

『崖の上のポニョ』で想うこと

 私が『崖の上のポニョ』を観たのは4ヶ月以上前。それを今さら感想っていうのも何だけど、上映している映画館はまだある。物凄い人気っぷり。確かに、間違いなく傑作で面白い。面白いけど、異常な映画だ。しかし何よりも異常なのは、そんな異常な映画が大ヒットし、観客から絶大な支持を得ていることだ。
 観客に自主的な物語の補完を促す、非常に手抜きな映画。にもかかわらず、大ヒットし、感動を呼んでいる。考えると、その傾向は『紅の豚』から始まっている。宮崎監督は、意図的に「何だこりゃ?」という映画を作るようになってきている。
 『もののけ姫』から宮崎監督作品の質が変わった、と1つ前の記事で述べたけど、同時に興行成績もそこから一気に跳ね上がっている。宮崎監督作品の歴代の興行成績は次のようになっている。
 
 『風の谷のナウシカ』(1984年) 7.6億円
 『天空の城ラピュタ』(1986年) 5.8億円
 『となりのトトロ』(1988年) 5.9億円
 『魔女の宅急便』(1989年) 21.5億円
 『紅の豚』(1992年) 28億円
 『もののけ姫』(1997年) 113億円
 『千と千尋の神隠し』(2001年) 304億円
 『ハウルの動く城』(2004年) 200億円

 『ルパン三世 カリオストロの城』は、興行成績の記録がないので不明。
 こうやって見てみると、『もののけ姫』から宮崎監督作品の質は変わり、同時に興行成績が今までの4倍にも跳ね上がっているのがわかる。ちなみに、『もののけ姫』の製作費は、23億円。『紅の豚』の興行成績の約8割。殆ど冒険に近い投資だ。下手すると赤字かトントンの可能性が高かったのに、何でそんな冒険ができたのか?
 『もののけ姫』が公開された1997年は、『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版が公開された年でもある。何となく、アニメの世間的認知度がそれまでと違ってきた頃だった。実際、『もののけ姫』と『新世紀エヴァンゲリオン』が対決するような雰囲気もあった。そんな時代の雰囲気の後押しもあったろうけど、それにしたって一気に興行成績が4倍になる理由にならない。だって『もののけ姫』、わけわかんない物語なんだもん。その次の『千と千尋の神隠し』は、さらにわけわかんない物語になり、『ハウルの動く城』も意味不明度がパワーアップし、『崖の上のポニョ』は投げやり映画だ。『崖の上のポニョ』を最初に観た時、まず思ったのが「こんな変な話に感動する奴はいるのか? みんな、理解できるのかなぁ?」だった。大してヒットしないだろう、とも。しかし実際は違った。
 『もののけ姫』以降の宮崎監督作品は、観客の多くが理解できていないと思う。映画自体がムチャクチャなんだから当然だ。しかし、それなのに大ヒットしている。そこにはブランディングの成功がある。

 今では邦画史上のベストの1本として挙げられる『となりのトトロ』は、宮崎監督作品中、興行収入ではワースト2位。だのに今では「トトロ」がジブリのトレードマークだ。どうしてそんなことになったのか。
 昔、『天空の城ラピュタ』や『ルパン三世 カリオストロの城』は地方のTV局でも日曜日の昼とかに放送されていたけど、ある時期から全くそれがなくなった。ジブリ作品の製作に日本テレビが加わってからだ。『紅の豚』以降から製作に日本テレビ放送網が加わっているので、日本テレビが独占放送できている。権利料は地方局が払えないくらい高額なのだ。
 日本テレビが独占放送するようになってから、ジブリアニメのブランド化が始まった。興行収入は跳ね上がり、作家としての認知度は国民的なものにまでなった。宮崎監督が亡くなったら、間違いなく国民栄誉賞が授与されるだろう。今の邦画界で、それだけの監督は他にいない。

 『もののけ姫』以降の宮崎監督は、傍若無人だ。『崖の上のポニョ』には、それが如実に表れている。あと何本作る気があるのか知らないけど、もっともっと傍若無人になってほしい。
 例えば、好き嫌いを別にして評価すれば、私の今年のベスト1である『WALL・E/ウォーリー』は、『崖の上のポニョ』の足下にも及ばない映画だった。日本のアニメがいかに優れているか、『WALL・E/ウォーリー』を観ることでとてもよく実感できる。また、メジャーな大作の邦画を観ると、宮崎監督作品と比べ、いかにショットが駄目かよーくわかる。傍若無人な宮崎監督作品は、映画はいかにして映画であるか、それを学ぶに適している。何といっても子供向けだから、映画の英才教育にはもってこいだ。
 もしかしたら宮崎監督は、邦画史上初めての監督かもしれない。中身がなくても映画らしい映画を力業で撮り、大ヒットさせられる監督として。その異常性は、スティーヴン・スピルバーグ監督と同等のものだろう。

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2008-12-14

『崖の上のポニョ』は大傑作だけど、時代遅れ

 宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』を観た。宮崎監督、老いてますます盛ん、そういいたくなる大傑作だ。ここに至り、遂にジャン=リュック・ゴダール監督と同じような域に到達している。

 物語は単純。魚の女の子・ポニョが人間の男の子・宗介に恋をして、頑張って人間になる話。捻りも何もなく、そのまま。あまりにそのまますぎて、異常な映画になっている。
 異常な点その1、色んなものが説明されない。特に登場人物。描かれていない裏設定があることだけは窺い知れる。ポニョが魚のくせにハム好きなのも、ちゃんと理由があるのかもしれない。
 その2、ポニョのせいで大災害が発生しているのに、誰も動揺せず、のんきに過ごす。
 その3、色んな展開が色んな段取りをすっ飛ばしている。一言でいうと、『週刊少年ジャンプ』の打ち切り漫画みたい
 全体的にいえることは、物語的に超手抜き。普通の映画(物語)なら取る手続きを完全無視し、作者の都合の良いような展開だけで構成され、アイデアがただ連なっているだけの、流れのある物語というよりは要素だけで構築された、ムチャクチャな映画だ。普通なら、間違いなく駄作になっている。そう、普通なら。『崖の上のポニョ』は、駄作要素しかないのに大傑作となっているのだから、物凄い。宮崎監督だからこそ、できることだろう。

 『崖の上のポニョ』を、物語・展開はそのままに、他の監督が作ったなら、間違いなく駄作になっている。どんなつまらない話でも、名監督が作れば傑作になる――そーゆー不遜さが『崖の上のポニョ』、ひいては宮崎監督にはある。だから『崖の上のポニョ』は、物語より、演出の映画だ。というか、宮崎監督の映画は、昔から演出の映画だった。
 宮崎監督作品の質は、たぶん殆どの人が感じているだろうけど、『もののけ姫』から著しく変わった。兆候は『紅の豚』からあったし、『魔女の宅急便』もかなりおかしな映画ではあったけど。決定的だったのは『千と千尋の神隠し』だ。伏線も何もかもをすっかりなかったことにして、ハッピーエンドになる健忘症な映画だった。そして『崖の上のポニョ』は、前衛の域に近付いている。
 『崖の上のポニョ』を常識論で批判するのをよく見たけど、宮崎監督は常識論や論理性なんて気にしちゃいない。例えば『映画秘宝』のように細かく揚げ足取りをすることは可能だし、それは正しい指摘なんだけど、常識論や論理性で『崖の上のポニョ』を批判することに意味はない。そーゆー批判が通用するのは、常識論や論理性を“売り”にしている映画だけだ。宮崎監督は、ショットで語る。だから批判するなら、技術論しかないのに、批判者の殆どが常識論だ。

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2008-12-11

漏れなく漏れてる『アリスの100℃C』

 今、最もヤバイ漫画雑誌は何かと訊かれたら、私は『チャンピオンRED いちご』と答える。だって、一般誌なのに、本屋のレジに持ってくのがためらわれるくらい、表紙がエロいんだもん。特に最新号(VOL.11)は、どこからどう見てもエロ漫画雑誌だ。白スク水のロリな女の子の、股間の布地がずれて何かが見えそうになっている、こんな絵(クリックで拡大)。
ichigo
 どう見てもエロ漫画雑誌だ。しかし、表紙だけでなく、中身もエロ漫画雑誌一歩手前。開き直る日も近いような。
 そんな『チャンピオンRED いちご』を購入している。好きなのは『メイドいんジャパン』という異常な漫画。いや、最高です大好きです。『メイドいんジャパン』のためだけに『チャンピオンRED いちご』を読んでいるといっても過言でない。だから、できれば立ち読みで済ませたいんだけど、よりによっていつも豪華な付録付きで、かならずビニール紐か輪ゴムで括られていて立ち読みできないんだよなぁ。

 そうそう、読者サービスなのはわかるけど、豪華な付録を付けるの止めてくれないかなぁ。立ち読みできないんだもん。例えば『アフタヌーン』や『ヤングチャンピオン』、先月号の『マガジンSPECIAL』。
 単行本を買い集めるほどではないけど、連載は追っかけている漫画の場合、立ち読みができないと展開が飛び飛びになってしまって困る。本屋も、立ち読み用に付録を外したものを置いてくれればいいのに。立ち読みすととしては、付録が付いているためにビニール袋で加工してあったり、紐や輪ゴムで括ってあると、「またか……」とガッカリするんだよね。
 立ち読みしている身分で偉そうにいえないけど。盗人猛々しいというか。

 話が逸れた。
 とにかく、ヤバイ漫画雑誌は『チャンピオンRED いちご』だと思う。同時に、その母体誌である『チャンピオンRED』が元々かなりキてる。『シグルイ』の掲載誌だし。そこで連載されていた美少女おもらし漫画アリスの100℃C』が単行本になっていて、それを購入した。異常(変態)な漫画だ。
 『アリスの100℃C』は、やはり美少女おもらし漫画である『いいなり! あいぶれーしょん』の中嶋ちずなさんの最新作だ。おもらしの呪いをかけられた美少女を救う陰尿師の物語……なんだけど、実際は呪いとかどうでもよくて、主人公(男)を含め、登場人物(1名を除き)全員がおもらしをしまくる異常漫画だ。
 例えば、洪水になるくらいおもらしをしたり、主人公がみんなのおもらしの湯気を集めて陰尿術をしたり、おもらしを全身に被ってキラキラしたり、そもそも主人公の願いは女の子をおもらしから守ることだったり、ムチャクチャ。最後は、式神の女の子が空に浮いておもらしのシャワーを地上に降らし、それに濡れた女の子が皆おもらしをする一大パノラマが描かれる。
 しゃわー。ちょろろ。ぷしゃぁ。擬音も色々用意されている。おもらししそうになると、股間が「きゅんきゅん」と疼く。もちろん、擬音にはハートマーク付。
 それでいて、最後は感動のハッピーエンド。おもらししそうな女の子の股間に前貼りして、ストローで「ちゅうちゅう」と吸えばいいじゃないか、と。

 凄いよなぁ。これぞ日本が世界に誇るMANGAの最先端かもしれない。でも、こーゆーの、昔はコロコロやボンボンにも載ってた。男の子世界からすると、「おもらし」はそれだけで重要なキーワードになる……ような気がする。
 昔々のあだち充さんも『リトル・ボーイ』というおしっこ野球漫画を描いている。世界で唯一の、ヒロインが立ちションをする野球漫画だ。

 日本の漫画は世界に誇れる文化です。

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2008-12-08

2度目の『WALL・E/ウォーリー』を観る

 予定通り、吹き替え版の『WALL・E/ウォーリー』を観る。
 ウォーリーとイヴの声まで吹き替えする意味はないと思っていたんだけど、実際に観てみたら、そうでもなかった。台詞の殆ど(「イーヴァ」や「ウォーリー」と互いを呼び合う声)はそのままで、お子様向けに、「命令」「地球」「駄目」などの単語だけ日本語吹き替えにしていた。
 また、劇中の広告やモニター画面の文字まで日本語になっていたのには驚いた。CGアニメだからできる演出だ。手描きアニメだと、わざわざ描き換えなきゃいけなくて、手間隙かかるけど、CGアニメなら、文字の部分はデータの置き換えをするだけで済むだろうし。でも、あらゆる文字が日本語になってるわけじゃなかった。何でなんだろう?

 あと、字幕版・吹き替え版共通のことで、ウォーリーが観ているミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』の歌詞は日本語訳をすべきだと思った。台詞のないウォーリーの心中を雄弁に語っているのが『ハロー・ドーリー!』の2つの歌だからだ。
 1つ目は、出だしで流れている、ウォーリーが働きながら聴いている歌。それは――代わり映えのない毎日。働くばかりで、田舎から出たことがなく、ロマンチックなこともない。都会には素敵な出会いがある。光り輝く星空みたいな世界には――希望に満ちた、そんな歌。
 2つ目は、ウォーリーがウットリと聴き惚れる(録音までする)歌。それは――一瞬で恋に落ち、運命が変わってしまった。もう独りでは生きられない――愛に満ちた、そんな歌。
 そして、2つ目の歌は最後に重要な場面を彩る。イヴがウォーリーに聴かせる場面で、ウォーリーに対する気持ちを代弁している。
 「彼に抱かれて感じる、守ってくれた確かな想い。ほんの一瞬の出来事、永遠の愛が生まれる
 会話のないウォーリーとイヴの心の交流は、『ハロー・ドーリー!』の2つの歌だけで行われる。だからこそ、絶対に日本語訳(字幕でいいと思う)は付けるべきだった。
 挿入歌が重要な場面説明になっている映画で日本語訳(字幕)を付けないのは、手抜きだよ。

 ちなみに、『ハロー・ドーリー!』自体はそんなに面白くありません。

 ところで。
 観る前に、売店でジュースでも買おうかと思ったら、「ウォーリーのオリジナルコンボ」とやらが売っていた。ポップコーンとジュースのセットで、何と、それぞれの容器がウォーリー柄。プラスチックでできているので、丈夫だから家でも使えそう。ウォーリーの特製フィギュア付きだ。しかも、生産数限定品! 迷わず購入。
 持って帰るのが恥ずかしかった。

 観終えて、グッズ売り場を物色すると、ウォーリーグッズがたくさんあった。私、大喜び。
 30分ばかり悩んだ末、ストラップを2種類と、ボールペンを購入。
 ボールペンは、ペン軸の部分が透明で、中に液体が入っており、その中にイヴの人形が入っていて、ペンを動かすとイヴが泳いでいるみたいに見えてキレイ。仕事で使ってやろう。と思ったけど、帰宅してからじっくりと眺めていると、芯が換えられない構造になっていることに気付く。インク切れになったら、ボールペンとしての意味を失ってしまう。実用的でないことにショックを受ける。使えないじゃないか! グッズとはいえ、使ってナンボだと思うのだ。
 

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2008-12-07

『ハロウィン』観たり『WALL・E/ウォーリー』観たり

 ここ2日間の行動を。

 予定通り『ハロウィン』を観た。感想は後日、いつの日にか。
 予想以下の出来だったけど、それなりに満足。イマイチだと思ってしまったのは、今年のカナザワ映画祭で観た『It is Fine! Everything is Fine.』のせいだ。それを観ていなければ、もっと喜んでいただろう。
 今後、異常者が殺人犯の映画は、『It is Fine! Everything is Fine.』を基準として考えなければいけない。『It is Fine! Everything is Fine.』の後では、ロブ・ゾンビ監督版の『ハロウィン』ですらお子様向けに思える。

 予定通り『WALL・E/ウォーリー』を観た。感想は後日、いつの日にか。
 予定通り、猛烈に感動。予定通り、誰も泣いてもいないどころか感動すらしていない場面で、つまり開始直後から泣ける。
 イヴに萌える。イヴ萌え~。
 もう、完璧に私好みの映画。ぶっちぎり。オフィシャル・ガイドブックにて物語は結末まで知っていたくせに、最後の予定調和とすらいえるハッピーエンドにぼろ泣き。
 エンディング・テーマを歌っているのがピーター・ガブリエルさんで驚き。『US』までは大好きだったけど、今はどうでもいいアーティストなので、懐かしさに感動した。
 エンドクレジットの映像が良かった。8ビットゲーム機風で。
 ところで、吹き替え版があることに驚いた。私が観た映画館では字幕版しか上映しておらず、従って字幕版しかないと思ってたのだけれど、他の映画館の上映スケジュールを見ると、吹き替え版しか上映していないところもある。最近は、どちらか片方しか上映していない映画館が多い。ウォーリーとイヴも吹き替えしてるのか……ウォーリーとイヴはあの機械音声だからいいのに。でも、どのように吹き替えられているか興味あるので、次は吹き替え版を観に行く予定。何つっても、前売り券を3枚も買ったからね(限定グッズ欲しさに)。

 帰り、何となくCDショップに寄る。
 何となくウロウロしていたら、こないだ当ブログで取り上げた『とらドラ!』の主題歌「プレパレード」のシングルを発見し、そのまま何となく購入。他に、ザ・マシュー・ハーバート・ビッグ・バンドの『Theres Me And Theres You』、ザ・ストリーツの『Everything Is Borrowed』、Qティップの『The Renaissance』を購入。
 帰宅して聴いてみて、「プレパレード」は、CDを買って聴くほどではないことを知る。TV放送向けに短縮されたバージョンだから良く聴こえたようだ。無駄に長い。出だしとサビ前のブリッジだけが好きで、考えたらそれはマドンナさんの「Hung Up」を好きになったのと同じ理由だったことに今さらながら思い至る。前に当ブログで取り上げた時は、パフュームと比較していたけど、「Hung Up」的だという理由で好きだったなら、全く音楽性が関係ないので、比較対象として不適格だったかも。
 他の3枚はどれも良かった。ストリーツの方向転換にはちょっと驚いたけど。

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2008-12-05

解雇解雇解雇

 昨日の朝、出勤前にTVを点けたら、ワイドショーでは様々な職種で大量の人員削減が行われることを報道していた。
 昼、休憩時に職場の食堂で食事をしていたら、食堂に置いてあるTVがニュースを流しており、様々な職種で大量の人員削減が行われることを報道していた。
 夜、仕事が終わって接骨院(まだまだ腰が痛いのです)に行くと、待合室に置いてあるTVがニュースを流しており、様々な職種で大量の人員削減が行われることを報道していた。
 帰宅して、深夜近く、TVを点けると、ニュースがやっていて、またもや様々な職種で人員削減が行われることを報道していた。
 今、なーんか、暗い気分になっている。さっきの記事で『WALL・E/ウォーリー』にはしゃいでいたけど、気を抜くと暗い気分になってしまう。

 ワイドショーやニュースを見ていて(見せられて)思ったのは、とりあえず私はまだ無関係であること。そのことに安堵している。そして、相変わらずだけど、みのもんたさんにムカつく。

 朝、TVのチャンネルをポチポチと変えていると、みのさんの出ているワイドショーが映った。いつもならそのままチャンネルを変えるんだけど、その時にやっていたのが、「放っとけない!」とみのさんが怒る特集コーナーで、その時の特集は、「大量解雇」の問題だった。「ふーん、放っとけないというくらいだから、どんな建設的意見をいうのだろうか?」と興味を持ち、しばらく見ることに。
 果たして、ろくな意見が出なかった。飲み屋でグチをこぼしている程度の話しかなかった。セーフティネットの充実とか、そんなものが役に立つと思ってんのかね? 一時しのぎにはなるだろうけど、根本的な解雇防止策にはならんだろ。定額給付金を批判するけど、私も批判するけど、支援としてお金をばら撒くこと自体は悪いことじゃない。無節操にばら撒くのが悪いのだ。能力のない人には手助けを、能力のある人には邪魔をしない、今望む政策は、そーゆー思想が基本になってないと駄目なんじゃないか? とにかく、今やるべきことは1つしかない。景気対策だ。

 利率を下げるならどかっと下げる。住宅ローンがどうとかいってるけど、利率を下げれば全体の金利が下がるんだし、企業の設備投資が増える。政府は、政府が市場に介入してはいけないとかいってるけど、そんな時期は過ぎているだろうに。特に日銀の体たらくはどうにかならんのか。景気対策を何よりも優先する。そのための第一歩は、日銀の利下げだった筈だ。
 ニート問題、少子化問題、そこら辺の問題も景気回復で対処できる。人員削減で企業を叩いたりするけど、さすがのみのさんも企業叩きはしてなかったけど、企業を叩いたってどうにもならない。企業も厳しいのだ。ない袖は振れない。車産業が真っ先に打撃を受けたのは、アメリカ向けの設備投資が無駄になっているからだろう。特に高級車向けの設備投資が。
 景気が良くならなければ、今後はもっと貧乏人が続出する。そうなると、例えば携帯電話料金も払えなくなる人が続出するだろう。ただでさえ低料金を設定して大変なソフトバンクとか、どーなるんだろう? 通信事業が大打撃だ。仕事がなくて、必然的にニートになり、お金がないから欲しいものも買えず、DVDやゲームやCDを変えないからP2Pによる違法ダウンローダーが増加し、回線がいっぱいいっぱいになり、かつ料金による収益が上がらず、どうにもならなくなって料金の値上げをする羽目になり、ますます収益が上がらず、終いにはソフトバンクがダウンという展開がないとも限らない。
 コミケだって、客自身がコミケ運営の主体でもあるから不況構造と別問題だけど、景気の波に左右されるだろう。仕事があって給料があるからお金を貯めて同人誌作りに頑張れる人は、無職になると同人誌作りに集中できない。何がなんでも売れる同人誌を作ろうとして、商業誌の真似をしたり、売れているサークルの真似をしたり、オリジナリティの薄い同人誌が増えるかもしれない。麻生総理は、漫画が好きなようだけど、それならもっと市場の心配をした方がいい。景気が悪ければ、「売れる漫画」が生き残って、「売れてないけど面白い漫画」が消える。
 映画だって大変だ。今、料金が高いといわれているけど、映画館は儲かってない。だから、客獲得のために料金割引を設定して、少しでも他店との差別化を図っている。私は基本的に千円で観られる日を選んで観ているんだけど、その時、映画館側としては、鑑賞料金を千円で観ているんだから、割引によって浮いたお金を売店の飲食代に使って欲しいなぁ~、と考えるだろう。誰もが千円で観て、売店の飲食までケチったら、次に行われるのは店員の削減だ。それが悪化すれば、閉店だし。

 みのさんは、「放っとけない」と怒るけど、何をしてくれるんだろう? ただ怒ってるだけで日本の政策に影響を与えることもできず、話にもならない愚痴をこぼすだけなら、黙ってるべきだ。
 本気で「放っとけない」のなら、自身で救済番組を立ち上げ(例えば、審査の緩い懸賞付きクイズ番組とか)、自身の給料を減らしてでも救済番組にお金を充てるべきだ。
 偽善的な意見を偉そうにいいながら、政治家や官僚を批判するのは厚顔無恥といわれるべきではないだろうか。

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2008-12-05

遂に今日、待望の『WALL・E/ウォーリー』が日本公開

 いやもう本当に、待ちに待った日本公開ですよ。既に発売されている海外版のDVDを買う誘惑に負けそうになりながら待ちに待ちました。
 当ブログでは、まだアメリカの公式サイトにあったウィジェットを貼り付けてます。いや、日本公開時期には日本の公式サイトで日本のウィジェットが出るかと期待していたんですが、日本の公式サイトは、アメリカの公式サイトよりも力が入っていなくて、面白くない。ガッカリです。ウォーリーの声真似するゲームで壁紙をゲットしましたけど……なーんか、つまらん。

 昨日、本屋に行ったら、『WALL・E オフィシャル・ファンブック』なるものが売っていたので、迷わず購入。巻末には、ペーパークラフトが付いていて、立体ウォーリーを作れる。でも、切り取るのがもったいないので、もう1冊購入! 観賞用と、ペーパークラフト用!
 「オフィシャル・ファンブック」というだけはあり、物語も最初から最後まで各場面の写真付きで載っていて、観る前から全てわかった! 結末は、もう知ってる! 何か、私の楽しみ方、間違ってる! でも、結末がわかってても、面白いものは面白いのだ! 結末がわかったくらいで面白くなくなるものは、その程度のもの。
 本を読んでいる間中、というか、買う前に立ち読みしているんだけど、その時に感動して泣いてしまった……店員が何か私をチラチラと見てたなぁ。おかしな奴だと思われたんだろう。帰宅して改めて落ち着いて読んで、また泣けた。我ながら恥ずかしい奴だ。

 今日は、仕事が終わったら早々に『WALL・E/ウォーリー』を観に行く予定。だったんだけど、上映スケジュールの都合で、今日は『ハロウィン』を観る。こないだ観逃したやつだ。どうやら、今日だけはレイトショー上映があるようなので、それを逃すことは許されない。
 『WALL・E/ウォーリー』は、明日にしよう。何つっても、チケットが現時点で2枚もあるしな。明日はローソンでランチバッグ付きチケットを貰う予定。それで3枚に。

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2008-12-04

『ホット・ファズ』の次は……『Chocolate』

 『ホット・ファズ』を観た。映画館で観たのは1ヶ月以上前だけど、つか海外版のDVDで約1年前に買って観ているんだけど、今日、ようやく邦盤のDVDも発売されるので、感想というか雑感みたいなものを。

 まず、『ホット・ファズ』は問答無用に面白い。警察(刑事ではない)のアクション&ミステリードラマとして傑作だ。前半はアホな人物がわんさか登場し、アホな展開が続き、イギリスならではののどか~なアホ映画。後半はからいきなり展開が変わり、ゴア場面はあるわ2挺拳銃の横っ飛び撃ちはあるわ鳩どころか白鳥まで飛ぶわ、最後には怪獣映画になる超展開が待ち受けているわと、ぶっ飛ぶ面白さだ。ロバート・ロドリゲス監督の『フロム・ダスク・ティル・ドーン』と似ているかもしれない。
 『ホット・ファズ』は、パロディ映画としても傑作だ。物語やネタとしてのパロディより、映画の作りそのものがパロディとなっている。基本を80年代以降の派手なアメリカ映画の模倣に置き、その上で現代的アレンジを加えている。その基本とは、ジェリー・ブラッカイマー流映画(無意味な爆発、無意味なスローモーション、カチャカチャした編集などなど、無意味な派手さを狙った映画)だ。わざと無駄に派手な作りにして、笑いを誘う。
 例えば、ロッカー・ルームでの着替え、書類を書く動作、色んな場面が無駄に細かいカッティングによって編集されている。というか、全編ジャンプカットだらけ。わかり易いようでわかり辛いパロディだけど、わかる人には爆笑間違いなし。いわゆる「ブロックバスター映画」を好んで観てきた人には、ツボだろう。
 全体の雰囲気は、コメディとシリアスの中間にいて、どちらかに偏ることなく微妙な融合に成功している。しかしそんな傑作が、大傑作『ショーン・オブ・ザ・デッド』同様に、またもや日本未公開となりそうだった。

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tag : ホット・ファズ Chocolate

2008-12-03

「駅前シネマニュース」を読む

 「駅前シネマニュース」の10月号を読んだ。なぜ今さら10月号なのかというと、不定期刊行だから。本当は月刊なんだけど、色々と大変なようで、最近は月刊を維持できていない。ゆえに、いつ最新号が入手できるかわからない。私は宮丸という本屋に置いてあるのを貰っているのだけれど、毎日そこに通っているわけでもないので、入手するのも遅れてしまう。気が付くといきなり置いてあって、それが今回の10月号だった。
 毎号毎号とても楽しみにしているので、今後も頑張って刊行を継続していただきたいものです。できれば月刊ペースで。

 さて、「駅前シネマニュース」の内容だけど、とりあえず上映スケジュールは既に使いものにならない(何つっても10月分だし)。ま、映画館には失礼だけど、いつも楽しみにしているのは館長である藤岡紫浪さんの映画評になる。興行的な観点の厳しい批評が大好きだ(的確な評でないこともあるけど)。
 10月号の内容で注目すべきは、カナザワ映画祭覆面上映の裏事情の記載。駅前シネマで行われた、渡辺文樹監督の『天皇伝説』、『ノモンハン』、『腹腹時計』の上映会のことだ。大変だったことは知っていたけど、何がどのように大変だったのかは知らなかったので、とても興味深い記事となっている。
 同内容の記事はネットでも読めるので、そちらを参照。

駅前シネマニュース ON WEB→商品としての日本映画論 185回

 上記リンクから、覆面上映に関する部分を勝手に引用。

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2008-12-01

映画の日なのに映画が観られない

 今日は1日、映画の日。どこの映画館でも千円で映画が観られる幸せな日。しかし、仕事があるので、終業後にしか観られない。つまり、頑張っても2本しか観られない。厳選して観るしかない。うーむ、と昨日から悩み、『ハロウィン』を観ることに。

 『ハロウィン』は、北陸ではワーナー・マイカル・シネマズ金沢の独占公開で、かつ短期間上映なので、絶対に観逃してはならない1本だ。11/29(土)から公開され、上映スケジュールに20時のレイトショー上映があったので、今日なら千円で観られるし、今日観ることに。

 ワーナー・マイカル・シネマズ金沢は職場から5kmくらい離れている。のんびり歩いて1時間半くらいかかる。
 で、仕事を18時に終わらせ、歩いてワーナー・マイカル・シネマズ金沢に辿り着いたのが、上映30分前。さて、まだ時間に余裕あるけどチケット買うかー、と窓口に行ったら、驚いた。
 上映が終わってる。あれぇぇぇーっ!? レイトショーが消えてる!
 館内に貼り付けられている上映スケジュールを見たら、上映時間が今日から変わってた。うそーん。日曜日にもレイトショーやってたのに、何で平日になってからレイトショーをなくすかね! つか、1時間以上歩いた苦労が無駄に!

 ちなみに、他にも観たい映画はあった。『ホームレスが中学生』と『芸者vs忍者』だ。
 しかし、その2本は昼で最終上映が終わる。ちょっと待て、それ、勤め人は観られんぞ。休日を取るか、サボるかしないと、無理だ。しかも、1週間で上映終了する期間限定上映ときたもんだから、ますます観るのが難しい。土日に観ればいいんだけど、平日に入ってから公開されているのに気付いたら、もう無理。それが、私。

 平日の夕方くらいが最終上映の映画を観られるのは、学生か暇人か無職の人だけだろう。学生は職業とはいえないし、暇人はほぼ無職みたいなもんだし、無職の人はそのまま無職だし……要は無職みたいな人しか観られない時間帯に上映するってのはどーなんだ? 何だ? 無職みたいな人向け映画ってのがあるのか?
 『ハロウィン』も『ホームレスが中学生』も『芸者vs忍者』も、最終上映が18時未満だ。即ち、「無職みたいな人向け映画」だ。私がとても観たいと思うのは、「無職みたいな人向け映画」ばっかってことか……私から見ればどうでもいい映画は1日中上映してるのに、「無職みたいな人向け映画」は早々に上映終了……

 あー、悔しい! そして、疲れた!! 心身ともに! 歩いて帰宅したから、2時間以上かかったし、その上、映画は観られなかったし。正に無駄足。

テーマ : 頑張れ自分。
ジャンル : 日記

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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