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2008-04-30

『映画秘宝』がいう「まともな映画」って何だ?

 本屋で『映画秘宝』の最新号(6月号)を立ち読み。
 あ、前回の記事と少し内容が被っている特集が組まれている。『Hot Fuzz』に絡めた「映画奪還作戦!」というのがそれ。そこに書かれている「まともな映画が観られなくなった5つの理由」という記事に、少し疑問。

 基本的に書いてある内容は納得できるんだけど、「まともな映画」って何さ? シネコンでかかっている「海賊が出てくる映画」や「ファンタジー3部作」や「TVドラマの映画版」や「漫画の映画版」は「まともな映画」でないと?
 『映画秘宝』は、かなりの割合で上記部類に入る映画を扱ってないか? 『Hot Fuzz』なんて、アホみたいなシネコン映画をネタにしているってのに、それも否定すんのか? ミニシアター系の映画をコケにしているくせに、何が「まともな映画」だよ。ゾンビ万歳、ブルース・リー万歳と年中いっている方が余程まともじゃない。
 それにだ、『映画秘宝』の去年(2007年度)のベスト10は、『Hot Fuzz』を除けば、全部シネコンでかかってた映画じゃないか。確か、ベスト30までの8割はシネコンで観られる映画だった筈だ。それなら別にシネコンだけでいーじゃん。なーにが「まともな映画が観られない」だよ。
 私からするとボッタクリ映画の『少林少女』も、確か『映画秘宝』でインタビューや記事を掲載してなかったか? 自分とこでボッタクリ映画を扱っておきながら、「まともな映画が観られない」などと被害者面しちゃって。

 見るべき映画がスポイルされている、というけど、実際は「観なくてもいい映画」が多すぎるのが問題なんだよね。バブルってのはそーゆーもんなんだし。
 優秀なものとそうでないものを見分けるのは、難しい。有象無象の映画の中から傑作を見つけるのは、結局のところ数をこなすしかない。数をこなすには、鑑賞料金が高い。高いから、レンタルを頼ったりする。コストもリスクも低いレンタルを頼れば、鑑賞能力の質も低下する――わけないよね。むしろ、育てることになる。だってさ、『映画秘宝』のライターや読者は、ビデオやDVDで昔の映画なんかを「勉強」している筈だもん。
 安易な方へ観客が流れたからといって、それが観客の質低下に直接繋がるわけではない。実際、私だってビデオレンタル店が普及し始めた頃、貪るように昔の名作・傑作、カルト映画を借りて観た。それが蓄積されて、映画の質を見分ける能力となっている。でも、それと映画館で観る観ないは関係ない話だ。

 全米大ヒット映画でも日本で映画館公開されないのは、やはり日本では売れないと想定されるからでしょ? 売れないと想定されるのは、日本人は高い鑑賞料金を払ってコメディやアクションやホラーや社会政治ものなんかを観たいなと思わない人が多数だからだ。高い鑑賞料金を払うなら、どうせなら「あー、観てよかった。感動したー」と感動を持って帰りたい(お得感を味わいたい)人が多数だからだ。ならば、そこを狙って利益を上げようとするのは会社としては当然の行為。気に入らないけど、どうしようもない。『映画秘宝』だって、アイドルのインタビュー記事とか載せてるのは、いわゆる「大人の事情」なんだし。マーケティングを優先するのは、何の問題もない。製作委員会の話は、ついでに出た愚痴って感じで、「まともな映画が観られない」には関係なし。
 となると出来ることは、自主上映や、上映運動、自力で観客を動員するしかないでしょ。『映画秘宝』自身で配給を行うとか、影響力のある人が引き上げるしかないんじゃないか。「2ちゃんねる」なんかで集客を煽るとか。そーでもしないと、「観られるべき映画」が観られない状況は変えられない。
 また、鑑賞料金が下がれば、観客動員は増えるかもしれない。でも、それで観客の質は上がるだろうか? 上がるわけがない。今も昔も、ちっとも「わかってない」観客はたくさんいるし、プロの映画評論家にもそんなのはいくらでもいる。

 個人的に今の状況は、ネットのお陰で、海外の物凄くマイナーな映画でも通販で簡単に買うことが可能なので、昔よりも好ましいと思っている。駄目な映画が公開されて傑作が公開されない状況は、確かに嫌だけど、それでも昔よりはいいと思う。第一、田舎町に住む者からすると、昔も今も大差ないんだよね。
 唯一気に入らない点があるとしたら、シネコンの「入場制限」くらい。立ち見は断られるし、完全入れ替え制だし。昔の映画館みたく、そこら辺がルーズになってくれれば、とんでもなく幸せなんだけど。「映画を体験」できない人が増えたのは、そこも大いに関係するでしょ。

 映画が奪われている――それを考えるには、まずは「映画は誰のもの」なのか、そこから議論を始めないと意味ないんじゃないか。いや、議論の余地がないことではあるけど、『会社は誰のものか』みたいなアホな話が出る可能性が高い。それは「映画が奪われている」を考えるのに、結構役立つ話になるとも思う。「まともな映画」は、その後に考えるべきエゴだと思うんだ。
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テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

tag : 映画秘宝

2008-04-30

「NO MORE 映画泥棒」というよりは……

 映画館で必ずかかる「海賊版取り締まり」の映像、あれ何とかならんのか。どうせ流すんなら、YouTubeとかでやってくれ。こっちはちゃんと鑑賞料金を払って観ているってのに、気分悪いわ。まあ、犯罪抑止として、周囲の怪しい客にも注意してね、という喚起を促しているのはわかるんだけど、いつもいつも同じものを見せられるとね、ウンザリするわけですよ。
 それに、ネットで違法ダウンロードされたからって、本当に困るくらいの悪影響が出るのだろうか? 出ないだろ。違法ダウンロードしたものを観ているような連中は、どうせ映画館まで足を運んで映画を観ないって。DVDにしても同じ。海賊版やP2Pが絶対悪であるとは思えんのだ。

 例えば『少林少女』なんてものは物凄く駄作だった。あんなもの、できればYouTubeで全編流れてたらそれを鑑賞して済ませたいくらいだ。本気でそう思う。思うが、私はその殺意すら湧くくらいのつまらなさを味わうことも必要と考える「正しい映画ファン」なので、海賊版にも違法ダウンロードにも目を向けない。日本でどうしても観ることが叶わない映画だけは、アメリカやフランスなんかでDVDが販売されている場合、仕方なく海外版DVDを購入するが。
 世間での評判がどうであれ、観てみないことには是非は判断できない。『ザ・シンプソンズMOVIE』の声優問題の時にも知人に同様のことを話した。知人は、「最初から駄目とわかってるものを観に行かなくても、ちゃんとした声優バージョンがDVDで出るんだし、そっちだけを観ればいい」といっていた。もちろん私はその考え方に大反対だ。
 映画は、映画である以上、映画館で観るものだと思っている。ビデオやDVDで観るのは、確認用や保存用でしかない。『ザ・シンプソンズMOVIE』でいうなら、明らかに駄目な声優バージョンであっても、製作者が映画として作ったんなら、それは映画館で観るべきだと思う。苦情をいうなら、観た後でいえばいい。実際、私は所ジョージさんや和田アキ子さんのバージョンは騒ぐ程に酷いと感じなかった。それを知人に話すと、信じられないといわれた。そりゃあそーさ。その知人は単なるオタクであって、私は映画ファンなんだもん。

 映画ファンは、映画のファンである以上、どれだけつまらなくても映画は映画館で観るものだと思っている。作品の良し悪し以前に、作品が「映画」だからだ。「映画」でない作品なら、TV画面やPC画面で観てもいーけど、「映画」ならば、それはまず映画館で観るものだ。そう思うのは私が映画ファンであり、その考え方が変だと思う人は映画ファンでないのだ。
 映画ファンでない人は、映画を単なる作品として見るから、どんな形態で観ても問題はない。一作品としての良し悪ししか判断しない。それはそれでいいんだけど、作品の良し悪しとは違う観点で、映画としての良し悪しってのもある。それを判断するには、やはり映画館で味わう必要がある。
 作品の良し悪しだけで判断する人は、作品が「映画」であることにはこだわらない。私は、こだわる。こだわる私からすると、「映画泥棒」という言葉は皮肉でしかない。映画が泥棒されないためには、映画館を潰すしかないからだ。当然ながら映画館が潰れれば映画自体が「論理的に消失」してしまう。私にはそっちの方が大問題だ。
 あの著作権保護運動は、「映画」でなく「作品」を守るだけで、「映画」や「映画館」を守ろうとはしていない。著作権という観点から、「作品」を守ろうとしているだけだ。それが映画館を潰す結果になったとしても気にしないだろう。

 近年のTVアニメで、人気を取るきっかけになったのがYouTubeやニコニコ動画だった、と聞いたことがある。違法コピーがまかり通ったお陰、と。YouTubeやニコニコ動画は「お試し版」みたいなもんで、それを気に入って実際の放送をリアルタイムで見たり、DVDを購入したりすることはあるだろう。しかし、P2PでDVDの完全コピーデータが流通していた場合はどうなるだろう。それは「お試し版」といえない。劣化していない、商品の完全コピーだからだ。間違いなくそれは「泥棒」だ。しかし、それは「映画」とは何の関係もない。商品としての「作品」だからだ。その泥棒行為を訴えたいなら、映画館でやる必要はないだろう。
 DVDの完全コピーデータでなく、映画館で上映中の映画を盗撮したデータの流通なら、極論だけど、放っておいてもいいと思う。宣伝になるじゃないか。つまらない映画を作られる方が、映画館には痛手だ。

 まったく、何が「NO MORE 映画泥棒」だ。こっちはボッタクリみたいな映画を見せられたんだぞ。あんな映画、泥棒にでも遭ってしまえ!
 「NO MORE 駄作」だよ!

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2008-04-29

どうにもならん映画……

 最近観た映画でどうにもならんと思ったのは、『少林少女』と『あの空をおぼえてる』。いや、何でそんなもん観てしまったのか自分でも納得できない。特に後者は観ちゃいかんでしょ、私。絶対に、あり得ないくらい、自分に向いてない映画だもん。良し悪し以前に、向き不向きってのがあるわ。
 で、まあ、結果的に酷い映画だったわけだ。邦画の全てが酷いわけではないけど、一般的に売れて評判の良い、シネコンでかかるような邦画は、かなりの確率で酷いことは間違いない。だから、予告やってた映画で、一応観る気はあるんだけど、『相棒』なんかもガッカリさせられる可能性が高そう。最も期待通りに大失敗しそうなのは勿論、『隠し砦の三悪人』だ。
 しかし、アメリカでの試写会では好感触だったようで。

産経ニュース→米大学で“マツジュ~ン♪”映画「隠し砦の三悪人」プレミア

 いやぁ、痛い痛い。アメリカ人の嵐ファンて、単なるオタクじゃん。私もオタクの端くれだから、オタク批判するつもりはないけど、そのオタク人気だけで盛り上がった試写会で「好感触」ってのはどうなのよ。だれも映画の内容なんて気にしちゃいないだろ。
 ああ、絶対に『隠し砦の三悪人』は駄作だろうなぁ。でも一応は観に行くけど。観なきゃわからないし。

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2008-04-28

ナルニアとランボーが三悪人

 映画を観に行った先で見たポスター、『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』と『ランボー 最後の戦場』と『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の3作品、何か似ている……特に『ナルニア第2章』と『三悪人』が。
 下記リンクのトップページに表示される画像がポスターデザインと一緒なので、見比べてみて。似てると思うんだよなー。テカテカと暑苦しいところが。

リンク→ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛
リンク→ランボー 最後の戦場
リンク→隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

テーマ : 映画関連ネタ
ジャンル : 映画

2008-04-27

今回からの五輪の新種目、「聖火争奪戦」盛り上がってるね

 オリンピック盛り上がってますな。殆どTVを見ないから、今どの競技をやっているのか知らないけど、リレーで世界の代表選手が競っているそうじゃありませんか。種目名「聖火争奪戦」が。

 今回のチベット問題をきっかけに、本当に「聖火争奪戦」でも作ったらどうだろうか。格闘技から陸上競技まで全ての要素を兼ね揃えた総合競技として。だって何か、今の状況を見ていると、抗議行動というより、荒くれ競技って感じに思えてきたし。
 足が速いだけじゃ格闘技に強い者には勝てず、格闘技が強いだけじゃ足の速い者には勝てず、水泳でいくら強くても意味がなく、あらゆる要素で秀でた者だけが勝てる。
 金銀銅を決めるのは、争奪にかかった時間や、ポージングなどによる加点方式で。罠を仕掛けてもいいし、偽聖火を作って騙すのもありで。
 知力、体力を限界まで使う種目、「聖火争奪戦」。これは盛り上がるでしょ。「鬼ごっこ」+「缶蹴り」みたいな感じのものにして。つか、それだけでワールドカップができるか。

 それにしても、こんな記事を見るとガッカリするな。

asahi.com→聖火リレー 燃え広がる愛国心、冷める世界

 冷める世界、って全然冷めてねーじゃん。日本人も聖火リレーの抗議活動に参加した人たくさんいるじゃないか。真面目なのから馬鹿まで。チベット人と中国人は当事者だからわかるけど、何の関係もない、しかも大して勉強もしてない馬鹿な日本人が抗議活動に参加しているのを見ると、心の底から馬鹿だなぁ、と同情してしまう。まあ、そんなことでもしてないと生きている実感が湧かないのかもしれない。
 記事を読んで笑えるのは、砲丸を作っている職人が北京に砲丸提供を拒否したら賞賛されているらしいこと。「まだ侍が残っていた」と褒めた人がいたらしい。いやいや、砲丸を作る侍って、どんなだよ。砲丸の重心は中心に整えられても、自身は立場を偏らせてる。職人なら職人らしく偏るなっつーの。職人の名折れだよ。だのに「よく意思表示してくれた」とか褒めちゃう馬鹿がいる。吹き出して笑っちゃったじゃないか。
 まあ何にしろ、記事の内容を読む限りでは、アホがたくさん頑張って五輪を盛り上げている、ということがわかる。ネットでいうところの「祭り」だ。世界ってのは案外「2ちゃんねる」みたいなのかもしれない。

 というか、何で「チベットと中国、もっと仲良くしろーっ!」という抗議はないんだろう。もしかしたら既にやってる人はいて、でも少数派なので目立ってないだけなのかもしれない。余りにも冷静さを欠いた怒声ばかりだから。例えばこんな記事。

ZAKZAK→JR長野駅前大混乱…中国人と日本人が大規模衝突

 「中国人は餃子を食って帰れ!」と怒鳴った馬鹿もいたようで、さすがに周囲の日本人から非難されたようだけど、名言ではある。逆に「日本人は中国餃子を食って死ねーっ!」と言い返されたら面白かったのに。そんな機転の利く人はいなかったんだろうな。んで、
日本人:「何をーっ! 赤福食わせるぞっ!
中国人:「んだとこのヤロっ! 本家ダンボール肉まんをその口に叩っ込むぞっ!
 もしもそんな応酬があったなら、拍手喝采ものだ。どこの漫才かと。
 不思議だなぁ、どちらかの批判はたくさんあっても、歩み寄りを促すようなものは殆ど見当たらない。チベットが独立しなくても、今のままの状態で、中国支配の状況さえ変えれば問題解決するかもしれないのに。もっと簡単に、中国がチベット人の生活向上に努めたら、「独立て何の話?」になるかもしれないのに。だから、下手に無駄に煽る方法で抗議しない方がいいような気もするんだけど。ますます意固地になる可能性だってある。
 そもそも抗議する人たちは、「どこまで」抗議するつもりなんだろう。チベット独立までか? 独立しても、最初の時期は国の運営に手間取るから、中国に支援を抗議するのか? チベット人みんなが「豊か」になるまでか?
 抗議している人たちは、風邪にかかったようなものなのかもしれない。熱に浮かされて、ちょっとハマってみただけで。その先に、何がどうなるべきなのかをしっかりと描いている人は少ないと思う。まあ、しっかりと描いてないから無責任にギャーギャー騒げるんだろうけど。

 どうせ騒ぐなら面白い方がいい、と考えてしまう私は駄目な人間なんだろうな。

テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

tag : 聖火リレー チベット問題

2008-04-26

前言撤回。実写版映画『タッチ』、面白いわ

 前回の記事の続き――
 結局、最後まで観てしまった、実写版映画『タッチ』。最後まで観て、評価が変わった。純粋には面白くない。ないがしかし、別の角度的に面白いと思った。

 原作での感動的な決め台詞――上杉達也や朝倉南を愛しています。世界中の誰よりも――を、よりにもよって、青空をバックに、単なるモノローグだけで片付けた演出に爆笑してしまった。いくら何でも、あれはないよ! 原作では、達也と南が向かい合っての場面なのに、実写版映画ではフェンス越しとはいえ達也と南が向かい合ってんのに、最後に映るのは、青空。んで、モノローグ。色んな意味でビックリだ!

 実写版映画『タッチ』は、本当に作りたくて作られたものなのか、甚だ疑問。特に最後。もうね、凄い投げ槍感が。とりあえず原作の決め台詞は入れとけ、と注文があって(または入れとかなきゃマズイと思って)、強引にねじ込んだ、て感じだもの。
 はっきりいって、実写版映画『タッチ』で心底から感動できる人は凄い。感心する。相当、今までに酷いものしか観てこなかったんだなぁ、と同情を禁じえません。原作を抜きにしても、ムチャクチャすぎる。あれで感動しろってのは無理あるでしょ。だって、最後の方はずっと笑えたもの。ギャグとしかいいようがない。登場人物の心の機微も何もあったもんじゃない。
 しかし私はあまりに酷いと、それはそれで楽しめるので、実写版映画『タッチ』は、観る価値がある映画だと思えてしまった。無論、悪い意味で。詳しくは知らないけど、ヒットしたんでしょ? 凄いよねぇ。みんな爆笑したのかな? いやぁ、笑った。笑わせてもらった。凄い映画だった。

 ところで、考えれば考えるほど、実写版映画『タッチ』はイーストウッド監督に作ってもらうべきだ、と思える。もしもイーストウッド監督が作るとしたら――
 まず物語は、地区予選決勝、達也が新田に投げるラスト1球、という場面から始まるだろう。そこから回想に入る。つまり、和也は既に死んでいることとして物語を進め、余計な展開は省くだろう。そうすることで、何だかんだあっても決勝まで残るくらい強くなったことは一瞬でわかるし。これまた余計な描写を減らせられる。
 達也の南への告白場面は作るだろうか? 作らんだろ。正直、2時間くらいの映画でそこまで盛り込むのは無理あるから、実写でやると陳腐にしか見えない告白場面なんざ削るに決まっている。『ミスティック・リバー』の的確過ぎる過去と現在の描写を見ればそれがわかる。
 実写版映画『タッチ』は、野球を扱っているけど、ちゃんと描いてはいなかった。あれは「映している」というだけのものだ。その場面を見るだけで興奮するようなものではない。実写版映画『タッチ』に決定的に欠けているのは、「映画の興奮」だ。それがない以上、映画ではない。
 イーストウッド監督なら、ちゃんと「野球」を描くだろう。野球の息遣いを映画に焼き付けることができるだろう。
 従って、イーストウッド監督の『タッチ』は、野球に重点を置くだろう。和也とのことは「まず、」ということにしておいて、野球を通して達也と南の関係を描く。キスしたり、告白したりは削って、野球に勝つことだけで、全ての想いを描けるようにするだろう。原作から大きく異なるものにはなるだろうけど、映画としてはそれが正解じゃないだろうか?
 嗚呼、考えれば考えるほど、イーストウッド監督の実写版映画『タッチ』が観てみたくなってきたよ……

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

tag : タッチ

2008-04-25

実写版映画『タッチ』……酷い、酷すぎる……っ

 買ったばっかのDVD『ヒルズ・ハブ・アイズ』と『スリザー』を観ようとTVを点けたら、実写版映画『タッチ』がやっているじゃありませんか。劇場で観逃したので(というか、あえて観なかったというか)、どんなものか興味が湧き、観ている(そう、これを書いている最中も観ている)。
 いやぁ、劇場で観なくてよかったわ。結構面白いのかと思ったら、全然酷いじゃないか。原作をこよなく愛する私としては、「これは酷い」としかいいようがない。達也がちっとも野球を楽しそうにやってないのが、何よりも最低だと思う。これに比べれば『ピンポン』は何万倍も素晴らしく感じるよ。

 犬童一心監督は、『ジョゼと虎と魚たち』が大好きなので、信用できる監督かと思ったんだけど、違うのかもしれない。と、今現在進行形で『タッチ』を観ていると思ってしまう。
 元々、アニメ版映画『タッチ』だって3部作だったものを実写で1作で作ろうとするのが無理ある。しかもなぜか、漫画よりも台詞が無駄に冗長だったりする。脚本が酷いのは間違いない。あだち充さんの作風は、映画に譬えるなら小津安二郎監督なんだから、それを実写でやるなら当然のように動と静のコントラストを際立つように作らなきゃならない。こんなにもダラダラとした演出じゃ駄目だ。『フィールド・オブ・ドリームス』だって、ちゃんと動と静を使い分けていたぞ。

 あ、今、アニメ版の主題歌が挿入歌として流れている。うっわ、だっせー。何だこの最低の使い方。思わず笑ってしまったよ。おいおい犬童監督、『ジョゼと虎と魚たち』ではくるりの主題歌を素晴らしい使い方していたのに。酷い、酷すぎる。アニメ版主題歌のアレンジも酷い。

 漫画『タッチ』を実写映画にするなら、監督はクリント・イーストウッド監督に頼めば良かったのに。そしたら、原作とは凄まじく大きく異なるものになるだろうけど、凄い傑作にはなったろう。ま、絶対に実現するわけないけど。

 というとこで、もう観るの止めて、『ヒルズ・ハブ・アイズ』を観るか。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2008-04-25

コメント返し

 たまにコメントを書いてくれる人がいて、一応レスでもしようかと思い立ち、しかしどこに書けば良いのか未だに良く理解できてないので、コメント返しだけで記事にしてしまえと(たぶん、コメント欄にレスすればいいんだろうけど)。読んでくれるかどうかは知らないけど。

pesoさんへ
 電気グルーヴの『J-POP』にYMOの「BGM」みたいな気がしたそうで。なるほど、その気持ち、わかります。私は、「BGM」なら前作の『VOXXX』でやってると思ってますね。
 今回はむしろもっとエレクトロ寄りかと思うのです。クラフトワークやYMOというよりも、インダストリアルボディ・ミュージックノイバウテン(未だにフルネームを覚えられない。アインシュテルデンデ…?違うな)やスロッビング・グリッスルミュート。そんな感じ。「半分人間だもの」なんてそのまんまノイバウテンだし。
 ボイスキャンセルして聴いたら「モノノケダンス」が「ピエール瀧Ver」になる、てのは面白い聴き方。私はミキサーのイコライジングでLOWをでかくして聴いていますから、ドゥォン、ドゥォンいってますね、スピーカーが。電気ビリビリです。
 ひたすらに無意味な歌詞は、本当に無意味にしようとしただけじゃないですかね。しかし面白いもので、どんだけ無意味にしても、無意識でか、意味の取れる組み合わせになっている。ポップスである以上、意味を取れるようにはしてある。逆にいえば、意味があるってことに無意味という価値を当てはめている。
 電気グルーヴは、名前が大きくなるにしたがって、その言説から逃げてきた。そこが偉いというか、真面目というか。しかし、ここはあえてドカンとみんなのこころを鷲掴みにする歌詞を書いてほしい、という気もしないでもない。それが簡単にできるだけの技量と才能を持ち合わせている筈なのに、ずーっと逃げている。アイドルとの違いは大きいとはいえ、パフュームみたいなのが安易に売れている状況には、ちょっとガッカリさせられるので、電気グルーヴみたいに真面目なアーティストが真剣に音楽シーンを変えてくれたら面白いのに、という期待はやはりずっとある。『ビタミン』と『ドラゴン』ではそれに近いことをやろうとしていたんだろうけど。
 しかし、そんな期待を軽く裏切る形で発表された『J-POP』は、聴けば聴く程、傑作であると思えます。電気グルーヴ初の純粋な電気グルーヴなんじゃないかと。電気グルーヴのアルバムベスト3を挙げたら、『ビタミン』、『ドラゴン』の次に『J-POP』を入れますね。

 というわけで、pesoさんは通りすがりっぽいのでこの文章は読まないかもしれないけど、もしも読んでくれたなら、今後ともよろしくお願いします~。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

tag : 電気グルーヴ J-POP

2008-04-24

パフュームよりもフレンドリー・ファイアーズを聴きたい

 私の周りにはパフューム好きが何人もいる。いて、「パフュームって知ってる? あれいいよー」と話しかけてくる。私の返答は決まってこうだ。
 「知ってるけど、どこがいいのかさっぱりわからん」

 正直なところ、「さっぱりわからん」わけではない。むしろ、明確に「嫌い」だ。電気グルーヴが好きで、ダンスミュージックが好きだからってだけでパフュームも聴いているだろうと思われるのが気に入らない。そもそも、プロデュースをしている中田ヤスタカさんのカプセルが嫌いだ。
 しかし、よく考えるとパフューム自体は嫌いじゃない。曲を聴いていても、拒否反応はない。ピコピコ音は好きなので、むしろ心地良く聴ける。なら何が嫌いなのかっていうと、パフュームを褒めている人たちが嫌いなのだ。
 とはいっても、パフューム好きの人格否定をするつもりもない。人間的に嫌いってゆーのとは違う。例えば、「パフュームって知ってる? あれ、新しいよ!」とかいう物言いが嫌いなのだ。新しい? どこが?
 音は、ダフト・パンクを駄目にした感じ。歌詞は電気グルーヴを力一杯これ以上ない酷さで駄目にした感じ。「ポリリズム」なんて正にそうでしょ。そんなものが新しい? イレイジャーの足下にも到達できてない。

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テーマ : 音楽のある生活
ジャンル : 音楽

tag : パフューム Perfume フレンドリー・ファイアーズ FriendlyFires

2008-04-24

こいつらにボブ・ディランを語ってほしくはない

 お、雨降ってる。今日はずっと雨なのかな?
 TVを点けて時間と降水率を確認しようとしたら、ボブ・ディランさんが歌いだした。驚いた。朝っぱらからボブ・ディランさんとは。

 フジテレビの「めざましテレビ」で、なぜかボブ・ディラン特集をしてたようだ。漫画家の浦沢直樹さんとサンボマスターとかいう人(お笑い芸人?)がコメントを寄せいていた。それがアホで苦笑ものだった。
 ディランさんは常に新しいとかいってる。うん、大きく間違っているね。誰が今さらディランさんを新しいなんて思うかよ。教科書みたいではあるけど。最近では『Modern Times』くらいしか良いのなかったし。しかし今、ディランさんの代わりになる人がいるかっつーと、難しい。レディオヘッドくらいしか思いつかない。U2は……音楽的にも表現的にも駄目になりすぎている。あ、ブライト・アイズがいる。うん、ブライト・アイズなら問題ない。
 ディランさんはそこにいないとかいってる。うーん、それは別にディランさんに限らないでしょ。それに、その譬えでビートたけしさんを持ち出す浦沢さんは大きく間違っている。たけしさんほど酷くなってないもん
 「めざましテレビ」の人たちはディランさんを凄い凄いっていってたけど、本気かなぁ? そんな真剣に聴いていたとは思えないんだけど。だって、ディランさんが好きだったら、あんな番組でアホみたいな発言してないし。

 何か腹立つ。出勤準備を整え、時間と降水率を確認したら、TVをすぐに消した。腹立つけど、時間が経って、今になって、ここで文句を書いている自分もどうかと思う。

追記:4/25 0:01
 サンボマスターって、ロックバンド名だったのね。偉そうなこと書いておきながら、ちっとも知らなかった……見た目からしてお笑い芸人と思い込んでしまった……申し訳ないです。

テーマ : TV番組
ジャンル : テレビ・ラジオ

2008-04-24

オバマガールズ? ぷぷぷっ

 一瞬、何の映画の題名かと思ったよ。『オバマガールズ』近日公開、みたいな。

産経ニュース→「オバマガールズ」も登場 オバマ氏応援に盛り上がる小浜市民

 はっきりいって、アホかと。「オバマ大統領」が誕生してから盛り上がればいいのに。胸像なんか作っちゃって。Tシャツまで作っちゃって。

産経ニュース→小浜にオバマ氏の「胸像」登場

リンク→オバマ候補を勝手に応援する会

 要は単なる地域興しだから、他県の話だし、別に何してようが構やしないんだけど、小浜市、頭悪すぎ。単なるダジャレのくせに。
 もしも「オバマ大統領」が誕生したとして、それが予想と大きく異なる駄目な大統領だったらどうするんだろう? アメリカ国民には大問題だが、別に小浜市は痛くも痒くもないだろう(いや、大恥はかくか)。所詮は他人事。何もなかったことにすればいーんだし。でも、そんな他人頼り(しかも何たるダジャレ)かつ運任せの地域興しでいいのか? 大統領になるかどうかもわからないのに、勝手に盛り上がっちゃって。さすが「勝手に応援する会」が発足されただけはある。

 オバマ候補は理想的な大統領になれるだろうか? それはわからない。でも、今の段階でも不安要素はある。
 例えば前にも書いた、国民皆保険制度に対する姿勢。よく現状をわかっているようで、イマイチわかってなさそう。単なる票取り発言が多すぎ(それはヒラリー候補も同じだけど、政策的な失言はオバマ候補より少ない)。「経済危機は戦争のせいだ」というものもある。確かに最早、戦争は経済を潤すものではない。
 アメリカでは、ベトナム戦争時は失業率がとっても低かった。今でも「戦争すれば儲かる」という人がよくいる。戦争は公共事業みたいなもんだ。でも、そんな幸せなイメージは、昔の話。公共事業の支出が大きければ民間企業を圧迫するのは常識だ。今や戦争も同じ。戦争に勝っても「美味しくない」。更なる支出が待ち受けている。負けたら最悪だ。どこの国だって、無駄な公共事業は国民から非難される。経済戦争だって、勝って開拓できる余地はもう殆どない。だから、戦争が経済状態を圧迫するのは、間違いない。しかし、それと今のアメリカの経済危機は全く関係がない。
 オバマ候補はイラク戦争に反対していた。それが国民の支持を得られたから、今度はそれに絡めて経済問題も語ったんだろう。そんな考え方で金融システムにメスを入れられるとは思えない。とはいえ、ヒラリー候補も特に目立った発言をしてないし(下手なこといわないよう、逃げているんだろう)、マケイン候補に至っては「経済は苦手」と明言しちゃってる。だから、大統領候補の誰が大統領になっても似たり寄ったりかもしれない。
 でも、そんなことお構いなしに「小浜市=オバマ氏」というダジャレなだけで応援するのって、単なる知名度だけでアホなタレント候補(例えば、野村沙知代さん)に票を入れてしまう馬鹿と同じ。それはかなりガッカリする話だ。

 逆にオバマ候補から、「日本には私と同じ名前の都市があるそうですね。同じ名前同士、仲良くしましょう」と友好都市関係を持ちかけられても、「少なくとも今の段階ではお断り致します」と断るくらいのことはしてもらいたかったな。それが「オバマガールズ」だもんなぁ……

テーマ : 気になったニュース
ジャンル : ニュース

2008-04-22

五輪真弓はなぜチベット独立を訴えないのか

 TVを点けたら、五輪真弓さんが映った。少しぼーっと見ていたら、『SMAPxSMAP』の1場面であることが判明。
 そこでいきなり一緒にいた友達と議論。

友: 今、正に五輪真弓の時代だな、オリンピック年だし。TVに出演した以上、「チベット独立ーっ!」と叫ぶべきだろ。「ごりんまゆみ」という名に恥じない行動を取らんとな。

私: いや、「いつわまゆみ」だし。

友: ……なるほど。まあ、それはそれとして、何にしろ、名前に「おりんぴっく」が混ざっている事実は変わらんのだから、ここはユーモアということで、「チベット独立」を叫ぶべきだ。ファンも増えるぞ。

私: いやだから、「いつわ」だって。それに、ユーモアで「チベット独立」を叫ばれても困るだろ。少なくともスマップは困ると思うぞ、対応に。誰がツッコむんだ、「いつわ」と「ごりん」をかけているんですね、って。かなり寒いだろそれ、冷静にやられると。

友: いいんだよ、どうせ4年に1回しか人前に出ないんだろ。

私: それは両さんの登場キャラじゃねーか(名前知らん)。

友: でも、かなりの奴が「やっぱオリンピック年だから出てきたのかな、五輪真弓?」と思ってるぞ。どうせ最近はちっとも売れてないんだろ? ならやっぱりオリンピック年だから出てきたんだって。つーか、本当は「おりんぴっくまゆみ」ってゆーんじゃねーか。それでいーじゃん。4年に1度だけ、「おりんぴっくまゆみ」に芸名を変えればさ。そしたら、ああ、今年も五輪真弓の時期かって、みんな覚えてくれるよ。

私: 別にそんなことしなくても覚えてるよ。

友: (私の意見を無視して)そんで、聖火ランナーもすりゃーいーんだ。「おりんぴっくまゆみさんが聖火を持って走ってます! あ、今、暴徒がおりんぴっくまゆみさんを襲いました!」とかいわれてな。襲われたくなけりゃ、「チベット独立」を叫ぶべきだね。襲われるに決まってるから。

私: そもそも何で五輪真弓が「チベット独立」なんだよ。

友: はぁ? お前馬鹿か? そりゃ「五輪」だからだろ。「五輪」っていやぁ「五輪書」じゃねーか。「五輪書」っていやぁ、チベット仏教だろ? 万物の五大要素だぞ。それなら「チベット独立」を叫ばないわけがないじゃないか。

私: ……ああ、そう……そこに繋がるのね……確かに、「チベット独立」を叫ばかきゃ拙いかもね……

友: だろ? 俺って偉いよな。むしろ、「チベット万歳!」と叫んだ方がいいかもな。んで、爆死。世界中が震えるぞ。

私: そりゃ震えるだろ。オリンピックで「おりんぴっくまゆみ」さんが爆死したら。

友: でも、4年後には何事もなかったように元に戻ってんのな。で、また「チベットばんざーいっ!」っつって。

 という無意味な会話が交わされたのであった。

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tag : 五輪真弓 オリンピック

2008-04-21

よっしゃ、ジャッキー・チェン全米1位だ!

 ジャッキー・チェンさん&ジェット・リーさん主演の『The Forbidden Kingdom』が全米初登場1位! 興収は約2100万ドル! 物凄く高い記録ってわけじゃないけど、とりあえず、良かった! ジャッキー・チェンさんがもう飽きられているわけじゃないようだ!

 前に『The Forbidden Kingdom』について書いた記事にコメントくれた通りすが郎さんの情報では、アメリカ在住の日本人ブロガーには、子供っぽいと批判的な意見もあったそうだけど、概ね好評だそうで。どこのどなたか存じない通りすが郎さん、情報ありがとうございます。

 しかし、子供っぽいという批判をする人がいるんだなぁ。昔からジャッキー・チェン映画は子供っぽいから問題なしなのだ! むしろ大人っぽいジャッキー・チェン映画なんて想像もできない。うん、全く想像できん。

 通りすが朗さんのコメントにもあったけど、邦題の『ドラゴン・キングダム』は何とかならんのか、という意見、あれは仕方ないでしょう。チェンさんが主演である以上、役名か題名に「ドラゴン」が入るのは笑っちゃうくらい当然かと。何か、ホッとするもんね、「ああ、またドラゴンか」って。
 まあ、「Forbidden」はどこにいったんだ、とは思うけど。「ドラゴン」と全く関係ないし。でも、そんな細かいこと気にしないのがジャッキー・クオリティ。
 同時期に公開されている『ラスベガスをぶっつぶせ』なんてもっと酷いし。最初は、またハンター・S・トンプソンさん原作の映画の続編かと思ったら、原題名は『21』だし。おいこら、めちゃくちゃ違うじゃねーか。しかも、『ラスベガスをやっつけろ』のパクリだし。紛らわしいっつーの! クスリでラリった映画かと思ったら、全然違ってるし。本当、邦題を考える人、もうちょっとマシなの付けて下さいよぉ。

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tag : ジャッキー・チェン TheForbiddenKingdom

2008-04-20

B-52'sの『FUNPLEX』、昔と何も変わってなかった!

 B-52'sの久しぶりの新作『Funplex』を購入。随分と久しぶりだなー、と思ったら、16年ぶりですか。何か今年は、マーク・スチュアートバウハウスも出たり、面白いな。
 今年のサマソニ出演は決定でしょ! シンディ・ローパーさんが去年出たんだし。

ここでB-52'sの主要曲が聴ける→MySpace.com

 高校生の頃に『コズミック・シング』を聴いて、大ファンになったけど、頻繁に新作が出るアーティストでもなく、何となく人気が落ち目になって、映画『フリントストーン』の主題歌を発表した後は、YUKIさんと組んだNiNaでケイト・ピアーソンさんの歌声を聴いた以降は、全く名前も聞かなくなった。しかしだ。
 最近、富にこの頃のダンスミュージック寄りのポップスが注目されている。特に頻繁に名前が挙げられるのが、プリンスさんと、このB-52'sだ。
 デカイのは、クラクソンズジュニア・シニアなどの、パーティ主体とするバンドが大人気になっていることが挙げられるが、何よりも、エロール・アルカン2ManyDJ'sなんかの節操無しダンスパーティーDJのお陰もあるだろう。ディープ・パープルからジャスティスまで、盛り上がるんなら古今東西何でもあり。ロックだけでなく、ヒップホップもハウスもテクノもポップスも何でも聴きたい音楽ファンにとっては、今以上にジャストフィットな時代もないと思う。そこに盛り上げ要員としてB-52'sが混ざらないわけがない。だって、正にパーティのための音楽なんだもん、B-52'sは。
 今、B-52'sと共に聴くアーティストは、ジュニア・シニア、シザー・シスターズピーチズアウトキャストなんかがいるだろう。他にも一杯いるだろう。今、「ロック・ロブスター」、「ラヴ・シャック」、「コズミック・シング」、「デッドビート・クラブ」を聴いても全然OKどころか相変わらず盛り上がるどころか、むしろ今ジャストだし。完全に一周してきた感じ。よっしゃ!

 「B-52sの魅力は何だ?」と問われたら、まずは見た目の奇天烈さを挙げる。『ヘアスプレー』(新旧どちでもいい)真っ青なヴォーカルのケイト・ピアーソンさんとシンディ・ウィルソンさん、ウッチャンナンチャンのナンチャンにそっくりなフレッド・シュナイダーさんの異様な個性の強さ。イケてるのかイケてないのか判断に苦しむファッションセンス。
 次に、個性的な歌声。歌声っつーか、叫び声だったりするけけど。ピアーソンさんとシュナイダーさんのは、聴いた瞬間に一発でわかる。特にシュナイダーさんは、歌ってんのかさっぱりわからんし、合いの手を入れてるだけって気もする。でも、それがたまんなくいいのだ。日本でいうと、電気グルーヴピエール瀧さんが似ている気がする。譜面なんか無視してそうなところとか。完全に唯一無二なヴォーカルだ。
 次に、ファンキーかつポップな曲。コミカルで、アップテンポで、明るくて、楽しい。ニューウェイヴの括りに入るそうな入らないような、微妙な位置にいるダンスミュージック。これまた、聴いた瞬間にB-52sだと判別できる。ジャスティスデジタリズムとかもわかり易いけど、似たようなのがたくさんですぎて、最早どれがどれだかわかんない状況になっている。しかし、B-52'sはそんなことない。

 さあ、そんなB-52'sの新作は、昔の面影をそのままに、曲も声もみーんなそのままに、大復活した。間違いなく、傑作だ。正直、『コズミック・シング』には敵わないかもしれないけど、昔取った杵柄なんていわせないだけの、今現在進行形のポップスだ。極上のポップスであり、機能的なダンスミュージックだ。車でドライヴしながら聴いてたら、ディズニーアニメみたいに車ごとクネクネと躍り出しそうな、突き抜けるような晴天のポップスだ。
 往年のファンだけが大喜びするような作品ではない。むしろ、他に類を見ない奇天烈なヴォーカリストを要するダンスミュージックバンドなんて今はB-52's以外にいないんだし、B-52'sを知らない人ほど物凄く楽しめる筈だ。演奏もオルタナロックみたいに、ガスガスしている(あ、関係ないけどガスガスも好き)。若々しい。これが還暦メンバーのやる音楽かよ。

 ただし、ちょっと、音が今風すぎる。プロダクションの問題なんだろう。
 ニュー・オーダーのプロデュースもしたスティーヴ・オズボーンさんがプロデューサーなんだけど、音がツルツル。プラスチックみたいに、ツヤツヤな感じ。ちょっと、B-52'sには似合わない。もっと、泥臭いというか、田舎っぽいというか、そんな頭の悪い感じの方がいいのに。そこだけがちょっと、不満。曲はいいんだけど、音の感触だけでいうなら、昔の、『コズミック・シング』以前の音の方が、むしろ今の時代にピッタリだった。ニュー・オーダーみたいなバンドならツヤツヤでもいいと思うんだけど、B-52'sには合わん。
 でも、楽しいのは間違いない。クラブでかけたい。かかってほしい。デカイ音で聴かせたい。聴きたい。躍らせたい。踊りたい。またパーティチューンの定番が増えたよ。

 で、ここからは定番のYouTube貼り付けコーナー。

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2008-04-19

真面目な正義さんって困ったさんだよねぇ……

 白山市長の問題なんだけど。市長が神社の行事に参加して祝辞を述べたのは政教分離に反するとかで市民団体から訴えられてたんだよね。
 去年の判決では「宗教色が薄い」から原告の請求を棄却。今月の7日の判決では、原告の逆転勝訴。で昨日、上告することを決定。

asahi.com→白山市長の神社行事参加は違憲 原告に逆転勝訴判決
asahi.com→敗訴の白山市長、上告断念 神社行事参加違憲訴訟
asahi.com→白山市長、一転して上告 神社行事参加「違憲」判決受け
asahi.com→白山市長「違憲状態は市民に迷惑」

 まあそりゃあ厳密にいえば違憲なのかもしれないけど、別にいーじゃんねぇ、靖国神社や護国神社じゃないんだし、どのように政治に関わるってんだ? 市政が右傾化したり左傾化したりするのか? 市長が参加して市民にどれだけの迷惑がかかったんだ? 訴えるのは結構だけど、その理由が単なる「正しい行い」が基準になっているのって、馬鹿だと思うし、気持ち悪い。
 事件って程ではないし、誰かが著しく損益を被ったわけでもない。どれだけの人々が反感を抱き、「こんな市長の行動は許すべきでない」と怒っていたんだ? たぶん殆どの人々は「あっそ、別にどうでもいいし」と思って終わりだろ。殊更に問題化したい市民団体の人々って、存在意義を認めてほしいだけの寂しがり屋さんなんじゃないの? つか、暇人? 例えば私がこのニュースに費やしている時間と労力(このブログ記事作成のことだ)とは比較にもならんくらいの時間と労力を使ってまでやることなのか? さっぱりわからん。

 絶対の「正しさ」なんてないのに、まるであるかのように考える人っている。私の周囲にもいる。実際、「告訴してやるぞ!」と脅されたことがある。
 職場の上司(直属の、ではないけど)に、仕事ぶりが気に入られず、説教されている間に勝手に過熱して、終いには「告訴してやるぞ!」という決め台詞。その瞬間に爆笑しなかった私を褒め称えてやりたい気持ちで一杯になったものだよ、その後。
 その上司ってのは、とにかく原則論が大好き。何事も原則、規則、常識。大体その言葉を振り回す奴ほど、そのどれもが欠けている。欠けているからそんな言葉の威力に頼らなければ発言の1つもできない。アホだと思ったので、「どうぞ、告訴して下さい」といってやった。それが去年のことで、今でも同じ職場にいるけど、告訴されずにいる。ちょっと期待してたんだけどな、本当に告訴するなら面白いのに、って。

 私の判断基準は、損益が発生するかしないか、だ。損益はお金の問題だけでなく、時間や労力の浪費、ストレスなどの精神的な問題も含む。それらが無駄に発生するようならそれは「悪」と判定してもいいと思っている。そうでないのなら、多少のズルも違反も違憲も別に構わないと思っている。下手すりゃ「見つからなければ何やってもいい」に近いが、その場合はどこかに損益が発生する可能性があるので、駄目だと思う。
 例えば、子供がよくいう「何で人殺しはいけないことなの?」という疑問には、「社会全体の損益に繋がるから」と答える。損益が発生しなければ殺人はOKなのか? OKだ。なぜなら、殺人が社会全体の損益に繋がらないような社会ならば、それは殺人が平気な社会の筈で、そんな社会では殺人の是非なんて問われない。日本は、無意味に人が死ぬのは社会全体の損益に繋がる。もしも社会にとって重要な人物が殺されたら、その損益は明確だろう。
 だから例えば、山口県光市の母子殺害事件の判決には、「別に死刑でもいーんじゃねー」と思う。

産経ニュース→光市母子殺害「死刑判決を待つ」 被害者遺族の本村さん

 被告が死刑になって損益は発生するか? しないだろ。親は悲しむかもしれない。しかしいっちゃあ何だけど、肩の荷が降りた思いで、すっきりするかもしれない。死刑じゃなく、無期懲役になった場合、無駄な費用がかかる。被告の態度や考え方が改善されなかったら、無駄金だ。

 私の考え方はとても反感を呼ぶ。それはよーく理解している。しかし、単なる正義を訴える人々には自覚があるのかな? とっても疑問なんだよね。聖火リレーの妨害をする人々にも同様の思いを抱く。

ちなみに、問題の舞台になった神社のHP→白山さん

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2008-04-19

ジャッキー・チェンは聖火リレー妨害に反対

 聖火リレーに参加するジャッキー・チェンさん、さすが、仰る通りでございます。

中国情報局NEWS→ジャッキー・チェンさん 聖火リレー妨害に反対

 チェンさんいわく、

リレーを妨害するのは悪事を働くこしゃくな連中だ

理由はないはず。きっとテレビに映りたいだけだ

私から聖火を奪い取ろうとした場合には、中国のカンフーがどんなに強いか思い知らせてやる。妨害を考えている人は私に近づかないほうがいい


 まったくもってその通りでございます。チェンさんの仰ることなら正しいに決まってます。特に、「テレビに映りたいだけだ」という意見には、爆笑です。そうだよね、妨害する奴らなんて、どれだけ正義のフリしても、頭の腐ったクソボケでございます。テレビに映りたいだけのイナカモノです。正しいことをしたいなら、正しいやり方で攻めるべきなのです。少なくとも、暴力に訴えるようなものであってはいけません。
 ただし、本当にチェンさんに近付いて来るアホがいないとも限らないので、ファンとしてはとても心配でございます。もしも我らがチェンさんにつまらんことしやがったら、聖火妨害の比でないくらい、世界中から攻撃されると思い知れ! 呪い殺してやる!!

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tag : ジャッキー・チェン 聖火リレー

2008-04-19

ジャッキー・チェンの新作は如何に?

 ジャッキー・チェンさんとジェット・リーさんの夢の共演作、『The Forbidden Kingdom』(邦題『ドラゴン・キングダム』)が今日からアメリカで公開されるんですけど、ヒットするかどうか、ファンとしては気になるところ。もちろん、大ヒットしてほしいです。
 予告篇を見た限りだと、ジャッキー・チェンさんはユエン・シャオティエンさんみたいなカンフーの師匠を演じているみたい。公式HPで予告篇が見られる。

リンク→The Forbidden Kingdom

 『The Forbidden Kingdom』は、現代から架空の過去へと移動してしまい、否応なく大きな歴史的大事件に巻き込まれる普通のアメリカ人青年が主人公。『西遊記』をモチーフにしているようで、如意棒みたいなのを持ってしまったために現代から移動してしまう場面が予告篇にあった。
 そのアメリカ人青年にカンフーを教えて鍛える師匠役がどうもチェンさんとリーさんのよう。予告篇を見る限りでは正直、2人ともシャオティエンさんほどの達人ぶりは演じられてない。演じられていないけど、『酔拳』や『蛇拳』みたいな特訓場面があって、面白い。当然、チェンさんが教える方なので、昔からのファンには微笑ましい場面だ。
 特撮もふんだんに使った大アクション喜劇みたいだから、とっても期待大。日本では7月公開。早く観たい!

 ちなみに、アップルの公式HPから、色んな映画の予告篇を見られるので、予告篇を見るならそっちがオススメ。サイズも大中小と選べるし、画質も高い(ハイデフ仕様も選べる)。同じ作品でも何種類もの予告篇が用意されてたりするし。
 『The Forbidden Kingdom』の予告篇は次のリンク先から見られる。

リンク→Apple - Trailers - The Forbidden Kingdom

 同じアップルでも、日本のアップルと米アップルのサイトでは観られる予告篇が異なっているので、ちょっと注意(日本アップルにも米アップルの予告篇ページにリンクはあるけど)。

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tag : TheForbiddenKingdom ドラゴン・キングダム ジャッキー・チェン ジェット・リー

2008-04-18

黒沢明映画のリメイクはさすがにもう……

 映画館に貼ってあるポスターを見る限り、私的には駄作認定してしまっているわけですが。だって、公式HPを見てよ。

リンク→隠し砦の三悪人 The Last Pincess

 トップページの画像がポスターデザインなんだけど、酷くない? 悲しくなるよ。しかも何だ? 「ラスト・プリンセス」って副題は。最悪だよ。
 さらに、「5月10日公開」とかでなく、「REBORN」って……嗚呼、思い出すなぁ、ティム・バートン監督の『猿の惑星』を……
 ここまでお膳立てされた駄作ってどうなの? まだ観てないのに駄作駄作って書くのも何だけど、駄作でなさそうな要素がちっともないんだもの。
 それなにの、アメリカで試写会とは。これまた思い切った愚行を。

asahi.com→50年ぶりリメーク黒沢作品、米で試写会

 何で樋口監督に実写映画を撮らすかなぁ? 1本としてまともに面白い映画を撮ってないのに。特撮から出てる人のくせに、とんでもなく特撮場面の作り方が下手クソだし。『日本沈没』の酷さ、凄かったもん。まあ、酷いと思われる要因のかなりの部分を草薙さんが担ってたけど。

 はぁ~、日本映画の大作って、何でこんなあからさまなクソ映画ばっかなんだろうなぁ。

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tag : 隠し砦の三悪人

2008-04-18

児童ポルノ単純所持禁止か

 とりあえず覚書程度に。

毎日jp→児童ポルノ:禁止法改正で一致…単純所持禁止

 ま、とりたてて反意はないですな。ただ、こっから妄想表現メディアにまで飛び火しないことを祈るばかり。

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2008-04-17

The Last Shadow Puppetsの『The Age Of The Understatement』はとんでもない!

 期待をするだけして買ったザ・ラスト・シャドウ・パペッツの『The Age Of The Understatement』は、期待を軽く上回る傑作だった。同時に、近年には聴いたことのない音楽でもあった。一言で感想をいうと、「とんでもなく凄い!

 まずジャケットが想像と全然違っていた。どこのオシャレフレンチポップスだ、というか、セルジュ・ゲンズブールの作品かと思うような趣きで、買いに行った時、目の前に売ってたのに気付かなかったくらいだ。もうちょっと、オルタナ的ロックなものを想像してたし。しかしジャケットデザインは結局、内容をちゃんと反映しているものだった。

 パッと聴き、「何の映画のサントラ?」と思う。ラロ・シフリンさんやバート・バカラックさんを彷彿とさせる。これがまさかアークティック・モンキーズアレックス・ターナーさんとラスカルズマイルズ・ケインさんのコンビによるものとは想像もできない。だって、音が互いの本家からかけ離れているんだもん。
 以前からスコット・ウォーカーさんみたいな作品になると囁かれてたけど、正にそんな感じだった。そもそもシングル曲である「The Age Of The Understatement」からして、ウォーカーさんの「Jackie」みたいなんだ。知ってるだろうか、スコット・ウォーカーさんを。
 私は映画『ポーラX』で初めて知ったんだけど、それはそれはカッコイイ曲を作るアーティストなのだ。バカラックさんみたいなオーケストラアレンジを施したポップスを歌う人、が私のウォーカー像。とにかく、凝っていて、カッコイイ。そんなカッコイイ、ウォーカーサウンドを見事に模倣しているのが、ザ・ラスト・シャドウ・パペッツの音だ。
 それにしても、アークティック・モンキーズとラスカルズ、そこから想像できるレベルの音楽ではない。若干20代前半の若者が作ったとは思えない。だって、アークティック・モンキーズなんて、底辺から歌った若者の歌だったんだよ? そんな若者が、まさかここまでの音楽的豊潤さを持ち合わせていたとは、本当に驚きだ。規格外の新人、正にそうとしかいいようがない。

 ちなみにターナーさんは、ラスト・シャドウ・パペッツの作品をアークティック・モンキーズの仲間に聴いてもらうのは、浮気現場を見られるような思いらしい。
BARKS global music explorer→アレックス・ターナー「浮気したような感じ」

 音的には、とにかくスコット・ウォーカーさんみたい、という説明で終わってしまうけど、ラロ・シフリンさんっぽくもある。60~70年代の映画のサントラみたいなんだよね。イギリスというよりは、アメリカっぽい。
 それでもメロディラインはアークティック・モンキーズみたいだ。だから、歌声とメロディを聴けば、アークティック・モンキーズのターナーさん仕込みだとすぐにわかる。すぐわかるだけに、音の違いが目立ち、驚かされる。ウェスタン風、バカラック風、シフリン風……と。
 歌詞はラヴソングが多い。それがまた見事な歌詞なんだ。元々、ターナーさんの作詞はザ・ストリーツから影響を受けただけはあり、韻を見事に踏むものが多くて、だからラスト・シャドウ・パペッツのも当然のように韻踏みまくり。素晴らしいよね。日本のポップスも早くこのレベルにならないといかんよ。

 これを書いている最中もずっと『The Age Of The Understatement』を聴いている。何か色々と書きたいことが湧き出てくるんだけど、まとめられないし、私では何を書いても今聴いている音を的確には伝えられるとは思えない。1ついえるのは、久しぶりにポップシーンを更新するアーティストの誕生だ、ってこと。21世紀最初の十年のポップスは、アークティック・モンキーズか、ラスト・シャドウ・パペッツで語られるべきなのかもしれない。ラスカルズは……かわいそうだけど、ちょっと保留しておこう。
 今現在、ラスト・シャドウ・パペッツみたいな音は、思いつく限りでは、他にない。完璧に唯一無二のものだ。だからもしかしたら、ポップスとして普遍性は低いかもしれない。恐ろしいことだが、わかり辛いと捉える人がいるかもしれない。特に日本みたいな保守的な国では。もしもそんなことになったら、とても悲しいことだ。
 これは広く聴かれるべきだ。聴いて、そこから発展して、色んな音を見つける旅に出るべきだ。それだけのものがラスト・シャドウ・パペッツにはあるだろうし、『The Age Of The Understatement』には含まれている。
 間違いなく、本年度最高傑作のポップスだろう。

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tag : ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ TheLastShadowPuppets ジ・エイジ・オブ・ジ・アンダーステトメント TheAgeOfTheUnderstatement

2008-04-17

『クローバーフィールド HAKAISHA』って結局何の意味?

 『クローバーフィールド HAKAISHA』を観た。とりあえず面白かった。面白かったが……好きか嫌いかでいうと、確実に好きな映画ではあるんだけど……

 『クローバーフィールド』は、一言でいうと「ドキュメンタリー風の怪獣映画」だ。スピルバーグ監督の『宇宙戦争』+『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』だ。そして、怪獣版『食人族』だ。ポスターのインパクトが似てるし。片や首のない自由の女神で、片や串刺し女性だ。ただし、映画としての面白味は、『宇宙戦争』や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』以下。
 とっても真摯に作られた怪獣映画なんだけど、それなら『グエムル』や『宇宙戦争』みたいに真正面から撮ってほしかったなぁ。迫力なら『宇宙戦争』の足元にも及ばず、目新しさなら『グエムル』にも及ばない。
 ネットを最大限に利用した宣伝戦略は面白いけど、結局のところ、そこ止まりの映画でしかない。どうせならTVで、「臨時ニュースです!」と、オーソン・ウェルズさんの『火星人襲来』みたいに放送した方が何万倍も面白かった。映画内容を公開日までずっと隠してたそうだけど、なるほど、この程度の映画ならそんな宣伝戦略にする必要もあるか。

 私が駄目だと思う最大の要因は、売りである「ドキュメンタリー風」にある。あまりに「ドキュメンタリー風」に頼り過ぎている。一人称視点は迫力も臨場感もあるけど、それは逆に情報量を狭めることになり、物語の起伏を平坦にしてしまう。そうならない工夫は凝らされているけど、映画としての興奮度は低い。「ドキュメンタリー風」にしかできないことはあるが、「ドキュメンタリー風」ではできないこともある。その「できないこと」が映画を映画たらしめているんだと思うんだけど。
 何度も書くようだけど、真正面から「怪獣映画」を撮ったスピルバーグ監督の『宇宙戦争』の方が比べ物にならないくらい怖くて迫力がある以上、「ドキュメンタリー風」であることの必然性は、ただ単に「そうでもしないと凄そうなものを作れないから」という逃げ腰にしかない。アイデアの勝利、みたいに褒める人は多いけど、私はそう思えない。『クローバーフィールド』は、一人称視点ではあっても、被写体が複数人いる時点で、「普通の映画」と同じだからだ。

 一人称視点なのに、余り違和感なく『クローバーフィールド』を観ることが可能なのは、被写体がいるから。カメラマンがいて、撮られている主人公たちがいる。「普通の映画」と違う点は、カメラマンも登場人物って点だけ。これが、被写体がなく、完全にカメラマンだけの「ドキュメンタリー風」映画だったら全く違ったものになった。本当に「ドキュメンタリー風」にするなら、そうするべきだった。それが、主人公たちのつまらない恋愛事情を絡めて物語を作ってあるから、「普通の映画」と殆ど変わらない。
 「普通の映画」でも一人称視点なら情報量は少なくて済むし、余計な場面を作らないで済むし、「カメラマン自身も登場人物のドキュメンタリー風」だから演出に気を配らなくて済む。これは、金なしアイデアなしの時に使う、逃げの方法だ。それを、「アイデアの勝利」と評価して観ることはできない。ある程度以上の予算が組まれた映画みたいだから、尚更そう思う。

 という次第で、スピルバーグ監督の『宇宙戦争』支持者の私としては、『クローバーフィールド』は好きな映画だけど駄目な映画、だと思った。
 あと、ここにも「9.11テロ」の影響が色濃く現れていることに、色々と思わずにはいられない。好意的にでなく、否定的に。
 「9.11テロ」の影響を受け、それを映画として最高の形で提供できているのは今のところスピルバーグ監督しかいないと思っているんだけど、『クローバーフィールド』もその1つではある。ただしその表現は、わかり易すぎるくらいのものなので(台詞にも「またテロか」とかあるし)、商売っ気として影響を顕にしただけと見える。日本に住む日本人の私からは、「テロを隠れモチーフにして、いっちょ金儲けしてやるか」くらいにしか見えないんだよなぁ。実際のところはどうなのかわからないけど。

 最後に、いかにも続編が出来そうなんだけど、作るのかな? そしたら『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』みたく、全く違うアプローチで作るのか? まあ、そっちの方が面白いか。2作目は、「普通の映画」として俯瞰的に全体を捉える。1作目と合わせて初めて1本。何となく、そーゆー魂胆が見えるような……

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2008-04-15

浜崎あゆみっくすの「Part of Me」カール・クレイグMIXは最高です

 以前に書いた記事で、浜崎あゆみさんの『ayu-mi-x 6』では、「Part of Me」のカール・クレイグさんのリミックスが2番目に良い、と書いたけど、今では一番に昇格。もう最近はこればっかり聴いている。いやもう、本当に良い。浜崎さんの歌なんて毛嫌いどころか馬鹿にしていたのに、まさかハマる日が訪れるとは……もちろん、クレイグさんのリミックスの功績ではあるけど。

 クレイグさんのリミックスワークには定評があって、ただし仕事を選ばずに受けるところがあるから玉石混合でもあるんだけど、基本的には素晴らしい仕事をする人だ。
 「Part of Me」は、日本人好みなリミックスになっている。浜崎さんの歌声をそのまま使っていて、変に凝ったエディットもしていないし、強いフィルターもかけてない。メロディも主旋律をなぞって、強いアレンジをしていない。一番わかり易いのが、1小節毎に主旋律のコードを1音だけ鳴らすやり方(他にどう説明すればいいのかわからない)。これ日本のポップスじゃよく聴くけど、あまり洋楽じゃ聴かないと思う。つまり、それだけ日本人に最適ってこと。
 演奏はシンセパッドをメインに替え、リズムは力強いエレクトロ仕様。大幅にエディットされてないので、リミックスというより、アレンジといった方がいいかもしれない。しかし、それがとんでもなく良い。原曲よりも遥かに良い

 あと、聴いているとなぜか泣けてくる。何か、とても懐かしい感じがする。浜崎さんの歌って、こんなに良かったっけ? 適度に太いシンセの音、エレクトロなリズム。デトロイトのエレクトロミュージックの郷愁、またはシカゴハウスを――そうだ、それだ。「Can You Feel It」みたいな――古き良き時代を想い起こさせるんだ。もちろん、私はその時代にはまだまだ子供だったから、全く知らないけど。
 これだけ良いのだから、リミックス版の「Part of Me」を改めてシングルカットしたらいいなー。アナログは一般的には手が出せないだろうから(聴けないだろうし)、CDで。しかし、クレイグさんのリミックス版「Part of Me」を聴くためだけに『ayu-mi-x 6 -SILVER-』を購入する価値はあるかも。極上のポップスなんだもん。

ちなみに、Mr.Fingers 「Can You Feel It」↓

シカゴハウスの超名曲。知らない人はいないだろう。聴いたことなくても、「Can You Feel It」て曲名は知っている人多いと思う。元々はジャクソン5から来ているし。

あとついでに、Inner City 「Good Life」↓

この曲も大好き。やっぱ超名曲。

テーマ : 音楽のある生活
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tag : 浜崎あゆみ ayu-mi-x PartOfMe

2008-04-14

『BRUTUS』、矢沢永吉もビートたけしも20年は遅れたアホだ。

 さっき本屋に行ったら、『BRUTUS』が売っていた。1度も読んだことがない雑誌なので、何が書かれている雑誌なのかも知らず、だから今まで表紙に目が留まったことはあっても読みたいとも思わなかった雑誌だ。しかし、今売っているやつには興味が惹かれ、買ってしまった。
 表紙には大きく「日本経済入門」と書かれ、執筆者にはビートたけしさんと橋本治さんがいた(その他にもたくさんいるけど、興味なし)。橋本治さんは現在進行形で好きな作家。ビートたけしさんは、映画『座頭市』を作った辺りからその発言と表現に全く興味を抱けなくなったけど、ずーっと大好きな存在だった。私はこの二者にかなり影響を受けている。ので、思わず『BRUTUS』を購入した次第。
 パラパラと適当に見ると、「日本経済入門」特集以外に興味の持てない、かなりどうでもいい雑誌だった。

 肝心の「日本経済入門」は、期待を物凄く大幅に裏切る酷い内容だった。特に始まり。矢沢永吉さんがファンクラブの会報に書いた文章を取り上げ、褒めちぎっている。
 矢沢さんの文章を要約すると、
 吉野家の牛丼は罪だ。安い価格で腹一杯にさせたら、誰が働くんだ? 300円出せば食事が安心だと、這い上がろうと頑張る奴が出なくなる。せめて千円は出さないと腹一杯にならないようにすれば、みんなもっと頑張るよ。安けりゃいいってもんじゃない
 この意見に対し『BRUTUS』は、「デフレ論であり、値下げすると値上げし辛い企業の問題の本質を突いている」と褒めている。いやいやいや、どこがだ?
 いいたいことはよーくわかる。ただ単に甘やかしたら駄目ってだけの話だ。古今東西、ずっといわれ続けていることだ。矢沢さんが発案者じゃない。
 それに、ちょっと考えてみろよ、千円もする牛丼なんて誰が食べる? 若者のやる気を出させる前に、吉野家は今のように日本中にチェーン展開することもなかっただろう。
 矢沢さんの発想を国単位で大きくすると、ODAの問題になる。多くの貧困国は、国際援助のせいで貧困国のままなんだろうか? 矢沢さんが考えるような一面は間違いなくあるだろう。でも、自助努力じゃどうにもならないレベルの人々だっている。そんな人々に対し、「お前ら、他人からの援助を期待しないで、自力で這い上がれ」なんていえるか? いえるわけがない。
 そもそもさ、這い上がるハングリー精神は必要かぁ? 世界にはハングリー精神なんてものが不必要な人々がたくさんいるんだよ。殆どの人々は何となくで生きていけるんだ。普通のサラリーマンを親に持ち、何となく学校を出て、何となく会社に入り、何となく不満はあっても何となく楽しく生きている人々がたくさんいる。
 百歩譲って、牛丼ごときが千円もする世の中で、若者が必死に働くハングリー社会だったとしよう。それでも世の中は良くなるだろうか? ならんね。だって、現に今、そうじゃん。必死に働いて、何とか日銭を稼ぎ、吉野家の安い食事に辿り着けるような人々だっている。這い上がろうとするハングリー精神や上昇志向が足りないのか? 違うだろ。
 「日本経済入門」という特集の冒頭がこの調子なんだから、その内容も推して知るべし。

 ビートたけしさんのも酷かった。

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2008-04-13

そうだ、独立国家を作ればいいんだ!

 前の記事を書いていて思ったこと。

 以前にも書いたことの繰り返しになるけど――
 学校の先生の国旗掲揚・国歌斉唱の拒否、私は「好きにすればいいでしょ」としか思わない。どうせみんなから仲間外れされちゃうんだから。仲間外れにする方もどうかと思うけど、今の日本の社会では、たぶんそうなる。だから別に停職みたいな制裁をする必要はないと思っている。ただしどうせ拒否をするなら、その先を考えておけ、と思う。
 ――と、ここまでが以前に書いたこと。ここからが新しいこと。

 国旗・国歌を拒否をするのは、もしかしたら愛国心の賜物かもしれない。日本という国を愛する余り、許せないだけなのかもしれない。それならやはり今の日本に相応しいと思う代案を出すべきだ。単なる憎国心からの拒否なら、ますますもって代案を出すべきだ。何にしろ、「日の丸」と「君が代」に代わるものを出せばいい。それができないなら、身の丈に合わない行動をするもんじゃない。
 でも、もしもこんな行動に出られたら、みんなビックリするだろう。それは、独立国家を作ることだ。

 世界にはとんでもなく小っさい独立国家がある。それを集めたガイド本がある。『ミクロネイションズ』て本だ。超面白い本なので、オススメ。
 表紙には、「100%実話」や「ホームメイド国家」なんて書かれてて、恰幅のいい王様と王女様が写っている。が、偉ーい王族ってわけではない。何せ、町1つだけの独立国家があれば、家や部屋の独立国家まである。そんな国となら、個人的にでもお付き合いしてみたいと思いません?

 国旗・国家を拒否するのは結構だ。だからどうせなら、近所のコンビニへ買い物に行くくらいの気軽さで、「私、独立国家しますわ」と宣言すればいい。で、好き勝手に国旗と国歌を設定すればいい。それくらいのユーモアがあってもいい。
 そんなことをする人が身近にいたら、私は無責任に応援するな。

地域興しとしての、日本の独立国はここを参照→ふるさとへの旅

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tag : ミクロネイションズ MicroNations 日本の独立国

2008-04-13

チベット問題であれこれ思う

 何だか予想以上に大変な事態になってきて、中国が北京オリンピックをキレイに成功させられるのか、完璧な他人事として興味津々なわけですが。
 日本の餃子問題に絡む中国での飲食の不安、環境汚染による空気の汚さ、チベット問題……それらが原因となり、選手が棄権するのもあるし、開会式の棄権もある。中国がどうやってそれを回避するのか、できるのかが楽しみ。
 あとは、日本がどんな態度に出るのかにも。1つにはこんな意見がありますな。

産経ニュース→中国は「懐の深い外交を」 チベット問題で民主・鳩山幹事長

 無理だろ。つーか、今のチベットの問題って、独立以前に経済的な問題がでかいでしょ?
 アホな西洋社会の著名人とかは(例えばビースティー・ボーイズとか)、チベットのグローバル化に反対してたりするけど、当のチベットの人はかなりグローバル化大賛成でしょ? チベット文化を守るためにグローバル化に反対? 伝統的文化を守るためだけに?
 自分たちの生活向上と伝統文化とどっちを取るかという時、伝統文化と言い切れる人は偉いと思うけど、大半の人は生活向上に決まっている。グローバル化が伝統文化の衰退に即繋がるわけでもない。繋がるとしたら、それは政府や自治体の怠慢でしかない。別にチベットでなくても日本の各地域でもよくある話だ。
 チベットの近代化、グローバル化に問題があるとしたら、利益が生まれるところにチベットの人が絡まない点だろう。中国からの流入が多くて、現地のチベット人は蚊帳の外。近代化しても、チベット人は余り潤わない。その上、中国文化は押し付けられる。新しいビジネスがやってきて、資本投資が行われても、チベット人にビジネスチャンスは少ない。そりゃあ面白くないわな。
 グローバル化は基本的に何にも問題はない。ただし、地域性を潰さない方向で、というのが条件だけど。チベットの経済発展は、チベットをチベットでなくした。そこには文化や人権や宗教や思想も含まれるけど、根本的な問題は、経済だ。
 中国批判&グローバル化批判&チベット擁護をしている著名人は、そこら辺わかってんのか? かなり偏った西洋的見方をしてないか? チベットの現状は確かに問題あるけど、そこら辺を勘違いしていると、結果はかなり違う方向へ向かってしまう。

 ビョークさんが中国でのコンサートで「チベット独立!」と叫んだらしいけど、チベットが独立したらどうなるんだろう。ウイグル自治区とモンゴル自治区も「こっちも離れたいな」といいかねないよね。中国としては、そんな展開は願い下げだろう。それに、チベットが独立しても、結局はチベットの伝統文化は衰退する可能性はある。そしたら、伝統文化を守りたい人たちは、チベットの独立を反対しなきゃいけない。
 日本はどんな態度を取ればいいんだろう? 無視するわけにはいかないし、といって中国を下手に刺激する態度も取れない。あと、日本は基本的に「国として独立する」ということを考えたことがないから、チベットの気持ちはわからない。何で独立したいのか、独立したら何のメリットがあるのか、さっぱり見えない。たかだか日銀の人事で揉めている国が、独立を求めて争っている人たちに何をしてやれるのか、さっぱりわからない。だからこそ、自分ではできるだけ何もしたくなから、中国に対して「穏便にいこうよ」ととんでもなく当たり障りのない意見しかいえない。
 日本の腰抜け外交姿勢は悪いと少しは思うけど、誰にも角が立たないようにすると、どうしても腰抜けになる。それは仕方ない。でも、そんな腰抜け意見をいっている奴が国内で、野党として偉そうにものをいっているのは許せないな。民主党は大っ嫌いだ。

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tag : チベット問題

2008-04-13

『図書館戦争』が凄いことに……

 有川浩さんの、『図書館戦争』のスピンアウト本、『別冊 図書館戦争Ⅰ』を購入。
 あとがきによると、題名の頭に付いている「別冊」は、『別冊 花とゆめ』や『別冊 マーガレット』の「別冊」なんだそうな。つまり、番外編という意味と、「少女漫画チックに激甘」という意味を併せ持っているらしい。
 実際、激甘でしたとも。読みながら、「ぐっはぁ―――――っ!」って思わず床を転げ回るくらい照れくさくて、恥ずかしげもない激甘ぶり。何というか……望んでいた以上の展開を見られて嬉しいような、見たくなかったような……ラブコメライトノベル超ど真ん中の展開をハードカバーでやれるところが有川さんの強みですなぁ。
 帯にも、
CAUTION! 恋愛成分が苦手な方は、ご健康のために購入をお控えください。
と、未だかつて見たことのない惹句が書かれている。凄いね、身体に害を及ぼすくらいのラブコメって。

 さて、同時にアニメ版の『図書館戦争 LIBRARY WAR』も見てみた。
 ええーっ、何か……何かっ! 堂上篤、カッコイイっ! 笠原郁、カワイイっ!
 ああ、これはいかんな……原作を番外編まで全て読んでいるくせに、アニメ版も全話見てしまいそう。
 製作しているプロダクションI.Gの仕事がまた素晴らしいんだ。作画もキレイで、よく動く。シリアスな演出もコミカルな演出もどちらも良し。原作のどこまで作るのか、何話まで作るのか知らないけど、最後まであのクオリティを維持してもらいたいなー。

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tag : 図書館戦争

2008-04-12

「準児童ポルノ」の規制はなし?

 あっち行ったりそっち行ったり、落ち着かない。

毎日jp→児童ポルノ:アニメやCGなどへの規制見送り…自民

 常識的な判断からして、「被害児童が存在しない」ってのは当然というか何というか。新手の実存主義が到来しようとしているのか?
 また、こんな規制も始まるそうなんだけど、「へぇー、それ問題なのか」と驚かされる。

産経ニュース→男児の性器放送に注意喚起 BPO

 男児のチンチンが「男児の全裸がおおらかさ、ほほえましさ、解放感だけを表現するもの」だったとは、全く知らなかった。しかも、そんなものが放送されたからって苦情の電話を入れる暇人がたくさんいるんだ。その暇人どもも規制してほしいもんです。

 これらの規制を行うのは、犯罪に走りそうな馬鹿が何にも考えず受動的に情報を受け取れる状況にあるからでしょ? でも規制したって、そんな馬鹿は放置のままだから、いずれは別の何かで影響を受けて犯罪に走ったりするんじゃないの? あらゆるところで規制しても、馬鹿がいる以上、どうにもならんだろ。
 日本ユニセフ協会も「準児童ポルノ」への規制について弁明しているけど、言い分の拠り所が「他の先進国では妄想表現メディアも規制してますよ」ってことしかない。あっちの偉い人がそういってんだから、って他人頼り。その先進国である米国は、妄想表現メディアを規制して犯罪が減ったのか? そんなことは全くない。そもそも、規制に効果があるという科学的根拠がないと思ってんのは、米国だって同じだ。規制の裏側には、単なる「しがらみ」が付いて回ってるだけのこと。
 児童ポルノを犯罪とするのは当然のことだろうけど、「準児童ポルノ」の規制は当然ながら人権に関係なく、犯罪抑止のためでしかない。しかし、その抑止効果と規制に関係性が見出せないのはかなり明確なんだけど……困ったもんだ。

テーマ : 気になるニュース
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2008-04-11

浜崎あゆみの金銀は財宝みたいで最高!

 どうゆうわけか、浜崎あゆみさんの『ayu-mi-x 6 -GOLD-』と『ayu-mi-x 6 -SILVER-』を買ってしまった。
 ちなみに私は、浜崎さんの歌をまともに聴いたことがない。有線放送やラジオやTVでかかっているのを偶然聴く程度で、能動的に聴こうと思ったことがない。そんな私が聴くのだから、その聴き方は一般的な浜崎ファンと逆の聴き方になる。つまり、クラブミュージックとして良いか悪いかが重要なのであって、浜崎さんの歌はどうでもいいのだ。完全にリミキサー目当てっす。

 金版の目当ては、Dj ケンタロウアーマンド・ヴァン・ヘルデンパラ・ワン大沢伸一コールドカットアフラ & インクレディブル・ビートボックス・バンドマッド・プロフェッサー
 銀版の目当ては、コ・フュージョンフリーフォーム・ファイヴブラック・ストロボフォース・オブ・ネイチャープレイグループカール・クレイグカーム

 すっごい面子だよねぇ……浜崎さんだからできることなのかどうかは知らないけど、本当に凄い面子だ。はっきりいって、単なる浜崎ファンにこのリミキサー陣の凄さはわからないような気がする(偏見)。
 リミキサー陣の配置が憎い配置になっているのも唸らせる。金と銀、どうしても両方買い揃えたくなるもの。ただし、このとんでもなく超豪華なリミックスアルバム2枚、良いと思った曲は半分くらいしかない。金版では、アーマンド・ヴァン・ヘルデン、パラ・ワン、大沢伸一、コールドカット、アフラ&インクレディブル・ビートボックス・バンド、銀版では、フリーフォーム・ファイヴ、プレイグループ、カール・クレイグが良かった。それ以外は、バックトラックはカッコイイけど、浜崎さんの歌が「乗ってる」だけ。それならバックトラックだけを聴きたいような。
 例えば、コ・フュージョン。ハードでキレイめのトラックなんだけど、何か、普通。もっとバッキバキのもテクノっぽいのを期待してた私が悪いのかもしれないけど、ガッカリ。他にも、余りにも浜崎さんの歌声がジャストフィットしているものは、リミックスとして良いとは思えない。でも、浜崎ファンはそっちの方が喜ぶと思う。
 逆にアーマンド・ヴァン・ヘルデンさんやプレイグループ、フリーフォーム・ファイヴ、パラ・ワンなんかは平気で浜崎さんの声をエディットするから、リミックスとして聴き応えがある。あるけど、浜崎ファンは嫌うと思う。だって、せっかくの浜崎さんの声がズッタズタ(という程じゃないけど)にエディットされたら嫌でしょ、ファンとしては。
 だから、困ったことに、浜崎ファンが気に入りそうなリミックスは、クラブミュージック好きは気に入らないかもしれず、クラブミュージック好きが気に入りそうなリミックスは、浜崎ファンが気に入らないかもしれない。中途半端。

 で、2枚を何度も聴いた末のベスト・リミックス・トラックを10曲挙げてみると、

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tag : 浜崎あゆみ ayu-mi-x6

2008-04-10

電気グルーヴ『J-POP』で、飽きない醒めない夢を見続けたい

 電気グルーヴのオリジナルアルバムとしては8年ぶりの新作になる『J-POP』は、はっきりいって、地味だ。音数が少なく、音色が派手でなく、ミニマル。歌詞もミニマル。「ポップ」て題名のくせに全然ポップでない
 わかり易い4つ打ちテクノは控えめに、エレクトロ色強め。懐かしいような、古いような、とりあえず新しくはない。とはいえ、音の強度は今までで最強。アルバム全体の収録時間は短いので(約50分)、そこがポップといえばポップだ。ごちゃごちゃと濃くない。電気にしては珍しく、あっさり風味。胃もたれしない。
 同時期に買ったミス・キティンのアルバムが近い位置にいるけど、ミス・キティンの方が何倍もポップだった。感覚的に最も近いのは、電気グルーヴxスチャダラパー電気グルーヴとかスチャダラパー』。あと、デペッシュ・モードからゴスっぽさを抜いた感じ。

 正直、期待していたものとは違っていた。違っていたが、裏切られたってわけでもない。その前にどう期待していたのかが自分でもよくわからない。
 デジタリズムジャスティスみたいな? 電気がそんな流行に乗るとは思えない。
 バリッバリのフロア仕様? それだと電気の意味ないし、石野卓球さんのソロでやればいい。またはアナログでシングルカットする時にリミックスすればいいだけだ。アルバムをフロア仕様にする必要はない。
 アホで馬鹿で変態の、わけわかんない意味不明ギャグ路線? それは『VOXXX』で既にやってるし、今さらそこをさらに追求されても、聴き辛いだけ。
 海外でも通用する、時代の最先端を追求した音? それはできるだろうし、ファンが望む一部分だろうけど、今までの電気や卓球さんの音からして、本人らが全く興味なさそう。
 「」や「シャングリ・ラ」や「N.O.」みたいなアンセムになり得るポップな曲への期待? それは間違いなくある。電気グルーヴxスチャダラパーや、InKではやたらとポップな曲を発表していたこともあってか、「今度の電気の新作は最高傑作になるんじゃないか!?」と思ってた。そこは見事に裏切られた。

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tag : 電気グルーヴ J-POP

2008-04-09

川内康範さんが亡くなって

 昨晩、DVDを観ようとTVを点けたらNHK総合が映って、そしたら何か歌番組がやってて、川内康範さんの追悼みたいなことしててた。
 あ、そーいや死んだんだっけ、あのじいさん、と思って何となく見てたら、森進一さんが映って、簡単に川内さんへの想いを話出した。
 川内さん死んだからって「おふくろさん」解禁は難しいだろうなー、と思ってたら、やっぱワイドショーネタになってた。

nikkansports.com→森進一が川内康範さんへの思いを生放送で
産経ニュース→森進一「父親代わりで残念」…川内作品は封印

 朝のTVのワイドショーでもやっぱこれについて取り上げてた。
 ちょっと常識があれば、このタイミングで歌うと「亡くなってグッドタイミング!」みたいに取られるんだから、絶対に歌うわけがないのわかりそーなものじゃない。それを、「さあ、森さんは歌ったのか!?」て特集してる。ホント、馬鹿で下らないよな、ワイドショーって。
 しかも、取材陣が森さんのところに行って、「川内さんの歌を歌うんですか!?」とか質問攻めしてやがんの。お前らには心情を慮るってのがないのかと。せめて四十九日を過ぎてからにするとかさ、それくらいのことはできんのかと。「森さんからは一切のコメントがありませんでした」って、そりゃそーでしょ。

 NHKもさ、前川清&クールファイブに川内さんの歌を歌わせるんなら、「死ね死ね団のうた」を歌わせりゃいいのに。作詞した本人が死んでいるだけに。前川さんがメインボーカルで、クールファイブが「死ね死ねぇ~」とバックコーラスするの、「ドゥビドゥワ~」みたいに。とんでもなく瞬間的に高視聴率が取れるだろうに。
 ワイドショーでも「死ね死ね団のうた」は完璧にスルーされてるし。寂しいねぇ。私にとっては、「死ね死ね団のうた」を作った異常な作詞家なのに、川内さんて。

前にも貼り付けたけど、再度。「死ね死ね団のうた」↓


ついでに歌詞↓
死ね 死ね
死ね死ね死ね死ね死んじまえ
黄色いブタめをやっつけろ
金で心を汚してしまえ
死ね(アー) 死ね(ウー) 死ね死ね
日本人は邪魔っけだ
※黄色い日本ぶっつぶせ
 死ね死ね死ね 死ね死ね死ね
 世界の地図から消しちまえ 死ね
 死ね死ね死ね 死ね死ね死ね
 死ね死ね死ね 死ね死ね死ね

死ね 死ね
死ね死ね死ね死ね死んじまえ
黄色いサルめをやっつけろ
夢も希望も奪ってしまえ
死ね(アー) 死ね(ウー) 死ね死ね
地球の外へ放り出せ
 ※繰り返し

 こーやって字で読むと、怖ぇな、これ。どこのキチガイだよって。中国とか、サッカーで日本と対戦する時、中国サポーターはこれを覚えて日本に向かって歌えばいいのにね。わざわざ日本語で覚えてたりして、逆に日本文化大好きなのかよ、て思われたり。
 あと、どうでもいいけど、何度聴いても途中の「アー」て女性の喘ぎ声みたいなやつ、『パロディウス』の2面のリオのカーニバルのカッコした敵キャラを思い出すなぁ。

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tag : 川内康範 死ね死ね団のうた

プロフィール

ばっどていすとさんどいっち

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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