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2007-09-18

カナザワ映画祭2007・青いオトコまつり 覆面上映

 金沢で、今月14日から「カナザワ映画祭2007 青いオトコまつり」という映画祭が開催されている。どんな映画祭かというと、まあその題名から何となく想像できそうだけど、鈴木則文特集、内田裕也特集、石井聰亙特集と、とても映画秘宝ライク。これらの特集上映を金沢21世紀美術館とシネモンドで上映するんだけど、もう2つ上映館があり、1つは金沢城公園での野外上映、あと1つは駅前シネマというピンク映画館でのオールナイト上映だ。
 野外上映には、一番星号てデコトラも展示され、上映される作品は当然のように『トラック野郎 望郷一番星』。
 オールナイトは、3つの特集から美味しいとこ取りで全6作、計約9時間の上映。夜10時半から朝8時過ぎまで。6作の中には覆面上映作品があり、事前に何を上映するのかわからず、楽しみの1つとなっていた。

 金沢での映画祭は何十年も昔に遡れば何度も開催されており、レア作品も何度か上映されているんだけど(例えば『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』とか)、今回の覆面上映作に勝るものはなかったかもしれない。覆面を取ってみたら、噂に名高い幻の恐怖映画『シェラ・デ・コブレの幽霊』(1964)だったのだ。
 とはいっても本当はTV作品なので映画じゃないんだけど、観た人が皆「今までで最も怖かった」といってるくらい、凄い作品らしい。らしい、と仮定形なのは勿論、私は観たことないから。だって、40年も昔に1回TV放送されただけなんだから。

 監督はジョセフ・ステファノ。本来は脚本家で、監督作は『シェラ~』のみ。ヒッチコック『サイコ』やTV番組「アウターリミッツ」の脚本家といえば、仕事ぶりはわかるだろう。
 「アウターリミッツ」の後に、「The Haunted」というシリーズを作る筈だったんだけど、パイロット版の試写で、こんな怖いものを放送するわけにはいかん、と「The Haunted」そのものが潰れてしまったのだ。そう、演出が恐怖ものとしては最高すぎて、余りの恐ろしさに放送が断念されたのだ。その時のパイロット版が、『シェラ~』として残った。
 何でも、世界で『シェラ~』を観られたのは、日本、イギリス、カナダ、オーストラリアのTV放送だけらしく、本国アメリカでは、放送中止になったこともあり、関係者以外に殆ど観られていない。日本でも、淀川長治さんが司会してた日曜洋画劇場で1回放送されたっきり。リアルタイムで観た人は、40歳後半以上か。ステファノも他界しているので、ちゃんとした情報がもう全く残ってない。IMDbを見ても、皆さん必死に探しているみたいで、情報はなし。そんな作品が劇場で一般公開されるとは。

 フィルムの所持者は映画評論家の添野知生さん(映画祭のゲストとしてトークショーがあり、『シェラ~』についてと、入手経緯を話してくれた)。
 添野さんは、数年前から『シェラ~』を探していたそうで、しかし全く情報がなく、ほぼ諦めていたところに偶然「フィルムがあるから買わないか?」と連絡があり、フィルムなんて買ったことないから迷ったものの、先方から「いらないなら、オーストラリアにも欲しがってる人がいるし、そっちに売る」といわれ、購入を決意。しかし、買ったフィルムは16mm。添野さんにそれを観る方法はなかった。
 添野さんは、ピンク映画の監督・脚本家である友人の樫原辰郎さんに連絡。さらに樫原さんは、恐怖映画の監督・脚本家である高橋洋さんに連絡。結果、高橋さんが講師を勤める映画美学校の試写室で、ごくごく身内だけでの内覧会をすることに。
 ごくごく身内だけにしたのは、買ったはいいけどフィルムが本物なのかすらわからないため。「『シェラ~』買いましたよ! みんな観に来て!」と告知して人を呼び、いざ上映が始まったら全く違う作品で、「騙された!」とガッカリされる可能性があったからだ。あくまでも中身の正当性を確認するのが目的だった。また、フィルムの入手経路がCBSを通しての正式なものでないため、料金を徴収するような一般公開はできない。今回の映画祭みたいな、特別上映という形でもない限り、一般公開は無理なのだ。
 果たして、フィルムは紛れもなく『シェラ~』だった。その時の興奮は、高橋洋さんや大森望さんのHPにも書かれているので、知っている人は知っているだろう。中原昌也さんも参加していて、フィルムの処遇について皆で議論している中、「やっぱ燃やして、幻の映画にしよう」といったらしい(笑)。

 『シェラ~』は、内容以前に、このように伝説といっても過言でない作品になっていた。
 さて、観た感想はというと・・・・・・それは後日。

当ブログ内の関連記事→シェラ・デ・コブレの幽霊は果たして……
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tag : シェラ・デ・コブレ カナザワ映画祭

2007-09-18

挨拶

 はじめまして。今日からここで書き綴ることにしたBTSといいます。書く内容は、基本的に映画と音楽の感想文。あとは日々の何かを思いつきで書いたり。まあ、メモ的に。ブログ自体が初めてなので、いまいち使い方わかんないけど。
 とりあえず挨拶までに。よろしくお願いします。

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プロフィール

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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