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2017-02-20

入院生活記 その6

 1/3加重のリハビリ中です。難度の高いゲームみたいです。
 まずは体重計を用意します。松葉杖を使ったまま右足を乗せ、体重の1/3の数値になるまで加重します。重要なのは、1/3を超えないこと。骨の状態に応じた適度な加重は、骨に刺激を与えて治りを促進させるそうですが、過度だと悪化させます。
 この1/3に止めるのが意外と難しい。松葉杖を握る腕にかかる負荷、右足首にかかる負荷を感覚で覚えるしかないのです。体重計の数値を見ながら何度も繰り返して、次は体重計を見ないで同じことを繰り返します。リハビリの理学療法師が真横で体重計を見ながら「良し! その感じ!」「おーっ! 危なっ!」と声かけしてくれます。凄くゲームっぽい。
 どこかの頭良い人が体重を測れる靴を開発してくれませんかね。そのような物が開発されたら、医療現場で重宝されること間違いなしなのですが。スマートフォンやスマートウォッチと連携できればさらに良し。
 現時点で最薄の体重計は15㎜のタニタ製品です。15㎜なら靴底として使える厚さですが、歩行に使われるような耐久性となると無理難題ですか。いや、たぶんどこかの誰かが開発に勤しんでいることでしょう。
 30年程度で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の浮くスケボーが実現したのですから。
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2017-02-16

入院生活記 その5

 普通が一番。今まで通り、予想通りの日々が繰り返される、それが一番。波瀾万丈は不要。人生色々ですけれど、その「色々」は大して起伏のないもので結構。
 ま、たかだか足の骨折程度の私がいうことではありませんが。

 爪先から膝まであるギプスみたいなものが取れ、足首だけのサポーターに切り替わり、抜糸が終わり、遂に骨折した右足を床に下ろすリハビリが始まりました。
 2週間程度使わなかっただけで、右足の筋力はかなり衰えました。爪先から膝まで固定していたため、足首を上下に動かすにも苦労します。指もやはり思ったように動かず、指でビー玉を摘まむ動作ができません。
 まずは1/3加重といって、体重の1/3を右足にかける練習を行います。それに慣れ、手術箇所に問題がなければ、1/2、2/3と加重を増やします。全体重をかけられるようになるには1ヶ月程度かかるそうです。ようやく1/3加重が始まったばかりですが、退院が近付いている実感はあり、リハビリにも力が入ります。入り過ぎてリハビリの先生に注意されたり。
 退院したら即、職場復帰するつもりですが、どのように動けば良いか、今から考えてしまいます。職場だけでなく、日常全ての動作に制限がかかりますから、簡単にできないことが色々あるでしょう。立ち読みも簡単にできませんねぇ。雑誌の最新刊、立ち読みしたい…

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2017-02-07

入院生活記 その4

 前回記事にした高齢女性、その後も順調に夜中に叫んでおり、看護師も特別体制を組んで挑むことになったようです。その結果ーー今も変わらず叫んでおります。打つ手なし。
 ちなみに叫ぶ理由は、単に注射が嫌なだけで、採血する際に叫ぶようです。昨晩は「もう私ゃ天国に行かされれんて!」という新たな台詞を叫んでいました。
 元気で何よりです。

 看護師の皆様には「お疲れ様です」という気持ちしかありません。認知症の進んだ高齢者対応に於いて少しイラつく様子は見受けられますが、それこそ看護師だって人間です、対応が少し雑になることはあるでしょう。見た感じ2、30代くらいの人が多いようなので、これから経験を積み、イラつく態度も表出しないようになることでしょう。結局は慣れです。今でもキレそうな感情を職業倫理で抑えられているのですから。
 ただし。件の高齢女性の対応後、私の検査に来た際に「あー、しんど。お腹空いたぁー」と愚痴っており、食事を食べる余裕もない状況なようで、まぁ気持ちはわかるのですが、さすがに患者の前で愚痴るのはいかんだろ、と思いました。
 色んなストレスに負けないで頑張っていただきたいものです。

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2017-02-05

入院生活記 その3

 本気の悲鳴を聞きました。

 私のいる病棟は整形外科なのですが、当然といいますか、患者は高齢者が多いです。8割は高齢者。やはり高齢者は怪我し易いんだなぁ、と思いつつ、そこにいる我が身の老いを実感。

 高齢者が多ければ、これまたやはり、認知症気味の人も少しいます。その中でも1人、私の病室の向かいにいる高齢女性が最強です。
 耳が遠く、記憶力と判断力が低く、しかし声は大きいため、周囲に大迷惑をかけています。特に夜中に状態が悪化します。服用している薬の影響か、錯乱状態に陥り、喚きまくり。
「私も人間ねんぞ! 1人1人の命を何やと思っとるんや! あんたと違うんやぞ! 誰も頼んどらんのに無理矢理ここに連れて来て! 何すれんて! 待っとれ! 待っとれ!」
 それを複数回繰り返したら、「ぎゃーーーっ! ぎゃーーーーっ!」と
いきなり悲鳴。『スクリーム』かっつう見事なのが病棟に響き渡ります。
 ナースセンターから看護師が大慌てに走って来て対応。そこでまた「私も人間ーー」が繰り返され、再び悲鳴。さらに看護師が駆け付け、最終的には3人がかりで対応。
 ようやく女性が落ち着いてきたら、今度は長々と人生訓を話します。その中でも面白かったのが、「私もね人生色々あったの、島倉千代子も歌っているでしょ」と大声で島倉千代子さんの「人生いろいろ」を歌い始めた時です。夜中の3時に独演会。『サタデー・ナイト・フィーバー』。
 その後、病室の扉が閉められ、中で看護師との戦いが繰り広げられたっぽいです。高齢女性1人に対して若い看護師3人ですから、ラスボスに挑むパーティーって感じです。最後に断末魔ともいえる「ぎゃーーーっ!」を絞り出した後、高齢女性は静かになりました。退治されたようです。看護師たちは、長い戦いでHPというかMPが残り僅かになったのか、大きく息を吐いていました。やりきった感が溢れています。まだまだ夜中の3時過ぎですから、仕事は続きますが。
 ちなみに高齢女性、翌朝何事もなかったように普通ぅーに復活していました。
 看護師の戦いに終わりはないーー!

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2017-02-04

入院生活記 その2

手術が無事に終りましたー。
レントゲンを見ると、足首の骨がボルトやプレートで見事に固定されています。
痛みはありますが、我慢できないーー寝られないーー程ではありません。
術後の安定を確認するための血圧計、患部を固定するための金具のサポーター、抗生物質の点滴、しばらく動けないための尿管、等々が身体に装着されており、邪魔ですが、徐々に外せるでしょうから、今は我慢です。
手術は、あっさりしたものでした。というか、睡眠薬で寝ていましたので、何も覚えていません。「終りましたよー」と医者に揺さぶられて目覚めたら、紙オムツをはかされ、尿管を入れられた状態だったのです。手術を担当した医者や看護師は苦労したかもしれません。
今回初めて知ったことに、手術中のリラクゼーション効果を高める工夫があります。音楽と香りを患者が選べるのです。音楽は好きなCDをかけることも可能です。寝てしまうので意味はないかもしれませんが。都はるみさんの「アンコ椿は恋の花」を手術中に必ず鳴らす『孤高のメス』もありましたが、一般的な方法なのでしょうか? 考えれば、お世話になっている歯科医院も常に音楽と香りでリラクゼーション効果を高めていました。今では普通なのかもしれません。

手術が終わりましたので、後はリハビリに努め、少しでも早く退院を目指します。早くしないと観たい映画が終わってしまいますし!

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2017-02-02

入院生活記 その1

絶賛入院中ー。

人生初の入院生活、手術なのですが、特に緊張や不安はなく、病院の規則に従って淡々と過ごしております。個室ではありませんが、他の患者に配慮しながら動くことに神経を使う程度で、過ごし難さも特になく、そこそこ快適な生活空間といえます。
移動には車椅子を使っています。足首の骨折ゆえに、患部を下げておくと鬱血するため、手術前は松葉杖を使うことができません(車椅子も、右足が下がらないような、私専用の改造車)。自由に移動できる程度には車椅子に慣れましたが、『デイズ・オブ・サンダー』の車椅子チェイスみたいなのは無理そうです(もちろんやる気ないけど)。
食事は美味しく、入院前より健康になって退院できそうです。基本的に好き嫌いはありませんので、毎食楽しい。

病院に不満はありませんが、暇潰しが苦労します。
既に手術後のことを考えたリハビリを行っていますが、20分程度で終わりますので、基本的に一日中暇。しかも就寝時刻が21時で、普段は0時過ぎでしたから、早すぎて寝られません。寝られても2時頃に目覚めます。やることがない、それが一番辛いです(怪我してんだから、じっとしてろってことなんだけど)。
というわけで、長文入力したことのないフリック入力で、ブログ更新して暇潰し。

さて、本日は今から手術です。事前・事後対処が面倒、ということ以外、緊張も不安もありません。私はまな板の鯉ですから、医者に任せる他ありません。
なるようになるでしょう。

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2017-01-31

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。
昨年は相変わらずブログ更新をサボり、<カナザワ映画祭>はガッツリ観ましたが、全く感想も書かず、新年を迎えました。
で、近況。

その日は、今冬最も地面が凍結している日でした。
朝の6時過ぎ。外はまだ夜のように暗く、家から出るとーー寒さに涙が溢れます。地面の至る所が街灯の灯りに輝き、恐る恐る足を乗せると良く滑ります。足下を注意しながら歩くと通勤時間が通常の1.5倍はかかりますからーー早々にやる気がなくなりました。
濡れていると思われる場所は可能な限り避け、少しでも雪の残っている場所を歩きました。やがて、職場まで残り僅かという所で、薄く残った雪の下がツルんツルんに凍結しており、気付いた時には転倒。
すぐ立ち上がろうとしましたが、右足首が痛くてできません。左足を軸にして何とか立ち上がろうとしますがーー右足首から下が動きません。とりあえず地面に座り、右のふくらはぎを手でゆっくり持ち上げてみると、足首から下が、糸の切れたマリオネットのように力なく垂れています。痛みを我慢しながら、その光景をしばらく眺め、持ち上げた時以上にゆっくりと下ろし、大きなため息を1つ。うん、ヤバい、骨折してる。
まだ暗く、通行人が誰1人いない中、地面に座っているこの光景、端から見れば滑稽だろうなー、としばしボーっとした後、スマートフォンを取り出し、人生初の119。状態、場所を伝え、待つこと数分、カップ麺並の速さで救急車か到着。
病院で精密検査すると、右足の三果骨折。つまり、足首の骨を三ヶ所、ボキボキボキと折ってしまったのたです。

というわけで、新年早々、大安吉日に入院することになりました。

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2016-09-17

<カナザワ映画祭>最後の戦い

 生きてます。とりあえず生存宣言から。
 前回の記事は……ほぼ1年前です。<カナザワ映画祭>の日々を記すぞ、といっておいての1年間放置。今回も同じ結果になるかもしれませんが。

 10年目を迎えると同時に終わる<カナザワ映画祭>が遂に本日から始まります。当然、参加します。しますが、今年は連休が中途半端なため、平日も連日朝から映画、は無理でした。
 仕事をスケジュール調整して可能な限り観ますから、過去最も大変な参加になります。<カナザワ映画祭>愛を試されているようです。そんなサディスティックなところにゾクゾクします。

 今年も当然、サポーターとして参加します。今年で最後ということもあり、“ばっどていすとさんどいっち”というブログで使っている名前を<カナザワ映画祭>の公式サイトに載せてもらっています。最後くらいは本名で載せてもらおうかと考えたのですが、ネット上では“ばっどていすとさんどいっち”の方が通用しそうなので、そちらを。
 そもそもブログを始めたのは、<カナザワ映画祭>というか『シェラ・デ・コブレの幽霊』のことを少しでも多くの人に知ってもらうためでした。それについては、少しは貢献できたと自負しています。
 であれば、ここはやはりブログで使っている名前を……あ、ブログ名を載せてもらえば良かった……

 ま、何にしろ遂に本日から開催。現時点の天気予報を見ると、野外上映時の天気は良くありません。濡れて観る覚悟はできてますが、盛り上がってほしいので、上映終了まで雨が降らないよう祈っています。
 映画祭スタッフの皆様、今年もよろしくお願いします。

tag : カナザワ映画祭

2015-09-25

まだ生きています

 久しぶりにブログの更新です。

 1年以上更新せずに放置していましたが、ブログは残っています。昨年は、新年早々に父が亡くなり、色々大変でした。それがブログ更新しない理由ではないのですが、まあ、なんとなく、少し離れてしまうとずーっと離れてしまうものです。
 喪に服すことはしていましたが、昨年の<カナザワ映画祭>にも参加しました。当然、今年の<カナザワ映画祭>にも全日参加しました。ので、やはり<カナザワ映画祭>の日々を記すべきでしょう。
 当記事は、更新復活へのとりあえずのご挨拶と、うるさい広告表示を消すために作りました。

 FC2がいつまで安泰か心配ではありますが。
2014-01-03

新年明けましておめでとうございます

全く更新しなくなって放置プレイもいいとこですが、とりあえず新年の挨拶でございます。
辺鄙な閑古鳥ブログではありますが、せっかくブログをまだ残しているのですから、今年はもう少しまめに更新を行うことを決意!
が、新年早々にモデム故障によりPCからネット接続できず、スマホから更新。のため、やり難く、既にしてやる気の残量がわずかに……

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2013-10-25

<カナザワ映画祭2013>体験記:2日目(9/15)

※平然と一ヶ月以上前の出来事を今さらの記事化です。途中になっていたこと忘れていたのを思い出したので……しかも未完成です。

 <WIRE13>と高速バスでの移動と<カナザワ映画祭2013>で疲れてヘトヘトで眠いので、とりあえず簡単に感想をば。

 片道8時間かけて<WIRE13>に行って参りました。
 今年は、ケン・イシイさん、ウエストバムさん、ジョルジオ・モロダーさん、石野卓球さんの連続が物凄かったです。特にモロダーさん。ヒット曲オンパレード。老いも若きも大騒ぎでした。その後の卓球さんがこれまたポップなプレイで、今までの<WIRE>で最もポップな卓球さんでした。モロダーさんの雰囲気を壊さないように巧く引き継いだ感じ。
 毎年、田中フミヤさんのプレイを物凄く楽しみにしているのですが、今年は<カナザワ映画祭2013>を観たいこともあり、30分しか楽しめず、非常に残念無念でした。出だしから素晴らしいプレイでしたので。

 で、また片道8時間かけて金沢市に戻ってきて、休む間もなく<カナザワ映画祭2013>ですよ。
 まず、『獣人島』です。寝ました。次に『ティングラー』です。寝ました。最後に「午後十時の爆音映画祭」です。『時計じかけのオレンジ』で寝ました。何ちゅーもったいないことをしたのかと悔やんでおります。どうせ寝てしまうのなら<WIRE13>を最後まで楽しんでりゃ良かった。でも、観てみないとわかりませんからねぇ。
 『獣人島』は、とても貴重な上映ですし、とても有名な傑作ですが、資料価値しか見出せませんでした。「新映画理論」とやらに基づき選ばれた作品だそうですが、「新映画理論」を知らないのでどうにもなりませんでした。
 『ティングラー』は、とても良くできた作品でした。画面の感じが良く、俳優陣の演技がどの方も良く、特撮はちゃちですけど全く気にならず、発想は面白いし、遊び心に溢れていて、素晴らしい作品だと思いました。寝たのは少しだけでしたが、かなり肝心な場面で寝てしまい、場内が大爆笑になっていたので、見逃したことに後悔しております。おりますが、皆さん結構笑っておりましたが、そんなに可笑しかったかなぁ? ティングラーが登場する度に失笑していて、それが理解できず、困惑してしまいました。いや、良くできてるなー、と感心していたので全く可笑しくありませんでした。作品よりも場の雰囲気に馴染めませんでした。公開当時も“笑える”作品だったのでしょうか?
 『時計じかけのオレンジ』は、久々に観て、「あれ? こんなに面白くない作品だっけ?」と驚愕してしまいました。何といいますか、「物語をカッコ良く映像化」しただけの作品で、「映画」には見えませんでした。おかしい。大好きな映画だった筈なのですが……?

 寝ずにちゃんと観たのは『スカーフェイス』、『ファイト・クラブ』だけなので、それなら<WIRE13>を最後まで楽しめば良かったと、本当に悔やんでおります。

 9/16の北國新聞の朝刊には早速記事が。

揺れる客席「仕掛け」に悲鳴

 カナザワ映画祭2013は3日目の15日、金沢都ホテルセミナーホール(旧ロキシー劇場)で開かれ、「ギミック(仕掛け)の帝王」とされたウィリアム・キャッスルによる最高傑作「ティングラー」などが上映された。
 「ティングラー」には人の恐怖で活性化し、悲鳴で死ぬという設定の虫が登場する。今回は、客席が悲鳴を上げて虫を退治する、参加型の映画となった。劇場には映像に合わせて男女の悲鳴が上がり、一番声の大きかった人には粗品が贈られた。
 映画祭は16日までで、無声映画を生伴奏付きで上映する「ゼロ歳からの映画館」や、多様な趣向の仕掛けを凝らした「少女椿」などを見ることができる。


 私としましては、「お尻の痛い1日であった」というのが一番の感想ですね。

 16日も楽しみにしております。が、あまり寝ていないので、またもや寝てしまわないか、今から不安です……

テーマ : 映画館で観た映画
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tag : カナザワ映画祭

2013-09-14

<カナザワ映画祭2013>体験記:1日目(9/13)

 遂に始まりました<カナザワ映画祭2013>! 初日は『メトロポリス ジョルジオ・モロダー版』です!

 『メトロポリス』は、<カナザワ映画祭>では2度目の上映になります。前回は<カナザワ映画祭2009 新世界秩序サバイバルガイド>で、やはり初日の上映でした。
 その時も音楽が付いていまして、<カナザワ映画祭>用オリジナル楽曲の生演奏による伴奏付き上映でした。作品の機械っぽさに合わせた演奏で、その演奏自体が面白く、音楽付き『メトロポリス』では最良の上映といえるかもしれません。生演奏ですから二度と同じ体験できないのも面白かったです。

 今回のジョルジオ・モロダー版ですが、私はあまり好きではありません。でした。
 や、今回の上映で感想が変わりました。爆音上映最っ高! モロダーさんの派手なシンセ音楽が音塊となって身体に響く! テレビモニターなんかで観るのと大違い。こんなにも良いと思ったことはありませんでした。でしたが、それでもやっぱ歌は邪魔かなぁ。作品の良さを邪魔していると思うのです。
 彩色もされ、歌も付き、とてもわかり易くなっていますが、その「わかり易さ」が魅力的だとは思えません。元の怪しい感じがほぼなくなっているのは寂しい限り。でもまあこれは贅沢な愚痴です。とにかく、存分に楽しめました。
 これならジェフ・ミルズさんのサントラ上映も爆音で観たいところです。ミルズさんの生演奏付きで。

 さて、14日の<カナザワ映画祭2013>は、<WIRE13>のために丸々諦めるしかありません。15日も前半は無理。物凄く寂しいのですが、その分<WIRE13>でのモロダーさんが楽しみです。
 <カナザワ映画祭2013>を1.5日分参加できないので、その分、サポート賛同金をいつもより多く払ってきました。といっても2口ですけど……

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tag : カナザワ映画祭

2013-09-03

<カナザワ映画祭>も<WIRE>も

 今年は<WIRE>と<カナザワ映画祭>が同日開催されるため、どうしようか悩んでいたのですが……9月に入ってようやく決心。
 どっちも行く!

【13日】
 『メトロポリス ジョルジオ・モロダー版』を観る。

【14日】
 7時頃に金沢から東京へ。
 17時頃に東京に到着し、新横浜へ移動。
 18時頃に新横浜に到着し、<WIRE>。

【15日】
 6時頃に新横浜から東京へ移動(たぶん<WIRE>が完全に終わる前に出なきゃいけない)。
 7時頃に東京に到着し、金沢へ。
 金沢市に15時過ぎくらいに到着し、そっからは<カナザワ映画祭>。
 16時から『獣人島』、『ティングラー』、「午後十時の爆音映画祭」を観る。

【16日】
 『アルタード・ステーツ』、『ショッカー』、『少女椿』を観る。

 いやぁ、きっついなぁ。特に15日「午後十時の爆音映画祭」が。オールナイトの<WIRE>から帰って今度は濃ゆい映画のオールナイト。「金沢⇔東京」には8時間くらいかかるため(高速バスを使うから)、移動中に休めるけど……身体の疲れが取れるようなものではないし。せっかくの爆音映画祭だけど、寝てしまいそう。
 あと、観たい作品の大半を逃すのも悲しい。悲しいけど、ジョルジオ・モロダー版の『メトロポリス』を観て、<WIRE>でご本人のライヴを最高の音響で楽しめるなんて奇跡は今年しかない! 映画を観逃すのは、奇跡の代償! しかたなし!
 今年はこんな感じで頑張りたいと思います。

 あと、1ヶ月前のですけど、北國新聞に載っていた<カナザワ映画祭>の記事をここに残しておきましょう(北國新聞のHPにはなかったし)。

伝説の仕掛け映画登場

 「ギミック(仕掛け)の帝王」として1960年前後の米国を席巻したウィリアム・キャッスルの最高傑作「ティングラー」が、9月のカナザワ映画祭(本社後援)で上映される。客席に電気ショックを起こすなどの仕掛けを完全再現する国内初の試みで、全国の映画ファンから注目を集めている。
 奇抜な仕掛けで知られるキャッスル作品は当時、子どもたちの人気を博し、幼少期のロバート・ゼメキス監督ら多くの映画監督にも影響を与えたという。
 カナザワ映画祭では、「ティングラー」をはじめ伝説のギミック映画を特集。紙吹雪が舞う「少女椿」、子ども向けの生伴奏付き上映など22本を見ることができる。
 中学生以下は無料で、主催するかなざわ映画の会の小野寺生哉代表は「子どもの頃、映画に感じたワクワク、感動を子どもたちにも味わってほしい」と話した。


 ところで、私は毎年<カナザワ映画祭>のパンフを職場に宣伝として置いておりまして、皆さん一応は興味を抱いて見てくれるのですが、毎年毎年、ランナップを眺めて一言、「私の人生には関係ないな」と。実際に映画祭へ足を運んだ人は未だ皆無。今年も「ワクワク? 感動? はて……?」と盛大に首を傾げまくってくれてます。うん、まあ、ねぇ?

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2013-07-27

かなり驚いた

 宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観ました。とても感動しました。

 4分間くらいの、荒井由美さんの「ひこうき雲」に合わせた予告編を観た時から、本編に猛烈な期待を抱いていました。
 映画館で初めてあの予告編を観た時は、台詞が殆どないにも関わらず、内容がおぼろげにしか伝えられていないにも関わらず、なぜか号泣してしまい、その後何度も観る機会があったのですが、やはり観る度に泣けてしまい、その際に同伴していた人からも「何で泣くの?」と不思議がられる始末。正直なところ自分でもなぜそこまで感動するのかわからなかったのですが、本編を観てわかりました。

 『風立ちぬ』は、予告編を観る限りだと、震災や戦争があった過酷な時代を頑張って生きる若者を描いた物語なのかな、と思いました。男女のロマンスが物語の主軸にありますが、ジブリの作品にしては珍しく、震災や戦争のために幸せな結末に辿り着けない。そんな、辛い物語なのかと思っていました。その雰囲気が「ひこうき雲」の歌と相まって感動したのかと。
 実際は全く違いました。「震災や戦争があった過酷な時代を頑張って生きる若者を描いた物語」ですし、男女のロマンスはしっかりとありましたが(宮崎監督作品にしては珍しく、本当に“男女”のロマンスだった)、そのような「物語」に束縛されることのない、とんでもなく自由な作品でした。失礼ながら、まさか70歳を超えた宮崎監督が新人監督かと思うような自由な作品を作るとは!
 場面や物語の省略のしかた、画面の作り方、そして音響、全てが物凄く高レベルな作品だと思います。観ている間中、「今、何を観ているんだろう?」と、アニメーションの映画を観ていることが信じられない感覚に襲われました。
 たとえば、主人公・二郎の妻・菜穂子がみんなに黙って高原の病院へ戻る場面。二郎の妹・加代がテーブルに置かれた手紙を見、急いで菜穂子の後を追おうとするが、それを一緒にいた黒川夫人が止める。あの場面の作り方、物凄く巧いです。黒川夫人が止め、加代が振り返り、黒川夫人を正面から捉えた画面の背後に戻ってくる加代が映り、しかし即座に外へ駆けて行く加代。短いショットを的確に繋げるその方法は、省略のしかたが的確ですし、画面の作り方からしても、なかなか最近の日本の映画では見られない巧さだと思いました。その場面1つを見ても、とにかく物凄い高レベルな作品だと思うのです。
 もしかすると、宮崎監督の現時点での最高傑作は『風立ちぬ』なのではないか、と思うくらいです。「カリオストロ」や「ラピュタ」でなく、「トトロ」でもなく、「千尋」でもない。
 また、音。飛行機や地震の音が“声”で鳴らされています。躍動感のある無機質なものが描かれる際は、人の口から「ぶしゅー!」とか「ぶるんぶるんぶるるるるるー!」とか「ぐおぉおーん!」とか効果音が鳴らされています。何か妙な違和感があると最初は思いましたが、飛行機らしい効果音よりも、遥かに効果的です。飛行機を魅力的に描くことが『風立ちぬ』の目的の1つだと思いますので、声によるエンジン音やプロペラの回る音は、飛行機を正に生き物のように感じさせます。これは思い切った方法を採ったな、と驚きました。

 画面や音の魅力に何よりも感動してしまったわけで、飽きるまで何度でも観たいと思いました。予告編で何度でも泣けたのは、音楽の効果や悲しい結末を予感させる構成でなく、画面の素晴らしさだと気付かされました。本当、何度でも観ます。

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2013-07-09

やはり大変だった<カナザワ映画祭2012>

 かなざわ映画の会から昨年の活動報告書が届きました。
 今年は遅かったな、と思ってワクワクしながら読ませていただきました。昨年の盛り上がりから、「年々、知名度は高くなり、盛り上がりも大きくなり、観客数もサポーター数も増加の一途を辿り、今後さらに大きく飛躍する<カナザワ映画祭>です。これからもよろしくお願いします」 というような内容かと思っていましたら、そうではありませんでした。少し予想と違っていました。

 昨年の映画祭は、何と百万円の赤字! 原因は会場が変わったことにあるようです。昨年の会場は元映画館でしたから、上映に適しているのかと思っていましたが、映写設備がなく、機材費が大幅にかかり、それがそのまま赤字額となったようです。観客としては会場が広くなり、ただただ喜んでいたのですが、当然ながら開催側は大変だったようです。
 また、昨今の不景気が要因か、地元企業や団体からの協賛金が毎年減っているそうです。しかしその代わり、個人サポーターの数は増え、昨年は過去最高人数だったそうです。良いやら悪いやらですけど、個人サポーターが増えていることに対し、かなざわ映画の会代表の小野寺さんは「これは本当に助けていただきました。カナザワ映画祭は今年で7年目になりますが、こういった観客の方に育てられて続いているのだと実感しております」と仰ってます。私も微力ながら映画祭の開催に協力できているようで、とても嬉しく思います。

 さて、今年の<カナザワ映画祭>は、例年のようにテーマを決めることなく、SF・ホラーなどのファンタスティック系作品を緩い基準でセレクトした映画祭になるようです。いや、いつも緩い基準でセレクトされているような気がしますが、その「緩い」が世間一般の「緩い」と一致しないところが<カナザワ映画祭>です。
 報告書にて発表されている上映予定作品は、『ファンタズム』、『吐きだめの悪魔』、『アルタード・ステーツ』、『獣人島』、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ティングラー』、再び『少女椿』、そして一般公募作品であるホラー映画『ハッピーアイランド』とかで、これを「緩い」といってしまえることに<カナザワ映画祭>の恐ろしさがあります。こんなマニアックな選定を「緩い」というなら、「午前十時の映画祭」なんてどーなるんですか? いや、確かにマニアから見れば「ふーん、意外と普通ぅー」かもしれませんけど、それでもやはり「緩い」とは思えないのですが。
 しかもですよ、爆音上映であることは基本として、『ロッキー・ホラー・ショー』は高橋ヨシキさんが仕切ってイベント上映するそうですし、『ティングラー』はウィリアム・キャッスルさんのギミック上映を実現させるそうですし、昨年シネモンドが大変そうだった『少女椿』は16mmのネガからのニュープリントで再び仕掛け上映を行うそうです。いやぁ、全っ然「緩い」とは思えません。
 7月中旬には全て内容が発表されるそうです。

 今年も物凄く楽しみなのですが、1点だけ落胆したことがありました。
 本当にお祭り騒ぎな映画祭を目指している今年の<カナザワ映画祭>は、当然の如く今まで以上に費用がかかることが予想され、シネモンドでの上映は行われない予定だそうです。いやまあ、今までずーっと「連休後のシネモンド上映は閑散としていて意味がないような」とは思っていましたから、“祭”ということを考えればシネモンド上映にテコ入れすることは必然だと思っていましたが、今年は<WIRE>が<カナザワ映画祭>と同日開催なんですよねー。シネモンド上映で落穂拾いと考えていましたから、弱りました。今年に限って<WIRE>が9月開催で、今年に限って<カナザワ映画祭>がシネモンド上映しないとは!
 まあ、私が弱ったからといってどうにもなりませんから、せめて参加できない日のチケット分くらいはサポート金に上乗せしようかと思います。

 いつもと同じようで少しずつ違ってきている。
 良いも悪いも選択する喜びを味わえるのは、本当に嬉しいことだと思います。

 何にせよ、かなざわ映画の会の皆様、昨年はありがとうございました。そして今年もよろしくお願いします。と、世界の隅っこから想う日々です。

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プロフィール

Author:ばっどていすとさんどいっち
テクノ好き。
アンダーワールドのRez大好き。
映画大好き。
ジャッキー・チェンが生涯の英雄。
生涯1位作品は『ミミズバーガー』。
2位が『溶解人間』。
泣き虫で、馬鹿。
itsuka-omoi-dasu-bts@hotmail.co.jp

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